熱いけど、なんだか全てが急展開すぎやしませんか今回の「キン肉マン」
どーも、たけGです。
チーム名も公式にしてしまい、タッグチームとしての息も合ってきたゴッドセレクテッド。
対して不協和音が流れ始めたマイティハーキュリーズ。
イデアマンとのチームプレイを拒絶したノトーリアスが1人でゴッドセレクテッドを攻め立てる!
というのが前回の流れでした。
今回もいつものようにネタバレを避けたい気持ちで書きつつ結局はネタバレしてしまってることがあるかと思います。
未読の方はご注意を!
まず本編を読みましょう!
単行本待ちの方もご注意を!
キン肉マン349話更新しました。来週14日も350話をお届けできます。お楽しみください。https://t.co/NzIEUr1ui2
— 【公式】キン肉マン漫画スタッフ(集英社) (@kinnikuman_pr) June 6, 2021
フェニックスとビッグボディの2人をまとめて投げたノトーリアス。
我々はただのタッグ屋ではない。
オレ1人でもこれぐらいのことは出来る。
1+1=2以上の力を発揮するのがタッグチーム!という、いわば下等超人的な発想ではなく、1人1人でも2人以上の強さを持つのが強者!という完璧超人的思考なノトーリアス。
まぁ完璧超人自体がもっとも神に近い超人であるわけなので、完璧超人が神に近い思考を持っているということなのでしょうね。
そんなノトーリアス様、リング上ではもはや好き放題。
ビッグボディとフェニックスに噛みつきまくって地獄絵図に。
彼のモチーフであるサーベルタイガーは、あの巨大な牙が意外に不便でエサを食べるのに困って飢餓で絶滅した説もありますが、ノトーリアスの牙もセイウチンのように突き刺すだけならともかくガジガジ噛みまくるのには向いてないように思うのですが。
そんな地獄絵図を見た理性の神イデアマンもさすがにドン引きしたようで、冷静になるよう諫めますがノトーリアスは聞く耳持たず。
目の前のフェニックス&ビッグボディが流し続ける血を見て完全に理性を失ってます。
オレサマ、オマエマルカジリ!
まさに狂気の神。
1人で荒れ狂い続けるノトーリアスを見たイデアマンの脳裏に横切るのは、かつての天上界での出来事。
練習試合なのか公式試合かはわかりませんが、無名の超神2人(天上界だからただの神かな?)をリアルツインDDTでもって沈めたマイティハーキュリーズ。
それを見ていた知性の神。
2人のタッグチームとしての完成度を評価しつつも、それだけでは我らが目指す更なる進化へのヒントとはならない。
神をも超える神となる、その進化の鍵を握るのは…
知性の神が指し示した先は天上界の下。
神が進化するためのヒントは超人にある!
マイティハーキュリーズの2人はもとより、知性の神が求めていたものは神を超える神となる進化。
これはなかなかに興味深いですね。
イデアマンによるこの回想シーンが、いつのものなのか気になるところですが、予想するに王位争奪編の後ではないでしょうか。
王位争奪編では、神に匹敵する力を得つつあったキン肉マンに対して危惧を抱いた知性の神たち5人の邪悪神がフェニックスらを利用してキン肉マンを亡き者にしようとした争いでした。
その戦いを経て知性の神も、友情パワー、いわゆる慈悲の心をもって進化をし続けるキン肉マンの可能性を認めたとしたら?
その力を認め、受け入れることで超人だけでなく神々も進化出来るのかもしれない。
それこそがかつての盟友、慈悲の神ことザ・マンの目指した地平!
ノトーリアスが知性の神に対して聞き返した後で、知性の神はそのように答えていたのかもしれませんね。
その時のことを思い返し、何かに気づいたようなイデアマン。
眼前のリング上ではまだまだ続く、ノトーリアスによるザ・流血ショー。
もはや周囲が見えなくなり、フェニックスの血に夢中なノトーリアス。
前回も言っていましたが、フェニックスの血がよっぽどウメーウメーようですね。
おかげで復活したビッグボディに気づかず、背後から捕らえられます。
オイタがすぎるぜアニマル野郎!
フェニックスからはケダモノ神呼ばわりされ、ビッグボディからはアニマル野郎の上に、ペットとしての躾が必要だとか散々な言われよう。
まさに狂気の神の名に相応しい荒れ狂いようですが、さすがにここまでだと神の威厳もあったもんじゃないですな。
女神転生ならきっと邪神扱いですよこの神サマ。
無防備なノトーリアスの隙をついてガッチリ固めたビッグボディ。
渾身のオースイ・スープレックスで仕留めようとします。
オースイ・スープレックスというと聞き馴染みがあまりありませんが、ビッグボディの技の掛け方を見ればプロレス好きな方なら一目瞭然。
タイガー・スープレックスですね。
初代タイガーマスク佐山聡が考案したタイガースープレックス、その原型と言われているのがオースイ・スープレックスと呼ばれる技です。
わかってやっているのならば、虎モチーフのノトーリアスへタイガースープレックスだなんて粋なことしてくれますビッグボディ!
