みんなに大人気、子供にも分け隔てなく優しい、童顔で年齢の割にちょっと子供っぽいところがまた魅力のD子ちゃん。
限られた友達とだけ過ごしていて、ちょっとお高くとまっているようにも見える、年齢の割に大人びた雰囲気のV子ちゃん。
僕もみんなと一緒でD子ちゃんが大好きで、D子ちゃんとお付き合いした青春時代。
やがて青春時代を過ぎて大人になり、D子ちゃんとの関係もそろそろマンネリ化してきた頃、思い切ってV子ちゃんに連絡。
会う回数を重ね、V子ちゃんのことを知れば知るほど、彼女がとても魅力溢れた女性だと気づき、普段は見せなかった可愛らしさに早く気づけば良かった、もっと彼女と話しておけば良かった…なので…
今からでも付き合いませんか?
そんなゲーム機のお話。
どうでもいい前置きはこの辺にしておいて、PSVITA本体を中古で購入後、しばらく使ってみて感じたことをつらつらと書いてみましょうか。
もともとはPSPで遊ぶゲームアーカイブスソフトを購入するための端末として購入したのが始まりでしたが、せっかく所持している以上は使ってみないとね。
まず本体そのものは軽くて、そして薄いのがイイ。
UMDを挿入していないPSPや、3DSLLよりも軽いんじゃないかな。
個人的にはとっても軽くて持ちやすい印象。
カバンの中に入れても重みはあまり感じず、幅もとらないでしょう。
そして、PSPを更にスタイリッシュにしたようなそのデザインは、おっさんが電車の中で取り出して遊んでも恥ずかしくなさそう。
3DSやSwitchは電車の中で遊ぶのは人目が気になってちょっと…というような恥ずかしがり屋さんでもきっと大丈夫なデザインだと思います。
一方で、PSPに比べるとボタン類が小さめなのがちょっと気になるかな。

まあPSPより少し広くなった程度の面積にディスプレイをより大きくして、アナログスティックを一つ追加してんだから、この辺は仕方がないのかな。
十字キーは見た目、プレステ伝統の真ん中から分かれたタイプに見えて実は繋がっている一般的な十字キーになっています。

あと、これはPSPの頃からの不満点なのですが、L2R2ボタンは配置してほしかったなぁと思いますね。
“プレイステーション”の携帯機なんだから、インターフェイスはデュアルショック等PSのコントローラーに準じてほしかったなと思います。
PSのアーカイブスソフトを遊んでいたら特に感じるのですが、やっぱりL2R2ボタンって大事なんですよねぇ。
Switch遊んでてもこの2つのボタンがいかに重要か、わかりますもの。
New3DSには実装されていますが、こちらは横並びのため使いにくくって。
もう少し厚みが出てもいいので、縦並びのL2R2ボタンが実装されていたら良かったなあと思いますね。
ディスプレイ部のタッチスクリーンの反応はいい感じです。
スマホとも遜色ない感応の良さがあります。
VITAならではの背面タッチパネルに関しては、活用するソフトで遊んでないのでまだ判断できかねます。
これに関しては対応ソフトを遊んでからかな。
UIに関しては今ひとつといった印象。
PSPまでのクロスメディアバーから変わって、スマホのようなタッチ&フリックでアイコンを選択する形になっています。
選択するまではいいのですが、アプリやコンテンツを見たあとで前に戻る時にXボタン等を押しても1つ前のコンテンツに戻れず、いちいちPSボタンを押してホーム画面まで戻らなければならない仕様はなんとかなりませんでしたかね?
って、生産や出荷が修理しているハードに物申しても仕方ないですが、現役で市場に出ていた頃にこの点についての不満とか寄せられなかったのでしょうか?
もしくはオンラインアップデートの他に何か更新方法や設定方法かあるのでしょうか?
説明書なしの中古を買ったんで、この辺がわからないので、もし解決方法が存在するのならゴメンなさい。
インターネットブラウザはちょっと重くて見にくい。
まぁこの辺はOSの問題かな。
iPhoneよりも少し大きめのディスプレイなんだから、ウェブ見やすそうなんだけど、意外に見にくくて、この辺は10年近く前のOSだから仕方なしかな。
でも発売当時はどうだったんだろう?
