『聖闘士星矢EPISODE.G レクイエム』第8話「聖域改悪」:つまりはコレジャナイ神様達の黒幕は超大物だった件。

IMG_4358

なんかすごい事になってきました、今回の「エピソードGレクイエム」

どーも、たけGです。

配慮して書いているつもりではありますが、ネタバレド直球になってしまっている描写もありますので、まだ未読の方はまず本編を読みましょう。

単行本待ちの方もご注意を!

相変わらず業火に包まれている聖域、白羊宮で繰り広げられる死闘。

崩壊する白羊宮から現れた新たなる超神、もとい単眼の大神、キュクロプスのステロペース。

FullSizeRender

アルゲースに続きキュクロプス3兄弟のうち2人目が姿をあらわしました。

神話における3人目のブロンテースさんもいずれ出てくるのでしょうね。

それとももう、どこかで出ているとか?

緻密すぎる岡田氏の描くシーンのどこかで既に登場しているのに気づいてないだけかもしれません。

(いやまあ、出てたとしても気付くわけないんだけど)

神であるステロペースと激闘を繰り広げるペガサス星矢。

敵の力は神の名に相応しく、圧倒的。

聖域さえ破壊するそのパワーに対して星矢は強い違和感を覚えます。

FullSizeRender

大神には違いないが、高位と呼べるほどの存在には思えない!

星矢が感じた違和感は、僕ら読者がアルゲースが登場した頃から感じていた違和感や疑念とまったく同じものでした。


本当にこんな奴(ら)に聖域が制圧され、女神アテナが屈服したというのか?

ずっとそう思ってた所に星矢がその気持ちを代弁してくれたようで、ホントそれなーと声に出しそうでしたよ。

まあ聖域やアテナがここまでに至った経緯の背景には業火ノ雨やら黒キ海が関係しているわけですが、それにしたってハーデスやポセイドンの所業さえも上回りそうなこれらの天変地異を引き起こすことが出来るような神様なのか?と。

最初にアルゲースが登場した時、キュクロプスなる神様の存在を知らなかったので、少しギリシア神話を調べてみたのですけどね。

キュクロプスの3兄弟は、天空神ウラノスと大地母神ガイアの間に生まれたのですが、その容姿の醜さから父であるウラヌスに疎まれて奈落(タルタロス)に堕とされ幽閉されてしまうんですね。

それをゼウスによって救われて、オリンポスの神々とティターン神族の戦争の際にはゼウスをはじめとするオリンポスの神々に助力したとのことで。

Wikipediaあたりで調べただけなので他にも諸説あるかもしれませんが、つまりはキュクロプスという神族は、ゼウス他オリンポス十二神よりも下位に位置する神様だと思われます。

更にはキュクロプスとは古代ギリシア語での読みであり、英語ではサイクロプスと読みます。

サイクロプスですよ?

FullSizeRender

RPGではお馴染みの、一つ目の巨人ですよ?

ビビアンちゃんですよ?

FullSizeRender

ビビアンちゃん。

まぁ、神としてのキュクロプスと怪物サイクロプスは別の存在ではあるようですが、単眼の神キュクロプスを元にして後世の物語にて、一つ目の怪物サイクロプスが生み出されたような背景があるようなのです。

まぁつまり、これまでキュプロクスの面々に感じていた疑念とは、いかに大いなる神とはいえハーデスやポセイドン、「エピG」におけるクロノスに比肩する神様なのかと問われれば、そこにはやはり疑問符がついてまわったわけで。

そんな疑問を星矢が代弁してくれた形でした。

その違和感や疑念に対して、星矢の心中を読み取ったステロペースが答えました。

オリンポス十二神よりも更に古き神で、それらを創造した全ての根源となる存在が彼らの背景にいることを。

その、より高位の神から授かった創造の力でもって聖域を創り変えていくステロペース。

その姿は禍々しく、まさに改悪と呼ぶに相応しい。

FullSizeRender

聖域に姿を表したそれは万魔殿パンデモニウム!

F Fでもお馴染みパンデモニウムですが、漢字表記で万魔殿と表される一方で、伏魔殿と表されることもあります。


伏魔殿!

大丈夫でしょうか?

ルシファーとか聖魔天使とか出てくるんじゃないでしょうか。

聖闘士星矢 最終聖戦の戦士たち

そんなどうでもいい心配を余所に(出たら出たで逆に面白い気もしますが)、彼らの背後の、より高位の大神の存在が明らかになりました。

その神の名は、神々乃王を称する天空神・ウラノス!

キュクロプスの名にピンと来なかった僕でもウラノスの名はすぐにわかるくらいに有名な神様ですね。

クロノスらティターン神族の父神にして、「エピG」に登場したポントスとは兄弟関係にあたる大神。

本来なら複雑怪奇に絡み合っているギリシアの神々の系譜を簡単に表したら大体にして、初めにウラノスとガイアあり。

その子にクロノスがあって、更にはその子等としてゼウス、ポセイドン、ハーデスがいて、と、そんな感じだと思います。

正直、「エピG」を読むまではポントスなんて神様聞いたこともなかった僕でもウラノスとクロノスは知っている。

そんなメジャーどころの神様なわけですよ。

キュクロプス3兄弟は、その超高位の存在であるウラノスから力を与えられて、今回の所業を働きアテナを、聖域を制圧することが出来たというわけですか。

要するに、アルゲースらの違和感を感じるぐらいの強さは、酒呑童子ことイワン・シュテンドルフから強者のエキスを与えられて劇的にパワーアップしたバカオニ3兄弟みたいなもんだったわけですよ。

令和のこの時代にこんな例えがどこまで通用するかはわかりませんが、これで納得できました。

よくよく思い出せば、今回(というか前回)登場したキュクロプス・ステロペースは第3話の時点ですでに登場しており、その時にはもう他の誰かに傅いてましたからね。

あれがウラノスだったのかなぁ。

しかしまあそのウラノス。

とうとうウラノスまで出てきちゃいましたよ。

車田先生の本編では未だゼウスも出てないというのに、クロノス、ゼウスときて、とうとうウラノス出てきちゃいましたよ。

(って言うか2020年もND星矢の続きは見れなかったな…)

いくらパラレルとはいえ、スピンオフの範疇、完全に超えてませんかこの展開。

読んでいて面白いのは間違いないんだけど、やりすぎで車田先生が怒っちゃわないかが心配にもなってくる次回に続きます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました