キン肉マン第405話「純然たる必"殺"技‼︎の巻」感想・一家に一台、あるといいなあ、火事場のクソ力。

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 圧倒的に不利な状況をも覆す力。

それが火事場のクソ力‼︎

どーも、たけGです。

立て続けに繰り出されるマグニフィセントによる本気の殺し技。

しかしそんな殺意100%の技もキン肉マンは耐え凌ぎ、立ち上がる。

セコンドのミートは、そこにキン肉マンのタフさ以外のものを見出した。

カメハメの師事を受けたキン肉マンはカメハメ自身の動きのクセを体で覚えており、その動きに無意識に反応出来るようになっているのでは。

そしてそれは、カメハメの源流であるマグニフィセントに対しても同様。

ココナッツ星の超人の闘法を基礎としたカメハメ流の動きをマグニフィセントは予測していたが、それはキン肉マンにとっても同様だった!

条件は五分と五分!

トップロープからのコークスクリューでロケットで反撃の狼煙を上げる!

と、言うのが前回までの流れでした。

今回も大きなネタバレになるような内容はないと思うのですが…

それでも読む人によっては知りたくなかった内容を書いているかもしれません。

なので、未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

トップロープからの頭突き技、コークスクリューロケットがマグニフィセントの鳩尾のあたりに炸裂!

さしもの超神マグニフィセントも今試合で初めての吐血!

キン肉マンの技の威力を物語ります。

しかしマグニフィセント、


これぐらいで喜ぶようでは、進化ではなく退化という評価しか出来ぬ!

と、キン肉マンを跳ね除ける。

しかしキン肉マンも追撃の手を緩めず、カメハメが得意としたローリングソバットを繰り出す。

対してマグニフィセントも同じくローリングソバットで迎撃!

ダメージは先に出したキン肉マンの方が大きい。

続けてフライングボディアタックから、ヤ◯ザキック、もとい、ケンカキックを思わせるビッグブーツを互いに出して、相打ちが繰り広げられる。

同じ闘法を使う者同士、合わせ鏡のような応酬が続きます。

しかし同じ技と言えども、体格差、超人強度の差は元より、殺す気で出すマグニフィセントと、そうではないキン肉マンの精神的な差が技の威力に若干の、しかし明確な違いを出してます。

その小さな違いが大きなダメージとなってキン肉マンに蓄積。

よろめいたキン肉マンを捉えて、ノーザンライトスープレックスを思わせる体勢で脳天から落とす殺し技、マジックサークルスープレックスを決めた!

しかしこの技にも耐えたキン肉マン。

無意識に致命傷は避けているようです。

それを見たマグニフィセント、なかなかしぶといと評価。


かつての師匠との血のにじむような特訓を思えば、お前の動きに耐える事など容易い!

キン肉マンが回想する師匠カメハメとの特訓シーン。

ガンダムハンマーのように巨大なスパイク付きの鉄球を用いる、仮面ライダーのごとき激しい特訓シーンですが、ここまでの事してましたっけ…?

カメハメ流の組み木や、タイヤ、サンドバッグを用いていた記憶はあるのですが、まさかこんな大掛かりな特訓をしていたとは…


よくぞあの苦しい特訓に耐えたのう!

と言ったカメハメの言葉に、より重みを感じますねえ。


師匠、師匠、シショーか。

それではその師匠が絶対に使わぬような殺しの技であればどうかな?

おおっ、ここに来てマグニフィセント、新しい技ですか⁉︎

と、思いきや、ここで出したのが、先にキン肉マンの脳天に大ダメージを与えたマグニフィセント・ブルドーザーのセットアップ!

この技含めて、散々殺す気満々の技を出していたと思うんですけどねぇ、マグニフィセント様。


ムハハ、先程は試合開始直後で耐える体力もあっただろう。

だが、(ダメージが蓄積された)今ならこの技で仕留められる。


命ごと!

