キン肉マン 第319話・次鋒レオパルドン、逝きます‼︎なんてことにならないように…

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前回姿を見せずに僕らをモヤモヤさせてくれたお方が果たして登場するのか否か。

ま、どうなったのかは全国の肉ファンの間では、様々な話題を通じて知れ渡っているとは思いますが…

期待は裏切られなかった!

しかし、それにしても冒頭の煽り文で、「強力チーム瞬殺!…」だなんて書かれておりますが…

瞬殺なんて真実、言っちゃダメーーー!

どーも、たけGです。

仕切り直しでいきましょう!
本編をご覧になってない方々、ネタバレ全開で行きますのでご注意を!

さて、煽り文の通り、瞬殺で終わってしまったビッグボディチームの面々。

ゴーレムマンが崩れ落ち、ビッグボディの目の前に広がるは、チームメイト3名の屍。

1話で3名瞬殺と、フェニックスチーム戦以上の醜態敗退を見せてしまいました。

その様子からしてキャノンボーラーと、ゴーレムマンは気を失っているだけのようにも見えて、まだ生存の可能性あるけど、胸を貫かれてしまったペンチマンは流石に2度目の死かな・・・

ランペイジマンはこの結果をもって、これが超神と超人の差だと思うのはちょっと早いぞ!


超神
相手だけでなく、超人マンモスマン相手にも瞬殺された面々を基準にしてはいけない。

超人の実力って、こんなもんではない。

むしろランペイジマン自らが言う通り、この程度の実力ならばカピラリアを用いて滅ぼさなければならないほどの神の脅威となり得るわけもない。

ランペイジマンから振られた調和の神は無言で返しましたが、調和の神自身は、「さぁ、そうとは言い切れぬと思うが?」とか内心思っているのではないでしょうか。

なによりも、ビッグボディチームにはまだ、もう1人いるんですよ。


そう、レオパルドン!

本命、レオパルドン。

彼がどのタイミングで出てくるかが今回の肝ですが、果たして。

まぁ、その前に大将であるビッグボディですね。

本当にこの方はいいキャラしている。

ランペイジマン、ビッグボディに対して、

「さぁビッグボディ、お前ホントはわかってんだろ?オレたちがお前のもとに来た理由をよ」

てな感じで詰め寄ります。

対してビッグボディ隊長!

「さ…さぁな、いったい、なんのことだか」
言いつつ、思わず視線を逸らしてしまうビッグボディ!


わかりやすすぎます!

マスクで隠れてわかりませんが、白々しく口笛吹いたりしてませんかね?

まるで、隠し事を母親に咎められているのにバレバレの嘘をついている子供のよう!

ランペイジマンではなくとも、ビッグボディが何か隠していることがバレバレなのですが、ここでランペイジマンが打つ次の一手。

「これ、なーんだ?」
とばかりに太腿のバッテンマーク(ポケット?)から取り出したるは、光り輝くカピラリアの欠片(ピース)。
「あああーーーっ!そ、それはカピラリアの欠片!」
一目見て、その欠片がなんであるかを知っていることをバラしてしまうビッグボディ。
「な、なぜお前がそれを!どうやって手に入れた⁉︎」
自分(もしくは強力の神)が所持している(どこかに隠している)はずの欠片だと思い込んでしまい、思わず口走るビッグボディ。
これだけで、自分はカピラリアの欠片のことを知っていて、更には強力の神が所持しているはずの欠片のありかも知ってまーーす!と言うことをランペイジマンに教えてしまったようなもんです。

この単細胞っぷりがたまらない!

更にはランペイジマンからドッキリ大成功!とばかりに
「安心しろ、これは似ているがお前の持っているものじゃなくて、私が最初から所持しているものだ」
と、真実を告げられて、
「しまった、慌ててつい…」


バカ正直すぎでしょ、この方。

大体にして強力の神から、カピラリアの欠片について聞かされているなら、全ての神々が1つずつ欠片を所有していることも聞かされているはず。

ランペイジマンも1枚は持っていることを察してもおかしくないはずなのに、テンパってしまってそこまで頭が回らない脳筋っぷり。
しかし何よりも、彼の挙動や言動がいちいち面白すぎて。
本当にこの数回だけで、たまらなく愛おしすぎることが多すぎるキン肉マン・ビッグボディ。

ブロッケンJr、サタン様に匹敵する天然愛されキャラへ昇華しそうです。

そんなビッグボディへ迫るランペイジマン。

「超人らしい方法で白状させてやろう」と、その両手が挙がるとともに揺れる始皇帝陵。

その時、ビッグボディチームの面々が倒れ伏す地面から飛び出す影!