ともあれ決まれば脳天直撃セガサターン64ビット級の大ピンチなノトーリアス。
しかしそこへパートナーのイデアマンが飛び出して自分の体でもってノトーリアスの直撃を受け止める!
「超神にだって、友情はあるんだーッ!」
いや、言ってないですよ!
言ってないけど、まさにそのシチュエーションじゃないですか⁉︎
ノトーリアスを受け止めたイデアマンはまさにアシュラマンを受け止めたサンシャインそのもの。
しかし助けられたノトーリアスは感謝するどころかご立腹。
なんてことしやがる!今日のお前は何かがおかしいぞ!
先程、フェニックスのマッスルリベンジャーに極められたイデアマンをノトーリアスが休出しなかったように、普段のイデアマンならカットに入らなかったはず。
相手にしてやられるのは自身の油断や慢心さ故の自業自得。
自分自身のミスからの窮地ならばパートナーの助けなく自分の力で脱するべき。
ノトーリアスの考え方はまさに完璧超人と近いものがあります。
前回のマイティハーキュリーズの不協和音に、二世におけるスーパートリニティーズを重ね合わせましたが、今回はネプチューンマン&マンモスマンのノヴァ・ヘルイクスパンジョンズが重なって見えますねぇ。
ノトーリアスはますますマンモスマンポジションか。
怒り心頭のノトーリアスに対して話なら後だと、向かってくるフェニックス&ビッグボディに対してリアルツインDDTのセットアップに入ります。
しかしイデアマンとノトーリアスが合体の瞬間にフェニックスが首を抜くように合図。
合点承知!
の気合いとともに2人ともスッポリ簡単に首を抜いた!
こんな簡単に抜くことのできるロックだったの⁉︎とか思いますが、1つは溢れる知性のフェニックス。
最初にこの技を喰らった時に、イデアマンの力が緩む一瞬のスキがあることに気づいていたのかもしれませんね。
聖闘士、もとい、超人に同じ技は2度通用しない!
さすがフェニックスの名を冠するだけはあります。
また、マッスルリベンジャーで受けたダメージに加えて、ビッグボディのオースイスープレックスを受けとめた影響でパワーも落ちているのかもしれません。
体勢の崩れたイデアマンを空中で捉えたフェニックス、マッスルリベンジャーへと持っていきます。
ビッグボディへもノトーリアスをビッグボディ最大の必殺技に捕らえるように声をかける。
応じたビッグボディ、労することなくノトーリアスを捕らえて、最大の必殺技、メイプルリーフクラッチへと持ち込みます。
簡単に捕まり過ぎ!
攻める時も簡単に噛みつきまくってたけど、攻められる場面でも過程をすっ飛ばして結果まで行ってしまうとは。
相当せっかちな性格だと思われます狂気の神サマ。
まぁ言ってしまえば、イデアマンに助けられたとは言えビッグボディのオースイ・スープレックスのダメージは思いのほか大きかったのかもしれませんね。
それによって崩れたバランスを立て直せず、ビッグボディにまんまと捕まってしまった。
そんな感じかな?
かくしてマイティハーキュリーズを空中で捕らえたゴッドセレクテッド。
マッスルリベンジャーとメイプルリーフクラッチのランデブーが実現!
ドッキングか⁉︎ドッキングするというのか⁉︎
なんだか今回は怒涛の勢いで話が進んで急展開すぎる気がしないでもないですが、おそらく次回、フェニックス&ビッグボディ版マッスル・ドッキングが完成して決着!ではないでしょうか。
決着すれば、今回の超人vs.超神の争いはステージを一巡したことになります。
次なる戦いは再びエジプトとなるのか、それとも超人墓場に行ってしまうのか…?
まさかの実写ドラマ化も実現してキン肉マン周りが慌ただしくなってきますが、ともあれ、ドッキングするならするでマッスル・リベンジャーとメイプルリーフクラッチのどこがどのようにドッキングするのか気になって仕方がない次回に続きます!
実写化ってマジか!
そのままの実写化ではなく、実写化する話をドラマ化したドキュメンタリードラマみたいだけど、ちょっと楽しみ。
「この実写化には隠された“過去“があった」
平田がキン肉マンになる予定が権利の問題で頓挫してストロングマシンへとなったアレかな… https://t.co/uRdP8nqCEz— たけG (@heaskit) June 7, 2021
まさかの方向性でまさかの実写化!
コメント