自分の倍以上の巨体をもつエンデマンに対して、ジャイアントハンター、テリーマンはどう戦うというのか?
どーも、たけGです。
●前回の振り返りと、いつもの注意事項。
戦い終えたマッスルブラザーズ3とインダストリアル・レボリューションズ。
全力を尽くして戦い終えたあとはノーサイド。
いがみあうのではなく、そこに残ったのは対話の精神。
エクサベーターは時間超人の生きるべき道の方向性を、グレートの行動によって見極めていきたい。
また、刻の神が警戒していたキン肉マンという超人にも俄然興味が湧いてきた。
そのために対話を受け入れる道を選択。
ガストマンもエクサベーターが言う事ならと、それを受け入れました。
一方のマッスルブラザーズ3、キン肉マングレートは次の目的として、サグラダファミリアに行くことを宣言。
ネメシスを倒したファナティックが陣取るサグラダファミリア。
全ての歪みは、あそこから始まった!
気になる言葉を残して、1人駆け出すキン肉マングレート。
そのグレートの意思を尊重して、その後姿を見送るキン肉マン。
そして、対五大刻戦最後の試合、テリーマンvs.エンデマンの試合に注目が集まる!
と、いうのが前回のお話でした!
今回はテリーマンとエンデマンの試合が本格的にスタート。
2人のやりとりから衝撃的な事実が!だなんて、物語上の大きな展開はなく、重要なネタバレに繋がるような事はありません。
ですが、試合展開については語っておりますので、やはり一度読んでから見られた方がいいと思います。
なので今回も未読の方はご注意を!
まず本編を読みましょう。
単行本待ちの方もご注意を!
こ、この巻も読めないかも…
●本編感想
戦場は変わり、スリランカのシーギリヤロック。
エンデマンの足を取ってテイクダウンを奪うことに成功したテリーマン。
どんなにデカい相手でも、こうして寝かせてしまえば!
互角以上に闘えるってもんだ~っ!

伝家の宝刀、スピニング・トウホールド炸裂!
エンデマンのデカすぎる足にテリーマンの体格でこの技が出来るのが本当に凄い。
そのあまりの体格差に、エンデマンが足を振るえばテリーマンを弾き飛ばすことも可能ではないように思いますが、エンデマンはむしろ悶絶!
バゴア~ッ!
…まさか別の通り名で、"恐怖の将"だなんて呼ばれてないよね?
スピニング・トウホールドで一旦エンデマンを固めたテリーマン、スクリーン越しに試合を見守っている親友キン肉マンへ呼びかける。
ヘイ、キン肉マン!
まさにマッスルブラザーズの名に恥じない、見事な勝利!
コングラッチュレーションズ!
テリーマンもまた、正体不明のグレートについて詮索しようとなんてしていないところに交換がもてますね。
アツい漢だテキサスブロンコ、テリーマン!
おかげで時間超人"五大刻"との対抗戦は、ここまでちょうど二勝二敗!
この一連の勝負の勝ち越しは…ミーの試合結果如何に委ねられたってことだーーーっ!
言うなーーー‼
二勝二敗とか、勝ち越しとか言うなよテリーマン!
勝ち星の数で語ってくれるな…
この5試合目までの時点で2勝2敗のイーブンにするために、負け役を担わされたみたいになってしまうやないか。
今回は毒を吐かんどこう思ってたのに…
兄ちゃん、なんでウォーズマンばかり負け…
セ〇コ!これはウォーズマンの試合やない!
そう、これはテリーマンの試合。
テリーマンは空を見上げる。
それにこの闘いはオレにとってはそれだけじゃない!
見ているかジェロニモよ!
先だってのバベルの塔での闘い、義足が満足なものではなく闘える状態ではなかったテリーマンは、自分の代わりに名乗り出たジェロニモを推し、送り出した。
しかしジェロニモはその闘いのあとで自らが天界の大穴を塞ぐための封印の鍵となり、動けない体となってしまった。
今後、刻の神の陰謀を止めることが出来なければ、消滅すらしてしまう恐れさえある状態。
そんなジェロニモのためにも、そしてジェロニモを救うためにもテリーは負けるわけにはいかない!
スピニング・トウホールドの足にさらに力を込めて締め上げる!
しかしここでエンデマンの、カワイイ▲お目目がカッ!と見開く。
多少有利な体勢がとれた程度で調子にのるなよ旧式めが
そんなヤワな関節技など、刻の神に与えられし1億パワーの前では…
ホールドなどと呼べぬわ~っ!