その描写はまさに砲身のように見える影が飛び出してきたもんだから、思わず思いましたよ!

来た!ついに来た!


レオパルドン、ついに参上!

って、違かったぁーー!

地面から現れたのはレオパルドンではなく、リングだったぁー!

レオパルドンの砲身かと思ったのは、石柱で作られたと思しき、リングの4本のコーナーポストだった!

いやいやいや、ゆで先生、

この演出は確信犯でしょ?

先週の流れから考えて、こんな描写を見せられたらレオパルドン登場としか思えない。

「ゴゴ」の擬音とともに地面から飛び出したの、砲身にしか見えないですよ。
砲身と思わせるべく、コーナーポストを通常のものではなく、ギリシャの神殿の石柱のようなものにしたのではないですか?
これは、レオパルドンの登場を期待している読者一同をうまくひっかけましたよね?

ええ、ええ、引っかかりましたよ。

先生のひっかけに上手くひっかかちゃいましたよ。

はっ!
これはアレか?
ビッグボディがランペイジマンのひっかけに見事に引っかかったことで、ビッグボディを単細胞や脳筋だと言っている僕らに対しての、
読んでいる君達だって、ビッグボディと同じなんだよ
と言うメッセージを秘めているのではないでしょうか?
はい、認めます、脳筋で単細胞で、ついでにバカなもんで。
きっと僕もランペイジマンのバレバレのトリックにひっかかっちゃうでしょう。
だから僕はビッグボディというキャラが好きなんだな、きっと。

さて、レオパルドン登場かと思わせたリング上へビッグボディを誘うランペイジマン。

ランペイジマンこと、戒律の神は、ビッグボディのバックにいる強力の神とは旧知の仲とのこと。

強力の神が選んだということで、その資質は他の超人とは違うはずだと興味を持っているようです。

戒律の神と強力の神は友人に近い関係だったのか、もしくはなんらかの因縁があるのか、気になるところではありますが、強力の神についてはその力を認めているような感じですね。

だからこそ、その強力の神が選んだ超人、キン肉マン・ビッグボディと手合わせをしてみよう。

この、新たに手に入れた実体の試運転も兼ねて。

キャノンボーラーたち3人は、試運転にすらなっていなかったようです。あぁ…

さらにランペイジマン曰く、リングの上で立てた誓いは必ず守る、それが超人!

悪魔超人に限って言えば平然と約束を破ると、かつて将軍様が言われていたように、属性によっては、そうと限らないので、鵜呑みにしちゃダメだぞランペイジマン!
とりあえず、今回の試合でかわす誓い、それは、
・ランペイジマンが勝てば、ビッグボディが所持しているであろうカピラリアの欠片について白状する。

・ビッグボディが勝てば、無罪放免。つまりはこれ以上ビッグボディを追求することもなく、カピラリアの欠片ももういいぞと言っているようなもの。

これって、つまり勝っても負けてもビッグボディは死ぬことはないと言っていることと同じではないでしょうか?

ビッグボディが勝てばそりゃ死ぬことはないでしょうが、負けても「知っていることを洗いざらい話してもらう」ということは、殺すことなく勝利することを指しているとも取れます。

これは確かにビッグボディ、千載一遇のチャンス!

負けてもどうやら殺されることは無さそうだし、何より勝てれば、この場の窮地はいったん脱出でき、カピラリアの欠片の1枚を守ることも出来る。

しかし相手は本物の神。

ギヤマスターとの戦いでの傷が癒えていないハンデもあり、正直自身はない。

しかし、ここはやるしかない!


男だ、キン肉マン・ビッグボディ!

リングのロープ(縄にも見えますが)へ手を伸ばし、いざ力強くリングインしようとするビッグボディへ、ちょっと待ったコールがかかる!

兵馬俑が割れて飛び出す新たな影!

遂に、遂に、今度こそ本当の本当に、アイツがやってきた!


ビッグボディチームのしんがりは、この私めにお任せを〜っ‼︎


今度こそ本当にレオパルドンが登場!

思わずビッグボディも、


お前もいたのかレオパルドン!

