キン肉マン第422話「最後の欠片(ピース)は…‼︎の巻」感想・純粋すぎる瞳の前には、言葉を失うものだなぁ

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今話タイトル「最後の欠片(ピース)は…‼︎」に注目!

刻(とき)の神様が絡んできて、その素顔も明らかになるかも…

と、最初は思ったものですが…

どーも、たけGです。

リアルディールズの面々に、「お前らの持ってる欠片(ピース)よこせや!」と迫るザ・ワンさん。

超人殲滅装置とも言えるカピラリア照射砲を作り上げるための欠片を渡せるわけないではないか!

と反発するキン肉マンたちですが、ザ・マンのアシストからザ・ワンがその目的を説明します。


・カピラリア照射装置を完成させて、その光線を天界に脅威をもたらしている大穴の奥へ向かって照射する。

・そうすることで穴の奥で蠢く、行き場を失った超人の力を抑えることができる。

・そうやって抑えられた災いの力が再び力を取り戻して漏れ出してこないように、穴と同じ形状をした照射砲でもって蓋をして塞いでしまおう。

・しかしそれはあくまで一時凌ぎに過ぎない。完全に災いを滅するには、新たな超人を生み出し続けている刻の神を倒さなければいけない。

・蓋となっているカピラリア照射装置が決壊するのが先か、お前たちが刻の神を倒すのが先か、やってみる価値はありまっせ!

というのがザ・ワンさんの真の目的でした。

いやいや、そう言いながら実はうまく言いくるめて何か企んでるんじゃないの?

とも思いがちではありますが、この話に限ってウラはない!

と、ワタクシたけGさんは思った次第であります!

と、いうのが前回までのお話でしたね。

今回のカピラリア照射砲、それを完成させるための最後の欠片(ピース)について、予想だにしてなかったまさかの展開がおこります。

その内容について、ネタバレしないように伏せて書くことはとても出来ません。

と、いうわけで起こった事をありのままに書いております。

なので今回もいつものごとく、未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

本編感想に入る前に、まず今回のタイトル、「最後の欠片(ピース)は…‼︎」をみて、なるほど、ここから最後の1枚の欠片を巡る戦いになると思ったのですよ、たけGさんは。

ここでカピラリア照射砲を構成する欠片(ピース)について整理してみましょうか。

超人殲滅砲とでもいうべきカピラリア照射砲は、ザ・マンが慈悲の神だった頃に神の総数だけ108個に分割されて、それぞれの神が管理することになりました。

当然、ザ・マンと、王位争奪編で暗躍した邪悪5神も持っていたわけですよ。

キン肉マンたちリアルディールズ8人が持っていたのは、フェニックスが管理していた邪悪5神の分、そしてザ・ワンからもらったザ・ワン自身の分とイデアマン、ノトーリアスの分で計8枚。

そしてザ・マンが持っていて、ネメシスが守っている1枚。

で、超人陣営の持つ枚数は9枚。

ザ・ワンが、差し出せと迫っているのはバッファローマンがおパンツの中に入れていたものを除く8枚であるわけですね。

でも、それでも108枚には足りない計算なのですよ。

まずは永遠に空位のままの席に座る予定の神の分。

108に分断したのならそこに座る予定の神の分もあるはずです。

まぁこれは天界最大勢力のトップだった調和の神ことザ・ワンさんが暫定管理しているのかもですね。

そしてもう1枚。

そう、刻の神サマの分も配分されているはずなんです。

ザ・マンは今回の超神との闘い前に言いました。


私の持っている1枚がある限り、装置は完成しない
、と。

要するに、1枚でも欠けていたらカピラリア照射砲は完成しないわけなんですよね。

つまりは、砲を完成させるために、刻の神様が持つであろう最後の欠片が必要になってくるためであって、刻の神を倒して回収してくるのだー!的な展開になるのか。

いやいや、臭い穴に蓋をして刻の神を倒すまでの時間稼ぎを行うのだ!と明言しているわけだから、欠片を奪うための戦いが始まるというのはちょっと釈然としない。

と、いうわけで最後の欠片を入手するためには刻の神を…みたいな話をしているところに刻の神サマ自身が現れて、


「欲しければくれてやる、だが調和の神に慈悲の神よ、お前たちの思い通りにいくかな?」

的に言って親切にくれるんじゃなかろうか?

みたいに考えたわけですよ、読み始める前に。

ま、読んだ人はこの先の展開とっくにわかっているだろうし、未読の方であっても、


こんなに長々と書いてるってことは、この予想豪快に外している無駄な文章だな!

ということがバレバレだと思いますが…

いやいやいや!

繰り返しますが、未読の方は先に本編読んでくださいね!

と、いうわけで、こんな無駄で(?)クソ長くなった前置きを踏まえた上で、そろそろ本編感想行っちゃいましょうか!

ザ・ワンの「ファイナルアンサー?」の圧に対して、グムム…と悩むキン肉マン。


ここはオーディエンス…いや、テレフォンだ!

