キン肉マン第418話「ザ、ワンの大改革‼︎の巻」感想・神と超人格付けチェック開催の可能性⁉︎

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覚悟を決めた離脱宣言をし、裏切り者呼ばわりされたまま横たわるバッファローマンをよそに、天界と地上を揺るがす対談が続けられます。

どーも、たけGです。

バッファローマンがザ・ワンの元に付くことを自ら宣言!

同じ悪魔超人のアシュラマンがいつもの裏切りだと断言するのを、自分の覚悟は決まったと否定しないバッファローマンにキン肉マンも言葉が続かない。

そして繰り広げられるザ・マンとザ・ワンによる巨頭会談。

超人の殲滅の筆頭だったザ・ワンから語られる超人の価値。

ついに超人という種の存在を認めたザ・ワンの真意とは⁉︎

と、いうのが前回の流れでした。

今回も対話回。

いろんな話が飛び出してきます。

正直ネタバレへの配慮は難しい!

いろんなネタバレがあるかもしれません。

なので今回もやっぱり、未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

今回もザ・ワンマンズ(©️オレ流アキラさん)による両巨頭会談からスタート。

ザ・ワンマンズ、使わせてもらってますアキラさん!

しかし、ザ・ワンの足元のバッファローマンがどうにも痛々しい。

ワンさん、せめて降ろしてあげない?

向上心を無くした神々の自堕落。

それに真っ先に気付いたのは誰であろう、やはり真っ先に天界を離れたザ・マンだった。

故に地上から天に向かって憤り続けたのだと。

ザ・ワンの指摘は確かに的を得てますね。

完璧超人始祖編では、ストロング・ザ・武道であったザ・マンが、危険分子と見なすキン肉マンを認めた神々に対して怒りの矛先を向ける場面も見られてました。

ザ・マンもその事を認めます。

地上の超人が力をつけていく一方で、神々はみるみる力を落としていった。

それは宇宙のエネルギーを管理していかなければならない神々の使命の放棄に等しい問題であったと。

天界に残っていたザ・ワンも下天して地上の超人とまみえる事で、その事実に気付いた。

そのザ・ワンの考えとは、


天界と地上、両方の大改革!

神より実力のある超人がいるのなら、そっくり立場を入れ替えてやればいい。

有能な超人は神へと格上げ。

無能な超人は地上へ堕として超人に格下げすればいい。

ザ・ワンが目指すもの、それはつまり、

神と超人、全ての資格の再定義である!

要するにJリーグでいうところのJ1とJ2の入れ替え戦のようなものでしょうか⁉︎

まさに、神と超人格付けチェック!

最後まで残った者は神の座に、映す価値なしまで落ちたものは地上へと落とされるデッドオアアライブ!

やっぱり牛丼の味の食べ比べからスタートするのかな…

養老乃瀧の牛丼はA、Bどっち⁉︎

みたいな感じで、最終的にザ・ワンちゃんが


結果発表ぉ〜〜〜!

この問題ならSUGURUさんがGACKTさん並みの強さを発揮しそうですが…

そんなGOD48総選挙にも繋がっていきそうな、ザ・ワンによる天界と地上の大改革案に、まずはザ・マンも


大いに歓迎したい

との意向を示しますが、天界の椅子に執着し続ける神々や邪悪五神は納得しないだろうとも危惧。

一般の会社でも改革の際には、今のまま変えるべきではないと反対する派閥は存在しますからね。

例えば古い話になりますが、昔、ゲーム会社のセガとおもちゃ会社のバンダイ(現バンダイ・ナムコ)がセガバンダイとして合併する話が持ち上がっていたんですよ。

ほぼ決定事項であった両者の合併劇でしたが、報道によるとバンダイ側の社員がセガとの合併によって社風が変わることについて反対して、合併はご破産になったそうです。

それだけ、社員の総意を受けての改革って難しいもので、世の中には社員の反対を無視しての改革なんてものもよくある話なわけで。

マンちゃんの、改革は賛成だが邪悪五神であっても無視するのは良くないのでは?というとても社員に優しい意見に対してワンちゃん。


そこは心配無用。

と断言。


既に天界には空白の一席に加え、マンちゃんが手放した一席、それに加えてワンちゃんとゆかいな仲間たちが下天した際に生じた12席と一気に空席が増えて天界は大わらわ。

地上の災いを引き受けたことで混迷している天界は更に大混乱。

地上とのバランスはますます崩れるばかりで、打つ手を見失っている天界に残る神々は日和見連中であっても、その穴埋めのためなら何だって受け入れるだろう。

それこそが我々ワンマンズの望む新たな世の姿、そこによもや異存はあるまい?


