僕とB’zの30年。 9th beat:2014年〜2017年

FullSizeRender
もう本当に、ついこの前の出来事になってきましたね。

個人的には家庭も仕事も落ち着いてます。

まあ、流石に立場的には落ち着いてないとおかしな年齢ではありますが、中身は至って変わらずの精神年齢なのですけどね…

どーも、そんな たけGです。


2014年。

B’zとしての活動はほぼなし。

年末になって新曲の「Exit To The Sun」と「NO EXCUSE」が発表されましたが、この年にはリリースされず、翌年のアルバムまで待たなければなりませんでした。

あとは、前年のライブDVD &Blu-rayを発売したぐらいで、基本的にソロ活動に注力した1年でした。

この30周年期はソロ活動で別個に動くことが増え、その分B’z2人としての活動の機会が少なくなり、シングルやアルバムのリリースの間隔も段々と長くなっていきます。

それぞれのソロ作品も好きなんですけど、やっぱり2人揃ってこそのB’z。

間隔が空いてしまうと、寂しかったり物足りなさを感じたりしちゃいますね。

この年に稲葉さんがリリースした配信限定シングル「Saturday」の歌詞にですね、


「なんか1つだけ足りない、

そうだ君だけが足りない」

ってフレーズがあるのですが、稲葉さんも松本さんを思って歌ってんのかなあ、とか思ってましたね。

曲も名曲です。


2015年。

1月14日にシングル「有頂天」発売。

有頂天、と聞くと真っ先にケラさん率いる伝説のバンドの方を思い浮かべてしまうのは、今や同世代の方々の中でも、どれだけおられることでしょうか。

余談はさておき、実に久々のシングルリリースとなった本作。

表題曲「有頂天」は従来のB’zシングル曲と比べて若干変化球気味のメロディーラインで構成されたミディアムテンポのロックナンバー。

曲のタイプこそ違うけど、方向性としては「SUPER LOVE SONG」と同じかな。

変化球なのにB’zらしさを損なっていないのもまた同様のカッコ良さ。

25周年を過ぎても、守りに入らないB’zの2人のカッコ良さを再認識出来る曲です。

C/Wは「EndlessSummer」

一昨年のPleasureツアーのタイトル曲です。

この年のツアーはチケットがとれなかったので、生では聴けていなかったのですが、昨年に発売されたBlu-rayで聴いて(観て)はいました。

えれーカッコいいハードロック曲だなあと思い、同じくPleasureツアータイトル曲だった「FIREBALL」や「juice」のようにシングルリリースしてくれないかなあと願っていたんですが、C/W曲に落ち着きました。

しかも「EndlessSummer」なのに発売は冬の真っ只中。

このあとに発売されたアルバムに入れても良かったんじゃ?とも思いましたが、アルバムのテーマに合わなかったのか、上手く入れ込めなかったのか、先行シングル曲のC/Wになっちゃったんてしょうね。

よくよく聞くとお祭り歌にも聴ける曲。

やっぱりタイトルにあるように、クソ暑い夏のLIVEで聴きたい一曲です。

野外が似合いそうですね。

有頂天 (初回限定盤)
B’z
2015-01-14


3月4日にアルバム「EPIC DAY」発売。

全10曲構成の、とてもバランスよくまとめられたアルバムという印象。

5曲ごとにSIDE-AとSIDE-Bとに分けられているのもカセットテープ世代の自分には懐かしい構成でしたね。

アルバム全体も近年のB’zと比べて少しハードさは控えめですが、聞きごたえのある一枚。

昨年にドラマ主題歌として発表されていた「Exit To The Sun」をはじめとして、「Classmate」「君を気にしない日など」のバラードの名曲が目立つ一方で、「EPIC DAY」「Man Of The Match」のようなハードロック曲に「NO EXCUSE」が軽快なポップチューン、「Black Coffee」のようにB’zらしい歌謡ロックなどバラエティに富んだ楽曲が10曲構成のアルバムにバランスよくまとまっています。

