キン肉マン第502話「鍵穴の向こう側‼︎の巻」感想:警部補 古畑エク三郎

キン肉マン


謎の3代目キン肉マングレート。

その正体と出自にまた一歩近づくピースが明かされていく!

どーも、たけGです。

⚫︎前回の振り返りと、いつもの注意事項

初対面のはずなのに息の合った、いや、合いすぎるほどのコンビネーションを見せるマッスルブラザーズ3の2人。
それはグレートがチームリーダーであるキン肉マンの意図をまるで理解しているかのように呼吸を合わせ、そのグレートに対してキン肉マンが絶対の信頼を置いているからこその、運命の糸で結ばれたようなコンビネーション。
インダストリアル・レボリューションズの攻撃をいなし、逆に圧倒するもダメージの蓄積からかグレートが膝をついてしまう。
そんなグレートのマスク越しに浮かび上がった、ある形にミートくんが気付いた!

と、いうのが前回のお話でした。

キン肉マン第501話「運命に導かれし相棒‼︎の巻」感想・同日デビューで明暗くっきり別れているのを見ると、何故か輝いている方より躓いている方に目が向いてしまうのです

ガストマンを見てるとなんだか応援したくなってくる僕なのです。ガストマンは今回こそ活躍できる…かな?ビュンビュン!あ、哀愁の覆面レスラーさんは特に出てきません。どーも、たけGです。⚫︎前回の振り返りと、いつもの注意事項。キン肉マングレートのア…

今回、グレートの頭部に浮かび上がったその疵痕から、彼の正体が判明する!

なんてことはありませんが、かなり重要なヒントに繋がるような話も出てきます。
明確なネームワードなどを出すのは控えますが(本編でもその名前までは出てきません)、これまでシリーズ通して読んできた方なら連想してしまうような話題を語ってしまうと思います。

なので今回も未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう。

第502話 – キン肉マン – コミック

宇宙崩壊を加速させていた元凶は刻(とき)の神だった! 世界各地で同時開催された五大刻との一大決戦! モハーヴェ砂漠で繰り広げられるキン肉マン&グレート組(マッスル・ブラザーズⅢ)vsエクサベーター&ガ…

単行本待ちの方もご注意を!

⚫︎本編感想

ゆでたまご嶋田 on X (formerly Twitter): “【二週間お待たせしましてすみません】WEB『キン肉マン』第502話 は只今更新されました。無料ですので是非ご一読下さい。https://t.co/kppdbgdcS8 #週プレ #キン肉マン #WEBキン肉マン #グレート #エクサベーター #ガストマン #アニメキン肉マン完璧超人始祖編season3制作決定… / X”

【二週間お待たせしましてすみません】WEB『キン肉マン』第502話 は只今更新されました。無料ですので是非ご一読下さい。https://t.co/kppdbgdcS8 #週プレ #キン肉マン #WEBキン肉マン #グレート #エクサベーター #ガストマン #アニメキン肉マン完璧超人始祖編season3制作決定…

ミートくんがまず気付いたグレートの側頭部の傷痕。


あの特徴的なアザの形は…!


もはやアザとは呼べないほどにガッポリいっている気がしますが、ミートくんが驚くその形。

それは、マグネットパワーの源であり、天界の異変の原因にも関係する形、アポロンウインドウ!

我々はこの傷を知っている!

いや、Ⅱ世を読んでない人は知らないかな?

つまりは、やはりグレートの中はⅡ世とも繋がる"彼"である、ということを指し示す物的証拠が提示されてたということですかね。
ここまで来たら間違いないとは思いますけど…

逆にここまで来て"彼"ではなかったら、一周回って神展開ですけども。

一方で、先週はやられっぱなしだったインダストリアル・レボリューションズ。
ふらつくグレートを見逃しません。

チャンスだガストマン!

イエッサー!

完全にイエッサーを自分のものにしちゃったよガストマン!
ウォーズマンが1回言っただけで全然使わないから!

まあ、これについてはその後、ウォーズマンとあまり絡もうとしない師匠に問題ありますな。
イエッサ師匠、使える機会が無かったんだもの。
ここでも上司、師匠としての器の違いが際立ってきておりますよ。

ふらつくグレートへ、ドロップキックを敢行する旦那とガストマン。
今回のタッグマッチ、ドロップキック率が高い気がしないでもないですが、そこをキン肉マンが盾となって身を呈してグレートを庇い、ダブルドロップキックをモロに受けた!

