『聖闘士星矢EPISODE.G レクイエム』第24話「神乃粛清」感想:女性は生まれながらにして天性の女優と誰かが言ってましたっけ。

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アテナ消失!その事実にそんな理由があったとは!

ある意味、アテナらしいちゃアテナらしいのかもしれませんが…

どーも、たけGです。

星矢の眼前で崩れ落ち、炎とともに消失したアテナ沙織!

呆然とする星矢にアルゲースが突きつける。

父である城戸光政の口より聞かされた聖闘士の真実、それによって星矢はアテナに対して疑心を抱いてしまった。

そのことがアテナに絶望を与え、自分を信奉するものがいなくなったアテナは滅ぶしかなかった。

神を存在させるのは人々の信仰。

それがなくなった時に大神は初めて死ぬ。

アテナを信じられなくなったお前が、アテナを殺したのだ星矢!

と、いうのが前回までの流れ…でいいのかな?

うーーーーーむ…

今回も配慮して書いてるつもりではありますが、重大なネタバレを踏んでいるかもしれません。

未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

聖域は崩壊し、アテナも消失した。

地上も崩壊するのをただ待つのみ。

聖闘士の存在意義は、もはや存在し得ない!

お前たちの英雄譚は、今終わったのだ!

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「神殺し」を幾度となく成し遂げてきたその身ならば、神の地の強固な人柱となるだろう。

人であることを終わりとし、天馬座の聖衣とともに神の大地奥深くで眠るといい!

独弁を続けるアルゲースですが、星矢は茫然自失となる前に「異議アリ!」を唱えてもいいと思う。

何度か書いてきてますが、原作において星矢が殺した神サマは死の神タナトス様だけなんですってば!

1神殺せば十分に「神殺し」なのかもしれませんが、幾度となく成し遂げてきたなんて、そんなことはないんだから!

原作で登場した神サマは、アテナ沙織に海皇ポセイドン、冥王ハーデスと、ハーデス配下のヒュプノスとタナトス。

ND冥王神話をカウントすれば、月の女神アルテミスに時の神クロノス。

うち、星矢がやったのは、タナトスだけなんですよ!

ポセイドンはアテナによって封印されただけで死んではいない。

ヒュプノスをやったのは紫龍と氷河の 2人。

ハーデスにトドメを刺したのは、アテナであって、星矢はアテナを庇って逆にやられちゃってるわけなんですよ。

アニメ版の「天界編」といい、なぜそんなに星矢だけが神殺し呼ばわりされなくちゃならないのか。

冤罪ですよ冤罪。

グラード財団の力を持って有能な弁護士を雇うべきです星矢くん。

いや、このエピソードGは並行世界の存在を明確にしているので、アニメを含めた全ての星矢ワールドを∀ガンダム的に全肯定して受け入れているという設定なのかもしれない。

と言うことで、アニメ劇場版を含めて考えると、争いの女神エリスと太陽神アベルについては星矢が殺したと言っても差し支えないかもしれないですね…

魔王ルシファーを神様としてカウントするのはどうかとは思いますので除外するとしても、3人の神様をやっちゃってることになるか…

この証拠を検察側に突きつけられると、冤罪の裁判を覆すのは難しくなるかな…

戯言はこれぐらいにしておいて。

これは淘汰。

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神乃粛清!

アルゲースの強烈な一撃と、追い討ちの言葉が星矢を襲う。

友は消え、聖域も崩壊し、アテナさえも消滅した今、守るものなど何一つなくなった。

何一つ…

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絶望しかけた星矢、そして勝利を確信していたアルゲースの目の前で青き炎が燃え上がる。

この青き炎は地上に降り注ぐはずの業火をアテナがその身に受けることで浄化された証。

アテナが消失した今、その炎が燃えていることなどあり得ないのになぜ⁉︎

星矢は確信する。

アテナは消えた。

しかしアテナの想いと小宇宙は消えてはいない!

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アテナは人の業を消すには、自らの死しかないことを理解していた。

死ぬことで、肉体を捨てることで幽体(アストラル)となって、全能力を解放する。

うーん、ハーデスの時と同じですかね。

一度死ぬことで阿頼耶識、エイトセンシズに目覚めて死者かハーデスの眷属しか赴けない冥界へ足を踏み入れたあの時と。

あの時は一度死ぬことで死を超越し、生身のまま冥界へ行く手段であったので、完全に肉体を捨てて幽体となった今回とはちょっと違うとは思いますが。

大神は自ら死ぬことが出来ない。

寿命もない。

だから誰かに殺めてほしかった。

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だからあえて星矢が自分に対して絶望するように仕向けた?

