ザ・マンの口より真実という名の伏線の回収が出し惜しみなくはじまりました!
どーも、たけGです。
実に実に久しぶりの更新となりました、「キン肉マン」
やっぱり「キン肉マン」の最新話を読んでから迎える月曜の朝は違うなぁと、しみじみと実感。
もはや「キン肉マン」が僕の生活の一部になっているんだなぁと思う一方で、「キン肉マン」が完結してしまったら、一週間の活力となる毎週の楽しみがなくなってしまうのかなぁとも思っちゃいます。
個人的に勝手に予想しているのが、最終的にはおそらく神々との戦いになるのではと思われる今シリーズをもって完結するのではないかな、ということ。
もしも終わってしまったら、僕はどうなってしまうんだろう。
まぁ、ゆでたまご御大のことだから僕なんかの想像も及ばない新シリーズの構想があるのかもしれません。
もしくは「キン肉マン」完結後に「ゆうれい小僧がやってきた」の新シリーズがスタートするなんてことが⁉
ちょっと期待したい未来の話は置いておいて、今週の「キン肉マン」
前回、ザ・マンの口から初めて明かされた、超人の絶滅を目論むその神の名は、“調和の神”
“慈悲の神”と呼ばれていたザ・マンは超人の救済を主張し、調和の神と天界を二分しての論争を演じていたわけですが、結果、カピラリア七光線による超人絶滅の決定が下されたのは、ザ・マンが庇えないほどに地上の超人たちが荒れていたのでしょう。
その際にザ・マンは超人という種を守るべく、自ら神の座を降りて一超人となり、神々が認めざるを得ない完璧な超人たちを創りあげようとした。
一方でこの行為は、自らを人身御供として捧げ、超人の側に常にいることで神々が手を出せないようにしたわけですね。
そして語られるオメガの民との関係。
10人の完璧始祖の他に、許されざる世界樹の下で生き残っていた超人たちが存在した。
その生き残った超人たちの中で急速な発展を遂げていったのがオメガの民の先祖たちだったのでしょうか。
ザ・マンが感嘆するほどの目覚ましい発展を遂げ、超人という種の可能性を示したオメガの民だったが、一方で神々の目に余るほどの蛮行も目立ちはじめる。
結果として、ザ・マンによってオメガの民は救われていたというわけですね。
しかし当時、わけもわからぬまま地球を追われたオメガの民たちにはザ・マンの真意などわかろうはずがなく、残ったのはザ・マンやその一党に対する恨みつらみだけ。
恨みや憎しみに苛まされたまま途方もない年月を重ねてきた。
憎しみを抱いたまま生き続け、それを子孫代々へと受け継がれていく歴史は苦難しかなかったことは予想に難しくない。
そんなオメガの民の歴史に対し、ザ・マンは素直に謝辞の気持ちを伝えます。
その言葉を聞いてザ・マンの名前を呼び、大粒の涙をこぼすアリステラ。
ああ、オレが一番聞きたかったのは、この一言だったんだ。
鎌鼬兄弟の次男と同じような、そんな心境でしょうか。
ザ・マンの謝辞を受け入れられるほどに、それまで頑なだった心を溶かしたのは、紛れもなくソルジャーであり、ブロッケンJrでしょうけど。
更にフェニックスらに今回の危機を伝えた邪悪神たちについて。
彼らはザ・マンと思惑は違えど、超人の利用価値を知っており、超人の絶滅を画策する“調和の神”の失脚を望んでいるが故に、フェニックスらを動かし、オメガの民の動きを制しようとしたということです。
キン肉マンが「敵の敵は味方か!」と言っているのが実に的を得ており、思惑は違えど利害は一致しているということですね。
しかしここで我らがブロッケンが、読者の誰もが思うであろう疑問点を指摘します。
“調和の神”と勢力を二分していたザ・マンが地上に降りてしまったのなら、後は“調和の神”の思うがままになってしまっているのでは?
好きな時にカピラリア七光線を照射できるんじゃね?ということです。
しかしこの点もザ・マンは抜かりなく。
カピラリア七光線を照射できる装置をバラバラに分けて108人の神々の1人ずつが持つようにする。
それにより、光線を照射するには神々全員の同意が必要になるということで、1人の神の独断では照射できないようしたのです。
更にはそのピースの1つをザ・マンも所有している。
不敵に回り続けていたレコードプレイヤーの中に保管されていたことにはちょっとビックリですが、この事実はまさにフェニックスがかつてアリステラに対して語った、「全てが明らかになった時、この世の超人たちはザ・マンに感謝することになる」ということです。
まさにザ・マンの愛によって、超人たちは護られていた、そして今も護られているということですね。
そしてサタン様についてもザ・マンから語られます。
サタン様は神になれなかった中途半端な存在。
堕天使ルシファーが魔界に堕ちて大魔王サタンとなったとか、そんな理由でもなかったようです。
そんなサタンは神になることを切に願っていた。
そこを“調和の神”(もしくはその派閥の神)につけいれられ、神に格上げしてやるとの囁きでもってザ・マンの持つピースを奪ってくるように言われていたようです。
神々→サタン様→オメガ六鎗客という使い走りの構図がここではっきりしたわけですな。
実際フェニックスの言うことにも一切聞く耳を持とうとしませんでしたしね。
ソルジャーやブロッケンの、まさに“慈悲”によって心を開いたから言えでしょう。
そして、ザ・マンの言う通り、サタン様が画策した最初の危機を犠牲を払いながらも自分たちの力で乗り越えたと言うことなのでしょう。
なぜなら“調和の神”はサタン様を動かして、ザ・マンの持つピースを奪おうとした。
それはつまり、その他の神々のほぼ全て、下手をすればザ・マン及び邪悪五神以外の神々が“調和の神”に同調しているのかもしれません。
102のピースがすでに“調和の神”の手にあり、それを知った邪悪の神々はフェニックスらに超人たちの危機を伝えた。
そう思うとマリポーサが言っていた「この世の明日のため」と言う言葉にも肯けます。
予断を許さない展開になってきた次回に続きます!
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