「ゴジラvs.デストロイア」さよならゴジラ、と言うより、さよなら三枝未希。

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ゴジラの死でもって幕を閉じるvsシリーズ完結篇はどのように描かれているのか。

どーも、たけGです。

いよいよ平成vsシリーズ最終作、「ゴジラvsデストロイア」

「ゴジラvs.モスラ」以降、ファミリー向けのポップな作風が続いていた流れから一転、「vs.ビオランテ」以来と言ってもいい少し暗く、重めの雰囲気で作られている感じです。

個人的には平成シリーズの中でもかなり好きな方の作品なのですが、同時に色々と惜しい作品でもあります。

今作のテーマはゴジラの死。

前作においてリトルゴジラと一緒に過ごしていたバース島の天然ウラン爆発に巻き込まれたゴジラは体内の核エネルギーを制御出来ない状態となり、その体は赤々と光を発しいつメルトダウンしてもおかしくない状態。

そのゴジラが香港に上陸するという設定はとても良く、絵的にすごく映えていたんですが…

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よくよく見ると香港の夜景に合成されたゴジラの手前の香港の景色。

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普通に船や車が走っていて、大怪獣が迫っているという緊迫感に欠けたんですね。

ミニチュアの香港の都市を作ったり、香港で大規模なエキストラのロケを行ったり出来る余裕が時間的にも予算的にもなかったんだろうなあと思うのですが…。

すぐに合成感丸出しの映像だと気付いて、当時は興醒めしてしまった記憶があります。

今改めて見直すとそんな風には思うこともないのですが、当時は結構冷めた目で見てましたねえ。

かなり捻くれたゴジラファンになってました。

そして今作の新怪獣、デストロイアの設定。

初代のゴジラの設定を持ち出し、初代のゴジラを葬ったオキシジェンデストロイヤーにも耐えて生き残った生物の突然変異体という怪獣。

ゴジラが絶命した兵器にも耐え切った生物というのは、シリーズラストの対戦相手としてこの上ない設定の怪獣だと思うのですが…

なんだかその設定を上手く生かし切れてない気がします。

デストロイアとは、オキシジェンデストロイヤーの作り出した、酸素が破壊された死の世界でも生き延びていた無酸素時代の太古の生物の生き残りが、酸素の豊富な地上に出たことで異常進化を遂げた怪獣だということ。

更には体内にオキシジェン・デストロイヤーと同じ成分を有し、それを武器オキシジェンデストロイヤー・レイとして使用できる。

初代ゴジラを殺したオキシジェン・デストロイヤーをきっかけにしてこの世に現れ、それを武器としても使用できるという、まさにゴジラ最強最後の敵としての十分すぎるほどのバックボーンを備えた怪獣だと言えます。

ですが、強い怪獣という印象は伝わるのですが、ゴジラを殺せるオキシジェン・デストロイヤーを使用しているという描写がイマイチ視覚的に伝わってこない。

幼体の時にはその武器をもって自衛隊員を攻撃し、完全体時にはゴジラに確実にダメージを与えている描写が見られるのですが…

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見た目的にそれが火炎放射とも引力光線ともウラニウム熱戦とも見た目の色以外に何が違うの?って感じで。

なるほどゴジラにはダメージを与えているようで、Gフォースの面々や山根健吉君のセリフからもそれは伝わってくるのですが、小説ではなく映画なんだからセリフだけでなくビジュアル的にその効果を知りたかったところ。

例えば、ゴジラの肉が溶けて骨が露出するだとか、幼体デストロイアの攻撃で自衛隊員が瞬時に白骨化するような描写があっても良かったと思うんですけどね。

その効果が目に見えてわかったのは、ゴジラジュニアの皮膚を溶かしてそのエネルギーを吸収した時ぐらいかなぁ。

これは今改めて見直してもそう思います。

あと、幼体デストロイアの群れがどうにもオモチャにしか見えなくて、緊迫感に欠ける。

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この映画の半年前に「ガメラ 大怪獣空中決戦」を見てるもんだから、余計気になってしまって。

ギャオス、凄かったよなぁとか思いながら今作を見てしまったんですよね。
更にこの映画の半年後には、世紀の傑作「ガメラ2 レギオン襲来」を見てしまいます。

ガメラ2 レギオン襲来 デジタル・リマスター版 [DVD]

ほぼ同時期に公開されたと言っても過言でない両作。

どちらかが意識をしたのか、はたまた偶然か、デストロイアも「ガメラ2」のレギオンも小サイズの怪獣による群体と、巨大サイズの怪獣が登場します。(レギオンには更に草体まで登場しますが)
この「ガメラ2 」における群体レギオンが本当に凄くてですね、軍隊アリのようにガメラの巨体に集結したソルジャーレギオンの群れの図は非常に圧巻で、当時劇場で観た時には身震いさえ覚えたもんです。