スーパーヘビー級2人のドロップキックを受けながらも、膝をつく程度で大きなダメージを受けたように見えないキン肉マン。
歴戦を戦い抜いてきたその肉体は伊達じゃない!というのが伺えるシーンです。

そのキン肉マンの行為が闘いの流れにひとまず区切りを与えます。
両チームお互い深呼吸といったところでしょうか。

まずマッスルブラザーズ3陣営。

キン肉マンは改めてグレートと向き合います。

同志を察するはヘソに在り。その言葉は私とテリーマンの2人しか知らんと思っていたはずなのに、いったいどこで聞いてきたのやら

キン肉マンの言葉に対して返答に窮するグレート。
そんなグレートに対して怪訝になり、一層問い詰めるかと思いきや、

まあ細かいことはどうでもええわい

そんなお前の不思議さが、私はただ頼もしい!


正直言って、どうでもいいと切って捨てるようなことではないのですが、大人な対応でグレート3の肩をポンポンたたくキン肉マン。
なんらかの理由で自分の素性を明かせないことで、キン肉マンに対して後ろめたい気持ちもあるかもしれないグレート。
キン肉マンのこの対応は、そんなグレートの心をこのうえなく和らげているのではないでしょうか。
グレートからしたらキン肉マンのこの言葉と態度はとても安心できるでしょう。

感想文仲間のオレ流アキラさんも指摘されてますが、「キン肉マンⅡ世 究極のタッグ編」での、頭でっかちでわからずやが過ぎすぎていたキン肉マンとは雲泥の差の器の大きさですね。

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あの時のキン肉マンは目で見たままのことしか捉えず、自分の価値観だけに凝り固まっているようにも見えて、読んでいて非常にイライラさせてくれたものです。

対して今のキン肉マンは目で見たものだけでなく、おそらく相手の言葉や表情、態度からその本心を読み取り、グレートが信じるに足る人物だと判断していることがわかります。
Ⅱ世におけるキン肉マンと比べて、柔軟なものの考え方が出来てますよね。

あの時のキン肉マンと違って、非常に好感が持てます。
主人公は、キン肉マンはやっぱりこうでないと!

一方でキン肉マンもグレートの側頭部のキズにさすがに気づきます。

なんだか鍵穴のような…

そこで初めて自分のキズが見えていることに気が付くグレートは思わず手で隠す。

しかし、グレートのキズに気が付いたのはミート君とキン肉マンだけではなかった!

インダストリアル・レボリューションズ陣営。

同日デビューのグレートを忌々しく見るガストマン。
華々しいスタートを切るはずだった自分のデビュー戦で、美味しいところを全部持っていかれているようなもんだから、そりゃ恨めしくも見えますな。

何よりもすべて先読みしているかのようなグレートの動き。
まるで未来でも見てきているのではと訝しむガストマンに対して、その読みはあながち外れてはいないかもしれないと指摘するエクサの旦那。
グレートの側頭部を注視するようにガストマンへ伝える。
言われてガストマンが気づいたそれは、鍵穴状の大きなキズ!

そのキズが意味するものとは?
エクサの旦那はこう見た!

もしかしてアイツは…

オレたちと同じ時間超人ではないか?


なんだって⁉

しかしグレートが時間超人であるのならば、これまでの疑念も合点のいくところがある。
それではグレートが時間超人だとしてその出自は?
いったい誰の手によるものか?
エクサの旦那以外の五大刻の誰かによる差し金なのか?

ガストマンの疑念に、ファナティックならやりかねないと言うエクサの旦那。
何を考えているのかわからない、ファナティックならばと。

ファナティック、仲間内でもそんな感じで見られているのね。
パピヨンマン敗北の際に、仲間意識の薄さが垣間見えた五大刻の面々。
完璧超人始祖ほどに仲良し集団ではないことが伺えましたが、それぞれがお互い疑心暗鬼のようです。
まあ、刻の神サマから生み出されたばっかりで、仲良くなる暇もなかったのかもですが。

しかしファナティックの仕業にしては少し手が込みすぎている。
そうではないだろうと推測するエクサの旦那。

いや、古畑エク三郎警部補。

となるとガストマンは今泉くんの立ち位置か。
今泉ガス太郎くんか。

そこでオレは、ひとつの強力な推論に至りましたよぉ

それは一体どんな⁉

もしも…我ら五大刻、及びその系譜ではない、太古に生み出された時間超人の系譜が、まだこの世に生き残っていたとしたら…ん〜、どうでしょう〜?

