キン肉マン 第339話「巨獣神話の崩壊‼︎の巻」感想・誰が呼んだか、誰が呼んだかマンモスマン!

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カブトムシモチーフの超神コーカサスマンの前に、マンモスマンがまさかの絶体絶命⁉︎

どーも、たけGです。

マンモスマンの牙(と鼻)とコーカサスマンの角の激しいぶつかり合いを制したのはコーカサスマン!

マンモスマンの鼻先に、角をブッ刺して(痛そう〜)カブトムシがクワガタムシに対してそうするようにマンモスマンの巨体を持ち上げるコーカサスマン。

そして餌場からライバルのクワガタムシを追い落とすかのようにマンモスマンを弾き飛ばした!

と、いうのが前回の結末。

例によって配慮して書いてるつもりではありますが、読み返すと結構ネタバレ踏んでます!

未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

まるで日向くんの強引なドリブルで吹っ飛ばされた南葛イレブンのように錐揉み状態で飛ばされて、脳天直撃セガサターン!とばかりに頭からリングへ落下したマンモスマン。

かつてⅡ世の時に時間超人2人に苦戦を強いられたことはありましたが、タイマン勝負でこのように完璧に投げられたのってはじめてではないのでしょうか。

宇宙一のパワーを自負するマンモスマン。

こんなはずはない!と自慢のビッグタスクとノーズフェンシングを持って反撃を試みますがコーカサスマンはあっさりとそれをかわしてローリングソバットでカウンター。

グラついたマンモスマンの巨体をリフトアップで抱え上げるコーカサスマン。

こんなものすぐにほどいてやる!と足掻くマンモスマンに対して、コーカサスマンはマンモスマンが“負ける”ことに慣れてないと指摘。

確かにマンモスマンの”負け”試合となればこれは思いつきません。

キャノンボーラーとは引き分けでしたが、これはマンモスマンの芝居。

バッファローマンとは負けとも引き分けともとれる結果でしたが、これも実はマンモスマンの死んだフリ作戦であって、その後力尽きたバッファローマンに対してマンモスマンはピンピンしていました。

唯一ロビンマスク戦のみがマンモスマンが全力を出した引き分けに近い負けとも言えますが、マンモスマンが全てを封じ込まれての敗北というようなものではなく、お互い全力を出し切った名勝負というようなものでしたね。

Ⅱ世をカウントするならば先に書いたように時間超人2人に追い込まれることはあったものの、それは空回りばかりしていたネプに足を引っ張られたり庇ったりしながらの実質2対1なシチュエーションだったわけで。

最終的には引き分けととれる試合放棄で終了してますし(マンモスが裏切らなかったらサンダーの顔は剥がされてたでしょう)

つまりは、そのあまりの強さのために、これまで敵という敵がおらず1対1のシチュエーションならば苦戦した経験に乏しいマンモスマン。

それも今回は自分より遥かに小さいコーカサスマン相手に技も力も完封されてしまっていることを認められず、憤怒の神のように頭に血が上りっぱなしのマンモスマンへ更に追い討ちを翔ようにコーカサスマンが挑発。


こんなチビにパワー負けしてる気分はどうだ?

フンガー!と、更に沸点が上がるマンモスマンへ、我々超神は、自分達こそ最強だと驕り高ぶる超人たちの思い上がりを挫きに来たのだと煽るコーカサスマン。

調和の神をはじめとする超神たちの目的は、自分たちこそ最強だと思い上がり、争い合うことをやめない超人たちを粛清すること。

なるほど、敵という敵がおらず最強の名をほしいままにしてきたマンモスマンのような超人こそ、超神が粛清するとした驕り高ぶる超人の代名詞のような存在であり、格好の標的なのかもしれません。