日和見連中はともかく邪悪五神はどうするよ?

とも思うのですが、そこには触れませんね。

知性の神他、五神がフェニックスらに再び手を伸ばして調和の神の目論見を阻もうとしていたのは、自分たちの神としての座が危うくなるかもしれないと察しての事だったのですかね。

ちょっとここで知性の神サマ方の話も伺ってみたいところですが。

しかしここでマンちゃん、ワンちゃんの語る“神の座”その資格についてはわかるが、超人の再定義も行うと口にしていることについて疑問を呈します。


神と同等の力を持つ超人は神の座へ。

神の力を有さぬ神は超人の地位へ。

それは天界の大改革。

それならば地上の大改革の意味は?

それ以外の超人も再定義するとはどういうことか。

神以上の力を示した超人は今回のバベルの塔の試練などである程度確定していると言えますよね。

それは、超人たちに対する神の資格の審査といっても差し支えなかった。

それ以外の超人も審査するようなワンちゃんの口ぶりですが、その答えは、


神と超人の入れ替えを行えば、確かにパワーバランスは是正される。

だが、それだけでは超人という種がこの世のエネルギーを食い荒らしている問題を解決するには至らない。

その問題を解決し、調和を保つためには、やはり超人の力をある程度抑える必要がある。

そこで神の資格と同時に見直したいのが、超人の資格。

神の資格なしと取られた神は超人へ。

超人の資格なしと判断した超人は、皆一様に、


超人であることをやめてもらう!

 はい来ました調和の神サマ!

これは強烈すぎる、かなり冷徹な宣言で、実にらしいっちゃらしい。

超人格付けに敗れたら超人でいられない、まさに映す価値なし超人でいる価値なし、といったデッドオアアライブ!

さすがにここで、前回はワンちゃんに対して好意的な印象を持ったキン肉マン、そして人間から超人へ格上げした経験ありのジェロニモが反発。


それでは、最初の超人の大半を殲滅しようという話と対して変わらんではないか!

そ…そうズラ!

他のロビンやネプの意見も伺いたいところですが、ここでマンちゃんが、


いや、

と制します。


今、お前は殲滅という言い方をしなかった。

むしろそこに驚いたのだが?

ワンちゃんを知るマンちゃんだからこそ驚いたその発案。

それは、ワンちゃんのマンちゃんに対する譲歩案でもあった。

超人を護る側であるマンちゃんは、超人殲滅案には断固反対すると決まっている。

だからこその譲歩案。


超人の資格なくとも命までは奪わん。

ただし、超人であることはやめて、人間になってもらう!

この言葉に絶句する超人たち。

キン肉マン、ジェロニモ、ネプチューンマン、アシュラマン、ウォーズマン。

このコマにロビンが映ってないのは、何か理由があるのでしょうか。

ロビンだけ、ワンちゃんの提案に賛成に回ったりするのかな。


ランペイジマンから推薦はされたが…そんな考え方の持ち主とは組む気にはなれんな!

と言って欲しいところですが…

話を戻して、前回の大戦ではタイルマンにカレクック、ベンキマンが、ぞれこそザ・マンちゃんの“零の悲劇”によって人間に戻されることがありましたね。

神々は皆その力を有しているというところでしょうか。

それともマンちゃん特有の力かな。

だからマンちゃんの同意も必要という、そういう案なのかな。

でも、冷静に考えれば世界のエネルギーバランスのために必要な超人の資格の査定という点では、この上ない査定方法ではないかとは思います。

超人の資格が、超人強度や能力だけでなく、超人として生きる覚悟や意志を求められるとしたら?

タイルマンらと同様にザ・魔雲天も、ザ・マン(ストロング・ザ・武道)の零の悲劇を受けて人間にされかけましたが、悪魔超人としての矜持と強い意志で持って反発、人間になることを拒むことができました。

