オメガ・ケンタウリの六鎗客編から次シリーズへの完璧なるバトンリレー!
どーも、たけGです。
生きていた⁉︎ゼブラが実は生きていた!
というのが今回最大のサプライズ。
全国のゼブラファンの皆さん安心してください!ゼブラは生きてましたよー!
個人的にはてっきり死んだとばっかり思っていました。
って言うか、同じように思っていたのは、僕だけではないはず。
ここから察するのは、ゼブラはやはり尋常じゃないタフさを備えていて只者ではないということや、技巧の神がなんらかの手助けを施していたということも考えられますが、やはり僕的には、マリキータマンに注目したい!
意識的にしろ、無意識的にしろ、マリキータマンの中で慈悲の心が存在していたということではないでしょうか?
だってそうでしょう?
自ら死を選んだルナイトはともかくとして、ヘイルマンとギヤマスターはマリポーサ、ビッグボディとの戦いで命を落としてきているわけですから。
それでもギヤマスターはまだ軒轅星に押しつぶされての死とも取れますが、少なくともヘイルマンはマリポーサによって殺されたのは間違い無いです。
オメガ以外の存在への恨みつらみで生きてきたマリキータマンがゼブラに対し、仲間が殺された恨みをぶつけてもおかしくないですよね。
なのに、ゼブラを絶命させることなくKOだけで終わらせていた。
今にして思えば勝利後のゼブラに対する言葉も、無意識的に他者の心を受け入れ、わかり合おうとする気持ちのあらわれだったのかもしれませんね。
カレクックは殺しちゃってますが、あれはカレクックの悲しいまでの残虐超人としての覚悟に武人として応えただけですし。(カレクックたちも実は死んでないかもしれませんが)
いやぁ、なんだかゼブラの生存によってマリキータの株が一気に跳ね上がったように思います。
次のシリーズではオメガの生き残りたちの参戦は確実なようですが、マリキータマンにも是非、復活し、活躍してほしいところです。
そんな事実も判明した今週のキン肉マン。
調和の神とその一派が狙う、超人絶滅の鍵を握るカピラリアの欠片(ピース)
それを5人の邪悪神も持っていることが判明したのが前回の幕。
欠片を巡る神々との戦い、となり、思わず天を見上げる面々。
神様と言えばそりゃまぁ空を見上げるでしょうが、キン肉マン世界における新たな敵は、空から降ってくるのがもはや常識になっていますから、次の戦いを感じると空を見上げるのがクセになっているのかもしれません。
そして、調和の神が狙う欠片を、彼らはどこに保管してあるのか、はたまたフェニックスら自分が指示する超人に託しているのか。
アタルは残虐の神からは預かっていないとのこと。
となると残虐の神は自分で持ってるのかどこかに隠しているのかってとこですね。
残虐の神がアタルに欠片を預けなかったのは、本来は真のキン肉マンソルジャーであったはずのソルジャーマンなら信頼して預けられたところを、残虐の神の意のままにはなりそうにないキン肉アタルとなると、ちょっと預けるのは怖いなぁ、といった所でしょうか。
では、他の4人の神々はどうしているのか。
神々と接触しているフェニックスら4人から聞いてみよう!
ここでゼブラの生存が判明。
って言うか、ミートくん普通に「生き残ったフェニックスやゼブラ」とか言ってるし、お前、知っとったんかーい!
いや、ここは王大人、もとい宇宙超人委員会から「生存確認!」の一報を受けていたのかもしれませんね。
だったら一刻も早くアイツらと話をしに行かねーと!
最初にアツくなるなはやっぱり我らがブロッケンJr。
みんなで手分けして行こうぜ隊長(キャプテン)!と、熱く迅るのを遮るアタルの視線の先にはワナワナと拳を握って震える、アリステラの姿。
「ハッ!そうだった!お前たちは…」
流石にブロッケンも冷静になるぐらい震えてるアリステラ。
なんてことを不満に思っていたわけではなく、思い出したのはオメガの星。
自分たちの運命を弄び、かついいように利用しようとした(利用したのはサタン様ですが、サタン様を動かしたのは調和の神でしょうから)神々は許せない。
絶対に一矢報いてやりたい。
だけどオレ達には時間がない。
オメガの総領として、滅びゆく星を見捨てるわけにはいかない。
そんなアリステラの内心を見透かしているザ・マン。
オメガの星を救うのに必要なのは2つ。
マグネットパワーと、友情パワー。
しかし、マグネットパワーならともかく、友情パワーを手にすることができないのは、先のアタルとの戦いで実感してしまった。
自分には、自分たちには扱うことのできない力だった。
その時の絶望感を思い出し、首を垂れるアリステラ。
かける言葉がないパイレートマンもまたいい表情してますなぁ。
しかし、そこへ救いの手を差し伸べるのが、ここまでどうにも存在感の薄かったキン肉マン。
相対する敵を排除し、自分たちが信じてきたもの以外を拒絶してきたオメガ六鎗客の面々ですが、根本的には滅びゆく星の仲間達を救うのを目的とし、戦いの最中も傷つき、危機に直面する仲間達を思いやってきていた。
マリキータマンは命をかけてアリステラを守ろうとし、アリステラも仲間に対して「死ね!」などの厳しい発破をかけつつも、内心では思いやり、その身を案じていた。
仲間を思う気持ちについては、キン肉マン達となんら変わらなかった。
そのことを理解できていたキン肉マン。
しかし、一方でオメガ以外の思想や生き方を拒絶し、ザ・マンや神々への恨みだけで生きてきたオメガの民は根本的なところで生き方を間違えてきていた。
それこそがアタルが指摘した、誰かのためへの願いが、祈りではなく呪いになってしまっているという誤った思想。
しかし、それについてもキン肉マン。
そんなもん、へのつっぱりはいんですよ‼︎
その言葉に思わずアリステラ。
こ…言葉の意味が…よくわからんが…
キン肉マンとアリステラ、いいコンビになりそうです。
そして、キン肉マンの差し出した手を反射的に握るアリステラ。
そこからボワァ…、ボワァ…と繋がる友情パワー!
