キン肉マン第411話「悪魔超人界の未来‼︎の巻」感想・一流の演出家は、自然の雷さえ味方につけると言いますが。

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厳しい闘いの続くバッファローマンへ、衝撃の真実が告げられる…!

どーも、たけGです。

調和の神の前に苦闘が続くバッファローマン。

必殺のハリケーンミキサーも易々と受け止められるどころか、立て続けに大技を喰らい、出血をともなう大ダメージを受けてしまう。

ザ・ワンの狙いはバッファローマンの心を折ること。

この男には絶対に勝てない。

そう思わせて心から屈服させる。

遂にはザ・ワンのチョークスリーパーでバッファローマンが落ちた!

ダウンカウントを受けながらも意識を取り戻すバッファローマン。

心はまだまだ折れちゃいない!

と、いうのが前回の流れでした。

今回はザ・ワンからバッファローマンへある衝撃の事実が告げられます。

これはかなり強烈なネタバレになると思うので、今回は伏せるとしましょう。

それでも他にネタバレに繋がるようなことを書いてしまってるかもしれないので…

やっぱり今回も未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

キン肉マン 81 (ジャンプコミックスDIGITAL)

バッファローマンはまだまだ終わってはいなかった!

気力を振り絞り、立ちあがろうとするも、それを許すまじとばかりにザ・ワンはバッファローマンの背中、負傷箇所と思われる所を足で踏みつけます。

1000万パワーを誇る猛牛バッファローマンがこのように屈辱的な仕打ちを受けるとは、見ているこちらまで屈辱的になってきますね。

あの、ウォーズマンを圧倒したバッファローマンがこんなにも…


お前と私とでは実力が違いすぎる。

今のままではどこまで行っても、お前はただのヘボ牛だ。

口撃も休まるところを知らず、バッファローマンの心へ痛烈に突き刺し続けるザ・ワン。

しかしそれを聞いたバッファローマンは心が折れるどころか更に闘志を燃やし始めた!


今のままじゃねえってことを証明してやればいいだろう!

悪魔将軍様直々に悪魔超人界の未来を託された、このバッファローマンを…


見くびってもらっちゃ困るんだよ!

バリバリと皮膚が裂け始め、悪魔超人の証とも言える無数の傷が露わになり、踏みつけるザ・ワンを払いのけるがごとくバッファローマン復活!

スーパーキノコをゲットしたマリオのように、高々と腕を振り上げてジャンプ!

そのままフライングクロスチョップを敢行、初めてザ・ワンにまともにヒットしました。

思わぬ攻撃にさしものザ・ワンもボワッとよろめきます。


このオレが空中殺法を使えるとは思ってなかったはずだ!

バッファローマン、追撃の手を緩めず再び飛翔。


どんな強者でも、予想外の攻撃を受ければその対応に時間を要し、思った以上のダメージを喰らう!

宙空で前転の姿勢から、よろめくザ・ワンの脳天めがけてロングホーンを落とす!


ロングホーン・スクィーズ!

強烈な一撃を喰らい、遂に膝をつくザ・ワン。


バランスを崩したお前なら、この技も効くだろうぜ!


ハリケーンミキサーーーッ‼︎

攻撃の手を緩めないバッファローマン!

読んでるこちらもヒートアップ!

このまま行ったれバッファローマーーーン‼︎

しかし、そんなバッファローマンと読者の気持ちを削ぐのが調和の神サマ。

お前が飛ぶのなら私だって飛ぶ!とでも言わんばかりにサッとジャンプしてかわしただけでなく、突進してきたバッファローマンのロングホーンを掴んで止める。


スピードでもお前になど負けん。

予想外の攻撃には誰しもが苦慮する。

お前の言った通りさ。

だが、その程度で埋まる差ではないのだ。

このバッファローマンの空中殺法へのムーブは、マンモスマンとコーカサスマンの試合を思い出します。

コーカサスマンに攻め立てられ、一度は負けを意識したマンモスマンが、ウォーズマンからのエールやファンの声援を受けて立ち上がり、これまであまり見せてこなかった空中殺法でもって逆転に繋げた展開。

