ついにその名が明かされる!
君の名は。
どーも、たけGです。
●前回の振り返りと、いつもの注意事項
グレートの正体を暴こうとするインダストリアル・レボリューションズ。
キン肉マンが身を呈して肉のカーテンで守りに入る。
比類なき超人強度の時間超人vs.キン肉王家伝統の火事場のクソ力!
キン肉マンのアシストを得て繰り出されたグレートが研鑽してきた必殺技、
"キング・ジャーマン"‼
しかし時間超人たちの更なる反撃を受けて再び危機に陥るマッスルブラザーズ3。
ピンチの中にチャンスあり!
ダウンしている2人はこのピンチに好機を見出した!
マッスル・ドッキングのチャンスを!
と、いうのが前回のお話でした。
今回は、3代目キン肉マングレート、その人の正体に直接繋がるであろう、ある名前が出てきます。
その名前はやっぱり、あの…?
今回まではネタバレ防止のために、その名前の公開までは配慮しようと思ったのですが、伏せて書いてたらやっぱり書きづらい!
と、いうわけで、結局その名前について配慮せずに書いております!
こんなブログ記事に辿り着いて読んでくださっているような皆様なら、きっともう履修済みですよ…ね?
でも、もしまだその名前を見てない人がおられましたら、この先読み続けるのはご注意を!
まず本編を読みましょう!
単行本待ちの方もご注意を!
単行本シリーズ累計8500万部突破、おめでとうございます!
●本編感想
リング上に横たわるマッスル・ブラザーズ3の2人。
頭上に迫るインダストリアル・レボリューションズのツープラトン技、アセンション・オペレーション。
この絶体絶命のピンチに好機を見出したキン肉マンとグレート。
チームリーダーであるキン肉マンの合図に合わせて、同時にマリオジャンプ!
迫りくるインダストリアル・レボリューションズを迎撃する!
このサーキュレーター野郎は、オレに任せろキン肉マン!
サーキュレーター野郎だなんて舌を噛みそうな呼び方せずに、普通にガストマンと呼んであげた方が言いやすいと思うのですが、ひょっとしたらこの試合中にガストマンの名前を覚えてないのかな、グレートは。
ともあれ、そのサーキュレーター野郎にチョップ一発、インダストリアル・レボリューションズのツープラトン技の分断に成功します。
それで体制が崩れたと思われるエクサベーターの両足を取るキン肉マン。
私はボスのこの男だーっ!
キン肉マンも、エクサの旦那の名前を覚えてないのかな?
ガストマンに比べると、確かに覚えにくそうな名前ではありますがエクサベーター。
ハッ!
だからガストマンも、エクサベーターの名前を言いにくいから、旦那旦那言ってるのか?
下に位置するキン肉マンはエクサベーターをキン肉ドライバーの体勢へ、上に位置するグレートはキン肉バスターの体勢へ。
狙いはひとつ!マッスル・ドッキング!
しかし一転してのこのピンチに、ガストマンは慌てない慌てない。
キン肉バスターがオレに通用しないことは、もはや証明済み!
先に本家キン肉マンのキン肉バスターを破っているガストマン。
その後で進化したターンオーバーキン肉バスターを結局は喰らっているのですが、オリジナルのキン肉バスターを破っているのは事実。
サーキュレーターを噴射して、バスターの体勢を崩しにかかる。
そうだガストマン
やすやすと、こんな技にかかってやることはない!
キン肉ドライバーを受けているエクサベーターも、リーチの長い右腕ショベルでキン肉マンの顔面を殴打!
キン肉ドライバーの体勢を崩しにかかる。
マッスル・ドッキングを仕掛けるには、まだインダストリアル・レボリューションズが元気すぎたか。
ガストマンのサーキュレーター噴射になんとか耐えようとするグレート。
ここでガストマンがサーキュレーターの風向きを変えて、自分とグレートの位置を上下180度入れ替える。
これは、6を9にする、バッファローマン考案のキン肉バスター返し!
それならばグレートも機転を効かせてネオ・キン肉バスターに打って出る手段もありますが、それだとマッスル・ドッキングは成立しない!
でかしたガストマン!
そしてこのショベルにキン肉マンをぶつけてやれーっ!
右腕ショベルを上げるエクサベーター。
キン肉マンをぶつけてやれって、体勢崩れているとは言え、キン肉マンはエクサベーターにキン肉ドライバーを仕掛けている最中。
と、言うことは逆キン肉バスターでキン肉ドライバー中のキン肉マンへ落下。
ガストマンのケツでキン肉マンの頭を押してキン肉ドライバーを崩し、旦那の挙げている右腕ショベルにキン肉マンをぶつける。
と、いう作戦でいいんスかね、旦那?
