どーも、たけGです。
メカゴジラです。
男の子は忍者も好きですが、やっぱりロボットに憧れます。
初めてテレビで放映されたメカゴジラを見た時はそのカッコよさに痺れましてねぇ。
祖母に頼み込んで超合金を買ってもらったんですよ。
ですが、この超合金メカゴジラがパッケージとは似ても似つかぬカッコ悪さで泣けましてねえ。
さて、このメカゴジラ。
ゴジラを模して作られたメカゴジラは3体あるのですが(次作のメカゴジラ2を含めたら4体か)、宇宙人によって作られたメカゴジラは今作と次作のメカゴジラ2のみです。
なのでその性能とテクノロジーは1番古い作品のメカゴジラながらダントツと思われます。
ゴジラの熱線を無効化できるバリヤーを張れるメカゴジラは昭和メカゴジラだけ!
全身に装備された武装での総攻撃はそれだけで絵になるカッコ良さでした。
沖縄返還直後に作成された作品のためか、舞台を沖縄とし、琉球の守護怪獣キングシーサー復活を巡るドラマは苦笑してしまう展開も多いのですが、前作、前々作と比べると多少は大人の鑑賞にも耐えうる内容になってはいます。
まぁ、メカゴジラ目当ての子供からすれば退屈な展開かもしれませんけどね。
2対2のタッグマッチだった前2作品から一転、今作はメカゴジラを相手にゴジラと新怪獣キングシーサーの2体が戦う、初代「餓狼伝説」の協力プレイや「ストリートファイターZERO」のドラマチックバトルを思わせる変則タッグマッチ。
それを言ったら「怪獣大戦争」も同じですが、これは昭和シリーズにおいてはキングギドラと同じレベルの大怪獣ということを示していると思います。
一方の新怪獣キングシーサーですが、沖縄のシーサーを2足歩行にしたようなデザイン。
メカゴジラのレーザーを片方の目で受け止めて、もう片方の目で跳ね返すという独特の技を持っているのですが、これ、目で受け止めてられるサイズのレーザーだから出来たのだと思うのですが、口から吐くゴジラの放射熱線でも出来るのでしょうか?
その特異な攻撃法以外に特に目立つ特徴がない怪獣ですが、琉球の守護怪獣という設定らしく、同系統の守護怪獣であるモスラやメガロと同様に歌、音楽で目を覚まします。(バックダンサーズはなし)
ですが、琉球安豆味王族の継承者の那美が歌う歌が、沖縄っぽさを全く感じさせないムード歌謡全開のメロディに吹き出しそうになります。
「暗い夜のとばりが消える〜、私のシーサー〜」
みたいな具合なんですよね。
でも何故か耳に残る不思議。
このキングシーサーとゴジラのタッグチームを相手に圧倒的な強さを見せるメカゴジラですが、最後はマグネットパワーに目覚めたゴジラに身動きを奪われ、有名な首もがれシーンから敗れ、破壊されます。
それでも、ガイガン以上のインパクトを残したんじゃないかと思われるメカゴジラ。
平成においてもキングギドラ、モスラに続く第3の定番相手怪獣の地位を確立しました。
きっと、一部のB級映画マニアには有名なアレも、メカゴジラがモチーフなんじゃないかなと思います。
それでも、昭和メカゴジラが存在していなかったら生まれてないと思うんですよ。
生まれていなかったとしても、別に困ることもなさそうですが。
コメント
こんにちは。また参りました。
「対メカゴジラ」はゴジラ生誕20周年という事で沖縄国際海洋博覧会のタイアップも兼ねて出演者の方々も豪華ですね。ブラックホール第3惑星人の皆さん、どう見ても宇宙人らしからぬ日本の悪の集団にしか見えない外観に私も違和感を覚えていたのですが、後に正体が猿の惑星である事が分かり、やっと宇宙人らしいイメージになってくれました(笑)。
女性陣の主役格はオスカル田島玲子さんですが、確かに出番は多いですけど目立った活躍が無いので、私はむしろ出番は少ない割に見せ場の多い博士のお嬢さんの方が印象的でした。
それから多くの人が時代錯誤と槍玉に挙げる沖縄の老人と孫娘のいでたちですが、あの一家は落ちぶれたとはいえ王族の末裔ですから王族の正装のつもりで着ているのではないですか?沖縄でも拓けた場所の住民なら現代人らしい服装の筈ですよ(^^)。
沖縄の老人は古い人なので、やたら日本の本土の人達を目の敵にし、ゴジラを悪の怪獣呼ばわり。これは前々から本土を守るゴジラに対して良からぬ感情を抱いていたところに偽ゴジラ騒ぎが起きたものだから、一挙に悪感情が噴き出したようですね。予知能力を持つ孫娘は何か違うものを感じていたようですが。
でも、最終的にはゴジラと本土の人達がキングシーサーと協力して沖縄を守ってくれた事から和解してくれたのが救いです。
http://plaza.rakuten.co.jp/achachan
>>A-chanさん。
またまたの訪問、ありがとうございます!
なるほど、琉球安豆味王族のお2人のちょっと時代錯誤な服装は、本人たちにとっては正装のつもりで、という意味合いがあると考えればしっくり来るかもしれませんね。
映画公開当時の沖縄の人たちが劇中の2人の衣装を見て、本土の人達は沖縄県民の服装をこんな風に思われている!とか言って怒ったりしたんじゃないかと余計な心配もしてみたもんなんですが(笑)
一方で、那美の歌がムード歌謡曲になっていて、沖縄民謡の雰囲気も感じられなかったりすることで、更に火を注いだんじゃないかとか、またまた余計な心配もしたのですが、昭和ならではのおおらかな気持ちで日本のみんなが映画を楽しんでいたのかもしれませんね。
こんばんは。
深い傷を負わされたアンギラスですが、ゴジラ生誕25周年記念の年に某テレビ雑誌に掲載された記事によりますと傷はすっかり完治したとの事です。
「対メカゴジラ」での痛手も、ただ痛ましいだけなら救いが無いですが、彼は優しいからこそ強い。あの時は彼が偽ゴジラと戦ってくれたからこそ多くの人々が避難でき、傷つきながらも怪獣島のゴジラに伝えたからこそゴジラは日本の救援に向かう事ができたのだと思います。このまま何事も無く、ゴジラ達と平和に暮らして欲しいです。
http://plaza.rakuten.co.jp/achachan
>>A-chanさん
こんにちは。
未来の設定になっている「怪獣総進撃」ではアンギラスは怪獣島で暮らしていましたしね。
その後は傷を癒しながら怪獣島で平和に暮らしていたんでしょう。
「怪獣総進撃」における時代設定は1994年。昭和シリーズの時間軸の世界ではその後もゴジラと仲良く暮らしていると思いますよ。