キン肉マン第383話「サムソンの仇‼︎の巻」感想・組織の鍵は副将が握ると、魔界出身のあの人も言ってましたっけ。

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サンシャインの魅力が爆発の回です!

どーも、たけGです。

遂に開戦、はぐれ悪魔超人コンビと超神コンビによるタッグマッチ。

超神コンビのタッグチーム名は、“モデスティーズ”

先発は因縁深き、アシュラマンとザ・ナチュラル!

怒り面アシュラマン渾身の先制打が炸裂するも、ナチュラルは全く動じず、すぐに切り返してアシュラマンをマットに叩きつける!

と、いうのが前回の流れでした!

今回も試合展開が中心の回、大きなネタバレになるようなことはないと思いますが…

それでも人によってはそれ知りたくなかったヨー!みたいな事を書いているかも知れません。

例によって未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

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のわぁ、この表紙、カッチョええなぁ。

アシュラマンの3本の腕を絡めた渾身の波羅蜜多ラリアットを難なく凌ぎ、ネックブリーカードロップを決めた超神ザ・ナチュラル。

しかし前回の「この程度か」発言を受けたアシュラマン。

「それはお互い様だ!」と強引に腕のロックを解除、ナチュラルをバックドロップの体勢に捉える。

しかし今度はナチュラルがそのパワーでもって強引に脱出。

ニードロップのオマケ付きで強烈なお返し。

さすがにアシュラマンもいったん自コーナーまで退避。

後に控えるサンシャインがヒートしっ放しのアシュラマンへ落ち着くように諭します。


時間に制限はないのだから、じっくりいたぶっていこう。

アシュラマンの気持ちに寄り添い、「ヤツをいたぶる」という表現を用いたものの、当のアシュラマンは聞く耳持たず。


そんな悠長な事言ってられるかーっ!

制止するサンシャインを余所に一気に攻勢に転じ、チョップチョップチョップの雨嵐を浴びせるアシュラマン。

サムソンの仇!と脳天が沸騰、サンシャインのクールダウンしろ!との声も聞かず怒りのままに攻撃を重ねます。

対するナチュラルもダブルスレッジハンマーの連打で反撃。


戦いの様相はさながら高山善廣とドン・フライによる漢と漢のドツキ合いみたいになってきました。

 手数で言うなら6本腕のアシュラマン。

一撃の強さはナチュラルに分があるでしょう。

果たして最初に力尽きるのはどちらか?

ナチュラルの強烈な一撃でよろめいたアシュラマンをサンシャインがすかさずカット。


だから言っただろう、今日のお前は真面目すぎだと。

もっとクールに賢く行こうぜ相棒。

 ニヤリと笑ってパートナーを諭すサンシャイン。

このサンシャインはいいですねぇ。

不敵に笑い、余裕のある態度で、時に憎たらしくさえ思えるサンシャイン。

シングマン戦で魅せてくれたサンシャインの不敵なカッコよさがこれなんですよぉ。

しかしそれでいて、アシュラマンが助言を聞かず突っ込んだ時に頭を抱えるようなサンシャインもまたイイ。

オーマイガァッ!

ってな感じで。

この、悪魔らしからぬ人情家っぷりもまたサンシャインの魅力の1つ。

時に卑怯な手段さえ厭わない、余裕たっぷりの自信家だけな性格なら嫌われかねないところですが、この人情家な一面を合わせ持つことがサンシャインを愛されキャラにしてるのでしょう。

マッスルブラザーズ戦で見られたメンタルの弱さは、都合の悪いことは忘れよな悪魔の論法で克服できているといいな…

そんな悪魔2人を見ていじめっ子のごときナチュラルが再び挑発。

どうしたどうしたお坊ちゃま〜

アシュラマンは一瞬再び頭に血が昇りかけますがサンシャインがそれを制止。


そうしてお前を怒らせ、追い込むのがヤツの作戦。

そんなチャチな策を弄する小賢しい神を冷徹に血で染め上げていく…

それが、悪魔というものだろう?

このサンシャインの言葉を受けて冷静さを取り戻した(かに見える)アシュラマン。

阿修羅三面のうち、どうにも存在感の薄い冷血面へとチェンジ!