あの試合で、マンモスマンは空中殺法を機に逆転へと繋げましたが、バッファローマンは繋げられませんでした。


その程度で埋まるような差ではないのだ。

つまりは、


コーカサスとは違うのだよコーカサスとは‼︎

という、圧倒的なオレ様強えアピールなのか。

それともそこに、ザ・マンが危惧したような何かがあるのか。

超人と超神の差というだけではない、それ以上の何か。

しかしバッファローマン、奇策とも言える空中殺法を制されても臆することなく、ザ・ワンを捉えて次の技へ移行。


これで終わりだ!


超人十字架落とし‼︎

バッファローマン、自身最大の必殺技‼︎

実況アナの声を聞いたのか、ザ・ワン。


哀しいな。

これが最大の必殺技とは、片腹痛い。

バッファローマンの超人十字架落としをこんなもの呼ばわりし、おそらくは絶対的なパワー差だけでもって、バッファローマンのホールドからあっさりと脱出。

逆に空中でバッファローマンの体を捉えてパワーボムの体勢でもって、脳天からリングへ落とす!


嘆きのボンバルディエ‼︎

うーーーん、ザ・ワン、技名をつけるセンス抜群ですな。

マグニフィセントあたりに言わせれば、「ただのタイガーボムではないか」となりそうですが、ザ・ワンが使って『嘆きのボンバルディエ』と言われたらすごい説得力あると思います。

技名1つ変えただけでその印象をガラリと変化させてしまう。

一流のエンターテイナーと言えるでしょう、ザ・ワン様。

一方のバッファローマン。

必殺の超人十字架落としをあっさりと外されてしまいました。

それも、何かしらの技術を使って、というわけでもなくその圧倒的なパワーだけでもって。

これはかつて、バッファローマン自身がウォーズマンのパロスペシャルを10倍のパワー差でもって力で強引にふりほどいた、あの時と同じシチュエーションを今度は自分が味わうことになったわけですよ。

バッファローマン、あの時のウォーズマンの「ああ!」にどれだけの絶望的な気持ちがこもっていたのか、今ならわかるだろう!

あっ、いかんいかん。

つい、当時のウォーズマン推しだった子供の僕を、絶望に追い落としてくれたバッファローマンに対して芽生えた憎らしい気持ちがよみがえってしまった。

今はウォーズマンと同じくらいに推しの超人ですよ!

しかしバッファローマン、ここまでやられても気持ちが折れるどころか自分に発破をかけて同志を更に燃やします。


先の完璧超人始祖たちとの闘いを経て、将軍様にちょっとは近づけたと思っていたのに…

このザ・ワンがザ・マンと同等の相手だって言うのなら、比べものにもなりゃしねえ。

オレはどれだけ己を過信してたんだ。

バッファローマン、お前なんてまだまだ…全然じゃねえか!

満身創痍になりながらも口元に笑みを浮かべ、不敵に立ち上がる。

まだまだ心は折れてない!

まだまだ闘志は失われていない!

マンモスマンのビッグタスクの威力を一目見ただけで「ひっ…ビッグタスク!」と萎縮してしまった、あの時のバッファローマンとは一味も二味も違うじゃねえか!

そんなバッファローマンを見てザ・ワン。


言ったであろう、今のままではいけないと。

お前が勝てる見込みは、今のままではどこまで行ってもゼロのままだ。

 試合開始前から言っている事を再度繰り返します。

バッファローマンがザ・ワンに勝てない理由とは?

今のままではいけない。

それは、一皮向けて悪魔超人モードになっても、奇策とも言える空中殺法を用いても、ザ・ワンに言わせれば今のまま。

今のままのバッファローマン、それはどのような事を指すのか。


ケッ、それじゃあどうすれば勝てるのか、教えてくれるっていうのかよ?

