どーも、たけGです。
世の中は新しい世紀のはじまりに浮かれていたように見えますが、僕は昨年の挫折を乗り越えて仕事にとにかく頑張っていましたが。
数年後に、この時もっと早くに決断していれば…と思ってしまうんですよねぇ。
3月14日にシングル「ultra soul」発売。
来ましたね!今やB’zの代名詞的な曲と言える通称「ウルソ」。
90年代のミリオンヒット曲を飛び越して、B’z随一の代表曲になるなんて、このリリース時に誰が想像したでしょうか。
CDのセールス枚数こそミリオンに達しておらず、前年の「今夜月の見える丘に」を下回っていますが、音楽業界全体で、この頃からCDが売れない時代になりつつあり、それに反比例するかのように着うたなどのダウンロードでの購入が普及しつつありました。
B’zファン以外の一般層への人気度や認知度の高さからみても、「LOVE PHANTOM」以来のメガヒットシングルと呼んでも差し支えないでしょう。
実際に この曲は名曲なのですが、歌詞やメロディラインだけでなく潜在的な何かが有ります。
この曲を聴くとですね、不思議と力が涌いてくるんです。
背中から後押ししてくれるかのように。
リリースから10年以上経った現在でも、「元気が出る歌ランキング」的な企画では、必ず上位にランクインし、下手すれば1位を獲得しています。本当に、聴くと元気を貰える不思議なパワーを持った曲なんですよね。
個人的にも大好きな曲です。
ですが、この曲のヒットがこの後の迷走に繋がっていったようにも思え(あくまで個人的な視点ですが)、功罪深い一曲とも言えるのかもしれません。
それについては、20年期の振り返りの際に書くとしましょうか。
今作は3曲収録。
2nd beatは「スイマーよ!2001」。
アルバム「SURVIVE」収録曲の新録版。
歌詞パートの追加があります。
原曲からして名曲なのですが、こちらも良アレンジで、甲乙つけ難いですね。
3rd beatは「ROCK man」
海外でMEGA MANと呼ばれている彼のことを歌っているわけではありません。
この曲もまたカッコよく、お気に入りの一曲です。
このシングル、完成度高いなあ。
えー、また、バラードです。
ここ2年の間にリリースしたシングル6枚のうち、バラードが4枚。
なんで、こんなにバラードに取り憑かれていたのでしょう、この頃のB’z。
新曲がまたバラードだと知った時は辟易し、購入見送ろうかと考えもしました。
ま、結局は買ってしまったんですけど。
ただ、曲自体は非常に名曲で好きな歌です。
親しい人や、周囲の人たちへの感謝や応援を送る歌。
実は自分の結婚式のときに使用した、大切な歌でもあります。
2nd beatは「ultra soul〜Splash style〜」
「ultra soul」って、実はいろいろバージョン違いがあるのですが、一番変化球で、面白いアレンジ版かも。
3rd beatは「まっかなシルク」
社会風刺的な内容の歌詞を「ELEVEN」の頃っぽいバンドサウンドで歌ってます。
個人的には特に何もなく。
ただ、この頃くらいからかなー。
少しずつ、ゲーム離れがはじまっていたように思います。
クリア出来ないゲームが、徐々に増えていったんだよなぁ。
6月5日にシングル「熱き鼓動の果て」発売。
B’z以外の何者でもないシングルタイトルですが、うーん、限りなく普通、と言いますか。
アコースティックな感じではじまるのはちょっと面白いですが、2番から本編(?)がはじまった途端に可もなく不可もない、特に挙げることもないB’zサウンド。
悪くはないけど、面白みに欠ける、そんな歌です。
2nd beatは「夜よ明けないで」はヘビーなサウンドのバラードで、今シングル収録曲の中では1番好きですが、B’z全体で見ればそこまでもないという印象。
3rd beatの「挑めよ儚いこの時に」も、そこまでもないかなぁ。
B’z初の3曲全部が新曲というシングルですが、全体的にパッとしない感じでした。
あくまで個人的な感想で、好みの問題ですけどね。
前作「ELEVEN」までと違って、非常にポップな感じにまとまったアルバムです。
ここまでポップ寄りになっているのは「IN THE LIFE」以来じゃないかな。
それでも「IN THE LIFE」よりもB’zとしてのロックサウンドが洗練されていて、ここに至るまでの過程があるからこそポップでありながらハードさも少し見られる構成になってます。
B’zが「ときメモ」の主題歌を歌ってるのもビックリですけどね!
好きな曲は「Blue Sunshine」
その名の通り、夏の陽射しと青空を連想させる、ミディアムテンポの爽やかな歌です。
あと、「The Spiral」もいいですね。
このアルバムの中では浮いてると言ってもいいくらいの異質なナンバーですが、とても好きな一曲。
曲もいいんですけどね、歌詞がサイケデリックなのにとってもイイんですよ。
個人的に、いらなかったベスト盤第1弾。
「Pleasure」が発売されるまではベスト盤の発売に頑なに否定的だったB’zが、10周年だからとベスト盤発売に前向きになって、たったの4年。
前向きになりすぎですよ!
「いつメリ」は元々、クリスマスソングとして非常に人気が高い曲なのですが、当時のテレビ番組やラジオなどで、いろんなアーティストがカバーしていたんですよ。
これより前か後かは思い出せないのですが、安室奈美恵さんもテレビで歌っていました。
その辺のブームに乗っかって出したベスト盤なのかなって、当時考えもしたんですが、「いつメリ」人気にあやかるなら、こんなベスト盤出さずに「FRIENDS」をリマスターして再発すればいいじゃないかって思っていました。
単体で聴くというのなら、4年前の「Treasure」にも収録されていますしねぇ。
また、「HOME」がアルバム初収録となりましたが、この名曲は20年期のベストアルバムの目玉として大事にしておいてほしかったのもありますが、何より、いやこの曲はバラードじゃねぇだろ!とも思ってもいました。
ファンがほぼ購入した直後ですよ。
その戦略も、もうワケわかんなかったですね。
2003年。
個人的には特にないかな。
仕事が安定していたと言えば、そうなのかな…
3月26日に「IT’S SHOWTIME!!」発売。
またもや前年、更にその前年と3年続いてのスポーツタイアップ。
スポーツというよりもライブをテーマとしたような内容の曲でハードな印象のようで、よくよく聴いたら軽めの音でポップな印象。
打ち込み主体で作られているせいでしょうか。
スポーツタイアップのせいもあるでしょうが、この曲にも「ultra soul」の影が見え隠れします。
まあ、あくまでもCDで聴いた印象で、ライブでバンド演奏のこの曲を聴くとハードさが増してカッコよくなるんですけど、どうにもこの辺からして当時のアレンジャーの方向性と、僕がB’zに求めていたものが剥離していたように思います。
C/Wの「New Message」は好きな1曲で、このシングルの価値を挙げてくれました。
ミディアムテンポのナンバーですが、メロディラインは意外に重いのがいいですね。
むしろ、この曲の方をシングル表題曲にすればよかったのに、とか当時思っていたっけなぁ。
その全てがランキング上位に入って、ベスト10中9曲がB’zという珍事が発生しました。
珍事とは言え、音楽史に残る事件だとは思いますが、そのニュースのおかげで「IT’S SHOWTIME!」の印象が薄れてしまったようにも思います。
過去作を聴きやすいように再発されるのは別にいいと思いますが、新曲と同時に発売するという売り方はなんだかなぁ。
この頃の、B’zの販売戦略にはどうにも辛口になってしまい、申し訳ないです。
7月16日にシングル「野性のENERGY」発売。
全シングル曲でランキングつけるなら、恐らくはワーストはこの曲になるんじゃないかなぁと思う曲です。
初めて聴いた時から、今に至るまでどうにも好きになれない一曲でした。
この当時は、後に発売となるNEWアルバムからの先行曲が早々と様々なタイアップのもと発表されており、CM曲で「WAKE UP,RIGHT NOW」がバンバン流れていたこともあって、なんでこの曲じゃなくて「野性のENERGY」なんだ!と、1人納得出来ていませんでした。
それほどに好きになれない曲でしたが、PVだけは非常にいいです。
稲葉さんが教師、松本さんが楽器屋の店員に扮したドラマ仕立てのPVで、「love me,I love you」以来の見るのが楽しいPVになっています。
これで曲さえ良かったら…
C/Wの「旅☆EVERYDAY」も、あまり好きになれなかったな…
路線としては「GREEN」と同様、ポップ寄りの作りですが、バンドサウンドが強調され、ハードなB’zが首をもたげて来ているようです。