個人的なお気に入りはSIDE-A5曲目の「アマリニモ」

オリエンタルなイメージの節内メロディーラインが大好きです。


ジャケットデザインがすごく好きなんですよねぇ。

ちなみにこのアルバムは様々なバージョン違いが発売されたのですが、特筆すべきはアナログレコード版が発売されたことでしょうね。

SIDE-A、Bに分けられているのもレコード盤で聴くことをイメージして構成したんだとか。

僕はこのアナログレコード版が欲しくてですねえ、レコードプレイヤーと一緒に購入しようと考えたのですが、奥さんの反対にあって無難にDVD付きの限定版購入で落ち着きました。

このアルバムのパッケージデザインはとてもいいですからねえ。

LP版サイズのジャケットがとっても欲しかったのですが、プレイヤーと合わせて狭い家のどこに置くんだとのことで…

この時から2年後にちょっと広い今のマンションに引っ越したので、今なら買ってもいいかなあ。


だからLPサイズのジャケットが欲しいんですよ。

6月10日にシングル「RED」を発売。

アルバム発売直後のシングル曲リリースは「OCEAN」以来ではないでしょうか。

広島カープの黒田博樹投手の登場曲として作成された曲で、発表時はシングルCDとして発売するとは思いませんでした。

この頃B’zはシングルCDを積極的にリリースすることは少なくなり、「名探偵コナン」の主題歌だった「Q&A」や、ドラマ主題歌として発表された「核心」や、「Exit To The Sun」はアルバム収録曲となり、Pleasureツアータイトル曲として発表された「EndlessSummer」はC/W曲となった経緯があるので、今回の「RED」がシングル表題曲としてリリースされたのは驚きでした。

個人的にはこうやって発表された新曲は即リリースしてくれた方が嬉しいんですけどね。

曲は黒田投手の入場を盛り上げるような雄叫びがらはじまる重めのロックナンバー。

僕は野球は見ないんですが、実際に球場で登板する時に流れたらさぞかし盛り上がって、一緒にオーオーオオー!と拳を振るんでしょうね。

プロレスラーの入場曲としても盛り上がりそうだな…。

誰か使ってみませんか?

2016年。

この年のB’zは配信限定シングル2曲を発表したのみで、再びソロ活動か中心の1年でした。

この年の1月に稲葉さんのソロシングル「羽」が発売されてですね、これがえれーカッコいいんですよ。

B’zの作品にも匹敵する名曲だと思います。

いつかこの曲についても語りたいです。

羽 【初回限定盤】CD+Blu-ray

稲葉浩志
2016-01-13


10月4日に配信限定シングル「世界はあなたの色になる」発売。

元々はこの年のゴールデンウィークに公開された劇場版「名探偵コナン」の主題歌だったのですが、発表から随分遅れての配信となりました。

だからこの配信時にはそこまで話題にならなかった気がしますが、翌年の「Still Alive」も同様だったように、あまり販売戦略を考えないようなリリース形式が見られるようになっていきます。

曲自体はコナンの主題歌にしては重めのロッカバラードになっていまして、個人的には好きな曲なのですが、映画を観た子供たちが曲を聴いてどう感じたのか、気になるところですねぇ。

11月23日に配信限定シングル「フキアレナサイ」発売。

映画「疾風ロンド」の主題歌で、前作と違い映画公開のタイミングに合わせて配信リリースされました。

曲は久々と言ってもいいくらいのB’zの王道メロディーラインに乗った軽快なロックナンバー。

「フキアレナサイ NO〜〜〜W!」のシメがメチャメチャ良いですね。

リリース当時は繰り返し聴いていた大好きな1曲です。


2017年。

昨年のことになりますか…。

やっとここまで来ましたねえ。

前年が配信シングルがあったとは言え、ソロ活動が主だったので、30周年を目前としたこの年はB’zとしての活動が主になるだろうと思っていたところに、稲葉さんはスティヴィー・サラスと、松本さんはダニエル・ホーとそれぞれ共演しての活動を発表。

2年連続でB’zとしての主だった活動はないのかー!

