キュクロプスのステローペスの結末が見えてきたような気がする…
どーも、たけGです。
人間を、地上を嫌悪する神、キュプロクスのステローペスの圧倒的な力の前になすすべなく倒れ伏す星矢。
果たして、このまま終わってしまうのだろうか?
否、終わってしまったらこの作品そのものが終わってしまうので、こんなところで終わるわけはないのですが。
重大なネタバレを書かないように配慮してはいますが、今回は自信がないっ!
まず本編を読みましょう!
単行本待ちの方もご注意を!
まずは小物臭を隠そうともしないステローペス様について。
ダメだ!この神サマ、もう終わってる。
もうこんな職場で仕事したくないヨー、早くお家に帰りたいヨー。
という気持ちが溢れており、今にも泣き出しそうな表情。
お家に…お家に帰してヨー!
対して家で待つお父さん…ではなく、神々の王にしてキュプロクスたちの背後にいる天空神ウラヌスも、そんなステローペスを憐れむどころか見限ったかのような物言い。
いや、ここで話してるのがウラヌス自身かどうかはわかんないですけども。
イヤイヤ病を発症しているステローペスのことを、「足りぬ者」だとか「哀しいまでの欠陥品」だとかひどい言いよう。
これはもう、怪人が幹部や総帥から使い捨てられるパターンだ!
そんなウラヌスを前にポントスは、力添えに感謝しかない、永遠に皆様の従者ですと、忠誠を誓う様子を見せてます。
その様子から内心実はほくそ笑んでいるのかと思いきや、ところが内心でも自身が滅びても結構、大神の神力として命を吸われてしまっても構わないと心中で吐露しています。
自身はどうなろうと構わない。
あの方さえ、甦ることが出来るのならばどうなろうと構いはしない!
例え、全てが滅びても、貴方さえいれば他には何もいらない!
何かのラブソングの歌詞のようですが、ポントスの宿願はおそらく大地母神ガイアの復活なのでしょうね。
そして、ここでいう“全テ”とは、地上だけを指しているのではなく、神々の住まう世界も含めて指しているのではないでしょうか。
となると、自身はウラヌス達の神力として吸われてしまおうがどうなってもいいと言いつつ、自分もろとも全てが滅びても構わないとのことで、本来の目的のために神々を欺いているのは間違いないところ。
神々の王たるウラヌスはそのポントスの内心を知り得ているのか、神々同士の静かなる戦いの行方も気になるところです。
そんな天上の神々の意思を知ってか知らずか、いや知らないのだろうけど、ステローペスは神の世界へ還してもらえないことにまたも泣きそうな表情。
何故…還れないんだ…?
しかし目の前に倒れ伏していた星矢がまだ死んでいないことに気づきます。
星矢がまだ生きているから、聖闘士が1人、この地上に生き残っているから。
だからオレは天井へ還してもらえない!
お前さえ滅んでしまえば、今すぐにでも神の地へ帰れるのに!
キレキレモードのステローペス様。
苛立ちを隠せません。
星矢を地上へ繋ぎ止める楔、冥王乃剣(ハーデスノケン)。
それを引っこ抜けば生きてられないだろう!
オレが神の国へ帰るために死んでくれ星矢!
神の力に物言わせて冥王乃剣を引き抜くステローペス。
剣によって繋がれていた剣の呼応と、星矢の心臓の鼓動。
剣が地上から抜かれたことでその二つが停止する。
それ即ち、星矢の死を意味する物なのか、それとも…
鼓動が停止した星矢の眼前に、冥王乃剣の刀身とともに現れた人物、それは…
瞬!
と、星矢は呼んでいますが、フルヌードのためかその姿はアフロディーテかミスティにしか見えません。
いやまぁこの世界においての瞬は、星矢や沙織同様に三十路ボンバイエだと思われますので(描写はないですが、辰巳さんの言葉から想像して)、アフロディーテを上回る、大人の男性としての色香を醸し出しているのかもしれませんが。
まぁこれが瞬だとして周りに漂う鎖はネビュラチェーンでしょうか。
そして、冥王乃剣との関係は?
もともと瞬はハーデスの現代での肉体として選ばれた存在でした。
一方で、この世界での瞬は乙女座の黄金聖闘士であり、今回のポントスによる星座消失によって他の聖闘士達と同様に消滅してしまっている可能性もあると思います。
となると、冥王乃剣が抜かれたと共に姿を現したこの迅は、ひょっとしたらロストワールドの瞬なのでは?
つまりは瞬にして、その魂はハーデス!
あ、ちょっと前作「エピソードGアサシン」との繋がりが出てきたような気がしますよ。
ともあれ、瞬(もしくはハーデス)の登場からこの絶望的な状況が好転するのは間違いないと思われる次回へ続きます!
あぁ、もう終わったな、コイツ…
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