39年前の今日、2月26日に発売されたアルバム。
この1枚に出会わなければ、ひょっとしたらB’zにハマるのも遅かったかもしれない。
そんな、運命的なアルバムのお話。
どーも、たけGです。
僕とTMネットワークの出会いの1枚
もう何度も書いてきていますが、僕はB’zが大好きです。
そして僕のような40〜50代のB’zファンの方は、TMネットワークを通って来られた方も多いのではないでしょうか。
B’zの松本さんは元々TMネットワーク(以下、TM)のバックでギターを弾いていましたから。
80年代のTMのLIVEの動画を見れば若かりし頃の松本さんの姿を見ることが出来ます。
ちなみに今でこそB’zの松本さんマンセーな僕ですが、当時にTMネットワークのライブ見た時には、かなり目立ってギターを演奏しているギタリストを見て、
「なんだよコイツ!木根さんより目立つなよ!」
とか思ったものですが後になって思えば、あれが松本さんだったんだなぁ。
そんなB’z好きな僕もB’zに沼る以前はTMが大好きでしたし、今でこそゴリゴリのハードロックなB’zも初期の頃の曲はTMぽさが感じられるのが多かったので、それがB’z好きになったきっかけの1つだったことも間違いないでしょう。
今の僕がB’z大好きなのもTMを通ってきたからこそです。
そんな僕のTMネットワーク初コンタクトがこのアルバム「Self Control」でした。

あの頃の我が家にはCDなんていう最先端の音響機器はまだ無かったので、カセットテープで購入。
確か東京に住んでいる叔母が帰省する時のお土産でお願いした記憶があります。
それでは、TMのそのアルバムを購入しようと思ったきっかけはなんだったのかと言いますと、ラジオやテレビで耳にしたからとか、友達に勧められたからとかではありませんでした。
だって、まだ「Get Wild」リリース前でしたから。
多分、まだその頃のTMって、当時中学生だった僕の周囲では知る人ぞ知るぐらいの存在だったように思います。
じゃあ、なんでお前は聞いたこともないアーティストのアルバムを叔母さんに買わせたんだって話になると思いますが、その理由は当時人気だった音楽雑誌、確か「GB」だったかな。