バッファローマンのこの問いかけは、あるいは、一種の皮肉めいた返しだったのかもしれません。

しかしザ・ワン様、寛大にその問いに答えました。


それにはなぜお前の技が何一つ私に通じないか、まず知る事が必要だ。

なぜだかわかるか?

まるで師が弟子に問うように、もしくは父親が息子に問うように問いかけるザ・ワン先生。


教えてやる。

それはな…

ゆっくりとバッファローマンを指差すザ・ワン。

轟く稲光。

その雷鳴とともに告げられる驚愕の真実!


お前が…私の※※※※※だからだ‼︎

(ここで激しく稲光)


ゲゲエェェーーーッ!

な…なんだってーーー‼︎

落雷の雷鳴轟く中、告げられた真実にバッファローマンも思わず固まってしまった!


「教えてやろう、それはな…」
からゆっくりと間を置きながら、もったいつけるかのようにポーズと言葉を繋ぎ、落雷の瞬間のこれ以上ないタイミングで衝撃の真実を告げる!

聞く側のバッファローマンの姿勢も完璧!

エンターテイナーとしてだけでなく、演出家としても最強すぎます調和の神サマ‼︎

今回はキン肉マン第411話の感想でした。

いやぁ、バッファローマンがここまで子供扱いのごとくやられるとはねぇ…

見ていて痛々しくなるほどです。

やめて!ザ・ワン、これ以上バッファローマンを痛めつけないで‼︎

バッファローマンはもう、心も体もボロボロよ‼︎

と叫びたくなるくらいの絶望感溢れる圧倒的な実力差。

バッファローの技が何一つ通用しないなんて!

そして思い出します。

僕は、今のこの状況と同じように悲痛な思いを、幼い頃に感でいた事を鮮明に思い出せるのです。

それこそが先にも書いた、ウォーズマンvs.バッファローマン戦でした。

あの時のアイドル超人軍の最高戦力とも言える実力派超人だったウォーズマンをまるで子供扱い。

ウォーズマンの、実に10倍ものパワーでもってスクリュードライバーをはじめとする技を力で粉砕。

主人公であるキン肉マンをギブアップ寸前までに追い込んだパロスペシャルからも強引にパワーだけで脱出。

ウォーズマンが大好きだった幼い子供の心を絶望の淵に追い落としてくれた規格外のモンスター超人。

そのバッファローマンが、皮肉な事に同じシチュエーションで苦しめられてるんです。

ネプチューンマンやアシュラマンも名を連ねていますが、リアルディールズの中で最高戦力と言っても過言ではないバッファローマン。

1000万パワーを誇るバッファローマンが、自身の実に約10倍のパワーを持つ超神ザ・ワンの前になすすべがなく。

ハリケーンミキサーは簡単に止められて、超人十字架落としからはパワーだけで強引に脱出。

一方的な子供扱いの屈辱。

あの時の、幼かった頃の自分と同じような絶望感を、いい年をしたオッサンに味合わせてくれてます。

バッファローマーーーン、頑張れえ、頑張ってくれええ。

はっ!

あの時のウォーズマンと同じシチュエーションと言うのならば、逆転の秘策としてアレが出るか⁉︎


ロングホーン+ロングホーンで2,000万パワー!

いつもの2倍の助走で4,000万パワー!

そして、いつもの3倍の体の捻りを加えれば、ザ・ワン!お前を超える1億2000万パワーのハリケーンミキサーだああー‼︎

あ、ロングホーン、もともと2本だ。

どうするかな…

額と後頭部にもくっつけてロングホーン4刀流で行くか!

あるわけのない戯言はさておいて、あの時のウォーズマンとは決定的に違うもの。

バッファローマンとザ・ワンの関係性。

ザ・ワンはバッファローマンの…

今回明かされたその真実について語りたいけど、ここは次回に持ち越しましょう!

いろいろと考察出来そうですよー!

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

なんかキン肉マン通算800回まであと2回らしいですよ!

お祝いイラスト作成に焦りを感じはじめる次回へ続きます!







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