キン肉マン 第320話・0.9秒の壁を撃ち破れレオパルドン!

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まさかのビッグサプライズを見られるのだから人生って面白い。

どーも、たけGです。

ビッグボディからの号令を受け、「次鋒レオパルドン、いきまーす!」と、ガンダムのパイロットのような掛け声一発、駆け出したレオパルドン。

ネタバレ全開なので、未読の方はご注意を!

「グオゴオゴゴーッ!」

って、その雄叫びはアカン!

肉体はシェイプアップされていますが、出だしの流れが全くマンモスマン戦の時と同じ!

学習してないのかレオパルドン!

0.9秒の悪夢、再びか⁉︎

マンモスマンのノーズフェンシングを彷彿とさせる突技、ランペイジマンのパニッシュメント・エングレイバーがレオパルドンの胸を貫くかと思われた刹那、

レオパルドンは一度身を引き、華麗に体をしならせてジャンプ!

見事ランペイジマンの技を躱しました。

かつての王位争奪編時の寸胴ボディでは絶対に出来なかったであろう曲芸。

体を絞ってきただけのことはありますレオパルドン!


「もう二度と瞬殺超人とは…言わせないーーっ」

滞空状態のまま体をしならせてからの延髄切りが炸裂!

ランペイジマンも思わず腕をつきます。


「レオパルドン、お前!」

目を見張るビッグボディですが、目を見張るのは我々読者も同じ。

まさか、あのレオパルドンのこんな戦いぶりを見る日が来ようとは誰が思ったことでしょう。

先週の登場から、まさかの大活躍をしてくれるんじゃないかという期待が高まる一方で、結局は今週の開始1コマでマンモスマン戦と同じような0.9秒瞬殺劇もある可能性もあったレオパルドン。

それがまさかまさかのアクロバティックな延髄切りなんてものが見られるなんて、この歳になるまで長く「キン肉マン」というマンガを追い続けていて本当に良かった!


ま、0.9秒瞬殺劇の再来パターンの方も見てみたかったとも思いますが。

誰もが驚く進化っぷりをいきなりみせつけてくれたレオパルドン。

呆気にとられるビッグボディと全国の読者の心を見透かすように放つレオパルドンの言葉。


「男子三日合わざれば刮目してみよ」

この言葉って自分で自分に対して言うような言葉でしたっけ。

まぁ本当ならビッグボディに言って欲しかったのかもしれませんが、脳筋ビッグボディ隊長がこんな言葉知ってるわけないことはわかり切っているので、自分で言ってみた。

そんなところでしょうか?

しかし、レオパルドンという超人については初見のランペイジマン。

レオパルドンの過去も現在も関係なく、何やらグダグダ言っているのもどうでもイイわけで。

すぐに体勢を立て直し、フライングクロスチョップで切り返します。

下天したばかりだというのに、なかなかプロレスに精通しています戒律の神サマ。

そのままトップロープに登り、リング上のレオパルドンに対してフライングソーセージを敢行。

ルチャ・リブレを彷彿とさせるアクロバティクな技の応酬が続きますが、ここでレオパルドン、コブラのサイコガンを思わせる左腕の砲身を、上空のランペイジマンに対して向けます。


「レオパルドン・パンツツァーショット!」


ダーン!ダーン!ダーン!
と三発の砲弾で銃撃!

全弾喰らったランペイジマン、リングに堕とされ、遂にダウンを喫します。


っていうか、コレ、飛び道具じゃないですか!飛び道具!

超人レスリング的にこれはイイんですか委員長⁉︎

ウォーズマンのベアークローを筆頭に、これ凶器じゃね?みたいなギミックを使う超人は多数いますが、ここまで露骨な飛び道具を使う超人っていましたっけ?

キン骨マンやオメガマン・ディクシアが銃を使う描写はありましたが、リング上で使うことはなかったよなぁ。

主人公であるキン肉マン自身、キン肉ビームという飛び道具を持ってはいますが怪獣に対して使うのみで、リングの上で使うことはありませんでしたし。

アトランティスや、完璧無量大数軍ジャック・チーの水を用いた攻撃が、飛び道具と言えば飛び道具かもしれませんが、ここまで誰の目にも明らかな銃撃を用いた飛び道具使いは、レオパルドンが初めてなのではないでしょうか。

まぁその見た目からして、それを使うのは明確ではあったのですが、まさか本当に銃撃するとはねぇ。

っていうか、マンモスマン戦でもいきなり「グオゴゴゴー」と突進するのではなく、最初から距離をとってそれ使っときゃ良かったやん!

というのは禁句でしょうか?

超人相手にまさかのダウンを喫してしまった超神ランペイジマン。

その様子を見ている調和の神は、感心したように、「ほほっ」と、声を漏らします。

超人を滅ぼそうとする一方で、ザ・マンのように超人の進化を期待している一面がある表れのようですね。

レオパルドンに相対してるランペイジマンも、レオパルドンのことを認めるような言動。

パニッシュメント・エングレイバーをかわしたのは見事。

しかし、そんな程度で喜ぶようでは困る。

死を覚悟した上で、更なる戦いぶりを見せて貰わなければ。

そのような物言いでレオパルドンを鼓舞しているようにも思えますが、レオパルドンはその喜びを抑えられません。


「まだオレは闘っている!まだオレはリングに立っている!」

前回は0.9秒しかリングに立っていられなかった!

