キン肉マン 第333話「魔界沼に沈みゆく神‼︎の巻」・名前を奪われた寄生虫!

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令和2年、最後のキン肉マン。

そして、“サタンクロス”という十字架(クロス)を名前に冠する超人とともに迎えるクリスマス・イブ!

メリークリスマス!どーも、たけGです。

配慮して書いてるつもりですが、ネタバレどストライクなことも書いてしまっているかもしれないので、未読の方はまず本編を読みましょう!

単行本待ちの方はご注意を!

前回お名前が判明した超神、ザ・ナチュラル

神であった頃の名は“安寧の神”


“安寧”
という単語の意味するところは、”無事で安らかなこと”、”世の中が安定していること”

その名の表すように、常に安定した態度と姿勢でサタンクロスの猛攻を受け流すザ・ナチュラル。

大物感漂わすザ・ナチュラルへの突破口を見出すべく忍法・魔界沼でもってリングを底なしの魔界沼へナチュラルを引きずりこみます。

足場を奪われ、半身まで沈みゆくナチュラルに対して、頭上から四本足でのストンピングでの攻撃。

しかしナチュラルはこの状況にも平然と対応。

両脛をガードするレガースのようなアーマーが足元へと移動し、片足ずつの小型サーフボードのように変形。

水面へと浮上し、スイスイと移動して反撃、寄生虫の顔に一撃くらわせました。

このナチュラルの用いたギミックは、サーフボードのようと書きましたが、言わば忍者が水面移動に用いる水蜘蛛のようなものですね。

ならば西洋忍術を極めたサタンクロスも水蜘蛛を用いて水上バトルに持ち込むかと思いきや、


「グウウーッ!シーツ回収!」

と、まるでクリスマスイブの夜が明けた朝のホテルで働くおばちゃんのようにあっさりとシーツを回収しました。

しかしナチュラルはそれを見逃さず


「ファイヤー!」

とばかりに頭上に掲げる炎を噴射して、魔界沼のシーツを焼き尽くしました。

ただの飾りかと思いきや、火炎放射器としても用いることが出来るとは。

先程の魔界沼脱出に用いたアーマーといい、ZZガンダムなみの多彩なギミックを兼ね備えた超神ですなザ・ナチュラル。

ナチュラルはそこから追撃、サタンクロスの2つの頭を両手両足で同時にクラッチ、そのまま巻き投げました。

えっとですね、このナチュラルによる巻き投げが決まったコマを何度も何度も見返したのですが、

どんな体勢になっているのかがまったくわからない。

ナチュラルさん、かなり縮こまってないですか?

技をかけるのも大変、絵を描くのも大変なサタンクロス。

更にそこから圧倒的なパワーと冷静沈着な試合運びでサタンクロスのマウントをとりボコボコに。

サタンクロスは防戦一方なすすべなし。

マウント状態でサタンクロスを見下ろしナチュラルが口にする、超神と超人の決定的な違い。

それは“完全”“不完全”の差。

自らを完全と言い切る神々に対して、超人たちを完全な存在にしてみせると宣言して下天した、慈悲の神と言われていた頃のザ・マン。

しかしナチュラルは言う。

常に何かが欠けている超人たちは永遠に完全にはなれない未熟さを解消など出来はしない。

慈悲の神は間違っていた。

だから調和の神の考えに賛同したのだとも。

無言ながらも何かを言いたいソルジャー。

そして、今回は口を開けたまま何も言葉を発さないブロッケンJr!


どうしたブロッケン⁉︎

お前までザ・ナチュラルに圧倒されてしまっているのか⁉︎

そんな読者含め外野の心配をよそに、サタンクロスは開き直る。

何を言われようと、罵られようとも勝たねばならない!

そのためには何だってやってやる!

ブリッジでもってナチュラルのマウントポジションから脱出。

そして出ましたサタンクロス奥の手!


「チェンジ!ゲッターケンタウルス殺法ナンバーワン!」

ケンタウルス超人サタンクロスが2体に分離してあの奥義がに発動!


『これはーッ!サタンクロスの寄生虫部分が本体から分離したーッ!』

と、実況も興奮してお届けしていますが、ちょっと待ってください!


サタンクロスの寄生虫部分
、と言っておりますがその言い回しにはちょっと違和感が。

この後でも『サタンクロスと寄生虫』とか言っているし。

ケンタウルス超人サタンクロスを構成するのは、本体となっているサムソンティーチャーと、寄生虫超人サタンクロスであって、2体に分離した場合にサタンクロスと呼ばれるのは、その寄生虫部分であったはずなのですが。

つまりはサタンクロスの名を冠するのはサムソンの方ではなく、その寄生虫の方なんですよ。

…まぁ「キン肉マン」というマンガでその辺をつついてもしょうがないのでこの辺で。


「待ってたぜーッ!」

と名前を奪われた寄生虫が嬉しそうに声をあげながら2人がかりの必殺技にかかります。

ここはもうネタバレになっちゃいますが、80年代アイドル歌手の曲名のような技、


「昇技・トライアングルドリーマー!」

かつてザ・ニンジャを葬り、アシュラマンを相討ちながらもKOした大技!

っていうか2人がかりの時点でかなり卑怯な大技!

だからこそ強いし、決まればKO必至なんですけどね。

実際、主人公のキン肉マンですら破れていない技なんですよ、このトライアングルドリーマーは。

キン肉マンがこの技から脱出出来たのは、サムソン・ティーチャーが自ら解除してしまったためで、あの時にサムソンが迷わず技を解かなかったら、キン肉マンがザ・ニンジャのように真っ二つにされていたのは間違いないでしょう。

完璧に決まれば脱出不可の超奥義が超神ザ・ナチュラルに見事に決まった!

見守るブロッケンJrも口をぽっかり開けたまま、もうなんにも言えねぇ状態!

なんか喋れよブロッケン!黙っていたら面白くないぞ!

ところが、そんな主人公や悪魔騎士の2人がなすすべがなかった昇技・トライアングルドリーマーからザ・ナチュラルは簡単に脱出!

それも、パワーのみで2人がかりの両足のフックを解除しての脱出ですよ。

これは衝撃!

誰も、主人公のキン肉マンさえも破れなかったトライアングルドリーマーから力ずくで脱出したザ・ナチュラル。

これはウォーズマンのパロスペシャルからバッファローマンが力ずくで簡単にで脱出してしまった時の衝撃に匹敵しますね!

更には両手もふりほどいて「この悪ガキどもめ!」とばかりに2人をまとめてお仕置きサンドイッチするオマケつき!

っていうか、サタンクロスをまさに子供扱いするザ・ナチュラルの強さ。

まさかここまでとは、想像以上でした。

バイコーンが見せられなかった超神と超人の格の違いをまざまざと見せつけてくれてます。

(いやまあバイコーンは別の魅力を見せつけてくれましたが)

忍術やケンタウルス殺法を破られ、更には冷静キャラというポイントにおいても上回られてしまっている感のあるサタンクロスに果たして突破口はあるのでしょうか。

あんぐり口を開けたままのブロッケンはこの展開に何を発するのでしょうか。

ソルジャーの無言も気になりますね。

今後の展開で何かあるとすれば、サムソン・ティーチャーの弟子であり、超人血盟軍の一員でもあったアシュラマンが登場してくるかどうかですね。

旗色悪いサタンクロスの次の一手はいかに⁉︎

それともこのままやられてしまうのか⁉︎

それが見られるのは、年を跨いで令和3年となる次回の更新に続きます!

ゆでたまご先生、今年も1年お疲れ様でした!

よいお年を!

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