これが出来るか否かが最終試験みたいなものならば、かなり有効な審査方法だとは思います。

カニベース…耐えられるかな…

しかしその案に対してザ・マンちゃん


以前の私ならその案に大いに賛同しただろう。

だが、今となってはそう簡単に納得せぬことを見越した上での譲歩案であるな。

その言葉を否定しないワンちゃん。


ああ、ソヤツのせいでな。

と、指した方向にはキン肉マン。

ザ・マンも視線を送ってます。

ワンマンズ双方からの視線を受けたキン肉マンは大わらわ。

そういえば全シリーズで、ザ・マンと悪魔将軍に挟まれた時にもこんなシーンがありましたね。

あの時は武道だったザ・マンからも悪魔将軍からも険しい目を向けら向けられてましたが、今回のザ・マンちゃん、とても優しい視線でキン肉マンを見ます。


お前の火事場のクソ力、その真価に触れることで私は変われた。

お前のその力は、この宇宙の危機を救う力だと固く信じている。

うんうん、ここはいいなぁ。

そしてそのことにお前も気づいているのだろうとワンちゃんへ視線を戻します。

キン肉マンの力の使い方こそが、膨らんでいくだけだった超人の成長を抑える切り札たりえることを!

その点については、ザ・ワンも認めますが、この先の話が実に興味深い。


キン肉マンの在り方は、神々の常識を覆すものであった。

試合となると信じがたい超人強度を発揮して戦うが、試合が終われば常に基本の95万パワー変わりなし。

火事場のクソ力でキャパオーバーの力を発揮するキン肉マンですが、常に強大なパワーを発揮し続けているわけではない。

言い換えれば、必要時にのみ必要なパワーだけを使い、無駄にエネルギーを消費するものではないということ。

つまり、キン肉マンが世界のエネルギーから消費している超人パワーは基礎の95マンパワーのみであり、世界のエネルギーバランスに影響を及ぼすものではないとも言えるということでしょうか。

それならば、試合中に発揮する強大なパワーは、一体どこから得ているものなのか。

ザ・ワンの問いに対して戸惑いから一点、自分の力の根源に気づくキン肉マン。

キン肉マンの無限の力、火事場のクソ力の源とは…


友情…

実に興味深い!

今回はキン肉マン第418話の感想でした。

いやぁ、今回もアツかったですね!

試合はないのになんでこんなに盛り上がるんだろう。

今回も前回に続いてワンマンズによる巨頭対談。

ザ・ワンの提案する天界と地上の大改革案。

神と超人による入れ替え戦が行われるのかな?と思いましたが、事はそう簡単ではないようですね。

ザ・ワンは神の資格だけでなく、超人の資格も査定するとのこと。

そして超人の資格を有さぬ者は人間になってもらう!との大宣告。

カピラリア光線での殲滅に比べれば、確かに平和的な解決案ではありますね。

先に書いたように、ザ・マンの零の悲劇を用いれば超人の覚悟なければ人間にされてしまうという有効な案にも思えます。

魔雲天のように超人でありたい者は踏ん張って堪えることができるわけですし。

でも、みんな仲良くが信条のキン肉マンからすれば受け入れがたい提案ではありますな。

きっと反対するでしょう。

キン肉マンの友情パワーに希望を見出しているザ・マンも同様。

そして、その可能性については一定の評価をしているザ・ワンは、それでも断行しようとしているわけですよね。

ザ・マンのように直接触れているわけではないので、キン肉マンの友情パワーに全てを委ねる決断をすることができないというのもあるでしょう。

そうなってくると気になってくるのはここまで話したザ・ワンの次の一手。

次の一手というか、この後のザ・ワンの判断が今後の展開を示唆することになるとは思いますが、どうなっていくのでしょうか。

スクリューキッドとケンダマンが襲われた一件で第三勢力の存在も示唆されてはいますが、その新勢力と戦うためにザ・ワンと一回手を結んで、とはなりにくいような気がします。

ザ・ワンとしては超人の再定義を断行するために、キン肉マンという存在を無視できない。

そのためにはキン肉マンという超人を、その力の根源である友情パワーを知らなければいけない。

キン肉マンを理解するために、自らがキン肉マンと戦うのか、もしくは自分が育てるバッファローマンを戦わせるのか、そんな展開になっていくのかなぁとも考えてしまうのですが…

いやまあその辺は僕の浅はかな想像なんで、きっと豪快に外してしまうとは思いますが、どちらにせよザ・ワンの目論見や第三勢力の動向などを巻き込んだ天界と地上を揺るがす壮大な戦いになっていくような気がします。

とりあえずは、この後のキン肉マンとザ・ワンのやり取りが気になって仕方がないところですね。

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

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しかし、ザ・ワンを中心とした話が盛り上がれば盛り上がるほど、彼の足元で横たわるバッファローマンが不憫で仕方がない次回に続きます!

早くなんとかしてあげて〜








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