しかし旦那の信頼を勝ち取ったガストマンは嬉々として、
アイアイサー!旦那ーっ!
おっ、前回は衝撃(笑撃)のハイハイサでしたが、今回はスタンダードにアイアイサー!
イエッサ、ハイハイサ、アイアイサー!
で、
サイン、コサイン、タンジェント!
のような三角関数を構成すると言うのかガストマン。
ハイハイサからアイアイサー!
ワタクシたけGさんはこう推測します。
前回は敬愛するエクサの旦那の左腕に合体していたガストマン。
その逞しい腕の抱き心地にうっとりしていたことでしょう。
ああ、旦那の左腕をオレは今、独占している…
オレも右腕ショベルのように言われてみたい…
左腕ガストマンとか…
と自分の世界で物思いに耽っている時にエクサの旦那からいきなり、
いくぞガストマン!
と言われたものだから、アイアイサーと返事をするところ、慌てて噛んでしまって、
ア!ハイ! アイファイ…ハイハイサ!
と、なったんですよ。
で、今回は落ち着けていたんで噛まずに
アイアイサー!
と言えたんですね、きっと。
しかし、アイアイサー!と上手く言えたことに喜んでいたせいか、グレートに簡単にクラッチを外されてしまった!
グレートは自由になった足でガストマン自慢のサーキュレターの片方を破壊!
解説がジェシー・メイビアではなくテリーマンだったらきっとここで、
いかん!ガストマンにとって、あのサーキュレターは、いのちだ!
と言っていたことでしょう。
翼をもがれた顔が星マークの超人さんはその後脆くも敗れ去りましたが、ガストマンは余裕しゃくしゃく。
そう来ると思ったぜ…
ホントに?
と、一瞬思いそうになりましたがガストマンのその発言は決して強がりではなかった。
ガストマンの狙いはサーキュレーターの推力が片側だけになることでバランスを崩し、無軌道に旋回させること。
落ち着かない動きで荒れ狂うガストマンとグレートの2人は遂にマッスルドッキングの軌道から外れてしまう!
過去に猛威を振るったこの技も、我らにかかれば前時代の遺物にすぎん!
ガストマンの活躍を見て満足げなエクサの旦那。
もはやグッバイ・マッスルドッキング!な状況ですが、それでもグレート、そしてキン肉マンの2人は諦めない!
諦めたらそこで試合終了だから!
オレたちはあきらめない!未来をあきらめない!
だってオレのヘソは、まだアンタのヘソを感じている〜っ!
あくまで未来という言葉を強調するグレート、それに応えるかのように
私もそうだ!ヘソを合わせることに集中するんだ!
その先に未来が待っているー!
キン肉マンも未来という単語を強調!
パートナーであるグレートに合わせているのか、それともこの先の未来のために戦うという決意表明なのか。
キン肉マンの発する未来という単語に、感極まるグレート。
未来!そうっ、アンタの口からその言葉を聞けただけで、
オレは…オレは〜〜〜っ!
キン肉マンの言葉で熱くなるグレート。
そのグレートに奇跡が起こる!
グレートの脳裏に、ひとつの声が響く!
WARNNING!
ネタバレします!
ネタバレキーワードが出てきます!
未読の方はご注意を!

実力者のあの人ぢゃないよ。
ガストマンの無軌道なサーキュレーターの風で翻弄されるグレートの脳裏に、誰かの声が響いた!
“行くよ、カオス!”
うわあああああ!
遂に名前が出たーーー!
カオス!
フルネームはおそらく、カオス・アヴェニール!
Ⅱ世に登場したキャラが、遂に(というかこれまでずっと出ていたのですが)本編にリンクしてきた瞬間です!
カオスの名前が出てきたことについて、色々と語りたいところではありますが、今は本編の話を進めましょうか。
グレートの脳裏に響いた何者かの声。
行くよ、という口調でカオスの名前を呼ぶその声の主はおそらく、いや間違いなくカオスと同じ「キン肉マンⅡ世」の登場人物でしょう。
とまあ、遠回しに言ってもピンと来る人は間違いなくピンと来ているでしょうけども。
主人公にして、キン肉マンの息子であった彼ですよ!