と声を上げますが、いや確かにその通り。

お前もいたのか!と言いたくなるシチュエーション。

なぜって、遅れてきたかと思いきや、キャノンボーラーたちと一緒に、兵馬俑の中で潜んでいたのかレオパルドン!

なぜ一緒に出てこなかったのかレオパルドン!

「ドラゴンボールZ 神と神」の悟空のように、神の強さを図るべく、離れて様子を見ていたのかレオパルドン!


あぁっ、あれが神かぁ、怖いなあぁ。

ああぁっ!ビッグボディ隊長、考えなしに飛び込んできたぁ。ホント、相変わらずの脳筋なんだかr

あああぁっ!隊長のピンチにアイツら合図もせんで飛び出して行っちゃった!一緒に飛び出すタイミング逃してしまった、どうしよう⁉︎ここで一歩遅れて飛び出すのはカッコ悪くね?

って…

ああああぁっ!アイツら、やられてしまったがな!もう私が行くしか!


ビッグボディチームのしんがりは、この私めにお任せを〜っ‼︎

…てな感じでしょうか?

ともあれ、ついに参上レオパルドン!

ビッグボディに先んじてリングインし、ランペイジマンの眼前に立ちはだかるその勇姿!

そして何よりも注目したいのは、マンモスマン戦の時のものと思われる胸の古傷ではなく、その足元!


裸足じゃない!裸足の勇者じゃなくなってますよレオパルドン!


靴嫌いのお前がそれを履くとは…レオパルドン、貴様、本気だな!

とか、某機械皇国七魔将最後の1人から言われそうな気もします。

しかし、キャノンボーラーやゴーレムマンが瞬殺された後で、レオパルドン1人立ち向かうのはあまりに無謀。
ビッグボディもさすがに、レオパルドンに対して下がるように指示しますが、ここでレオパルドン、


「なりません!」

意外に丁寧な口調でビッグボディを制止します。

思えば、「次鋒、レオパルドン行きます!」の他には、「グオゴゴゴ」と「ギャアーッ」しか言葉を発していなかったかつての彼。
1人語るモノローグの口調も実に丁寧な口調。
「1秒持たず敗北、こんな屈辱が超人の歴史の中であったでしょうか?」
超人の歴史の中ではどうかわかりませんが、聖闘士の歴史の中では天敗星トロルのイワン様が同じようなことやってます。
しかし、レオパルドンは超人。


「いや!ない!しかし己の名誉などいいのです!」

丁寧な口調でありますが、なんだろう、読めば読むほど腹筋に来る面白さ。

しかし以前は「グオゴゴゴ!」「ギャアー!」

てな具合に学のない野生児のようなかんじでしたが、少なくともしっかりと教育を受けて育っていそう。

こんな性格のお人だったんだなぁ。

かつてのマンモスマン戦での秒殺を恥じるレオパルドン。

「水曜日のダウンタウン」でもネタにされるぐらいの瞬殺劇。

あの伝説の1ページ瞬殺劇によって、自身のみならず、ビッグボディの、そしてチームの名誉まで傷つけてしまったと苦悩するレオパルドン。

「私は、私はあの時のことをずっと許せず…」
なんだか涙声で喋っているレオパルドンを想像しちゃいます。

そこの問題は君だけじゃないよ!隊長のビッグボディ含めて、全員そうだったんだよ!と言ってあげたいところですが、レオパルドンは自分で自分を許せない。

あの時の汚名を払拭するためにも、ビッグボディのためにも、ここは何としても行きたいレオパルドン。
男には、勝てぬとわかっていても戦わなければならない時がある。
隊長へ切に願うレオパルドン。

号令を、あの時の号令をもう一度!


後生ですから、
もう一度!

後生ですからなんて、今時誰が口にするでしょう。

なんていい人なんでしょうかレオパルドン。
ですが、その2人のやりとりを目の当たりにしている超神ランペイジマン。
彼にとっては茶番以外の何事でもないレオパルドンとビッグボディのやりとり。
「なんだこの男は?」
と、ため息ひとつついてそうな感じです。
頭上に控える11人の神々に至っては、どんな気持ちでこの2人のやりとりを見ているのでしょう。
読んでる方からすれば、胸が超熱くなるやりとりに燃えまくりですけどね!
腹が捩れるほど面白おかしくもありますが。

レオパルドンの生真面目さが、バカ正直な隊長ビッグボディと上手く組み合わさって、絶妙のハーモニーを奏でます。

健気に号令を求めるレオパルドンに対し、隊長のビッグボディはリングを降り、彼の思いに遂に応えます。


つぎ、次鋒でろ!

