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いわゆるマウントの取り合いが見ていて痛快に感じる今回の戦い。

ターンはどちらに移ったかな?

あ、ディナーを嗜むファイティングコンピュータはどこにも出てきません。


どーも、たけGです。


マグネットパワーでもって岩盤リングに磁場を張り巡らせ、自身の独壇場にしてしまったネプチューンマン。

そのリングで必殺のダブルレッグスープレックスを決めるも、パピヨンマンを倒すことは出来ていなかった!

脱出され、逆にパピヨンマンに捉えられてしまう。


磁場リングの厄介さを身に沁みて痛感したパピヨンマン。

磁場リングの斥力が及ばない空中で、ネプチューンマンを締め上げる。

1億パワーの前にネプチューンマンも脱出することが叶わないまま頸動脈を締め上げられ、遂に失神してしまった!


パピヨンマンはフィニッシュのムーブに移る。


トゥルー・ダウンダウンスカイミッション!


1億パワーを得たマリポーサさえ粉砕したパピヨンマンの最大奥義の前に、失神してしまったネプチューンマンの運命やいかに⁉︎


と、いうのが前回のお話でした。




ネプチューンマンはこのまま敗れてしまうのか?

勝敗の行方は?


その展開についてネタバレについて配慮することなく語っております。

なので今回も未読の方はご注意を!


まず本編を読みましょう!




単行本待ちの方もご注意を!










タイトル「砕け散る岩盤マット‼︎の巻」


煽り文の、


キング・ザ・100トンの目の前で…


解説のクリスタルマンは


これはマズイぞ!


リングサイドのキング ザ 100トンは一生懸命にマットを叩きながら名前を呼びかける。


ネプチューンマン!


いやぁ、おそらくは本日初対面のネプチューンマンに対して、目を覚ませと言わんばかりにここまで健気に、必死に名前を呼ぶとは。

宙吊り状態から助けてもらって、恩義を感じてるのかな100トン。


空中で意識失ってるネプチューンマンに対して、マットを叩く行為がどれだけ効果的かは不明ですが。



ともあれ、1ページだけでこれでもかと詰め込まれたこのシチュエーション。


ワタシも思いましたよ。


ああ、ネプチューンマン、終わったな
と。


次のページで技が決まり、ネプチューンマンが動かなくなったのを見て、お決まりの、


ノック!ゴングじゃ!


が、出るのだなと。


僕も思った。


実況も思った。


クリスタルマンも思った。


何よりもパピヨンマンもそう思ってたに違いない。



必殺のトゥルー・ダウンダウンスカイミッションが轟音と共にリングに炸裂。


タイトルに書かれている通り、砕け散る岩盤リング。


もはや絶望的なその景色。


終わったのか、ネプチューンマン。


だがしかし、パピヨンマンが気付いた。


…この感触、貴様!


謀ったな!シャア!


君は良い超人だったのだが、君の神上がいけないのだよ


と、繋げたくなるようなパピヨンマンの言葉。


フハハハハ…ハハハ


こうも簡単に引っ掛かるとは


ヘソが茶を沸かすとは、まさにこのことだな



⭐︎AIによる概要


「へそが茶を沸かす」は、非常に面白いこと、または、ばかばかしくて面白くてたまらない状況を表すことわざです。あざけりや嘲笑のニュアンスも含まれる場合があります。




高笑いとともに再びマグネットパワーが発動。

磁気リングによるブーストも手伝ってか、空中ではなすすべなかったパピヨンマンのホールドから脱出するネプチューンマン。


リガ〜〜〜ッ!


失神のフリとは汚いマネを!



汚いマネとは、褒め言葉よ〜っ!


と、サンシャインなら言いそうなところですがネプチューンマン。


失神?


誰がそんなことを宣言した?


お前の勝手な判断だろう



と、完全に人を喰った返し。

ホント、小憎らしいな、今回のネプチューンマン。

五大刻推しのX(Twitter)のフォロワーさんもパピヨンマンと一緒に怒っていそう。


ナメたマネを…


イライラを隠せないパピヨンマン。

前回の余裕はどこへやら、怒ゲージがどんどん上昇していってます。


しかしそれを聞いたネプチューンマン。


ナメているのはお前だろう!


根性ビンタ炸裂!


左手でビンタを張り、返す刀で右手でビンタ!


あ、ちなみにここで言うビンタは平手打ちの事ですからね。


鹿児島県ではビンタは平手打ちではな、体の部位としての頭を指すので気をつけて!


お前は最初からずっとそうだった!


確実に自分が格上だという前提で言葉を発し、試合に臨み技を繰り出す!


その繰り返しに私はずっと苛立ちを感じ続けていた!


だから少し遊んでやったのさ!