彼の声なんですよ、きっと。
そしてその彼の声はどこから響いているのか。
①グレートの記憶に残っている在りし日の彼の声。
グレート=カオスはもう、なんらかの理由で、親友であった彼にはもう会えない運命。その彼の声がフラッシュバックして脳裏に響いたのか、もしくは幻聴のようにグレートの脳裏にリアルに響いたのか。
②グレートは実は彼とは繋がっていて、実は彼が遠くで直接指示出ししている。
グレートが言うところのキン肉マンを尊敬してやまない人物とは、イコール、「行くよ、カオス」を告げた誰かと同一人物でしょう。その彼は、実はグレートを直接この時代に派遣した同一人物であり、要所要所で通信機器を用いて指示を伝えている。
③カオスは実はグレートの中の人ではなく、グレートの中には別の誰かが入っている。
その誰かが、どこかにいるであろうカオスへ向かって「行くよ、カオス」と声をかけた。
まあ一番可能性が大きいのは①でしょうな。
とか言いつつ、一番可能性が高いのは、例によって全部外れている事なのかもですけど。
うぉわああ〜〜〜っ!
脳裏に響く声を聞いたグレートは、更に感極まり、涙と共に全身から発光する!
友情パワー発動!
そして思いを込めて叫ぶグレート!
股間にイチモツ、手にニモツーーーッ!
「キン肉マンⅡ世」を読んでいた方ならグッと突き刺さるこのセリフですが、僕には一つの不安が。
このセリフ、そのまま書いててBANされないよね…?
しかし、立て続けにⅡ世の世界とのリンクを示唆する名前とセリフ!
これはグレートのマスクを被っているカオスが、今はここにいない大事な友人に代わって口にしたものなのか。
もしくはグレートのマスクを被っているのが実はカオスではなく、このセリフを決め台詞としている本人なのか。
僕はやっぱり前者を推したいところですが、ここまで決定的なキーワードを出しつつも、まだ正答がハッキリしない!
なんという見事なまでのストーリーテリング!
ゆでたまご先生の手腕にもはや脱帽であります!
彼の名言と共に、再びキン肉バスターの姿勢に持って行ったグレート。
友情パワーの発現によって、ガストマンももはや返すことが出来ない。
しかし、グレートが持ち直したものの、それまでのガストマンの無軌道な風圧力によってマッスルドッキングの位置が逆転!
キン肉ドライバーの位置を追い越してしまっていた!
…ガストマンがあんなに頑張ってたのに、旦那はキン肉ドライバーをどうにも出来なかったの?
もはや位置など気にするな!
私のヘソは、まだお前を感じたままだ!
チームリーダーたるキン肉マンはそれでも動じず、位置が逆のままドッキングを敢行しようとする!
セコンドのミートくんも、そのポジションと入射角では難しい!と判断する状態!
キン肉ドライバーが上!キン肉バスターが下!
なるほど!
ガストマンの股間にエクサベーターの頭を強烈に打ち付けて、まずガストマンを潰そうと言う作戦か!
やばいぞガストマン!
下手すれば、僕らのガストマンがガストちゃんになってしまう!
旦那の頭は…硬そうだからガストマンのガストくんが潰されてしまうぞー!
キン肉ドライバーを敢行するキン肉マン。
入射角をしっかりと見定めて、ガストマンの股間ではなく、グレートの空いている左肩の方にエクサベーターの頭をドッキング!
キン肉ドライバーが上で、キン肉バスターが下の、新たなマッスルドッキングの形!
マッスルドッキング・ケミストリーッ!
ケミストリーと聞くと2人組の男性デュオを思い出す方も多いかもですが、その意味するところは
「化学反応」
キン肉マンと3代目キン肉マングレート、初めて会った2人の相性、信頼、それまでの研鑽、そして未来への信念、それら様々な2人の絆が化学反応を起こして偶然かつ必然的に生み出されたマッスル・ドッキングの新しい形。
それがこの
マッスルドッキング・ケミストリー
なのでしょう!
ちなみに余談ですが、僕はこの「ケミストリー」と言う単語の意味するところは、英語の授業ではなく、漫画「BECK」で学びました。
いやー、「キン肉マン」といい漫画って、素晴らしいですね!
最後に、このマッスルドッキング・ケミストリー。
見事なまでの形成美を成していますが…
一番下になっているグレートの両肩、首、背中、そしてお尻が気になるのは僕だけでしょうか?
見た目からして、誰よりも深いダメージを受けているような気がするのですが…
大丈夫か!グレート!
⚫︎今回のまとめ
今回はキン肉マン第504話の感想でした。
いやー、出ましたね、その名前が!
気がつけばもうどれだけの時間が過ぎたでしょうか。
最初に、キン肉マンマスクを手にした彼の後ろ姿が出てきて、全米が泣いたぐらいに全キン肉マンファンをどよめかせたのは。
その後ろ姿だけで、間違いなくアイツだ!
◯◯◯だ!