対してデストロイアは、幼体に分裂してゴジラにまとわりつくのもオモチャがゴジラに乗っかっているようにしか見えなくて…

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まぁデストロイアを見た時は、レギオンじゃなくてギャオスを比較対象として考えていたんですが幼体デストロイアのチープさは劇場で観ていた時に失笑しそうになるのを堪えていたくらいです。
その分、完全体デストロイアの造形は良かったですけどね。

前作のスペースゴジラと比べても強キャラ臭漂う悪魔的なデザイン。

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ちょっと平成ウルトラマンに出てくる怪獣っぽいなーとも思わないでもなかったですが、平成vsシリーズのラストを飾るに相応しい凶悪な怪獣らしさが出ていると思います。
ですが、設定を掘り下げていくとやっぱりちょっと腑におちない点が多くてですね。

まず幼体デストロイアの群れが集結、融合して完全体の1匹の怪獣になり、必要に応じてまた分裂するという謎の生態。

謎理論によって誕生したスペースゴジラに匹敵する奇天烈さです。

トンデモご都合ロボット、ジェットジャガーに比べたらまだマシですが…
以前の作品でもペット動物的なドラット3匹が核爆発の影響で1匹の巨大なキングギドラになる、という展開あたりからして、どんなメカニズムなのか疑問に思える点ですが、それはゴジラ映画だから、で許せるお約束になっていたようになっていたのかもしれません。

(まぁ「vs.キングギドラ」はそんなことが気にならないぐらいツッコミどころが満載の映画であったというのもありますが)
ところが、平成「ガメラ」において、ガメラにせよギャオスにせよ、その後のレギオンやイリスにしろ、その生態や存在理由について納得できる設定が準備されてきてたんですよ。

対してスペースゴジラにしろ、デストロイアにしろ、特に深い考察なんてしないで凄い怪獣出ればいいだろう的なやっつけ仕事が見え隠れするんですよねぇ。

(「vs.モスラ」のバトラはまだしっかりと掘り下げられていたと思うんですが)
そして何の脈絡もなく翼がはえ、空を飛ぶようになるデストロイアさん。

翼が生えたことで更にカッコよくなったことは認めますが、元は地中や海中で生きていた生物なんですよね?

シン・ゴジラもびっくりの異常進化ですが、ここまでの形態変化を起こさせるのなら宇宙生物が融合したぐらいの設定を盛り込んでも良かったと思うんですけど。

人間ドラマの方に目を向けてみても、こっちもちょっと残念。

デストロイア同様、初代ゴジラの関係者が出て来ます。

初代のヒロインであり、オキシジェンデストロイヤーを発明した芹沢博士とも縁が深い河内桃子さん演じる山根恵美子が歳を重ねたまま登場し、その父親であった山根博士の所縁のある人物の子供たちも出てくるのですが…

ここもなんだか上手く消化できていないような気がします。

主人公の伊集院が発見したミクロオキシゲンが、かつて芹沢博士が発明した禁断のオキシジェンデストロイヤーと似ていることを危惧し、姪であるヒロインのゆかりを通じて警鐘を伝えるのですが、その後はびっくりするほど物語に絡んできません。

更に付け加えるなら、恵美子の意思を聞いたゆかりにしろ弟にしろ、最終的にはメルトダウンしようとするゴジラを倒すためとはいえオキシジェンデストロイヤーを再現しようとする思考に傾いていくのがちょっとね。
結局はミクロオキシゲンを発見した伊集院だけが芹沢博士の意思を尊重しているようにも思えます。

なればこそ、恵美子と伊集院が出会い、話をする機会があっても良かったのではないかなぁと思いました。
伊集院が自分のその本心をゆかりではなく恵美子自身に伝えることで、その本心も伝わると思うんですけどね。
何より主人公として、ヒロインとしての伊集院とゆかりの存在感がちょっと弱い。

ゴジラジュニアを誘導してのデストロイアとゴジラのラストバトルでは、シリーズお馴染みの三枝未希の方に視点が集中してしまい、どちらがこの物語の主役なのか非常にブレまくります。
っていうかシリーズラストの今作こそ、三枝未希を主人公、もしくはヒロインにすべきでなかったのかなと思うんですよ。

その思いは20年近く経った今も変わりません。

物語の全てにおいて彼女が中心にいれば、彼女の最後の「私の役目は終わった」というセリフも、もっと生きたんじゃないかなぁ。

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未希は前作「vsスペースゴジラ」の後で結局G対策センターに戻っていますが、相変わらずゴジラやゴジラジュニア優先の考え方をしています。