3DS購入時にとりあえずブラウザを見てみた時にやっぱり見にくくて、「3DSで見ることはないかな」程度に感じてほぼ使わなかったので、同様にゲーム機で使えるオマケみたいなものなのかもしれません。
ストアを見る限り、YouTubeやニコ動のアプリは無かったのですが、3DSのように提供終了してるのかもですね。
肝心要のゲームについては後日書くとして、とりあえずPSVITAをいろいろと使ってみて、思ったこと。
ネガティブな意見もいろいろと書きましたが、正直な感想を言えば思ってたよりも、いや、思っていた以上にいいハードだなぁということ。
軽くて薄くて、デザインもスタイリッシュ。
3DSを持ち歩くのは子供っぽくてちょっと恥ずいと感じる大人な方でも抵抗感ないI‘m not Boy!な、いいハードだと思います。
例えが悪いですか?そうですか…
このゲーム機の現役時代に購入していなかった僕がこんなこと言う資格はないと思いますが、SONYがこの機種の後継機を出さなかったことは本当にもったいない。
PSP発売当初、SONYはPSPについて「21世紀のウォークマン」と呼んでいたと思うのですが、VITAはその方向性で結構いいとこ狙えてたと思うんですよ。
最初の1000番台に存在した3G+Wi-Fiバージョンも狙いは決して間違ってなかったと思います。
Wi-Fiのない外出先でもネットに繋がり、どこでもハイエンドゲームのオンラインプレイが可能な端末として、iPadのように数年ごとにバージョンアップした新型機を出し、セルラーモデルとWi-Fiモデルを共存させて販売する。
ちょっとお高くなるかもしれないけど、内蔵ストレージを大から小いくつか用意して、かつ汎用性の高いマイクロSDカードも使用出来るようにする。
そうやって新型機を出していっても良かったんじゃないかなぁと思うんですよ。
あのVITA-TVという謎ハードも、本来の狙いは据置きゲーム機ではなくApple TVみたいなポジションだったのでは?
iPhoneやiPadに対してのApple TVのような、 PSVITAに対してのVITA TVということなららあの謎ハードについても合点がいきます。
Apple TVのようにVITAからテレビ画面へミラーリング出来る機能があればなお良かったとも思うのですが、この点についてもバージョンアップしたVITA TV4Kみたいなものを出していって対応できていたのでは。
今の時代に合わせた新機種なら、ハイエンドのゲームを遊ぶことのできる魅力な携帯ハードになると思うんですけどねぇ。
今やその位置はNintendo SwitchやSwitch Liteが担ってしまいましたが、Switchはあくまで純ゲーム機。
VITAが目指すところはそこではなく、まさに「21世紀のウォークマン」であるべき姿だったと思うんですよ。
スマホやタブレットとはまた別のポジションを担う、物理キーを搭載したゲームもできる情報端末。
あれ?
なんだかそんな端末があったような記憶が…
そんな失敗例もあるわけで、新たな市場を開拓するのって任天堂やAppleを相手にするよりも、きっとずっと大変。
ですが、そんな商品や市場を生み出してもらって、日本にSONYあり!みたいな夢を見せてほしかったなぁって、VITA触りながら思っちゃいました。
ホント、このハードが現役の時に購入もしなかった男が、どの口で語ってんだって話ですけども。
ですが一抹の希望はあります。
一度は撤退したペットロボットaiboの事業を見事に復活させたSONYのチャレンジング精神でもって、PSPから連なるポータブル端末の事業を復活させる日がいつの日か来るかもしれませんから。
その時こそ、携帯ゲーム機としてだけではない、そしてスマホやタブレットとも違うジャンルの情報端末、「21世紀のウォークマン」の実現を願うものなのです。
もちろんその時には独自規格のメモリーカードなど使用せずに汎用性の高い記憶メディアに対応してもらって。
あ、あとL2R2ボタンも必須ですよ!
ちなみに、冒頭のどうでもいい青春時代の甘酸っぱくもほろ苦い経験なんて、一切ございません。
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