とわかるようなシチュエーションだったのに、今回名前が明かされるまで、多くの読者の皆さんは口にすることがなかったように思います。
いやまあ明言している人もいるにはいたでしょうが、少なくともSNSのフォロワーさんなど僕の周りのキン肉マン好きな皆さんは、その名前を口にすることも、文字にすることもなかったのではないかと。
この辺は、感想文仲間であるオレ流アキラさんも、ずっと以前から話しておられましたね。
まるでハリー・ポッターシリーズの、”名前を言ってはいけないあの人”のように、誰もその名前を口にしようとしないその様子には、無言の約束のような、アツい何かを感じるようだと、僕もアキラさんの記事を読んで改めて思った次第です。
名前を出さずとも、しれっと絵で描いている愚か者はいましたが。
それだけ控えて控えて大事にされてきた、彼の名前が遂に明かされました。
カオス。
カオス・アヴェニール。
まだ確定したわけではないのですが、ここまで来たらグレートの中の人はカオスで間違い無いでしょう。
となると次に気になってくるのは、そのカオスが、
・「キン肉マンⅡ世」究極のタッグ編で登場したカオス・アヴェニール本人そのままなのか。
・例えば「ドラゴンボール」におけるトランクスのような、分岐した別の未来のカオスなのか。
と言う疑問ですね。
以前から語っているように僕の個人的な思いとしては、「キン肉マンⅡ世」と言う作品を両手を上げて評価しているわけではない、どちらかと言えば賛否両論の否寄りの評価なもので、今のキン肉マン新シリーズからⅡ世の未来には繋がってほしくないと言う思いの方が強いので、後者のような展開を望んではいるのですが…
なんだか今の流れだと、前者のような展開になりそうな気もしますねえ。
一体どのような答えを出すと言うのか。
そしてその疑問にも繋がるのが、どちらにせよこのカオスというキャラクターが未来と繋がっているのは間違いないとして、この試合の後も継続参戦するのかどうかと言うところですね。
そこで先ほども引用させてもらったオレ流アキラさんは、今回限りのスポット参戦の可能性を指摘されています。
なるほど、占いババにお願いして、この日に限定して生き返らせてもらった的に、なんらかの理由、事情でもって、この日この時この場所で限定的に出現することが出来たのかもしれませんね。
この試合が終わったら、オレはこの場所には長くとどまることが出来ないんだ。
と言って立ち去る、もしくは消滅していくようなことになるのかもしれません。
最後にキン肉マンの息子、万太郎の存在を匂わせながら。
そこで先に書いた、今回登場したカオスと言うキャラクターはⅡ世究極のタッグ編で登場したカオスと同一人物なのか、それとも別の未来におけるカオスなのか、と言う問題ですが…
ひょっとしたら今回のカオスの登場自体が、今後の物語に継続的にリンクしていくものではなく、アキラさんが考えられたように、今回のキン肉マンの試合に限ってスポット的に参戦したものであったとしたなら?
あくまで、刻の神と世界の危機に連なる今シリーズの本編の根幹に関わるものではなく、いわば東映まんが祭りにおける「マジンガーZ対デビルマン」のようなファンサービスのお祭り回だったのかもしれません。
カオスがⅡ世のカオスそのものなのか、別のカオスなのか問題も、全てを語らず読者のご想像にお任せします的に本編の物語から退場していく。
そんな可能性も頭をよぎりましたが、意外にそれが一番しっくり着地出来るのかも。
それならば、「キン肉マンⅡ世」との直接リンクを両手を上げて喜ぶ賛成派も、僕のように捻くれた直接リンク否定派も、両方とも納得できる形になるかもしれませんし。
まあそれだと、結局はっきりしないことでモヤモヤする人も出てくるとは思いますが。
とは言え、例によって予想が当たった試しがほぼない僕の言うことなんで、今後も継続的に参戦して物語本編にもガッツリ絡んでいくのかもですけどね。
あと、今回のハイライトと言えばやっぱり、マッスルドッキング・ケミストリーですね!
僕らのガストマンの奮戦によって偶発的に誕生したマッスルドッキングの新しい形!
キン肉バスター・イモータルのように旧来の必殺技が新たに進化した形になったわけです。
これまでもキン肉バスターの他に、ロビンマスクのタワーブリッジやバッファローマンのハリケーン・ミキサー、ネプチューンマンの喧嘩スペシャルなど、従来の必殺技がその先へ進化するのをこれまで目にしてきました。
そして今回、マッスルドッキングがその先へ進化したのを見て確信しましたよ!
僕はそれがあると信じてますよ!
この先、ウォーズマンがパロスペシャルのその先へ行って、今度こそ快勝する姿を見られる機会が訪れる日が来るのを!
今回はこの辺で。
いつかまたここで会いましょう。
「かおす」と入力すると、カタカナで「カオス」と出るより先に、漢字で「華悪崇」と予測変換される僕のPCをなんとかしたい次回へ続きます!
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