1曲めの「アラクレ」からしてとてもカッコよく、ドラマの主題歌に採用されていたこともあり、この曲がシングルだったなら…と思った第2弾です。
名曲も非常に多く、前述の「WAKE UP,RIGHT NOW」やタイトル曲の「BIG MACHINE」、ちょっと懐かしい感じのする「眩しいサイン」、B’zらしいバラードの「ROOTS」など挙げればキリがありませんが、その中でも1番好きなのは「儚いダイヤモンド」。
この曲がシングルだったなら…の第3弾であり、後の「ULTRA Treasure」でも一票を投じた曲です。
曲も詞も果てしなくカッコいいナンバー。
「なんて儚いダイヤモンド」っていうフレーズがいいですね。
名曲揃いで「GREEN」よりも好きなアルバムですが、それでもやっぱり、「野性のENERGY」だけは、このアルバムの1ピースとして聴いても好きにはなれず、飛ばして聴いていました。
様々なアーティストとタッグを組んで(ほぼビーイング系のアーティストでしたが)過去の邦楽ヒット曲のカバーを収録しているのですが、注目すべきは1曲目。
沢田研二さんの「勝手にしやがれ」のカバー。
これが非常にカッコいい仕上がりになっているのですが、この曲を担当しているのが、
TAK MATSUMOTO featuring 稲葉浩志
いや、そこはB’zで良くない⁉︎
嵐の前の静けさなのか!?
5月5日の子供の日に、シングル「BANZAI」発売。
この2004年は稲葉さん、松本さんともにソロ活動の方に力を入れており(松本さんはソロと言うより別グループ)B’zとしてのリリースは無いのでは?と思っていたところにCMでこの曲が流れはじめ、唐突にリリースされた感が強いシングルでした。
曲はここ近年の傾向である割と軽めのポップなB’zサウンド。
まだまだ「ultra soul」の呪縛が抜けてないかな、という感じですが、メロディラインは嫌いではないです。
「熱き鼓動の果て」以降の同じスタイル(?)の作品の中では1番好きですね。
ライブ向けの曲でもあり、生演奏だとガラッと印象が変わる曲です。
友人の結婚式の2次会で歌った時には盛り上がりましたねぇ。
「マグノリア」と聞くと、トム・クルーズも出ていたクソ長い映画を思い出しますが、関係あるかな?
歌詞を聞く限りでは映画の内容とは全然関係ないようですが、松本さん、映画好きだからなぁ。
読みは「ありがとう」らしいですが、ローマ字表記だと「アリガト」と読んでしまいますよね。
確かアテネオリンピックとのタイアップでしたかね。
番組や関連CMでは「ありがとう〜、ありがとう〜♪」のフレーズ部分のみが連呼されてまして、また同じような軽めの作りだなぁと若干呆れてましたが、いざCDで聴いてみると予想した音と全然違うじゃないですか。
暗めでヘビーなロッカ・バラードで。
歌詞の内容も、どうにも「ありがとう〜♪」に繋がりそうにもない感じで、あれ、どういうこと?と聴き続けていくと、終盤に曲が転調して、「ありがとう〜、ありがとう〜」が入り込んできたじゃないですか。
なに、この違和感ありすぎな感じ。
なんか覚えがあるぞ、この感じ。
そうだ!「Calling」だ!
ハードロックでバラードを挟み込んだ、キメラみたいな楽曲。
で、今作はロックなバラードに、明るく軽やかなポップを無理やり入れ込んだ、これまたキメラみたいな楽曲。
転調具合が特に不自然なく入り込んでいて、1曲としてのまとまりは「Calling」より上ですが、異質な曲が混ざり合った違和感も「Calling」以上です。
思うに、オリンピックのタイアップに合わせ作ってみたはいいものの、サビ以外のパートがしっくりしたものを作れず、もともと他のシングル候補だった曲に入れ込んでみた、といったところではないでしょうか。
あくまで、想像ですけどね。
バラード部分は嫌いではないので、へんに混ぜ込まなければ名曲になったんじゃないかなぁと思う、残念な一曲です。
ただ、PVには当時セカチューでブレイクしていた俳優の森山未來さんが出演しており、なかなか雰囲気のある内容になっていて、シチュエーションはよくわからない内容ではありますが、必見です。
2nd beatは、「輝く運命はその手の中に」
3rd beatは、「もうはなさない」
今回は、ここまで!
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