た…太古の時間超人だって⁉

うん、ガストマンの反応、実に今泉君っぽくていいな!
しかし、ここで語られた古畑エク三郎警部補の強力な推理、その背景にあらわれる映像、それは多くの読者を驚かせるに十分な内容ではないですか!
今泉ガストくんと一緒に、

な、なんだってー!

と驚かずにはいられない!
おそらくエク三郎警部補が推測する太古の時間超人とは、あの一族!
同じく時間超人なあのコンビに滅ぼされたという、”彼”の家族でもある、あの一族なのではないか⁉

エク三郎警部補の推理は続く。

刻の神は太古に失われた超人製造術を復活させて、我ら五大刻をはじめとする時間超人たちを今の世に生み出した。

しかし超人製造術そのものは太古の昔に確かに存在していたもの。


その時代まで遡れば刻の神が自分たちのプロトタイプとなる時間超人を既に生み出していた可能性も、決して否定できない!

そうきたかーーー!

神々は確かにかつて超人たちを生み出し、そして自らの手でそれを滅ぼした。
しかし、ザ・マンに見出された10人の超人以外にも生き延びた超人たちは存在し、その系譜が現在まで続いている。

ザ・ワンの生み出した一族の系譜がバッファローマンへと繋がっていたように。
マグニフィセントの生み出した一族の系譜がプリンス・カメハメへと繋がっていたように。

刻の神も同じタイミングで超人を生み出していたというのなら!

エクサベーターやガストマンと同じく時間を操る能力を持つ時間超人だったのではないかと。

思えば今シリーズの時間超人の存在が明かされた時、ザ・マンはこう言っていたのです。

かつてもそうであったが、ヤツの生み出す超人は特殊な力を持っていた

ゆえに他の神々が生み出した超人とは差別化して、こう呼んでいた

“時間超人”と


ザ・マンのこの言葉は、かつて時間超人と呼ばれる者たちが存在していたことを示唆していたわけですね。
その存在がⅡ世において残虐超人の突然変異種と呼ばれていた、あの一族にそのまま繋がるかは分かりませんがエク三郎警部補の推測通り、その可能性も否定できないわけですよ。

そして、グレートの中身であるかもしれない”彼”が、Ⅱ世の世界そのままの”彼”である可能性もまた、高くなってきたわけですよ。

何度も書いてきたように、個人的にはⅡ世の世界との直接リンクについては少し複雑なのですが、それでも世界の繋がりを指し示すこの古畑エク三郎警部補の推論にはちょっとワクワクもさせられます。

よもやのあの悪虐と呼ばれた時間超人コンビまで登場する可能性もあるのでしょうか?

刻を戻そう。

まあ現時点では、あくまでオレの推論だ

まるでこのブログで的外れな予想をしては、予防線を引いている私のような事を言うエク三郎警部補。

そもそも我々はそのような話を刻の神から聞かされてはいない

しかし、確かめてみる価値はあるだろう


もしもエク三郎警部の推理が正解であるならば、刻の神はなぜその事を腹心たる五大刻にも伝えてないのでしょうか。

①そもそも、かつて自分が生み出した超人の系譜を継ぐ者が生き残っていることを知らない
②説明するのが面倒くさいから伝えていない
③五大刻にすら話せない、太古から続く壮大な計画のため(サイコマンがそうだったようにファナティックだけ聞かされてる可能性はあり)
④実はエクサベーターだけ、説明しても理解できないだろうとの判断で聞かされていなかった


④だったらエクサの旦那、悲しいな。

しかし、ただ1人(違うかもしれんけど)旦那を心底尊敬する今泉ガスト君は違った!

ビュンビュン!古畑さん旦那のやりたいことはわかったぜ!

少なくともオレにとっちゃあ、まだ会ったことのない刻の神より、オレを生み出してくれた旦那の方がよっぽど神様だ!


いけないなァ、神の事を悪く言っては

と、あふれる知性な誰かがツッコみそうですが、刻の神<エクサの旦那なガストマン、やる気ビュンビュン!
そんなガストマンの旦那LOVEを受けたエクサベーターですが…

次の瞬間、我々は驚愕する!

エク三郎警部のグレートの正体推理よりも遥かに衝撃的なシーンを目にすることを、一体誰が想像したであろうか!
ページをめくった瞬間に、時間が止まる!
恐るべし、時間超人!

旦那のためなら、オレはなんだってやれる!

覚悟はあるってもんさ!


旦那LOVEの気合いを見せたガストマン。
そのガストマンの頭を引き寄せ、

ああ、そうだ

チュッ

デコにKISSしたあーーーー!