おネプ、顔はやばいよ、ボディをやんなボディを


な言葉が届く間もなく、パピヨンマンの顔面をバシバシ打ちまくるネプチューンマン。


さしものパピヨンマンもマスクから出血するほどのダメージ。

ようやくパピヨンマンにもダメージ描写が見えてきました。


だけどネプチューンマン、言ってもいいかな。


いわば、同族嫌悪だよね?


確実に自分が格上だと言う前提で言葉を発し、試合に臨み、技を繰り出す。


それを繰り返していたのは誰よりも何よりも、アンタ自身だ!


まさに、どの口がそれを言うの!みたいなネプチューンマンですが、これは今回の五大刻戦の裏テーマとでも言うべき、昔の自分の姿を相手に投影しているパターンなのかもしれません。


ネメシスは、かつてキン肉サダハルという名から逃れられなかった自分自身の姿を、サイコマンの名前を否定し続けるファナティックに投影した。


ウォーズマンは、機械超人としてのコンプレックスに苛まされ周囲に絶望していた自分自身の姿を、この世の全てに絶望して排他的な思いに捉えられているペシミマンに重ねて見ていた。


そして、ネプチューンマンは高慢チキなパピヨンマンの態度に、かつて完璧超人以外の全てを下等超人呼ばわりして見下していた自分の姿に重ねているんじゃないでしょうかね。

だからこその、お前がそれ言うか発言をパピヨンマンに向けていると。


でも結局、ネプチューンマン自身も高慢チキだから、


私も以前はそうだった


とかは言わないのかな。


一方で、失神したフリを、


私の数少ない友人の1人がよくやる手だ


と言いながらモニター越しにキン肉マンを見やるこのシーンはとても良い。

属性は違えど、キン肉マンとの間で固い友情で結ばれていることが伺えます。

他者を下等超人と呼び、見下していたネプチューンマン。

サイコマンをはじめ、旧来の完璧超人たちは友情を否定していましたがネプチューンマンは受け入れた。

これからの完璧超人界はネプチューンマンら新世代の完璧超人たちによって変革がなされていくのでしょうね。


…時間を経て、このネプチューンマンが友人であるキン肉マンへ黒後家蜘蛛を取り憑かせる片棒を担いだ未来には絶対につながらないと信じたい。


そしてキン肉マンがよくやるという狸寝入り戦法。


思いつくのは最初の超人オリンピックでのロビンマスク戦かな。

あの時に騙されて敗北したロビンの抗議に対して、キン肉マンも人を喰った態度で返してましたっけ。


自身最高の奥義を出しても、なお倒れぬ相手を見るのは、屈辱この上ない気分だろう?


パピヨンマンが言った言葉をそっくりそのままお返しする、ドS全開のネプチューンマン…


もう許せん!


お前は必ず殺してやる!(CV.コング桑田氏)


パピヨンマン、怒りゲージMAX!


いつでも武器破壊技を出せる状態だ!


バタフライ・スケールス・アバター!


再び鱗粉で自身のアバターを作り出すパピヨンマン。

アバターとのツープラトン技、ツインズレッグ・ラリアートでネプチューンマンの首を挟むも、今のネプチューンマンには通じず。

ネプチューンマンが本人とアバターをそれぞれ片腕で持ち上げてごっつんこ!

アバターは再び消滅!

独壇場のこのリングでは、パピヨンマン起死回生のツープラトンも粉砕された!


で、ネプチューンマン、ここで謎の1人回転ジャンプ。

さして離れていない場所へポーズつけて移動。


ここでネプチューンマンが注目の発言!


お前は今、アバターとやらを生み出してツープラトンを見せてくれた。


だが何を隠そう、私もツープラトンが大の得意でな。



パピヨンマンはともかく、読んでるこっち側としてはおそらくみんな知っているけどな!


しかしこれは、キング・ザ・100トン、チャンスですよ!

これまでの戦いを通じて、リングのそばで観戦していた100トンの鉄の体も十分に磁力を帯びてるはず!

ネプチューンマンと、100トンによる、夢のクロスボンバー爆誕か⁉︎


しかしネプチューンマン、


お前のようにアバターを生み出す方法を考えてみて、お前にこの大穴を掘ってもらった


え?

パピヨンマンの技で砕けた岩盤リングの穴。

これ、確信犯だったんすか?


そしてアバター?

パピヨンマンのように自身の分身を作り出すっていうことかな?


100トンさん(と、たけGさん)、涙目。


ネプチューンマン、穴に左腕を向けてマグネットパワー全開!

そのマグネットパワーによって、砕け散った砂鉄が集まっていき、それは巨大な人型をなしていく!

そこに姿を現したのは巨大な姿!


私の新パートナーにして、忠実なしもべ!


ビッグ・ザ・武道だーーーっ!