友情の握手(シェイクハンド)!
キン肉マンの言う通り、以前のアリステラならキン肉マンの差し出す手をすぐに払い除けたことでしょう。
恨み辛みにまみれたまま、アタルやブロッケンにも勝利し、力づくで超人墓場へ訪れていたなら、誰の言葉にも耳を貸さず、オメガの星を救う手立てを何も手にできなかったと思います。
(まぁそれ以前にサタン様に憑依されちゃってたかもしれませんが)
ですが、アリステラはわかり合えた。
他者への慈悲を理解でき、恨みの心を拭い去ることができた。
だからこそ、今までは使えるはずのなかった真の友情パワーを使うことができるようになった。
言われたままに行うのではなく、無意識的にキン肉マンの心を受け入れることができたことが、アリステラの中で真の友情パワーが目覚めたと言うことなのでしょうね。
ザ・マンもそのことを高く評価。
その力を磨き上げれば、天界の神々すら凌駕する力となる!
当初の5人の邪悪神がキン肉マンを危険視したのも、キン肉マンが神越えすることを危惧したからであり、ザ・マンも当初はそれでキン肉マンを危険分子として亡き者にしようとしたわけで。
それを素晴らしい成長だと、ザ・マンが評価できるようになったことからも、完璧始祖編での戦いは意義があるものだったと言えるでしょう。
ま、あの騒乱が調和の神につけ入るスキを与えてしまった感があるのも否めないですが。
そしてキン肉マン。
前回の醜態がウソのようにビシッと締めましたね。
後悔と不安によって絶望に落ちかけ、仲間であるパイレートマンでさえかける言葉が見つからなかったアリステラに対して、言葉と行動で、大丈夫だ!ということを諭しました。
完璧始祖編のラストでの悪魔将軍やザ・マンとのやりとりでもそうでしたが、戦いの場面は少なくとも言葉と行動でビシッと締めて魅せる。
ここはさすが主人公の貫禄!
最後はやっぱり主人公が締めないとね!
さらにこれも持っていけい!と、ザ・マンが差し出したのが、禁断の石臼!
いわゆる超人蘇り装置だったこの石臼は、星の力を抽出して変換、超人の力にする装置だったとのこと。
死んだ超人を蘇らせるために星の力を抽出していたという、なんだか「FFⅦ」のライフストリームを連想させる仕組みだったわけですが、なるほど、死んだ超人たちはまさに自分が蘇るために必要な星の力を抽出するために労働していたというわけですね。
そして、その逆もまた可能ということで、超人の力を抽出し、星を蘇らせることもまた可能ということ。
神にも匹敵するかもしれないアリステラほどのパワーなら、滅亡の危機にあるオメガの星の再生も可能かもしれない。
一方で、この石臼が失われるということは、完全に超人墓場から死んだ超人たちは復活出来なくなるということで。
ロビンマスクは果たして、どのような形で復活してくるのでしょうか。
ともあれ、オメガの星を救う手がかりを手にしたアリステラ。
ザ・マンとの間に必ず戻ってくると約束をします。
その時はマリキータマンも必ず一緒に戻ってきてほしい!
アリステラの眉間にはもう、憎悪にまみれた険しさはなく、真摯な眼差しが宿っているかのよう。
それを見るキン肉マンの表情もまた優しい。
犠牲もあったが、戦いを通じて超人たちは慈悲の心でわかり合えた。
かつて慈悲の神と呼ばれたザ・マンは、頭上に目をやり、空の彼方、天上を見据える。
そして、
オメガ・ケンタウリの六鎗客編 完!
いやいやいや、鳥肌たつ幕引きですね!
シリーズは一旦、終了!
しかし、これで終わりはない!
終わりから、始まりへ!
晴天から一点、暗雲立ち込める空!
美味しいポジション、ゲットしております。
そしてマリポーサ、そしてまさかの生きていたゼブラもまた空に目をやります。
そしてフェニックス。
史上最大の災厄が降ってきたか。
暗雲より舞い降りてくる影。
さぁ、いよいよ終わりの始まりだ!
天上より来襲する死神たち!
数えてみると、ひぃ、ふぅ、みぃ…
12人いる!
ギリシア12神的、天界の頂点に立つ12人の神々でしょうか。
それともまだ他にも控えている神々がいるのかな?
先頭の、調和の神っぽい方が乗っている鳥(?)の、まだデザインが定まってない感たっぷりの適当さ加減がまたゆでたまご先生っぽくてたまらない!
ガンマンさんのように次回にしっかりリファインされてそうです!
いやぁ、しかし本当に、神がかった最高のエピローグと、次シリーズへの繋ぎ回でしたね!
ビッグボディが本当にいい仕事してるし、そこから繋がる神々の登場もまた良し!
期待がやまない次シリーズのスタートは約1ヵ月後の8月17日!
な、長いぃ〜!
この肉ロスは長すぎますね!
この待ち長い1ヵ月間、いろいろと想像(妄想)出来そうですが、僕のどんな安い妄想も軽く超えてくるに違いありません。
次の新シリーズでは、ウォーズマンの活躍はぜひ見たいところですねぇ。
マリキータマンの再登場にも期待したいところ。
今からお盆休み明けの連載が待ち遠しい次回へ続きます!
今日から君もビッグボディ!
コメント
齋藤飛鳥
高本裕迅