と驚き、嘆いていたところにいきなりの発表が。

ドラマ「A LIFE〜愛しき人〜」の主題歌にB’zの「Still Alive」か決定!の一報。

これがドラマ初回放映が終了したあとで発表されたんですよ。

これは不意をつかれました。

ドラマの方は別に興味なかったから見てませんでしたから。

ドラマを見ていた人でB’zが好きな人がいたらどんな気持だったでしょう。

前情報無しにドラマ見ていたら、エンディングでB’zの新曲が流れるだなんて予想もしないサプライズだったことでしょう。

普段ドラマは見ない僕ですが、この時は見ておきゃ良かったーって後悔しました。

かつて同じく木村拓哉さん主演の同時間帯のドラマ「ビューティフル・ライフ」の主題歌を担当したB’zですが、それでも今回の起用を予想出来た人って少なかったんじゃないかなあ。

翌週の第2話は見てしまいましたよ。

1話飛ばしてるんで、ドラマの話はよく入ってこず、エンディングをひたすらに待っていました。

そこで初めて聴いた新曲「Still Alive」。

てっきり「今夜月の見える丘に」のようなバラードを想像していたら、ミディアムテンポの憂いを含んだハードロックナンバーじゃないですか!

それもこの近年のB’zの中でもトップクラスと言っても過言ではないカッコ良さ!

これは名曲だ!早くCDで聴きたい!

リリースはいつだ!早く発売してくれないかな…

と思いながらエンディングだけを楽しみにドラマを見ていたら、とうとう発売されないままドラマが終わってしまった…

あれあれー?配信もなかったー。

ひょっとして、発表自体サプライズ的だったので、アルバム収録曲の目玉としてリリースする気なのかあ?

…とか考えていたら…

6月14日にシングル「声明 / Still Alive 」発売。

まさかの発表から半年遅れでの発売!

ドラマは既に終了し、次のクールのドラマも佳境に入っている頃ですよ!

ドラマ放映中にリリースされていたら売り上げも認知度ももうちょっとは上がっていたのではないでしょうか。

でも、ようやく聴けるってことは素直に嬉しかったですね。

今作は「イチブトゼンブ/DIVE」以来の両A面シングル。

昨年、配信限定シングルとして発売された2曲も収録されているので、考えようによっては4曲全てがA 面曲とも言える豪華な1枚となっています。

まずは1曲目の「声明」

B’zお得意の歌謡ハードロックナンバーです。

畳み掛けるハードロックに体が痺れながらも、どこか心に響く懐かしさを感じるメロディーライン。

B’zの真骨頂とも言える一曲ですね。

こんな曲を演れるのはB’zくらいなもんじゃないでしょうか。

このシングルは30年間で最後のシングルリリースとなり、つまりはこの「声明」が30年の締めくくりの最後に発表されたシングル曲ということになります。

その30年目締めのシングルで、「この度私は変わります」と大々的に声明。

「燃え尽きてこそ始まる」とも宣言。

30年間、走り続けて燃え尽きて、すぐに火の鳥のごとく復活!

うん、今年のPleasureツアーに繋がりましたね!

今年のPleasureツアーでは演じてませんが。

ちなみにこの曲はUCCの缶コーヒーのCMに起用されていて、缶コーヒーに貼ってあるシールのシリアルコードを集めて応募すると、Tシャツやバッグ、タンブラーといったB’zグッズが当選するというキャンペーンを行われていました。

この頃は缶コーヒーはほとんど飲まなくなり、外でコーヒーを飲むとしたらコンビニコーヒーがほとんどになっていたのですが、このプレゼントのために、この時はUCCの缶コーヒーをひたすら飲んでましたねえ。

自分一人ではなかなか集まらないので、友人や家族に、職場の方々にまで協力を要請。

皆さんジョージアもボスも飲まず、UCCの缶コーヒーを飲んでくださったおかげでトータル200枚近いシリアルナンバーを集めて応募することが出来ました。

皆さんの優しさに感謝感謝、ARIGATOです。

当たらなかったですけどね(笑)