メルトダウン寸前のゴジラとデストロイアを戦わせるため、ゴジラジュニアを誘導しようという作戦についてもジュニアを想ってそれを拒否。

ですが今作においては同僚であり、同じサイキッカーである芽留が「もっと世界に目を向けて!そんな感傷は捨てるべきよ」と、未希を諭すのです。

(ちなみにコスモスの片方ではありません。念のため)

前作ではなかった展開。

未希が本当に守らねばならないものは何か、優先すべきものは何か葛藤の機会が得られるんですね。

そして、ジュニアの死に涙し、ゴジラの最後を見届ける。

今作のヒロインこそ、平成vsシリーズの顔とも言える未希であったはずなんですよ。

なのに、ゆかりが最後に「これが私たちの償いなの?」みたいなことを言われても、どうにもゆかりの存在意義が薄く、なんら説得力がありませんでしたよ。

今回は「ゴジラvs.デストロイア」を振り返ってみました。

いろいろと不満を並べた本作ですが、実は今作は平成vsシリーズでは「vs.ビオランテ」に次いで好きな作品なんです。

作品を彩る少し暗めでシリアスな世界観はとてもよく、ゴジラの死というテーマによく合っています。

「vs.メカゴジラ」から2作続けて首を傾げたくなるような言動の多かった三枝未希というキャラクターの描き方はおそらくシリーズで1番良く描けていると思います。

ベビー、リトルと、狙い過ぎのデザインだったゴジラザウルスの幼体が、しっかり立派なゴジラへと成長している描写も良かったですね。
スーパーX Ⅲの登場と、「vs.ビオランテ」以来となる黒木特佐の再登場も嬉しかったですねぇ。

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ゴジラを凍結させその足を止め、逃走を図ったデストロイアを追い落としデストロイア消滅の決定打を与える大活躍。

莫大な予算をかけて製作されたと思われるメカゴジラやモゲラの存在意義さえ打ち消すような超兵器です。

これまでの対ゴジラ兵器の末路と違って、撃墜されもしませんでした。

スーパーX Ⅲあるんだったら、最初からメカゴジラなんていらなかったんだ!みたいな禁句を投げかけてしまいそうなほどでしたよ。
ちなみに、ここでまた「vs.キングギドラ」のタイムパラドックスを引き合いに出すと、「vs.ビオランテ」の出来事は起こっていないんだからスーパーX2を通り越してⅢが登場すんのはおかしくない?と思われがちですが、科学技術の兵器なんだから別に撃墜とかされてなくてもバージョンアップの世代交代はあるでしょう?

プレステ1→2→3→現行の4みたいな。

なので、別にスーパーX Ⅲについては特にツッコミどころはありません。
同時に再登場となった、黒木特佐も嬉しかったのですが、諸事情から配役が高嶋政伸さんから、お兄ちゃんの高嶋政宏さんへとチェンジ。

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そのおかげで今回の黒木特佐を見ても、ガルーダを操縦し、すぐ職場放棄するプテラノドン好きな「vs.メカゴジラ」の能天気な彼にしか見えなかったのがちょっと残念。

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クールな役回りだった弟がそのまま続投していたら、もっと締まってよかったと思うのですが、当時は姉さん事件ですで忙しかったんでしょうかね…
そしてなによりテーマであるゴジラの死。

メルトダウンに向かって、赤く輝き続けるゴジラ。

このバーニングゴジラの描写は、ハリウッド版最新作「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」においてもオマージュのような描写がありました。

死の直前にして限界を超え、かつて同族を死に至らしめたオキシジェンデストロイヤーでさえ無効化するパワーを発揮しました。

ここで描かれていたのは、ゴジラの死と重ね合わせた、核への恐怖。

この作品以前のゴジラ作品が忘れていたゴジラシリーズの原点にして不変のテーマ。

人間が生み出した核への恐怖と、その業が描かれていたのが良かったですね。

ここにきて、ようやくゴジラらしいゴジラを見られたというか。

まさにシリーズ完結篇にふさわしいテーマであり、面白かったと思える内容の作品だったと思います。
ラストでは、ゴジラジュニアがゴジラのメルトダウン爆発によるエネルギー放出を吸収し、真のゴジラへと成長して咆哮するシーンで幕を閉じます。

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見ようによっては、ジュニアが核爆発の余波を吸収したことで東京は壊滅的な大破壊から救われたともとれる終わり方でした。

