『聖闘士星矢EPISODE.G レクイエム』第16話「暗殺者」感想:まさかの参戦!ここからが本当のエピソード“G”なのかな?

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タイトルが既にネタバレになっている気がしないでもない。

どーも、たけGです。

3人目のキュクロプス、ブロンテースと対峙する星矢(星矢にとっては2人目か)。

アテナやアルゲースの物言いでは、どうやら星矢に因縁あるようなお方で、星矢自身も声も小宇宙も知らないはずのブロンテースに何やら感じている様子。

そのブロンテースから告げられた衝撃の真実。

聖闘士とは、神々の住まう地を創り上げるための素材だったッ!

神々が聖戦をたびたび巻き起こすのも、神に対抗する名目で聖闘士を生み出すのが真の目的ッ!

というのが前回までの流れでした。

今回の記事には重大なネタバレが含まれている可能性があります。


否ッ!

まどろっこしい言い方をせずに断言すれば、ある人物についてネタバレしちゃってるよ!

なので未読の方はマジご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

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神の望む真世界、永久に続く楽園は、選ばれし人間の血と肉と骨で完成する。

それが人間の存在価値の全て!

ブロンテースが告げる真実に、星矢は抗います。


巫山戯るなッ!
人間は神のために生きている訳じゃない‼︎

①巫山戯る=ふざける

いやぁ、漢字の勉強になりますなぁ「聖闘士星矢エピソードG」

「魁!男塾」で覚えた漢字は、実生活ではあまり役に立たないものばかりでしたが、「エピG」で覚える漢字はいざという時に役に立ちそう。

聖域とは、英雄を作る装置、「神の造りし機械(デウス・エクス・マキナ)」

神話の刻より聖闘士を量産(!)し続けてきた。

今回の騒乱によって消えた聖闘士たちも今や神の大地に組み込まれている。

そして、最後まで抗い続ける星矢は、より強固な壁となり得るだろう。

星矢を揺さぶるように続けるブロンテース。

しかし、星矢の信念は揺るぎない。


自分の正体を明かさぬ野郎の話なんか信じない!

只管にアテナを信じ、必ず救い出す!

②只管=ひたすら

勉強になります岡田先生!

しかし確かに星矢の言う通り、ブロンテースの言うことを全て鵜呑みにするわけにもいかないですね。

確かに衝撃の設定であり、車田先生の本編ではまずあり得なさそうな設定。

でもようく考えてみれば、なるほどそういうことかと頷くこともできる設定。

神々が神話の時代から作り上げてきたシステムであり、その一端をアテナも担ってきたはずだったのに、現世代のアテナである沙織がそれに準じなかった。

それどころかハーデスに剣を突き立てられて死ぬしかなかった聖闘士、星矢を救ってしまった。

そうやって星矢たち人間の側についてしまったことで、アテナ自身まで神々からの粛正の対象になってしまった。

そう考えるとなるほど、しっくり来る設定でもあるわけですが…(特にアニメ天界編を見ていれば尚更)

星矢の「アテナを信じる」とは、ブロンテースの言葉を認めてしまうと、神話の時代の頃の話にせよ女神アテナがその神々の計画に加担していたことを認めてしまうことにもなるわけで。

常に聖闘士とともにあった戦女神アテナが、時代は違えどそのようなことをするはずがないという信念の現れであると思えます。

なので、この話自体が、ブロンテースによる星矢への揺さぶりなのかもしれないわけで。

真実を伝えて揺さぶっているのか、偽りの事実を伝えているのかは、彼の正体が判明した時に明らかになるのでしょうかね。

抗い続けることを決めた星矢は彗星拳一閃!

しかし星矢の放った拳は、ブロンテースの作り出す空間の裂け目に飲み込まれ、消滅していく。

それだけでなく、ブロンテースの拳は空間を転移しあらゆる角度からゼロ射程距離で星矢を攻撃する!

気づいた時にはやられている、空間転移による攻撃になす術ない星矢は遂に倒れ伏す。


神に抗った代償は「死」ではなく、「虚無」

もはや動かぬ星矢にとどめを刺さんとするのか、それとも別の何かを与えんとするのか、ブロンテースがその巨大な指先を向けたその時。

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ブロンテースの背後で空間が変位をはじめる。

ブロンテースは次元を操る技を放ち、空間の変位の対消滅を試みるも、ブロンテースの操る空間ごと斬り裂く人外の力。

それは全てを斬り裂く聖剣、エクスカリバー!

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「我が名は『修羅(シュラ)』因果律を見定める者」

うわぁぁぁぁぁぁ!

ここで山羊座(カプリコーン)のシュラが来たーーー!

ブロンテースが修羅に対して言う、「刻(とき)の暗殺者(アサシン)」の肩書きもまたカッコいいですね!

ちょっとお顔が「アサシン」の時と違っているように見られますが(若返ってる?)、その肩にはコクトーの姿も見られます。

ってことはやっぱり、自身が主役を務めた、「エピソードGアサシン」のシュラと同一人物でしょうか。

「アサシン」のラストで、アイオリアを依代としたゼウスとの激闘の末に消滅したシュラ。

再び刻を超えて姿を表したと言うのでしょうか。

いや、もしかしたらこの「レクイエム」の世界自体が原作や「アサシン」ともまた別の世界で、「アサシン」の世界から次元を超えて「レクイエム」の世界に干渉してきた可能性もありますね。

ポントスという神の存在から、無印「エピソードG」の世界と、現在の「レクイエム」の世界は直結しているとは思いますが、並行世界の存在が示唆された「アサシン」の世界は、無印との繋がりが薄かったようにも思えるので実は独立した別の次元の話だったとか?

(ポントスのキーワードは「アサシン」でも出てはいましたが)

でも流石に全てを並行世界で片付け始めるとなんでもアリになってしまって面白みに欠けてしまうことにもなりかねないので、それはないかな。

一度は元の世界に帰還したシュラが再び使命を帯びてこの世界に現れた、というところでしょうかね。

しかしここでようやく黄金聖闘士が登場!

面白くはあるけれど、スピンオフ作品である「エピソードG」で、本編の主人公であるペガサス星矢が主役を張っていることにどうにも違和感を感じることも多かった今回の「レクイエム」

ここからが本来の「エピソードG」となっていくのでしょうか。

あとは今回も正体が判明しなかったブロンテース様。

「我はキュクロプス・ブロンテース。今はな

と、今だけブロンテースを名乗っているようにも聞こえます。

いったい彼の正体とは何者なのか。

シュラの介入でブロンテースの正体が判明するのでしょうか。

ブロンテースの空間を操る能力、シュラが口にした「因果律を見定める」

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まさかこの人じゃないよね?

「アサシン」のラストではシュラのみならず未来の星矢たちが生きる世界へ出現していた他の黄金聖闘士たちも消滅したことが描かれていましたが、他の黄金聖闘士たちも再びこの世界に介入してくるのかな?

予想もしなかったシュラの登場で更に気になることが増えてしまった次回へ続きます!

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