ひょっとしておじいさまも一緒に共謀…協力してもらうことで?

自分への信奉を無くすこと、それしか方法がなかったとは言え…

あんまりじゃないですかぁぁぁ。

場合によっちゃ星矢が、自分がアテナを殺したという罪の意識に耐えかねて本当に絶望の奥底まで沈んでしまうかもしれないじゃないですかぁぁぁ。

私の信じる星矢ならば、それすら乗り越えて戦ってくれますとかいう強い信頼からでしょうか。

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私はあなたに謝ることしか出来ない!

ごめんなさい、私はもう、貴方の女神でいてはいけない…

これもひょっとしたら星矢の疑心をさらに大きくするためにあえて言ったということなんですかぁ。

そこまで星矢に思い十字架を背負わせてまで戦わせようということですかあああ。

実際星矢はこの事実を痛感している。

オレがアテナを殺した。

その事実は決して変わらない。

許されない。

それでも、それがアテナの望んだことならば、

オレは「咎人」でいい。

「罪人」「神殺し」なんと呼ばれても構わない。

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貴女の想いを果たす者。

それだけでいい!

まさに社畜のごとき精神!

あんまりだああああ。

ここまで盲信的に部下を働かせるなんて。

なんて、鬼のようなパワハラ上司だああああ。

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あっ、この点に関して言えば原作でも同じか。

命の限り、働けと。

なんて恐ろしい、ブラック企業だ聖域(サンクチュアリ)。

今回は、聖闘士星矢エピソードGレクイエム第24話の感想でした。

アテナのその死、その意味。

アルゲースらの作り出した、星矢を惑わすための幻かと思いましたが、全然違いましたね!

幻魔拳ちゃいましたね!

アテナの死は真実。

しかしそれはアテナがあえて望んだもの。

地上の人々の業から生まれた業火を浄化するには、城戸沙織の肉体のままではなし得なかった。

肉体を捨て、幽体となり神としての全能力を解放して臨まなければならなかった。

ハーデスの時に冥界へ行くために一度死を選ぶ必要があった、あの時と同じような理由でしたね。

ですが、そこへ至るための方法がなんといいますか。

大神であるアテナは自分では死ぬことが出来ない。

誰かに殺してもらうほかない。

神であるアテナを死に至らしめる方法。

それは、神である自分を信奉する者に疑心を与え、自分を信奉する想いを失くさせること!

なので自分を最も信奉している星矢の信頼を裏切ることで、絶望を与える。

それによって神である自分は死ぬことが出来る!

ということだったのでしょうか。

全てはアテナの思惑通りと。

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そのためにここまで言うか!

女は生まれながらにして女優だなんて言うこともありますが、アカデミー賞もんですよ。

いや恐ろしいい。

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これではダメでしたか、お嬢様?

一回経験してるから、痛いのが嫌だったのかなぁ…

まぁこの経緯が事実だとすると、ブロンテースこと城戸光政おじいさまも一枚噛んでいそうですね。

果たしてアルゲース、そしてその背後にいるウラノスらはそれについてどう思うのか。

ともあれ、絶望しっぱなしだった星矢くんの逆襲のターンとなりそうです。

アテナの炎を纏うことで神聖衣が発動!なんてこともあったりするのでしょうか。

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

これまでのモヤモヤを吹っ飛ばすくらいのスッキリとした星矢の戦いに期待したい次回へ続きます!


コメント

  1. 蛇使い座の黄金聖闘士 より:

    天界編のアテナが星矢をやむ得ず刺殺に見せ掛けてハーデスの呪いを打ち消すのに似ています
    人の業を死なない限り消えないと言う無理ゲーを強引に打ち消すが星矢にとっては重荷を余計に背負ってしまったと思う
    平行世界のアイオロスみたいにならないか逆に心配ですね
    ブロンテスとアテナは多分結託している疑惑が浮上している
    またアルゲースも回りくどい策略にたいしてアテナも回りくどい策略で対抗している感じ

  2. たけG より:

    >蛇使い座の黄金聖闘士さん
    確かにアニメ天界編でのアテナの行動に通じるものがありますね。
    星矢への精神的ダメージは間違いなく今回のアテナの所業の方が大きいような気もしますが。
    ブロンテースこと光政爺さんとアテナは確かに繋がっていそうですが、ウラノスやポントスにしろ、アテナ側にしろ、本当に回りくどいことやってるように思います。
    まぁ、永遠に死ぬことの無い神々の考えることなど人間の基準では及ばない域なのでしょうね( ̄▽ ̄;)

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