2曲目が待ちに待った「Still Alive」

こちらはとてもソリッドで、ここ近年のB’zらしい、ひたすらカッコいいロックチューン。

どこか憂いを帯びていて、哀愁漂う切ない曲調になっているのもまたB’zらしいですね。

ドラマの主題歌ということもあってか耳馴染みのいい曲でもあります。

改めてCDで聴いてみて、いい歌だなぁと実感しました。

「なに一つ終わりじゃない」

偶然かもしれませんが、「声明」の歌詞、「燃え尽きてこそ始まる」ともリンクしているようなのが、また良いですね。

最初は曲順は「Still Alive」の方が一曲目の方がいいのでは?とも思ってましたが、そういった理由でのこの曲順なら納得です。

C/Wは「世界はあなたの色になる」と「フキアレナサイ」の2曲。

昨年発売された配信シングル。

詳細は上に戻ってもらうとして、個人的には未発表のC/W曲を聴きたかったというのもあります。

だって、2曲とも昨年に配信されてすぐに購入し、「フキアレナサイ」なんてもう何度も繰り返し聴いていましたから。

なので、このシングルにおいてはA面曲ばかり聴いていたように思います。(特に「Still Alive」)

当初はこのC/Wの2曲は配信シングル曲という形だったので、この年に発売されると言われていたNewアルバムか、もしくは来年に発売されると勝手に想像していた「PleasureⅢ」あたりに収録されるもんだと思っていたので、2曲ともシングルC/W曲になったのは意外でしたねぇ。

結局、「DINASOR」には収録されなかったし、「PleasureⅢ」なんてものも出なかったので、音楽はCDで聴く派の人とかにはこれで良かったのかもですね。

8月30日に「B’z COMPLETE SINGLE BOX」発売。

これまでのシングル収録曲を全て網羅した究極のベストアルバム…ではありません。

デビューシングル「だからシその手を離して」から最新シングル「声明/Still Alive」の全53枚のシングルを1枚1枚マキシシングル化してデジタルリマスター。

53枚組の実に豪華なシングル・ボックスになっているのです。

値段にして5万9400円。

流石にこれは…買いませんでした。

値段もさることながら、全て持ってるシングルですしね。

デジタルリマスターされているのは確かに魅力的ですが、そのうちにハイレゾ音源で配信される日が来るんじゃないかなあと、思っているんですよ。

なので、どうせ持っているものを買い直す形になるのなら、配信でもいいのでもっと劇的にリマスターしたものを待つ、ということで。

通常版がの他にセブンイレブン限定の「Trailer Edition」なるものもあったんですよ。

「Trailer」の名の通り、シングル全てを収めるボックスがトレーラートラック仕様になっています。

これはちょっと欲しかったですね。

B’zのLIVE-GYMに行ってグッズを買われる方はご存知かもしれませんが、B’zのライブ限定グッズの中には必ずツアートラックのミニカーが販売されてます。

僕はライブに行くと、必ずこのツアートラックのミニカーを購入するのですが、シングル・ボックスの「Trailer Edition」の仕様を見た時には心惹かれましたねぇ。

集めたツアートラック達と一緒に並べたい…。

値段にして7万5600円ナリ。


こんな酔狂なモノを買う余裕は、ワタクシにはありませんでした…

11月29日にアルバム「DINOSAUR」発売。

現時点での最新アルバム。

現在の音楽シーンにおけるB’zの立ち位置を自ら再確認したようなアルバムである…と、個人的には思ってます。

それは自分達ハードロックバンドであるということを30年目にして改めて認識し、それは「DINOSAUR」=『恐竜』であるように、時代の流れに即して進化してきた日本の音楽シーンの中において時代遅れであるのかもしれないけれど、誰にもマネ出来ない現代まで生き続ける恐竜のように、独自の進化を続けてきたB’zの原点回帰にして最先端のアルバムである!…と、個人的には思ってます。

個人的に、ですけど、同じ思いで聴かれているブラザーがいたら嬉しいですね。

詳しくはこの回でも書きました。

評価はその時の記事とあまり変わらないのですが、「CHAMP」と「ハルカ」、シングル曲「Still Alive」が好きですね。

そして、まだまだよく聴いているアルバムですが、繰り返し聴くごとにアルバムラストのロッカバラード曲、「Purple Pink Orange」がとても好きになっていき、一番のお気に入りになりましたね。

「え?終わり?」みたいなアウトロが、逆に次のB’zを期待させてくれます。


いよいよ次回が、このシリーズ最終回になります!

コメント

タイトルとURLをコピーしました