キン肉マン第388話「便利屋の大男との絆‼︎の巻」感想・その6本の腕は3つの別々の事を同時に出来て非常に便利だと思うのですが。

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今回でキン肉マン旧シリーズ(王位争奪編までの)の話数を超えたとのことでおめでとうございます!

そんな記念すべき回でアシュラマンがピンチです!

どーも、たけGです。

アシュラマンとサンシャインによる究極のコンビネーション、竜巻砂塵地獄によって遂に超神ザ・ナチュラルを打倒!

しかし既に深手を負っていたサンシャインもここで力尽きる。

ナチュラルを倒すに至る決め手となったサンシャインを、便利な道具と評するバーザーカーにアシュラマンの怒りが爆発!

アシュラマンの怒りの一撃とともに超神vs.悪魔超人の最終ラウンドの火蓋が切って落とされる!

と、いうのが前回の流れでした。

今回はアシュラマンとバーザーカーによる仕切り直しとでもいうべきシングルマッチのオープニング。

そんな重大なネタバレに繋がるようなことはないとも思いますが…

それでも人によっては知りたくなかったネタバレを書いているかもしれません。

なので今回もやっぱり、未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

3本の腕によるストレートパンチがバーザーカーにまともにヒット。

休む間を与えず両腕の拳による乱舞、阿修羅六道蓮華で攻撃を続けるアシュラマン。

連打をまともに受けるバーザーカーだが、余裕の表情を崩さない。


そうだ、この技を受けてみたかった。

お前の特徴である6本の腕による攻撃がどれほどのものか。

そして、あの便利屋の大男を失ったおまえが、果たしてどこまでやれるのか?

含み笑いを浮かべての言い回し。

アシュラマンへの挑発ともとれますが、聞きようによってはアシュラマンの実力を見定めようとしながら試しているともとれますね。

だけどアシュラマンは"便利屋の大男"発言にカチンときたようで再び怒り心頭。


まだ言うかーーーっ!

と、バーザーカーの首を押さえこんで顔面への膝の嵐!

サンシャインを侮辱されたことによる怒りのためか、アシュラマンの体が発光しているようにも見られます。

悪魔の友情パワーによるブーストでしょうか。

しかしバーザーカーはこれも冷静にいなして、ローリングソバットで切り返す。

仲間の事を思うとパワーが一段と上がる超人の力に対して興味津々のバーザーカー。


慈悲の神をも変えたその力で、どこまで私の攻撃に耐えられるかなァ!

と、全盛期の蝶野ばりのヤク…ケンカキックでアシュラマンの顔面を強蹴!

顔面を足蹴にされ、怒り収まらぬアシュラマンは必殺の竜巻地獄三連撃!

しかしバーザーカーはその全ての竜巻を凄まじいスピードを乗せたフットワークでかわし、逆にアシュラマンとの間合いを詰める。


こんな楽しいアトラクション、己自身でも楽しんでくるがいいーーーっ!

延髄斬りでもってアシュラマンを蹴り上げ、竜巻地獄の中へ放り込む。

まさかの形での竜巻地獄返し!

自身の放った竜巻地獄で空中へ放り上げられたアシュラマンを先に飛んでいたバーザーカーが待ち受ける。


ベルセルクビーク!

その掛け声とともにバーザーカーの額当て(髪飾り?)が鳥の嘴のような刃状に変形。

それをアシュラマンの喉元に押し当てての頭部によるギロチンドロップ。

強烈な一撃を喰らい、息があがるアシュラマンへ、


休憩を取らせてやってもよいのだぞ。

と、余裕綽々の上から目線なバーザーカー。

魔界のプリンス、再び逆上。


この私を…なめるなーーーっ‼︎

両腕3本ずつの腕をそれぞれ1本にまとめるアシュラマン。

これはダブルラリアットか、それとも組み技に持っていくためのタックルなのか。

余談ですが、そもそも波羅蜜多ラリアットといい、この3本の腕を1本にまとめる系の技はどれほどの効力があるのか。

アシュラマンの特性たる6本の腕はそれぞれが独特の動きを用いてこそ相手に予測させなかったり、2本の腕では完全に固められない相手の体を完璧に固めてしまうなどの利点が光ると思うのですが。

キン肉バスターに対する阿修羅バスターはまさに6本腕の利点を活かした技。

なのにパワーが多少上がろうとも3本の腕を1本にまとめるのは、そういった元来の6本腕の利点を殺してしまう気もするんですけどねぇ。

それぞれ1本にまとめた両腕をもってバーザーカーへ突進するアシュラマン。


さぁ見せてみろ。

お前たち超人の進化とやらが

本当に神に通じるものなのかどうなのか。

アシュラマンの渾身の攻撃を受け止めるバーザーカー。

それもただ受け止めただけでなく、アシュラマンの束ねた両腕を掴み、そのままパワーでもって放りなげる。


これじゃあまだまだ、足りんなーーーっ!

そのままアシュラマンの全身を固めて落とす!


超人殲滅落としーーーっ!

ほら、ここでも3本の腕を1つに束ねちゃってたもんだから、折角の6本腕を相手の2本の腕に掴まれちゃって、容易に全身を固められるのを許してしまってるし。

ここで4本の腕がまだ自由だったなら、いろいろやって脱出出来るかもしれないんですよ。

なのに全ての腕を掴まれてるものだから抵抗も叶わず強烈な一撃を喰らってしまった。

やっぱりアシュラマンが3本の腕を1本に束ねるのは愚策だと思うんですけどね。

一方でバーザーカーが今回の序盤で、アシュラマンの特徴である6つの拳の威力がどれほどのものかを知りたかったみたいな事も言ってましたし、アシュラマンの6本の腕の使い方とかも今回の戦いの注目点になっていくのかな?

ともあれ、バーザーカーによる強烈な一撃を喰らったアシュラマン。

かなりの大ダメージを負ったようにも見えますが果たして⁉︎

今回はキン肉マン第388話の感想でした。

サンシャインを失ったアシュラマン、かなり厳しい戦いを強いられていますね。

相手の超神バーザーカーの実力がかなりのものであるのもその一因ですが、心理戦において揺さぶられてしまっているのが痛いところです。

親友であるサンシャインを、道具呼ばわりされて怒り心頭のアシュラマン。

その彼をバーザーカーはあの手この手で煽ってきます。

師であるサムソンの仇だったナチュラルを前にして同様に怒り一辺倒になってしまったアシュラマンはそこを突かれてナチュラルに追い込まれたところをパートナーであるサンシャインが救い、頭を冷やさせた。

バーザーカーはこの時のアシュラマンの心理状態を見ているわけですね。

相手の弱点を突くのが兵法の鉄則。

どうもアシュラマンは頭に血が上ると視界が狭くなる傾向があります。

そこをバーザーカーは突いてきているわけだ。

アシュラマンはテリーマンに対して今のナチュラルやバーザーカーのように挑発し、煽ることで追い込みましたが、逆に自分がやられるとテリーと同じように冷静でいられなくなるようですね。

それを止めて冷静にさせていたのがサンシャインであり、まさにテリーマンにとってのキン肉マンのようなベストパートナーだったわけで。

バーザーカーは、アシュラマンがサンシャインを失ったのは痛手と言っていますが、サンシャインがその辺の精神面のコントロールを果たしていたことも指摘しているのかもしれません。

そのバーザーカーですが、アシュラマンを煽り、挑発しまくる嫌なキャラを見せる一方で、アシュラマンという超人を試しているような節も見られますね。

ナチュラルは明らかに超人を見下している様子が見られ、間違いなく超人殲滅派に加担していると思われますが、バーザーカーの方はもしかすると超人の可能性を見出そうとしている一派なのかもしれません。

まぁ、超人殲滅落としだなんて名付けた技使ってるから、そこのところはわからないですけどね。

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

冒頭でちょこっと書きましたが、今回の話で旧シリーズの話数を超えたんですよね、キン肉マン。

話数についてはただ書き続けていればいつかは超えていくでしょうが、キン肉マンに限って言えば話数だけでなく中身、話の内容を旧シリーズを超えていると思います。

そんな稀有なマンガの偉大な記録に敬意を表しつつ、アシュラマンが冷静になれるかが気になる次回へ続きます!




この話数を超えたってことですよ!


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