超人墓場に足を入れた御一行は、何を見ることになるのか…
どーも、たけGです。
実に、実に3週間ぶりのキン肉マン最新話の更新です。
その間に、年度が切り替わっていたり、日本が、いや世界がとんでもない事態になっていたり、「男坂 武島本陣編」が中途半端に終わっていたりと、とにかくたった3週間の間に世の中は目まぐるしく動いていたわけで。
それだけの間を置いて再会した今回の話ですが、今回の話は次の展開へと繋ぐための、いわゆる“溜め”回。
ジャスティスマンのガイドによる超人墓場案内の回でした。
キン肉泳法を駆使して渾身の力で笑いを提供したのに誰もツッコまずにスルーされたキン肉マンを尻目に墓場へ足を踏み入れる御一行。
そこで目にしたのは無残に横たわるミラージュマンの遺体。
って言うか、悪魔将軍に敗れてそのまま誰も何もしてないの⁉︎
悪魔将軍とミラージュマンの戦いから結構な日数経っているとは思うのですが…
オメガマンの遺体(しかもその時はまだ死んでいなかったことも後に判明)をそのまま試合続行中のリングに放置し続けていた宇宙超人協会の怠慢と比べても、数日間に渡って放置だなんて、あんまりじゃないですか?
だなんて疑問についての回答は、この後すぐに判明するので置いておいて。
そして注目すべきは、ちゃっかりガイドのジャスティスマンに続いて、一行の先頭という美味しい位置を確保している我らがブロッケンJr。
物語の主人公であるキン肉マンや、今回の最重要人物であるアリステラ、そして何よりも自身の上司にあたるソルジャーこと、キン肉アタルを差し置いて、1番目立つポジションをキープしているあたりがさすがです!
1度死んで、超人墓場に来たことがあるキン肉マンを除き、墓守鬼の皆さんを見るのは初めて。
鶴の一声ならぬ始祖の一声で咄嗟に大人しくなる鬼たち。
さすがのカリスマ性です完璧始祖、ジャスティスマン。
ここでまたかつての同胞の痛ましい遺体がそのまま放置されているのを目にするジャスティスマン。
粉々に砕かれて無機質のようだったミラージュマンと比べて、肉体の損傷が見て取れるアビスマンのその姿はなお痛々しい。
ジャスティスマンも不審に思い、鬼たちへ問いただします。
墓守鬼の長老らしき鬼の言うには、完璧始祖ほどの存在となると恐れ多くて、遺体であっても触れることが出来なかったとのこと。
それ故に埋葬することも出来ずに、そのままに…
なるほど、道理ですな。
労働者である鬼たちにとっては、神にも等しい存在でもある完璧始祖たち、とりわけ直属の部署のトップでもあったアビスマン様が遺体となって横たわっているのを見ても、どうすればいいのかわからなかったことでしょう。
これは鬼たちを責められませんね。
しかしザ・マンとしても先の大戦後、ネメシスやネプチューンマンといった幹部らに全てを任せているつもりなのかもしれません。
「あやつらなら、私が何を言わずともどんな局面も乗り越えていけるだろう」
などと考えて。
と、なるとここは現場責任者の役割を任されたネメシス、もしくはネプがしっかりと判断して部下の鬼たちに指示を出さなければならないところですが…
ネプ「なんと言っても始祖の方々のご遺体だ。どのように埋葬するか、おいそれと判断するわけにはいくまいよ」
ネメシス「超人閻魔様は何もおっしゃられぬ。やはり敗北した完璧超人には価値なしとのお考えなのだろうか」
ネプ「来る日も来る日も気難しいお顔で、同じ曲のレコードばかり繰り返し聴いておられる。なんとも伺いをたてにくいところだな」
ネメシス「勝手に判断してお咎めを受けるかもしれぬしな。閻魔様のご判断があるまでは、心苦しいがそのままにしておくしかないだろう」
いかん、いかんですよこれでは。
このままでは組織がダメになってしまいます。
強力すぎるトップが一歩身を引いたあと、その後継者が代わってリーダーシップを発揮せずにご意見番のような元トップの顔色を伺ってばかりだと組織が凋落しかねません!
その後ネプチューンキングが復権して、悪魔超人や残虐超人と手を組んでd.M.pを結成してしまうような暗黒の歴史へと繋がってしまいますよー!
ここは強いリーダーが必要!ですが、そこはさすがのジャスティスマン。
失敗した仲間を責めるでもなく労り、迷わず指示を出す。
責任は私がとる!と言わんばかりの「私が許す!」の一言で迷える部下たちに安心まで与えました。
これこそがリーダーの器!
ま、ジャスティスマンはザ・マンと肩を並べられるほどの重鎮であり、その立場にあるからこそ出来ることかもしれませんが、ネメシスやネプも彼を手本にして完璧超人界の良きリーダーとして育っていってほしいもんです。
そうすれば、老後になって、落ちに落ちぶれた完璧超人界の再興を願って老害に走ってしまうような未来も変えられると思うんですよねぇ。
これ以上ないリーダーシップとカリスマ性を見せつけたジャスティスマンに率いられて、一行はいよいよザ・マンの待つ部屋の前へ。
気負うアリステラをパイレートマンが諫めます。
果たして冷静に話を聞くことができるでしょうか。
そして一行を迎え入れたザ・マンは、以前の登場時のままレコードを聴き続けていました。
との煽り分は、以前の登場回における「不敵に回り続けるレコード…」から引っ張ってきたものですね。
いやぁ、キン肉マン読んでっと1年経つのなんてあっという間だなぁ。
以前のこの話の時に.ザ・マンが語っていた裏に潜む真の敵が、ザ・マン本人の口から語られるのでしょうか。
ワクワクしますね!
次回更新は来週!
アリステラと同じく、はやる気持ちを抑えられそうにない次回へ続きます!
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