この、次代のゴジラに成長したジュニアが主役となる新シリーズも見てみたかった気もしますけどね。

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

さぁて、次からはミレニアムシリーズか…







コメント

  1. A-chan より:

    こんばんは。
    平成ゴジラVSシリーズ最終作「ゴジラVSデストロイア」。ゴジラとリトルにとって安住の地ができたと思った矢先、その土地が2匹に不幸をもたらしてしまうのが悲しいです。
    最高で1500℃の高温の中を火傷1つ負わずに突っ切ってきたゴジラですが、天然ウランの爆発の影響でその身を守ってきた核エネルギーの制御ができなくなり、体内炉心が1200℃を超えると体が崩壊してしまうという事態に見舞われます。
    体が大きい分、人間よりは熱に耐性はあるでしょうが無傷という訳にはいきません。内側から体を焼かれていくゴジラを見て、神懸かりな力を持っていても体は生身という事を実感させられて痛々しかったです。
    結局ゴジラはメルトダウンにより消滅していきますが、その残留放射能を吸収したリトル=ゴジラジュニアが新生ゴジラとして復活します。
    新しいゴジラになった事が果たしてジュニアにとって幸せな事だったのかは分かりませんが、人間からの愛情を受けて育った彼ですから、決して人間社会に被害を及ぼす事は無いでしょう。地球に害を及ぼす者が現れたら助けに来てくれるかもしれません。
    でも、できればこのまま何事も無くジュニアには平和に静かに暮らして欲しいです。間違っても、先代ゴジラのような悲しい末路を辿って欲しく無いですから。
    「VSデストロイア」は、合成の粗や中途半端な部分、筋違いな設定が多い映画のようですが、私は合成された通行人など細かい所は全然気づきませんでした(苦笑)。
    この最終作は未希さんにとってつらい展開となりますが、だからこそ現実を見つめさせる芽留さんのような存在が必要だったのかもしれませんね。
    http://plaza.rakuten.co.jp/achachan

  2. たけG より:

    >>A-chanさん
    こんばんは。
    「vsキングギドラ」の頃から、やりたいことに追いつかなくなっている特撮映像の粗は目立つようになってきていたのですが、今作のゴジラ香港上陸のシーンはかなり際立っていたんで、強烈な印象が残っているんですよ。
    パッと見の印象はとてもいいのですが、よくよく見ると、手前の逃げ惑う人々、奥の暴れ回るゴジラに挟まれた香港の夜景はあまりに普通で、気になってしまうともう浮いてしか見えなくてダメでしたね。
    「vsメカゴジラ」ぐらいまでは、そんなに気にならなかった映像の粗が気になるようになってしまったのは、今作の直近で観た平成「ガメラ」のせいでもあるんです。
    予算や撮影規模は変わらないはずの「ガメラ」で、あんな凄い魅せ方が出来るのに、特撮映画の王者たる「ゴジラ」がなんでこうなん?同じことがなんで出来んのかなぁ?とか思い始めると、細かいとこがとっても気になっちゃったんですよねぇ。
    おぞましいぐらいだったチビレギオンの群れに比べて、タイヤで走り回るオモチャにしか見えなかったチビデストロイアの群れとかもう見てられないくらいで。
    でも、話自体は悲しいけれど、とても好きな作品で。
    ゴジラへの想いと自身の使命の間で葛藤し、ゴジラの最後を見届けた未希の心情が、前作と違ってしっかりと描かれていたのがなによりも良かったです、
    人間が作り出した核によって生まれたゴジラが、その核によって自壊して死していくその姿は、発展していく文明の中で生き続けていく我々人間の行く末を暗示しているようにも思います。
    ですが、ジュニアが新たなゴジラとなって世界を浄化していくその姿は、絶望ばかりではなく希望もあるということを示唆しているのかもしれませんね。

  3. 山々 より:

    イリスって後のウルトラマンルーブのルーゴサイトに似てますよね(ゴジラ関係なし)。
    デストロイアってスペゴジ共々不憫ですよね、いまだに再登場してないし(怪獣黙示録にさえ出てこない、まあ、スペゴジは仕方ないか、いたらアースさんが色々辺な立ち位置になりそうだし、ビオランテはモゲラの特攻で倒されるし)。
    バニゴジって、本作とkom版で実はだいぶ設定が違うんですよね、後、インフィニット熱線って名前なのにvsシリーズの熱線の例に漏れず連射するのはいかがなものかと、もっと、熱線の威力をあげて欲しかった所、後、性格には背びれが溶け始めてから使い出した技なのにその前のバーニング熱線と見分けがつきにくいのはどうかと。
    まあ、好きな作品ではありますけどね。

  4. たけG より:

    >山々さん
    ウルトラマンルーブは見てなかったので調べてみました。
    …確かにイリスと似てますね。
    怪獣黙示録は「怪獣惑星」に繋がる小説作品ですね。まだ未読なのですが、ビオランテがモゲラと絡んだりするんですか⁉︎俄然興味が湧いてきました。今度読んでみます。
    「vsデストロイア」はvsシリーズラストということで気合い入れて作られてる一方で、ハリウッド版の遅れから急遽製作が決まった慌ただしさと期間の短さから来てそうなアンバランスさが所々に見られる気がします。
    僕も好きな作品なんですけどね。

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