超人レスリングにおける凶器の概念って…
どーも、たけGです。
3週間ぶりくらいの更新ですか。
前回まではどんな流れだったかな…
そうだ!
超神との落してはいけない大事な初戦に名乗りを挙げたのがジェロニモで。
ちょ…おま…ふざけんなよ!と待ったの異論を挙げたのがアシュラマンで。
同じ正義超人のキン肉マンまで、お前じゃちょっと不安だし〜、とアシュラマンに賛同、ロビンマスクやウォーズマンは無言を貫き、孤立無縁に見えたジェロニモの背中を押したのがサンシャインで。
サンシャインの後押しもあってなんとか認められたジェロニモの前に現れた超神は、かつては進化の神と呼ばれたジ・エクスキューショナー!
と、いうのが前回までのお話でした!
その進化の神という名前と、果たして人間から超人へと進化したジェロニモとの関係はいかに⁉︎
今週も配慮してくれたら書いてるつもりですが、結局ネタバレ書いちゃているかもしれません。
ま、今週は大きな展開などは特になかったと思うので、何書いても大丈夫だとは思うのですが…
とりあえず、未読の方はご注意を!
まず本編を読みましょう!
単行本待ちの方もご注意を!
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— ゆでたまご嶋田 (@yude_shimada) September 26, 2021
リング上で対峙するジェロニモとエクスキューショナー。
「ベールを取り去ったその姿は、ジェロニモを遥かに凌ぐ、雲を突くような大男だーっ!」
本当に、いったいどこにカメラをしかけてリング上を見ながら実況生中継しているのかは知りませんが、
これだけのデカい奴なら、ベール被ってる時点でそのデカさがわかりそうなものなのですが。
この、ジェロニモの2倍以上はあろうかという、超神というより伝説巨神のような巨体のエクスキューショナーさん。
「勇気ある超人よ、さぁ存分に見せてみよ。お前の真なる力とやらを〜っ」
とか、
「そんなもので本気で超神に勝とうというのかーっ!」
とか、1つ1つの物の言い方が、どうにも何か含みがある言い方に感じてしまうのは、この超神とジェロニモの間に何かがあるかも?なんて考えてしまっているせいですかね?
ま、今回の話では関係あるのかないのか、その点に触れるどころか全く掠りもしてないですけどね!
先手必勝とばかりにチョップの連打で攻め立てるも、ヌルいと跳ね返され、逆にコーナーに押し込まれるジェロニモ。
吐血するダメージを受けたジェロニモを見て、「アチャー」と天を仰ぐアシュラマン、なんだかイイね!
そんなアシュラマンや、静かに見守るサンシャインをよそに、挫けぬジェロニモは反撃を繰り返す。
しかし、体格差からなのか純粋なパワー差なのか、全て跳ね返されてしまうジェロニモ。
ダウンしたジェロニモへ、エクスキューショナーの右腕のスコップのようなパーツが回転し、ジェロニモの胸を抉る。
「ドリル・ア・ホール・スコップーッ!」
まさか本当にスコップだったとは!
って言うか、この超神サマもギミック使いかぁ。
ザ・ナチュラルもそうだったけど、パワーファイターのような超神サマに限ってギミック使う率が高いような気が…
そのまま顔を踏みつけられ、顔にツバまで吐かれる屈辱的なプレイにプッツンきたかジェロニモ。
エクスキューショナーの巨体をバックドロップで投げ、休む暇を与えず再びチョップの連打からの、ダブルスレッジハンマーの姿勢で繰り出すトマホークボンバー!
遂にはエクスキューショナーの片膝をつかせることに成功!
「やる!」
無言を通していたファイティングコンピューターも思わず感嘆の声をあげましたよ。
それだけ目を見張るような怒涛の攻めを見せるジェロニモを誇らしげに見つめるサンシャインパパ。
アイツは元々あれくらいはやる。オレの巨体をチョップで倒したのだ。
それも人間時代に。
そう、ジェロニモはまだ超人ではない人間だった頃に、悪魔六騎士の首領格であったサンシャインを倒しているのですよ。
これ、かなりの潜在能力ですよね?