ゲゲーーーーッ‼︎


ここでまさかのビッグ ザ 武道が復活!

ストロングではない、ビッグな武道。

これは予想できなかった!

クロスボンバー出すために、100トンが一時的なパートナーになるとか、磁力を帯びたコーナーポストをパートナーの腕に見立てるとか、いろいろ考えたんですけどね。

ビッグ・ザ・武道を精製するだなんて考えもしなかったわ。



グロロロロ、ようやくシャバへ戻ってこれた


久しぶりだな、ネプチューンマンよ



ゲーーーーッあなたはネプチューン・キング様!



忠実なしもべとか言っているそばで、そんなことにならないかな?


ともあれリング上、クロスボンバーでもってトドメを刺そうとする新生ヘル・ミッショネルズ。


マスク狩り、果たして成功なるか?


今回はキン肉マン第492話の感想でした。


あ、ネプチューンマン負けたなこりゃ


と、思わせての大逆転展開でしたね。


そして、見ていてかなり痛快な展開でした。


一度は終わったと見せかけてからの、戦闘だけでなく精神的にもパピヨンマンを痛烈に打ちのめしているのは、見ていて胸躍るものでした。

ネプチューンマンの言う通り、登場以来常に余裕を崩さず相手を見下し続けていたパピヨンマンが冷静さを失うほどに怒りで取り乱しているのも痛快。

それを言っているのが、かつてパピヨンマンと同じような言動を繰り返していたネプチューンマンだというのも、お前がそれ言うかとツッコミを入れながら対比が出来る面白さがありましたね。


さぁ、この逆転展開のままパピヨンマンを倒して終わるのか…


とは、いかないかなぁと思っているんですよねえ。


パピヨンマン…五大刻にはまだまだ隠されている何かがあるように思います。


ビッグ・ザ・武道を加えたヘルミッショネルズのクロスボンバーの脅威に晒されたパピヨンマン。

この最強のツープラトン技をいかにして回避するのか。

ここで超回復ではない別の、時間超人特有の能力で脱出したりしませんかね。


例えば…加速能力(アクセレイション)


とか。

その能力でもってクロスボンバーから脱出し、砂鉄で作られた武道を粉砕、そしてネプチューンマンを打倒してしまう。


そして、これまで下に見ていた事を詫びた上で、その秘められた能力を使うまでに追い込んだネプチューンマンを素直に賞賛して勝利。


そんな流れを考えてしまうんです。


とまあ、これは単なる僕の妄想に過ぎませんが、これだけ痛快で胸踊る展開を見せているネプチューンマンでも結局最後は負けるのではないか、という思いが拭えないんですよねえ。


そんなにネプチューンマンを負けさせたいのか!


と、ネプチューンマン推しの皆様からお叱りを受けそうですが、やっぱり今回のザ・マン軍vs.五大刻の第1戦は、マッスルブラザーズ3以外は全敗して次に繋がるのでは、というのが僕の予想なんです。


そうでないと、ウォーズマンが本当に報われない。


それだけウォーズマンの敗北はかなり尾を引いていて。

様々なものを背負い、敵であるペシミマンの思いをも汲み取って限界以上の力を出したウォーズマンが敗れたのはかなり重いものがあります。


その前のネメシスも同様、キン肉王家の限界ブーストをかけても時間超人特有の能力を前に打ち勝つことが出来なかった。

これまでの戦いなら勝ちフラグに間違いないブーストをどれだけかけても勝利出来ない相手、五大刻の底知れぬ強さを表すための団体戦第一弾であり、キン肉マンを除く4名はそのための人身御供だったとさえ思っています。

(いや、ひょっとしたらマッスルブラザーズ3さえも危なくて、3代目グレートの彼は今回はキン肉マンを逃し、助けるための要員なのではないかとさえ考えています)


なのでネプチューンマンも結局は敗れるのではないのかなあと。


他者を見下し続けるパピヨンマンに、その強さを認めさせるぐらいの爪痕を残してね。


これでネプチューンマンが勝ち、もしくはその後のテリーマンが勝って、結局はいつものパターンと同じ、◯勝◯敗みたいな結果に終わってしまったら、この前のウォーズマンの敗北には何の意味もなくなってしまいかねなくて…


ウォーズマンという超人についての、今は胸の中で押し留めているある結論を吐き出さなければいけなくなってしまいます。


出来れば書きたくない、そんな結論を。


すいませんね、ネプチューンマンがイケイケで盛り上がってる話なのに、ウォーズマンのことをズルズルと引きずり続けていて。


今回はこの辺で。


いつかまたここで会いましょう。


そう語りつつも、小憎らしいネプチューンマンの痛快な闘いっぷりをもう少し見たくもある次回へ続きます!