キン肉マンがマグニフィセントの技に耐えてきたのは、体力でも頑丈さでもなく、カメハメと同じような動きをするマグニフィセントのクセを無意識的に見抜いて致命傷となるポイントを絶妙に逃れていたからだと思うんですけどねえ。

ミートくんが気付いたその本質に、マグニフィセントはまだ気付けていないのかな。

まあでも先程よりもダメージが蓄積されているのは間違いなく。

1回目のマグニフィセント・ブルドーザーから続いてホーリー・ソードクラッシュ、ワイルドボー・ボム、そして今回のマジックサークル・スープレックスと、マグニフィセントが繰り出した大技は全てキン肉マンの脳天狙い!

頭部への更なる大ダメージの追加は、今度こそ命に関わるかもしれない。

キン肉マンも必死に脱出を試みますが、技は完璧にセットされてしまっている。


無駄だ、動きを読める程度ではどうにもらならない技がある。

そこから生還出来る逸材かどうか、先の王位争奪戦で一度は我々神々に認めさせた素質の全てを認めさせてみろ!

このマグニフィセントの発言からキン肉マンのもつ資質を試そうとする意図が見られますね。

超人の進化の可能性を、神と共に席につける素質があるかどうかを見極めたいのが本音でしょう。

しかしただ小手調べのように試すのではなく、本気で殺す気の技でもってキン肉マンの強さを確かめようとしているのも事実。


死んだらそれまで。

本物なら耐えきってみせろ。

まさに超神流の、命をかける試練!


素質を見せることが出来なければ…


死ーーーッ‼︎

キン肉マンの脳天がコーナーポストに炸裂!

額からおびただしく出血する、凄惨な絵ではありますが…


死ーーーッ‼︎
はなんだかシュールでございますな。

今後ネタに使えそう。

技をまともに受け、リングに崩れ落ちるキン肉マン。

はじまるダウンカウント。

ミートの必死の叫びにも動く様子を見せず、本当に終わってしまったのかキン肉マン。


超人史上最高の逸材だと聞いていたが、こんなものか。

バベルの上からの景色を眺める資格すら得られぬ程度の器であったか。

動かぬキン肉マンに見切りをつけたかのように踵を返すマグニフィセント。

しかし、そのバベルの上と言う言葉にキン肉マンが反応。


そうだ、行かなきゃ。

約束したんだ、頭の上に何があるか見てくると、フェニックスと…

それだけじゃない。

私は証明せねばならん。

師匠の技は退化ではなく、進化だと。

お前に証明しなければ!

キン肉マンの額の肉マークが光り輝く!


火〜事〜場〜の〜、

 立ち上がり始めるキン肉マン。

 クソ力〜〜〜っ‼︎

燃え上がる炎のようなオーラを纏い、カウント9でキン肉マンが立ち上がる‼︎

キン肉マンにはカメハメから受け継いだ技だけではない!

自力のパワー、火事場のクソ力がある‼︎

奇蹟の逆転ファイター、キン肉マンの本領はここから!

今回はキン肉マン第405話の感想でした。

いやあ、アッツいですね、キン肉マン!

同じ闘い方をするが故に同じ技の応酬をしても、体格や超人強度はマグニフィセントの方が上。

なおかつ相手を躊躇なく殺そうとする気持ちと、そこにストップがかかっている技では威力に差が出るもの。

しかし、その差を埋めて尚且つ超えさえもする力。

それこそが火事場のクソ力。

それは、約束を交わしたフェニックスとの友情の想い。

そして何より、対戦相手の超神マグニフィセントにカメハメの技が、思いが源流たるマグニフィセントからの退化ではなく、進化であるということを認めてもらいたい想い。

それ即ち、キン肉マンの闘いへの根源である、対戦相手とわかりあうための闘いへの想いからの発動した、真の火事場のクソ力

でしょう、これは!

いやぁ…この一連の流れが本当にアツいですねえ。

このまま奇蹟の逆転劇へと繋がるのか、ますます目が離せませーん!

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

そろそろビッグボディからも一言欲しいと思う次回へ続きます!





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