今回に限っては4番手で、レオパルドン自身も、「ビッグボディチームのしんがりは、この私めにお任せを〜っ!」と高らかに宣言していたにもかかわらず、あの時と同じく、次鋒と力強く号令。

その号令に、レオパルドンも、


次鋒、レオパルドン行きます!

と、あの時と同じ流れで前へ駆け出すレオパルドン!

ブラッシュアップされたデザインが、とてもカッコいいレオパルドン。

カッコいい!実にカッコ良すぎるぞレオパルドン!

4番手でも永遠の2番手、次鋒レオパルドン!

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まさに今週の話の主役、レオパルドン!

多分、というか絶対に勝てないとは思うけど、見るもの全てを圧倒する戦いを魅せてほしいと切に思います。
ビッグボディの援護射撃になりうることができるか?
超神ランペイジマンに対して、なんらかのダメージを与えることができるのか。
幻の必殺技、“地獄の砲弾”も繰り出すような迫力あるレオパルドンの戦いっぷりを想像するだけでワクワクが止まらないのですが…

しかし、一方で気になるのは最後のページの煽り文。

「相手はマンモスマンの数倍強い…」とのコメントはいいとして、ページ左下の枠欄の方で書かれているのは


極めし0.9秒の美学…⁉︎

煽り文ですよ?
おそらく、ゆでたまご先生ではなく担当編集者が書いた煽り文なので、そのまま次回に反映されるとは思いません。
ですが、もうひとつあり得る展開としては、結局はレオパルドンも瞬殺されてしまう可能性もあるのでは?

ブラッシュアップされたカッコいいデザインになったレオパルドンが、次週いきなり「ギャアーッ!」と、マンモスマンの時と同じく秒殺されてしまうような展開になったらなったで、逆に感動で震えちゃうなぁ。

それはそれで神展開ですよ。
レオパルドンいきます!が、行きますじゃなくて、逝きますになりかねない展開。

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今の御大ならば、レオパルドンでどのように盛り上げようと考えているかなんて、もはや想像もつきません。

おそらく、僕のような単細胞には想像もつかないような展開を魅せてくれるに違いありません。

レオパルドンの目を見張るような大活躍にも期待したいけど、まさかの秒殺神展開も見てみたい、そんな複雑な期待が高鳴って仕方ない次回に続きます!

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コメント

  1. うー より:

    ゆでたまご先生が集英社と法的措置を検討中とのことです。

  2. たけG より:

    >うーさん
    でしたねー。
    さすがに反省しました。

  3. Rei より:

    こんにちは。また、読ませて頂きました。
    最新刊を子供が買ってきたので、これで完全に新シリーズに追い付きました。
    今回は、嘘が苦手らしいビッグボディさん、いいですね。あの態度はわかりやすいですか?でも隠し事のある男の人なんてみんなあんなものですよ、、?
    レオパルドンさんの口調も意外で、昔の彼を確認したくも、当時のコミックスを処分しちゃったことを後悔しました。
    あとキン消しもですね。弟と集めてたのに、どこかにいってしまいました。
    子供が今キン消しのガチャガチャをしょっちゅうやっては、ガンプラ用の塗料で色を付け、昭和の子供と化しています。
    お目当てが手に入らないと、秋葉原などに探しに行くのに付き合わされます。
    次回も楽しみですね。

  4. たけG より:

    >Reiさん
    ありがとうございます^ ^
    レオパルドンさん、昔は「グオゴゴゴー」と「ギャアーーーッ」ばかりが印象的なのですが、初登場した時に、「次鋒、レオパルドンいきます!」と声をあげているんですよね。
    この、「いきます!」という物の言い方に、彼の性格の片鱗が少し、見えていたのかもしれません。
    お子さんはキン消しにハマって、しかもガンプラようカラーで色付けしてるだなんて、ホント、子供の頃の僕と弟のよう。
    将来的有望なお子様だと思います。
    ビッグボディは、たしかに嘘を隠せない男性そのものですね。
    僕だって隠し事を追求されたら、あんな風になってしまうでしょう。
    まあ、隠し事なんて奥様とかにもしてないから、こんなシチュエーションにはならないので安心。
    …本当に隠し事はないかですって?
    さ、さあな。なんのことやら(汗)

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