キン肉マン第374話「笑顔(スマイル)の代償‼︎の巻」感想・機械の性能の違いが戦力の決定的な差ではないということを教えてやる!となりませんかねウォーズマン

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新型の上位機種に戦いを挑む旧式という構図は魅力的なシチュエーションではあります。

どーも、たけGです。

同じ機械の体を持つ超神・オニキスマン相手に戸惑いまくるウォーズマン。

思考を読まれていること以上に、神でありながら機械の体を持つオニキスマンに動揺を隠せない。

一方のオニキスマンは、機械の体はあくまで肉体を鍛えるための手段にしかすぎず、生身の肉体を鍛え上げることとなんら変わりがないと主張。

機械の体と生身の体、その違いについての解釈は両者相容れぬまま試合は続行。

オニキスマンの肩に乗ったウォーズマンの顔にスマイルが浮かぶ!

と、いうのが前回までの流れでした!

機械の体を持つもの同士の対戦、アツいですね!

そこにもう1つのファクターが加わればさらにアツい戦いになりそうですが…

今回はまだその辺については明らかにはなっておりませんので注目すべきは機械同士の戦いという点でしょうか。

重大なネタバレに繋がるような内容はないと思いますが、何が伏線になっているかわかりません。

なのでいつものごとく、未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

オニキスマンの肩に乗ったウォーズマン、期せずしてそれはまるで肩車のような体勢になりました。

父親が息子を肩車するような体勢になったことでオニキスマン、何かリアクションあるかなぁと想像したのですが…

何もありませんでした。

うーーーん、まだその段階ではないのか、それとも僕が見当違いな予想をしているだけなのか…

この体勢は超人オリンピックでキン肉マンを散々苦しめた頭上からの攻撃ですが、オニキスマンはあっさり脱出。

逆に膝でウォーズマンの脇腹を抑えることで、マウントポジションに似た体勢をとり、頭上からの攻撃をお返し。

ウォーズマン、ベアークローでもって反撃を試みますが、その思考も先読みされていた!

ウォーズマンが行動に移す前にウォーズマンの右腕をとって腕ひしぎ十字固めへ移行!

完璧に極まり、肉も、筋も完璧に固められたウォーズマンの右腕。

苦しい、これは苦しいですねウォーズマン。

オニキスマンはウォーズマンを「とんだ旧型だったな」と吐き捨てますが、確かにここまでの戦いっぷりから、性能面ではウォーズマンを上回っていることが明確なオニキスマン。


ザクとは違うのだよ!ザクとは!

みたいな対比になってきましたが、ウォーズマンがザクだとすると、オニキスマンはグフどころかゲルググ並みのスペックがあるんじゃないかと思われる圧倒的な性能差です。


生身の肉体には限界がある、それを超えていくのが機械の強み。

古い形にこだわっていては世界は何も変わらぬ!

機械として、おそらくはバージョンアップを繰り返してきているのでしょうオニキスマン。

下手するとゲルググどころかグリプス戦役の頃のMSほどにバージョンアップを続けているのではないかと思われます。

一方でウォーズマンは30分戦ったら体がショートする悪癖が全然なおらない点からしても、機械としてのバージョンアップはしていないのでは?

機械の体と生身の体の違いにこだわりやコンプレックスを持つウォーズマン。

超人として、半分残っている生身の肉体や技術を鍛えることはあっても、OSなどの機械の部分は生まれた時からそのままなのかもしれません。

ついに完全に破壊されたウォーズマンの右腕。

ウォーズマンの右腕を“危険な腕”と形容しているところから、オニキスマンはウォーズマンのベアークローを危険視はしているようですね。


“悪さを始める腕”
という言い方は息子に対する父親っぽくもありますが…

勘ぐりすぎかなぁ。

これで利き腕を失ったウォーズマン。

ベアークローどころかパロスペシャルも封じられたということでしょうか?

それどころか腕1本失ったわけだから、ベアークロー二刀流が使えなくなったとのことで、「いつもの2倍のパワーで200万パワー」からはじまるウォーズマン理論まで封じられてしまった!

このままではバッファローマン、お前を上回る1200万パワーだ!が使えず、600万パワーベアークローしか出せなくなってしまった!

さすが超神オニキスマン、ウォーズマンの全てを封じる完璧な計算力!

全てにおいて自分の性能を上回るオニキスマンを前に、まさに八方塞がりのウォーズマン。

機械である自分自身が機械の恐ろしさを初めて感じている。

それはかつて、キン肉マンがウォーズマンに対して感じたものと同じ感情。

だけどキン肉マンはこうも付け加える。

あの時感じた気持ちをお前と共有できたのは、嬉しくもある。

優しげな笑顔を見せるキン肉マン。

キン肉マンは機械超人であるウォーズマンに恐怖を感じながらも、生身や機械といった肉体の違いではなく精神でそこを乗り越えて機械超人のウォーズマンに打ち勝った男。

このキン肉マンのスマイルに、勝利に繋がる何かを見出せるかウォーズマン!

今回はキン肉マン第374話の感想でした。

ウォーズマン、自分より高スペックの機械相手に苦しい戦いですね。

オニキスマンの方がCPUもメモリもストレージ容量すらも全て上回っていると予測。

上位互換どころか2〜3世代先を行っているコンピュータのような気がします。

舞台設定がソ連がまだ存在している80年代後半ということを考えて、ウォーズマンがファミコンだとすると、オニキスマンはスーパーファミコンを飛び越えてN64かゲームキューブ並みの性能まで行ってるんじゃないでしょうか。

ゲーム好きでないと何のこっちゃの話かもしれませんが。

オニキスマンはそれを自分が強くなるための手段であるとし、生身だ機械だとこだわるのはナンセンスだと言い放ちます。

一方のウォーズマンは機械の体と生身の体の違いを意識し、時に自分の機械の体に対するコンプレックスを覗かせることもあるわけで。

これはひとえに、ウォーズマンは半分機械の体ではあるとはいえ、自分は生身の体も半分もつ超人レスラーであるという自負があるのかもしれませんね。

機械としての性能差は、改造やチューニング、バージョンアップをしない限り覆す事はできない。

この試合でウォーズマンが機械としてオニキスマンを上回るのは、難しいどころか不可能ではないかと思います。

となるとウォーズマン勝利の鍵を握るのは、機械の性能ではなく、超人としての精神であり、その魂。

かつて機械超人であるウォーズマンに恐怖しながらも、生身の肉体で打ち勝ったキン肉マン。

そのキン肉マンが眼前にいて、気持ちを共有出来ている。

このことがウォーズマンに何かしらの勝利への道筋を与えるのかもしれません。

何よりも、機械のウォーズマンが「こ…こわい…」と恐怖を覚えた生身の超人のバッファローマンだっていますからね!

これらが逆転の布石になるのでしょうか。

機械ではなく、超人としてオニキスマンを超えることが出来るかどうかですね。

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

それでもやっぱり耐久時間ぐらいはバージョンアップした方がいいと思うウォーズマンの逆転に期待したい次回へ続きます!




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