コーカサスマンに煽られるがまま頭に血を昇らせ、力任せの反撃を試みるマンモスマンですがそんな攻撃が通用するはずもなく、更なる追撃を立て続けに暗います。

モニター越しにその様子を見ていたバッファローマンは「ダメだこりゃ」

かつてマンモスマンと戦った時に恐怖でビビりあがった経験のあるバッファローマン。

しかしバッファローマンが恐怖したのは、マンモスマンの技やパワーではなく、異様なまでの落ち着いた態度だったと語ります。

バッファローマンを相手にしてさえ動じることがなかったその余裕が、超神相手に失われてしまっていることをバッファローマンは危惧。

そしてソルジャーもその点に同意し、更にそれをコーカサスマンが仕向けていると指摘。

強さだけでない、超神の狡猾さを評します。

コーカサスマンはマンモスマンを敢えて挑発することでマンモスマンの冷静さを奪った。

知性と獣性の二面性を持ち、バッファローマンが恐るほどの冷静さを持つマンモスマンのですが、様々な敵を圧倒してきた技と力が通用しない状況に直面し、困惑から冷静さを欠いてしまったのかもしれません。

そこをコーカサスマンに突かれ、簡単に安い挑発に乗ってしまった。

それこそが、かつてロビンマスクが看破したマンモスマンの弱点である精神的な弱さ、脆さなのかもしれませんね。

しかし、と続けるソルジャー。


ああ見えてマンモスマンは愚かではない!


ああ見えて?

つまりパッと見た目は、脳筋バカにしか見えないって事でしょうかアタル兄さん。

さすがはかつて、その愚かではないマンモスマンのズル賢さにしてやられたソルジャーことアタル兄さん。

少し言葉に毒がこもっているような気がしますが、ソルジャー曰く、マンモスマンは自分が不利になる状況に慣れてないだけ。

これを打破するためには、マンモスマンの中で何かが壊れるのを待つしかない!

このシーンのアタル兄さんの絵がとてもカッコいい!

対してこの前に超人血盟軍全員でモニターを見ているシーン。

見た目は普通の構図ですが、すぐそばでサムソン・ティーチャーが磔にされたままの構図を思い浮かべると結構シュールじゃないですか?

降ろしてあげてるかな坊ちゃま…

ともあれ、ソルジャーの言うマンモスマンの中で壊れる何かとは、マンモスマンのプライドでしょう。

相手が自分より強いということを認めること。

自分が相手より弱いことを認めること。

自分こそ最強であるという自負、プライドを捨てることでマンモスマンの強みである余裕ある戦い方を取り戻せるかもしれない。

しかしリング上のマンモスマンはコーカサスマンの大技を喰らってダウン。

あのマンモスマンが満身創痍です。

これまでなかなか感じられなかった超神の強さが、マンモスマンという強者を相手にすることでようやく際立ってきたようですね。

しかし、マンモスマンもこのまま超神の強さを示す引き立て役として終わるはずもない!

「マンモスマン…マンモスマン…マンモスマン!」

マットに沈んだマンモスマンの名を呼ぶ謎の声。

マンモスマンも「誰だ?」と反応していますが、その声の主はいったい何者なのか、とても気になるところ。


予想①絶対的な知性(アブストラクトアブソリュート・フェニックス)ことキン肉マン・スーパーフェニックス

チームリーダーである彼が妥当と言えば妥当なのですが、別の戦場で戦っているはずの彼がこの時点で呼びかけるってのはちょっと考えにくいか。

あるとすれば朦朧とした意識の中で呼び起こされるマンモスマンの回想。

フェニックスから何か諭されたことを思い出しているシチュエーションですかね。


予想②ウォーズマン

セコンドに位置しているウォーズマンなら声が届きます。

ただ、このウォーズマンはⅡ世における未来ウォーズマンと違ってマンモスマンとの関係は弱く、闇討ちされて「ウギャア、キン肉マーン‼︎」やられした苦い思い出しかないはず。


「オレを倒した時を思い出すんだマンモスマン!」

みたいな呼びかけ…は弱いかな。


予想③ビッグボディチーム

ポーラマンに追い込まれたウォーズマンへ、ラーメンマンが声をかけたような感じでモニター越しに


キャノンボーラー「マンモスマンという超人は、このオレですらその底を読みきれなかった男だ!」

レオパルドン「オレたちに完勝したお前にここで倒れられては、何よりオレが納得いかない!」

ペンチ&ゴーレム「さぁ蘇るんだマンモスマン!」「マンモスマン!」

…いや、ないな、ない。

個人的には回想であれ錯覚であれ、ロビンマスクであってほしい次回へ続きます!

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