その雑誌で特集されていて、内容は覚えてないけど、書かれていることや、セールストーク、ジャケ写や彼らの写真がえらい格好よかったんですよ。
その当時は中学生で、いわゆるクラスの中のイケてないグループに所属していた僕ですが、クラスの人気者で運動も勉強も出来る、めっちゃイケてたT君と何故だか非常に仲が良くなることができまして。
そのT君は常に流行の最前線を押さえていて、音楽にも当然のように詳しくて、チェッカーズとかアルフィーといったザ・ベストテン常連組くらいしか知らなかった僕に洋楽、邦楽の色んなアーティストを教えてくれました。
そんなT君へ僕の方からも、こんなアーティストがいるんだよ!とか自慢したい一心で、今まで手にしたことがなかった音楽雑誌を買い、たまたま特集されていた記事を見ただけで一回も曲を聴いたことがないまま購入した・・・してもらったのが「Self Control」でした。
ま、当のT君は当然というか、TMネットワークのこと知ってたんですけどね。
衝撃を受けたTMネットワーク初体験。
ラジカセで聞いた時にはかなりの衝撃だったように覚えています。
ユーロビートなんてろくに聴いたことなかったんで、人生初のTKサウンドに「これは未来の音楽だー!」なんて一人感激し、毎日ヘビーローテーションしていましたね。
タイトルナンバーの「SELF CONTROL」なんて、とてもカッコよくて。
「教科書は何も教えてはくれない 明日のことなど誰にもわからない」
を繰り返し口ずさんだり、頭の中でリフレインしたりしながら、勉強をしない言い訳にしてましたっけ。
ボニー&クライドが何なのかもわからなくて、父親に聞いてみたなあ。
父さん、知ってたかな?
「Don’t Let Me Cry」もカッコよくて好きでした。
しっかり、いますね・・・
しかしホント、今聴いてもカッコいい!
「諦め上手な大人になれず、無邪気なままの子供でもないさ」
と言うフレーズが、子供だった僕の心に何故か強く響いてました。
もうね、あんまりカッコよかったんで1人で、未来の音楽だ!なんて大騒ぎしていろんな人に勧めてみたもんですよ。
ですが、T君はTMの事は知っていても、「あんまり好きじゃない」と言っていたし、他の友人や弟に勧めて聴いてもらっても、今ひとつの印象でした。
ある友人からは、
「お前、こんなの好きなの?」
とまで聞かれたりしましたよ。
「すっげえいい音楽じゃねえかよ!お前らの方がわかってないよ!」
…なんて熱い反論を出来るはずもなく、
「うん、まぁ、気に入ったっていうか・・・」
くらいの弱気な答えしか出来ませんでした。
自己主張が弱い、控えめな性格はその頃からそのまんまでしたしね。
なのに、TMネットワークがその後「Get Wild」で大ブレイクして、周囲の友人や弟がCDやカセットを買うまでになった時には、嬉しくもありつつも、
「ほら!TM凄いだろ!俺はわかってたんだよ!」
と自慢できない自分が悔しくもあったりしたものですが。
それでもT君だけは好みの音楽ではないと言ってブレイク後もTMを聴いていなかったので、今にして思えば彼はただ流行を追いかけていたわけじゃなく、その中で自分が好きなものを見出していたんだなぁってしみじみ思います。
あの頃も1番好きな日本のアーティストはオフコースだって言ってましたし。
大人になって彼と会うことは無くなりましたが、その後の小室ブームにもきっと乗らなかったんだろうなぁ。
B’zだって聴いてないかもしれない。
そんな自分の情けなさっぷりも思い出してしまうTMネットワークの「Self Control」。
時代の先端を走るという表現がまさにピッタリな小室サウンド満載の1枚でした。
当時は、何度も何度も聴いていましたねぇ。
ちなみにアルバム冒頭に収録されている「Maria Club」は福岡市のクラブ(当時はまだディスコと呼んでましたっけ)のテーマソングだったらしいのですが、イケてなかった僕がクラブなんて行くはずもなく、マリアクラブが一体何なのかなんてわかるわけがなかったのですが。
僕が選ぶこの1曲。
このアルバムの中で1曲選ぶとすると非常に難しいのですが、僕が選ぶのは「Fool On The Planet(青く揺れる惑星に立って)」です。
当時の最先端を走る曲がひしめく中で、どこかホッとする歌謡曲ぽくもあるサウンドに乗る優しい詞。
このアルバムの中でだけでなく、数あるTMネットワークの曲の中でも1、2を争うぐらいに大好きな曲です。
この曲に対して、当時の歌謡曲に慣れ親しんでいた自分がどこかホッと出来たのは、作曲がこの数年後に一大ブームを巻き起こすTK小室哲哉様ではなく、TMの影の立役者とでも言うべき木根尚登さんだったからかもしれません。
木根さんの作るサウンドって、どこか懐かしくて、暖かいホッとする曲が多いように思います。
そして、曲だけでなく、歌詞がとっても大好きで。
この曲の歌詞で1番好きな部分が
「ただのdreamer、人は言うけれど
この地上にあふれる全ては
僕に似た昔の誰かが
夢見ては、かなえてきたもの」
という一節。
夢はいつか叶うんだ!って10代の頃の僕の心に痛烈に響きましたねぇ。
信じるだけじゃなく、行動しなきゃ何も叶わないんだなって50代の今、痛烈に感じてもいますが。
このアルバムにはもう一曲、「Time Passd Me By」という素敵な木根バラードが収録されています。
近年、実は当時、エレキギターは弾けてなかったとカミングアウトした木根さんですが、ミュージッククリエイターとしては小室さんと遜色ない才能を持っていたということが楽曲を通して伝わりますねぇ。
今回のまとめ
今回はTMネットワーク「Self Control」について語ってみました。
もう40年近くの昔の作品なのに、今聴いても古さを感じさせない1枚。
まぁそう思うのも僕自身が古いオッサンであり、その思いは懐古主義から来るものなのかもしれないけれど、若い人たちにも是非聴いてほしい1枚だと思います。
今回はこの辺で。
いつかまたここで会いましょう。
TMネットワークは他にも「humansystem」に「CAROL」と名盤ばかりなので、今後も語っていきたいですね。
明日のことなど誰にもわかりませんが。


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