いや、その前に闘いにさえなっていなかった!

しかしいまは、超神を名乗る者からダウンまで奪うことができた!

これが喜ばずにいられようか!

喜びに打ち震えながら打点の高いドロップキックを繰り出すレオパルドン。

リングに立って戦うことで、自身の強さを証明するために!

しかし相手は超神ランペイジマン。

レオパルドンのドロップキックをあっさりとキャッチし、そのまま背後へスープレックス気味に投っ放します。

頭から落ちたレオパルドン、「グハッ」と出血してダウン。

盟友キャノンボーラーはこれで失神しましたが、レオパルドンはどうなる⁉︎

セコンドのようにリングサイドで見守るビッグボディが発破をかけます。


「重戦車のようなお前の突進力の強さは、強力チームの中でもトップレベルのものだった!それがお前の本来の力なんだーっ!」

その突進力の強さを過信してマンモスマンのカウンターを喰らってしまったとも言えますけどね。

突進技よりも、銃撃を用いて離れて戦う戦法を磨いた方が、レオパルドンは輝くのかもしれない。

そんなビッグボディの発破に応えるレオパルドン。


「ありがたき幸せ」

と、実に忠実な臣下らしい丁寧な口調で返します。

ランペイジマンに対しては主語は“オレ”で、タメ口に近い口調で話しています。

対して上官であるビッグボディに対しての主語は“私”もしくは“私め”であり、口調も敬語で非常に丁寧。

相手によって物の言い方を使い分けていることが伺えます。

なかなかの知性っぷりを見せてくれますレオパルドン。

王位争奪編では、加入するチームを間違えたのではないでしょうか。

かつてビッグボディが自身にかけてくれた言葉。


「お前がチームの要になれ」

しかし以前は要になるどころか、あっさりと瞬殺されてしまい、自分を見込んでくれたビッグボディに恥をかかせてしまった。

もはやビッグボディに恥をかかせてしまうような戦いを見せるわけにはいかない!

レオパルドンは力強く立ち上がり、雄々しく雄叫びを上げる!


「これが“強力の戦闘”なりーーーッ!」

再びランペイジマンに対して左腕の砲身を向けますが、聖闘士超神に同じ技は二度も通じぬ!とばかりに、レオパルドンのサイコガン左腕をとってアームロックを極めます。

本当にレスリングに精通しています戒律の神サマ。

砲身は捻じ曲げられ、もはや弾丸を撃ち出すことは叶わなくなったようです。

ペンチマンの太っとい両腕のペンチを捻じ曲げたのだから、砲身を捻じ曲げるくらい、朝飯前といったところでしょうか。

それにしても気になるのは、この左腕は交換可能な代物なのかどうなのかということ。

ウォーズマンのベアークローのようにアタッチメント式で付け替え可能なタイプなら良いのですが、ジャンクマンやペンチマンのような本来の腕の一部であるならば、回復には手術が必要なとこですね。

必殺の左腕を失い、もはやこれまで。

ランペイジマンはそう判断し、レパルドンを石柱型のコーナポストへ放り投げます。

しかし終わらないレオパルドン。

まだだ!まだ終わらんよ!

コーナーポストの石柱を砕き、粉砕した石片を背中の砲身から撃ち出す技、


「ターンバック・クーゲル!」

今砕いたばっかりの石片をいつ取り込んだ⁉︎と思うヒマを与えてくれないレオパルドンの猛攻。

空中でランペイジマンと交差する直前、背中の主砲が稼働し始め、ランペイジマンにその照準を合わせました。


「照準よし!レオパルドン、いきます‼︎」

アムロ・レイの再来のようだ!

カッコいいぞレオパルドン!

そして遂に繰り出される、レオパルドンに設定上存在した、最大の必殺技!


「地獄の砲弾ーーーっ‼︎」

至近距離で主砲直撃!

この攻撃がランペイジマンにどの程度のダメージを与えたか否かですが。

正直、致命傷になるような攻撃は与えてないんだろうなぁと思います。

ですが、内容としては予想以上の奮戦を見せてくれているレオパルドン。

まさかこんなにも熱い戦いっぷりを、レオパルドンが魅せてくれるだなんて、ホント、シリーズ開幕時には想像だにしませんでした。

さすが、ゆでたまご先生!

僕たちが思いもつかないことを平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ‼︎

いやぁ、とても良いものを見せてもらった、そんな気分です。

ただ、正直言いまして、地獄の砲弾まで出した以上、さすがにここまでかな、と。

おそらく若干のダメージを与えていても、決め手にはなっていなかったような感じでランペイジマンが立ち上がりそう。レオパルドンには残酷な真実が次回は待ち受けているんじゃないかと思います。

それでも、ランペイジマンにレオパルドンのことを認めさせる、何らかの痕は残しているに違いないと思いたい!

そして、この戦いっぷりと、おそらく次回描かれるのではと思われるレオパルドンの散り様がビッグボディに新たなパワーを与え、ランペイジマンに対する勝機へと繋がるんじゃないかなぁと、そのように想像したいところですね。

とりあえず今回はレオパルドンの0.9秒では終わらなかったアツイ戦いを見られて大満足。

ハンカチの準備が必要かもしれない、レオパルドンの最後になってしまうのかどうかが気になりすぎる次回へ続きます!

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