「僕のワンダフルライフ」生まれ変わってもあなたに会いたい。

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どーも、たけGです。

現在、映画館で公開中の「僕のワンダフル・ジャーニー」

お給料が出たあとの休みに見に行く予定にしています。


ま、もちろん観に行きたいと言っているのは奥様なのですが、僕もちょっと楽しみにしている映画です。


それは前作の「僕のワンダフル・ライフ」を観ていたから。

前作も奥様に付き合って映画館に観にいったのですが、これが良かったんですね。

奥様は前々から観たい観たいと言っていたのですが、個人的にはノーマークな映画でした。

同時期に公開されていた映画で、どうせ劇場で観るなら「エイリアン:コヴェナント」か「亜人」だろう!なんて思ってたぐらいですから。


ですが、ギャレス・エドワーズ版の「GODZILLA」や「シン・ゴジラ」を観に行った時に付き合わせた手前、こちらが奥様の観たい映画に付き合わないわけにはいかないので、といった一緒に付き合いました程度の印象の映画だったんですが…


いやいやいや、なかなかどうしてどうして。


笑えて、ほっこりして、楽しめて、そして泣ける、とてもいい映画でした。


できれば夫婦や親子で一緒に見ることをおススメしたい。

ペットを飼っている人なら特に。


ネタバレを抑えて書こうと思いますが、思い入れが強いので、あまり自信がありません。

まだ見てなくて、ネタバレは避けたい人はこの辺で引き返すことをオススメします。

今度、金曜ロードショーで放送もされるらしいので、それを楽しみにしている人はなおさらですね。






主人公は1匹(?)の犬。

ゴールデンレトリバーの子犬が、最初の飼い主からひどい扱いを受けているところを少年イーサンに救われます。

イーサンの家に引き取られることになった子犬はベイリーと名付けられ、イーサンととても仲良くなり、イーサンの傍で、彼を幸せにすることを誓いました。


やがてイーサンは成長し、大学生へ。

アメフトの有望な選手として有望な将来が見込まれていましたが、イーサンに対する嫉妬に囚われた同級生の、後先を考えない嫌がらせのために取り返しのつかない傷を負ってしまい、約束されていた将来を失ってしまいます。

失意のまま、家を離れることを決めたイーサン。

家を出たイーサンをベイリーは懸命に追いかけるも、追いつけないままベイリーとイーサンは離れ離れに。


その後、イーサンとベリーが再会したのは、ベイリーがその一生を終えようとするその瞬間でした。


ベイリーを置いて家を離れ、会いに来ることもなかったことを悔やむイーサン。

対するベイリーも、イーサンの傍で、彼を幸せにすることを誓ったのに、それを守れなかったことを悔やみながら天国へ旅立つのです。


その悔いが天に通じたのか、ベイリーは生まれ変わりを経験するのです。

ベイリーであった時のことを記憶に留めながら。


ですが、イーサンの傍で生まれ変わるわけはなく、別の飼い主の元に転生するのです。


その飼い主の元を逃げ出して、イーサンを探す…というわけではなく、しっかりと自分を傍に置いてくれる飼い主へ寄り添い、一生を全うし、そしてまた生まれ変わりを繰り返すのです。


時に警察犬として、相棒の警官を命をはって助け、時に孤独な女性の傍に寄り添い、彼女が運命の人に出会い、家庭を築くまで見届けてその一生を終えていくんですね。


普通に考えれば、イーサンを愛した記憶をもって生まれ変わったのなら、新しい飼い主のもとを飛び出してイーサンを探すことも考えられるのですが、彼はそれをしないんです。

(メス犬に生まれ変わることもありましたが、その転生した人格、いや犬格の一人称はあくまで“僕”なので、“彼”でいいでしょう)


自分を引き取ってくれた新しい飼い主のことも大事に想い、イーサンにできなかったこと、飼い主への愛情を注ぐことを新しい飼い主にもしっかりと行い、人生、いや犬生を全うするんです。

まさに人を愛するために生まれたような飼い犬の鑑のような魂!


そして、3度生まれ変わったベイリーの魂。

今度の飼い主にはあまり大事にされず、捨てられてしまいます。


ただ1匹、街を彷徨うベイリー。

そこで、懐かしい匂いをもつ人と出会います。


この人は誰だ?僕はどこかで出会ったことがある?


そう、その街は彼がベイリーと呼ばれていた頃にイーサンと住んでいた街だったんです。


彷徨ううちに無意識にその街へ来ていたんですね。

そして、数奇な巡り合わせを経て、ベイリーはついに年経た年配の男性となったイーサンと巡り合います。


ベイリーはすぐにイーサンだと気づきます。


イーサンはさすがにかつて死んだ愛犬の生まれ変わりだなんて気づくはずもないのですが、なぜか不思議な感情に囚われてその犬を引き取ることに決めます。

バディという名前をつけて。


バディと名付けられたベイリーは、かつてイーサンが若かった頃、将来に絶望し、自ら手放したものを取り戻せるよう奔走します。


そしてバディ(ベイリー)がたぐりよせた、イーサンが1度は失った幸せ。

イーサンの傍で、彼を幸せにするという誓いをついに果たすのです。


ですが、彼にはまだ心残りが。


僕はバディじゃない、ベイリーなんだ。

イーサンに気づいて欲しい、ベイリーと呼んで欲しい。
彼はイーサンにフリスビーを差し出し、促そうとします。
かつて、ベイリーと呼ばれたゴールデンレトリバーだった頃に、イーサンと行っていた2人だけのコミュニケーション。
はたしてイーサンは…
いやぁネタバレを極力抑えて書くつもりが、鑑賞した時の気持ちがよみがえってしまい、かなり自重せずに書いてしまいましたが大丈夫でしょうか?
この見事なまでのベイリーの人生、いや犬生に感動しちゃったんですねぇ。
ベイリーとイーサンの物語だけでなく、ほかの飼い主の元に生まれ変わった時のドラマもしっかりと描かれています。
ベイリーを主人公とした大河ドラマ的な映画であるとともに、ちょっとした短編集みたいな作りにもなっているんですね。
それぞれの物語もしっかりと楽しめて、そして泣けて。
とっても素敵で、優しい気持ちになれるようなそんな映画です。
最後の生まれ変わりでイーサンのもとに生まれ変わり、誓いを果たすことも出来て、これでようやく天国に行けるんだろうなと思っていたベイリーの物語ですが、まさかの続編が公開されるなんて想像もしてなかったです。
イーサンもいい年齢だったので、次に犬生を全うする時はイーサンも一緒に旅立つので生まれ変わりはもう無いんじゃ?などとか思っていたら、今度はイーサンの孫娘のために生まれ変わるんだとか。
休ませてもらえないベイリーがちょっと不憫に思えてきた…
ま、それでもベイリーにとっては、それが幸せなんでしょうけどね。
我が家には犬はいませんが、インコがいます。
積極的に僕の耳たぶに噛み付いてきてダメージを与えてくれる、かわいくとも、ちょっと困ったヤツです。
僕の耳たぶが美味しいのか、感触がいいのかは知りませんが、ヤツも死んだら、生まれ変わったりするんですかね?
「僕だよ!◯◯だよ!気づいてよたけG!」
とか言って、2人にしかわからない、耳たぶ噛みつき連続攻撃をしてきても、絶対に気づかないフリをしよう…
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