固められてる右足を振り上げ、強引にテリーマンを引き剝がす!
やはりこの体格と1億パワーをもってすれば、技術など無視して力だけで制することが可能か。
引き剥がしたテリーマンの両肩を掴むと、お返しとばかりに強烈なヘッドバットを叩き込むエンデマン。
エンデ・ココバットーーーッ!
強烈な一撃で額を負傷、出血するテリーマンへさらにもう一発、喰らわせようとするエンデマン。聖闘士に同じ技は二度もくらうかーーーっ!
テリーマンも負けじと強引にエンデマンのロックを外し、お返しとばかりにヘッドバットを叩き込む。
その強烈な一撃に、エンデマンの頭に亀裂がはいって出血。
しかしテリーマンは攻撃の手を緩めない!
ヘッドバットを二発、三発と連打する。
岩のようなエンデマンの体にむしろテリーマンの頭の方が心配になってきますが、その連撃でエンデマンの巨体がぐらつき、リングロープに倒れこむ。
テリーマンは9999万パワーのストロング・ザ・武道をエルボー一発でぐらつかせた事もありますからね。
例え相手が1億パワーであっても、力でひけをとるものではない!
素直にダウンした方が、よっぽど楽だぜ!
右腕を挙げての追撃!
狙うはラリアットか、もしくはナックルパートか。
しかしエンデマンまさかの空中殺法、ドロップキックで反撃!
巨体が宙を飛んで、強烈なミサイルがテリーマンに炸裂する。
逆にダウンしてしまったテリーマン。
リング上にダウンするテリーマンと、それを見下ろすエンデマンの構図は、両者の体格差を否が応にも見せつける結果となります。
ダウンカウントが続く中、テリーマンへ歩み寄るエンデマン。
確かにお前の攻撃は、なかなかのものだ
しかしお前の朝日のような攻撃も、そろそろ宵闇の刻…
そうだった。
エンデマンの二つ名は”宵闇の刻”だった。
その豪快そうな巨体にしては似つかわしくない怪しげな名前…
つまりここからは、ダークネスゾーンってわけさ
ダークネスゾーン!
つまりはここからは闇の領域に入っていくというわけですな。
宵闇の刻エンデマンの名に相応しい、怪しげな特殊能力を使ってくると見ました。
ブラックホールのように異次元空間に引きずりこむのか、プラネットマンのように宇宙空間を周囲に展開するのか。
はたまたベンキマンのように糞尿の彼方へ流し込んでしまうのか。
エンデマンの言う、ダークネスゾーンとは一体⁉︎
エンデマン、ダウンしているテリーマンの首を両手で掴んで引き上げ、そのまま吊し上げた!
ダークネスゾーン・ネックハンギングツリー!
…なんの変哲もないネックハンギングに見えるなあ。
この技のどの辺がダークネスゾーン?
このまま吊し上げられて、意識を失ったらダークネスゾーン?
それともここから別の特殊能力が発動してダークネスゾーン?
エンデマンの言う、ダークネスゾーンという厨二病じみたネーミングの意味するものは一体?
しかしテキサスブロンコ、テリーマン。
ダークネスゾーンに落ち(失神し)そうになりながら、不敵に笑う。
よ…よく聞け…
オレはお前たちのような体軀に恵まれた超人を打倒し続け、
いつしか付けられた二つ名がある…
それは…
テリーマン、自分の首を締め上げるエンデマンの両腕を掴んで引き剥がし、脱出することに成功!
ジャイアント・ハンターだ〜〜〜っ!
一瞬、ジャイアント・パンダにも見える。
エンデマンのダークネゾーン・ネックハンギングから脱出したテリーマンは、必殺のテキサス・コンドルキックで反撃にかかる!
しかしエンデマンはそれを予測していたかのように右腕でテリーのキックを防いだ!
必殺技を防がれたテリーマンですが、慌てることもなく、
フッ
お前たち相手にこれは防がれる思い、コイツを用意した!
エンデマンにコンドルキックを防がれた体勢のまま体を捻り、義手のある左足の方で新たな必殺技を披露した。
テキサス・コンドルランチャー!
武藤敬司選手のシャイニング・ウィザードを思い出させる膝蹴りがエンデマンに炸裂!