サンシャインとのコンビネーションプレイによるフライングクロスチョップでナチュラルへ強烈な一撃を与えました。

流石にナチュラルも堪らず自軍コーナーへよろめきながら交代。

そのナチュラルの肩へバーザーカーがタッチ。

ナチュラルがタッチを求めたわけでなく、バーザーカーがナチュラルの肩に触れたことでの交代ですね。

そろそろ私も!遊び場に混ぜてもらおうかー‼︎

冷血面アシュラマンへ、ドロップキックでの強烈な一撃で遂にリングイン!

このままアシュラマンと戦うのか、それともアシュラマンもサンシャインとタッチして選手交代となるのか…?

今回はキン肉マン最新第383話の感想でした。

いやぁ…イイですね!はぐれ悪魔超人コンビ!

今回は特にサンシャインが良かった。

アシュラマンとサンシャイン、互いに悪魔騎士トップ2と呼んでいますが、このはぐれ悪魔超人コンビというチームにおけるリーダーポジションはどちらか?

悪魔将軍より悪魔超人の首領格を任ぜられたサンシャインこそリーダーという見方もあるかと思いますが。この2人によるタッグチームに限って言えば、リーダーはアシュラマンの方でしょう。

はぐれ悪魔コンビでのサンシャインはどちらかと言えば、前に出てチームを引っ張ると言うよりも後ろで戦況を冷静に判断して助言するようなセコンドもするNo.2タイプ。

余裕を持ってどっしりと構えているその体が後ろにあれば、リングインしている仲間の気持ちは鼓舞されることでしょう。

リーダーを立てつつもリーダーを諌めることも厭わない理想の副将タイプ。

組織の鍵は副将が握ると、幽遊白書の蔵馬さんも言っておられましたしね。

特に今回は私怨のため、アシュラマンが頭に血が昇ったまま暴走し、冷静さを失ったままナチュラルにやられかねない展開でしたがサンシャインがそれを上手く制御。

「ヤツを痛ぶるための時間に制限はない」

「お前を怒らせ追い込むのがヤツの作戦。そんなチャチな策を弄する小賢しい神を…」

と、ナチュラルに対して強い憎悪を抱いているアシュラマンの想いに寄り添った発言で諌めているのが素晴らしいですね。

アシュラマンについても「頭に血が昇りすぎだ」とかではなく、「今日のお前は真面目すぎだ」と、言葉選びもまた優秀。

「頭に血が昇っている」とストレートに言ってしまったら、ヒートしてるアシュラマンは「その通りだ!私の怒りは今や頂点なのだからな‼︎」とかなりかねませんからね。

上司へ意見する際の言葉選びって、重要ですよ。

そしてチームリーダーのアシュラマンもまた良くて。

当初こそ自分の気持ち優先で動いていましたが、最後にはそんなサンシャインの言葉に耳を傾け、その助言を受け入れました。

(現時点ではそのように見えます)

自分の主張のみが全てで周囲の仲間や部下の意見に耳を貸さないようなリーダーがまとめる組織はやがて崩壊します。

時にリーダーの間違いを正し、修正することこそNo2の務め。

リーダーの意見に全てYESしか言わないような腰巾着ではダメってことです。

そして、そんなNo2の意見に一切耳を貸さない、天上天下唯我独尊なリーダーでもダメなんです。

両者が上手く機能してこそのチーム。

元々はぐれ悪魔超人コンビは良いチームでしたが、これによってさらに良いチームへと昇華したと言えますね。

この試合、勝てるぞ!

と、予想。

とは言え、相手のモデスティーズの方はまだ見えない部分が大きすぎるので、単純に悪魔コンビの勝利というのも早いかな。

タッグチームとしての強さはもとより、今回新登場のバーザーカーさんがどんな闘い方をする超神サマなのかさえもわかってないですからね。

今回はこの辺で。

いつかまたここで、いやいや、次回更新後の2週間後にここでまた会いましょう。

とりあえずバーザーカーがどんな戦闘スタイルの超神なのかに注目したい次回へ続きます!


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