超人へと進化した後の戦績から、人間時代の方が強かっただなんて言われ方してますが、本来であればサンシャインの言う通り、人間時代に超人を倒せた男が超人になって弱くなるわけがないわけで。
まず超人へと進化した後の初戦。
はぐれ悪魔超人コンビとのタッグマッチではあまり良いところを見せられずにテリーマンの足を引っ張ってしまう形になってはいましたが。
好意的にとれば、超人パワーを得たものの、人間では考えられない強大なパワーをうまく扱えなかったのと、超人一年生としての自信の無さから本領を発揮できていなかったともとられますよね。
RPG的に考えれば、人間から超人へとクラスチェンジしたようなもので、マスターレベルの下位職から、上位職だけどレベルは1になったようなものだったのかもしれません。
超人としてのレベル1からの慣らし運転としてはちょっとハードルが高すぎたというか、緊張しちゃってもしょうがない環境だったわけです。
事実、このタッグ戦を経た後はハワイの超人レスリングに参戦し、ジェシーメイビアを破ってハワイの超人チャンピオンに君臨してるんですから。
超人デビューからまもない段階で、超人オリンピックチャンピオンのキン肉マンと同じことをやってのけるだなんて、なかなか出来るもんじゃないと思うのですが。
ちなみにⅡ世における究極のタッグ戦を加えれば、このハワイでの王座に就く前にテガタナーズとして時間超人コンビ相手に敗れはしたものの、かなりいい戦いをしています。
更にその試合後には、はぐれ悪魔超人コンビとの試合での傷が癒えないまま戦いに臨んでいたことが判明してますから、善戦以上の戦いであったと言えるのですよね。
その後、王位争奪戦に参戦し、キン肉マンチームの一員としてフェニックスチームのオメガマンと対戦。
ここも敗れはしたものの、超人強度8600万パワーの完璧超人オメガマンに対してなかなかの善戦をしています。
こうやってみると、確かに超人になって以降は負け試合がどんどん増えていっている印象ですが、正直、環境や相手が悪かったと言うだけで、そんなにヘタレな印象ではないですよねジェロニモ。
何よりジェシー・メイビアにシングルで勝利している実績はかなり大きいと思うのですよ。
ジェシー・メイビアという超人は、キン肉マンというマンガにおけるハワイ編のラスボスとも言える存在で、キン肉マンがプリンス・カメハメに師事するきっかけにもなった強キャラであったはずですからね。
それではなぜジェロニモにそんなヘタレな印象がついてしまったかというと…
やっぱり初戦のはぐれ悪魔コンビ、そして直近の完璧無量大数軍相手にボロ雑巾のように負けてしまった印象が大きいのかな。
どちらも相手が悪かったとは言え、小さな善戦の積み重ねよりも、大きな惨敗っぷりが読者に大きな印象を与えてしまっていると言いますか。
そう考えると、ジェロニモにヘタレな印象を与えてしまったことにサンシャインも一役買ってしまっているんだよなぁ…
しかし今回のジェロニモは一味違う!
追撃の手を休めずに、フライングボディアタックを敢行!
しかしエクスキューショナー、右肩に装着しているギロチンの刃のような、エクスキューショナーソードで迎撃!
いや、これもうギミックの範疇超えてるでしょ!
剥き出しの刃を肩に背負ったコスチュームだなんて、これいいの⁉︎
形状からして体の一部だなんて思えないんですけど!
これが許されるのなら、ジェロニモは海外版マッスルタッグマッチのように斧を持って戦ってもいいと思う。
って言うか、超人レスリングの世界では以前はフォークを持っていても凶器攻撃で反則扱いになっていたと思うんですけど。
そう、アメリカ遠征編の時にデビル・マジシャンが刃物振り翳している時ぐらいまでは、凶器だ!とか反則だ!とか言ってましたよね?
ラーメンマンも、凶器を使っての残虐ファイトは感心できないとか言ってましたよね?
それが今では超神サマは刃物を振るうし、レオパルドンに至っては大砲のような銃器を撃つしで、デビルマジシャンの仕込み刃なんて、もはやかわいいぐらいのレベルだと言うか。
それを思い返せば、始まりはウォーズマンのベアークロー辺りでしょうか。
戦犯は、あのファイティングコンピューターか…
しかしジェロニモは、そんなエクスキューショナーの斬撃を、両腕でもってガードする。
いや、あんなデカい刃の一閃を受けてよくそれだけですんだな!
これもジェロニモの成長の一端でしょうか?
そしてそのまま一気に決めたいジェロニモがとった体勢は、あの必殺の構え!
そう、ストロング・ザ・武道からワンパン食らって止められてしまったあの技だーッ!
今回は、キン肉マン第358話について書きました。
いやあ、こう言っては失礼ですがジェロニモの戦いでここまで気持ちが盛り上がるのもいがですな!
ジェロニモとエクスキューショナーの間に実は因縁があるのではないか?
それについてはまだ何も触れられませんでした。
よもやこのまま何も関係なしで進む可能性もあるか?
でも、エクスキューショナーの神名が進化の神というのも何か意味ありげだし、そう考えるとエクスキューショナーの物の言い方にも何か含みがあるような気もしてきますし。
これが果たして穿って考えすぎているだけなのかどうか。
とりあえず、今回はこの辺で。
いつかまたここで会いましょう。
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