この試合、2度目のテイクダウンを奪い、再びエンデマンをリングに膝をつかせる展開になっていくのか?
⚫︎今週のまとめ
今回はキン肉マン第507話の感想でした。
テリーはやっぱり一言一言がアツいですねぇ。
このアツさがテキサスブロンコ、テリーマンの魅力。
相手が自分より遥かに大きな巨漢となるとその体格差の対比も相まって、そのアツさが極まりますね。
一方の対戦相手である巨漢キャラ、エンデマン。
完璧超人のマックスラジアル以上ではないかと思われるその体軀。
五大刻の大トリを務めるこの巨漢ですが、試合が終わる頃には最終的にどんなキャラになるのかが今から気になってきますね。
と、いうのも前戦のエクサベーターとガストマン、登場時の第一印象は今ひとつで好感度がそんなに上がりそうにない、ぽっと出のやられキャラにしか見えなかったのが終わってしまえばあら不思議。
2人とも性格が憎めないどころか愛らしくも感じるキャラへと成長し、読者から愛されるキャラになっていました。
このことは作者のゆでたまご嶋田先生も驚きだったようですね。
同様にウォーズマンと戦ったペシミマンも、読者人気が上昇していることに嶋田先生も驚いていたようなポストをされていました。
ファナティックはサイコマンとの関連性もあり、最初から一定数の人気を得ていたように思います。
パピヨンマンは最後まで傲慢キャラを貫いていたためか、他のメンバーと比べてそこまでの愛されキャラに成長できなかったようですが、これは対戦相手であるネプチューンマンのせいもあるかもしれませんね。
ネプチューンマンはどっちが強いかを重視する完璧超人であって、ウォーズマンやキン肉マンみたいにわかり合う戦いをしているわけではないですし。
なのでペシミマンやインダストリアル・レボリューションズの2人が愛されキャラへと成長し、人気が上がっていったのは対戦相手がウォーズマンやマッスルブラザーズ3であったことも大きかったと思います。
それではエンデマンはこれから愛されキャラへと成長していくのか?
対戦相手がテリーマンであるから、キン肉マンたちと同様にわかりあうための戦いを展開していくと思うので、ペシミマンやエクサベーターのようにその過程で愛されキャラに成長していく可能性はあると思います。
一方でペシミマンは同じロボ超人としてウォーズマンの境遇に同情しているような様子が早い段階から見られていましたし、エクサベーターは自らが生み出した新人ガストマンへの暖かみのある指導を行う姿勢を見せていました。
そういったファクターが読者への共感に繋がっていったと思います。
そんな読者が共感できるファクターがエンデマンに用意されているか、というところですね。
今回の話の中ではエンデマンにそんなファクターはなさそうな気もしますが…
先に書いたようにエクサベーターにも最初はそんな要素は皆無でしたからね。
期待しながら読んでいくとしましょう。
今回ここで勝敗予想もしてみようと思ってましたが、エンデマンは愛されキャラになれるか考察でかなり長くなってしまったので、それは次回に語ってみます。
予想、考察で言えば、先日にゆでたまご嶋田先生が驚きの発言されてましたね!
風屋カズヤさんの描くナツコさんが、めちゃくちゃ可愛いなあ〜
っていうか、テリーマンとナツコさん、結婚しとらんの?それでは私にもまだチャンスが…これはかなり衝撃の事実ですよ!
完璧超人始祖編の冒頭、テリーマンが一人正義超人軍として戦う事を決意した時に、ナツコさんが
「平和になったら結婚式を挙げようって!」
と、言っておりましたが、始祖編が終わってもまだ平和になってないので先延ばしになっていたのを刻の神の出現で結婚できないまま、キッドを授かるような未来に繋がったのか、もしくは戦い続けるうちに最終的に2人が結婚という選択を選ばなかったのか。
始祖編以降の新シリーズの展開でそうなったのか、Ⅱ世含めてもともとがそんな設定だったのか。
嶋田先生も、後々触れないわけにはいかないと言われていますが、その事実が語られる日までいろいろと当たらない予想をしてしまいそうですよ。
先生もとんでもない宿題を出してくれたもんだなぁ。
今回はこの辺で。
いつかまたここで会いましょう。
テリーマンの必殺技と言えば、カーフブランディングやスピニングトゥホールドなどの実在の技ばかりなので、そろそろ超人テリーマンオリジナルの必殺技も編み出して欲しい次回に続きます!
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