Jと呼ばれる男。ストロングマシーンJ選手がプロレス大賞新人賞を受賞!

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急速充電中のマシーンJ選手。お父さんもここまで徹底してなかったよな…

どーも、たけGです。

プロレスネタが続きますが…昨年にデビューして注目を浴びた、DORAGON GATE所属のストロングマシーンJ選手。

僕が大好きだったスーパーストロングマシン元選手の実の息子さんということで、注目してきたのですが、

まさか新人賞をとるほどまでになるとは驚きでした。

デビューしてからベテラン選手のあの人とあの人と思われるストロングマシーンF &Gとストロングマシーン軍団を結成し
、この3人タッグでもって連勝街道をひた走り、ついにはトライアングルゲート王座をデビュー年にして獲得してしまいました。
スーパーストロングマシン選手の息子さんが、父親の意思を継いでマシーンとなってデビューしたことは嬉しい反面、実は当初は若干冷ややかな目で見ていたんですよねぇ。
マシンの息子であり、マシンマスクを被ってのネームバリューは随一で、他の新人1年生レスラーとは一線を画しています。
正直、かなりお膳立てをされたデビューに思いました。
言ってしまえば親の威光を借りてのデビュー。
そして、J単独のデビューではなく、ストロングマシーン軍団としてのデビュー。
脇を固めるのがドン・フジ…マシンFと、Gamm…マシンGと、かなり心強すぎるサポート付き。
これでいいのか、マシーンJr!とデビュー当初は思っていたのです。
ですが、FとGのサポートはありつつもJはマシーン軍団の中で存在感を発揮していきました。
父親譲りの魔神風車固めの綺麗なフォーム。
この技でフィニッシュする時には父親と同様に会場が盛り上がっていたようですね。
ただ、魔神風車固めという技は、有名な技であるにも関わらず、父親のSSマシン以外に使い手となる選手は現れませんでした。
タイガーマスクのタイガースープレックスや、ライガーのライガーボムは他の選手が使うことも見られていたんですけどね。
これは技の難易度が非常に高く、かつ、技を仕掛ける当人の身体への負担が大きな技でもあるためだと思います、
父親であるSSマシンのようなヘビー級の選手だからこそ使いこなせる大技であるんですね。
そんな難易度の高い技をマスターし、フィニッシュホールドとして会場を沸かせているJのレスラーとしての才能は決して低いものではないことがわかりますが、おそらくはJの小さな体では負担も半端ないのでしょう。
昨年末あたりの試合では、痛々しくテーピングを施している姿も見られており、その事で、体が出来ていないと相手の選手からなじられる材料にもなっていました。
そして連勝街道もついにストップ。
獲得していたトライアングルゲートの王座も失ったのが昨年末。
Jがフォールされたり、ギブアップして負けたわけではないのだから無敗記録はまだ続いているという声もあるようですが、最初の挫折であったのではないかとも思います。
しかしこの後、今までマシーン軍団としての試合が中心だったJも、そこから脱却しようとしているのかマシーン軍団ではないKAI選手とタッグトーナメントに臨みます。
そして、初のシングルマッチ。
Ben-K選手を相手にフルタイムのドローという結果でまだ自身の黒星という結果にはなっていません。
ですが、初のシングルマッチは課題が多い内容だったようです。
そこはJ自身も認めてますね。

元王者相手の試合で、敗れなかっただけでも大健闘だったとも言えますが…
他の新人選手と比べて恵まれた道を用意されていたとはいえ、試合を見れば光るものを持っていたのもまた事実。
それ故のプロレス大賞新人賞の受賞だったのでしょう。
そんな、東スポプロレス大賞授賞式の場で、Jにとってとてつもないサプライズがあったようです。

授賞式の場で、Jに声をかけたその人が、新日本プロレスのスーパースター、オカダカズチカ選手!

オカダ選手はJに声をかけ、握手しながら、Jの父親であるSSマシンとの親日時代の思い出を語ったようです。
いやぁ、これは嬉しいなぁ。嬉しいだろうなぁ。
引退セレモニーでも見られた、SSマシンが後輩達に愛されていた姿。
マシンを慕っていた選手達も、その息子であるJを気にかけて、期待しているんでしょうね。
そしてオカダがJへ伝えたことは、オカダももともとスタートは闘龍門であったということ。
今のJと同じようなプロレス人生のスタートを切りながら、今や新日本プロレスのトップレスラーにまで上り詰めているという事実。
Jにだって、そんなチャンスがあるかもしれない。
新人賞をとったとは言え、まだまだ1年目のJにとってはこれ以上ない励みだったことでしょう。
新人賞をとったということは、デビュー後のファイトが認められたということと同時にマスコミやファンから期待されていることの現れ。
そして、SSマシンの息子ということで、かつてのマシンの後輩レスラー達からも期待されているマシーンJ。
2020年は正念場の一年となることになると思います。
シングルマッチでまず結果を残せるかどうか。
自身の黒星もあるでしょう。
敗戦がどのような形となるか、その後、その敗戦からどう乗り越えていけるか。
そして、父親を乗り越えることができるかどうかも今後の鍵でしょうね。
デビュー後の快進撃は父親の名前が助けになることも多かったと思いますが、時に偉大な父親の名前が足枷になることだってあります。
Ben-K選手との試合は、まさにマシンの息子という肩書が重荷になっていたのではないでしょうか。
ダイビングヘッドバットに魔神風車固め、父親譲りの技ですが、ここに拘りすぎると父親の二番煎じで終わってしまう可能性だってあります。
SSマシンの息子、ではなくストロングマシーンJという1人のレスラーとして脱却できるかどうか。
J自身が言っているような、DRAGON GATEの先頭に立って引っ張っていくような選手になるためには、1人のオリジナルの選手になることを目指さなければ。
故・橋本真也さんの息子である橋本大地選手は現在、大日本プロレスで大活躍しています。
大地選手もデビュー当初こそ父親である橋本真也さんの影を引きずったファイトをしていた印象でしたが、現在では父親のファイトスタイルなどは関係ない、橋本大地という唯一無二のレスラーとしての立ち位置を確立しています。
Jも橋本大地選手のような存在感のあるレスラーとなれるかどうか、2020年の彼の闘いを冷めた眼で見るのはやめて熱い眼で追っていこうと思います。

動画の中で、天龍源一郎さんと言葉を交わしているシーンがあるんですよね。
天龍さんがどんな言葉をかつての盟友の息子にかけたのか、気になるところです。
それにしても改めて見るとJはやっぱり小さいし、細いなぁ。
上背は仕方ないとして、もうちっと体は大きくしないと体を壊さないか心配ですよね…

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