デコにKISS KISS KISS KISSKISSKISS
何処でも何処までも〜♪


このネタをX(旧Twitter)で呟いたら思いの外、電気グルーヴに反応してくださった方が多くて、驚くやら嬉しいやら。

たけG on X (formerly Twitter): “デコへKISS KISS KISS KISS KISS KISS 何処へも何処までも〜♪どこまてもオレたちは一蓮托生!だけど尊敬している上司とはいえ、チューされて喜んでいるとは限らない…かもしれないですよ…?やりすぎには注意!#キン肉マン #エクサベーター #がんばれガストマン pic.twitter.com/YYhKZPX0eW / X”

デコへKISS KISS KISS KISS KISS KISS 何処へも何処までも〜♪どこまてもオレたちは一蓮托生!だけど尊敬している上司とはいえ、チューされて喜んでいるとは限らない…かもしれないですよ…?やりすぎには注意!#キン肉マン #エクサベーター #がんばれガストマン pic.twitter.com/YYhKZPX0eW

でも、知らない人にとっては意味不明のネタですよね。
毎度毎度すいません。

元ネタはこちらです。

こちらも好きです「N.O.」


知らない人がついて来れなくなるので、この辺にしないとな…

しかしまさかのチュー!

いや、あの、心から尊敬している上司とはいえチューするのはどうかと思いますよ?
お酒の席で褒められて上機嫌になった部長さんが周囲の部下へ誰彼構わずチューしてしまったら今の時代ならセクハラもんですよ旦那?

しかし、旦那大好きなガストマン嫌な顔ひとつせず、ジャンプしてきた愛する旦那を両肩で受け止めがっちり固めた!
旦那の体は横向きではありますが、この形はまさにロビンマスクのタワーブリッジ!
いや、パートナーにそれを仕掛けたと言うことはこの形、もしや…

タッグフォーメーションA?

そのまま旦那を投げつけるつもりか?

いいか?ここからオレたちがやるべきことは…

ああ、あの忌々しくて怪しげなグレートとかいう野郎の…

正体暴きだーーーっ‼︎


投げつけこそはしなかったがガストマン、両肩のサーキュレーターをそれぞれ逆方向に向けて風を全開、旦那を左右に振り回しながら旦那の右腕ショベルでグレートへ強烈な一撃!

やっぱりやっていることは紛れもなくタッグフォーメーションA!
タッグフォーメーションAを使用しながら狙うは対戦相手の正体暴き…

な、なんか猛烈に悪い予感がするのうウォ◯ズマン…

ネプチューンマンの正体暴きに躍起になってタッグマッチという試合をぶち壊しにした、あの師匠を思い出しませんか?

⚫︎今週のまとめ

今回はキン肉マン第502話の感想でした。

今回、またもやグレートの正体に繋がる新たなピースが提示され、ますますⅡ世との繋がりが示唆される形になりました。
古畑エク三郎…エクサベーターが推測した、グレートの正体。
太古の昔に存在していたかもしれない時間超人の存在、そのルーツ。

それがⅡ世で登場した”彼”の親兄弟からなる一族なのでしょうか。
Ⅱ世の時間超人は正義と悪行の2種類存在していて、”彼”の一族は悪衆・時間超人と呼ばれた2人組によって滅ぼされました。
それが”彼”が悪衆・時間超人2人組を憎悪する理由になっていたのですが、この世界においても同じく、太古の時間超人が滅びたのは悪に別れた時間超人によるものなのか。

ここでエク三郎警部補と同じく、あくまでワタクシ、たけ三郎平社員の推論に過ぎませんが…

ザ・ワンが生み出したバッファロー一族は、ザ・ワン自身の手によって滅ぼされました。
同じくかつての時間超人の一族も、刻の神が自らの手で滅ぼしたというのなら…

あの2人組も実は刻の神によって、生み出された存在で、刻の神の指示であの一族を滅ぼしたとか…

もしくは、あの2人組のリーダー格で、美味しいシチューを作るママいる方じゃない、あの時間超人こそが!

刻の神そのものだなんて!

そんな事はないですよね!

いや、さすがにそれはない、それはないと思いますが…

エク三郎警部の言うように、その可能性も否定できないのが、今のキン肉マンなんだよなあ。

わからないけど、なんだかゾクゾクしてきます。

前にも書きましたけど、キン肉マンⅡ世、特に究極のタッグ編については複雑な思いがあるんですけどね。
繋がりを想像するとゾクゾクしますよ、やっぱり。

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

ガストマンが活躍してもやっぱりゾクゾクしてくる次回へ続きます!

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