背後で相変わらず、キングダークのように頬杖ついてふんぞり返っているザ・マンちゃんを振り返り助けを求めます。

ちょっと前からキングダークをネタにしてますが、仮面ライダーXを知らない方のために、キングダークって、こんな方です。

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キングダーク、もといザ・マンちゃん。

ザ・ワンの言葉に嘘はないだろうとします。


思想的に相容れぬところはあるが、そんな姑息な策を使うことはないことだけは保証する。

案ずるな。

ザ・マンの言葉に絶対の安心感を得たのか、リアルディールズの皆さん、これまで必死こいて守ってきた欠片(ピース)をあっさり差し出します。

ここでジェロニモが一歩引いてますが、プリズマンによって体内に埋め込まれていますからね。

何よりこれを手放したら新たに手に入れた力を失い、また戦力外になることは必至。

そら躊躇するでしょう。

オラ、せっかくみんなと戦える力を手に入れたのに失いたくないだ…

そこでザ・マンちゃんあたりが、


案ずるな、その欠片を失っても、その力はしっかりと宿っている。

と安心させて、ジェロニモの体内から欠片を取り出してくれるのかな。

まずはジェロニモを除く5名が差し出した欠片が吸い寄せられていきます。

そのうち、向かって左側、上から2番目のかけらは人型にも見えますが、

これに合う欠片ってあるん?

そしてグワングワンと巨大化していき、ギュワーッと照射砲に吸い寄せられていってガシャガシャ合体していく欠片たち。

自動生成ジグソーパズル、これは便利だなぁ!

でも、それはそれで楽しみが薄れちゃうかも。

そうして1つの欠片分を残して鍵穴と同じ形になる照射砲。

それを見守るキン肉マンたち。

描写はなかったのですが、ザ・マン所有分も差し出されていたのですね。

前回の、目と目で通じ合う瞬間に、MU・GO・N…と送られていたのかな。

いつの間にか無くなっていたらネメシスさん、びっくりするだろうなぁ。

で、この最後の1枚分の穴が、刻の神サマの分なのだな。

この最後の一枚分…

最後の…


え?

1枚分?


え?え?


待ってくれ!

僕の疑問を代弁するかのように、ジェロニモがここでちょっと待ったコールだー!


オ…オラの欠片(ピース)は体の中に埋め込まれてしまってて、

みんなのように簡単に手放すことはできなくなってしまってるだ。


な、なんだってーーーー!

え?

やっぱり体の中に入り込んでしまってるの?

それで出そうにも出せなくて困ってた感じなの?

ザ・ワンへ差し出すのを躊躇っていたわけじゃなかったのか…


躊躇しているとか、なんか疑ってゴメンよジェロニモ…

その話を聞いてその事実を思い出し、絶句するキン肉マンたち。

大丈夫、大丈夫だよきっと。

ホラ、元・神のザ・マンやザ・ワンがいるわけだから、「案ずるな」とか言って取ってくれるに違いない。


でも心配は無用ズラ。

うんうん、心配は無用ズラ。

ザ・ワンマンズの2人がきっとなんとかしてくれるズラ。


今の話を聞いたら決心はついた。

うんうん決心はついたズラ…

うん?

決心?


オラに託されたこの欠片がないと、あれが完成しないのなら…

オラ自身が欠片そのものになって、あの砲を完成させに行く!


オーノーだズラ!

何言ってるズラ、ジェロニモ!

みんなそう思う。

キン肉マンも思わず止めます。


そんなことをしたらお前は…?

しかし当のジェロニモは笑顔で、大丈夫だ。

なんて純粋な瞳で見てるズラ!


だって刻の神を倒しさえすれば、あの砲自体が崩壊することはないんだろ?

じゃあ問題はないズラ。

みんなは必ずそれをやってくれる。

オラはそう信じている。

真っ直ぐ!

あまりに真っ直ぐすぎるその決意!

仲間への揺るぎない信頼!

ズラズラしつこくイジり続けて、ホンっと申し訳ないズラ!(ヲイ)

そしてジェロニモはその真っ直ぐで純粋な瞳を、アシュラマンへ向けます。

この戦いが始まった時に、自分を散々卑下していたアシュラマンへ。


だから、オラはオラにやれることをしに行くだけ。

なあアシュラマン。

サンシャインもそうやって逝ったんだろ。

なら、オラもそうするズラ!

自分のために散っていったサンシャインの名前を出され、言葉にならないアシュラマン。

止めろよ!

あの時のように止めろよアシュラマン!

こんな大役、お前などには任せられないと言って止めろよアシュラマン!

アシュラマンが言い淀む間にジェロニモは続けます。


ここに来る前は色々あったが…

それでも最後はアンタに認めてもらえたようで、オラはとても嬉しかっただ!

なんで…なんでそんな笑顔を向けられるズラ、ジェロニモ〜。


じゃあ、後は頼むズラ。

オーノーだズラ

ジェロニモ、もうだめズラ。

完全に死亡フラグ入っちまったズラ。

涙腺スイッチ、流されてしまったズラ。


ウ〜〜〜ッ!

ララ〜〜〜ッ‼︎

ジェロニモーッ!

キン肉マンが叫ぶ中、飛び上がるジェロニモ。

っていうか、さっきまで散々喋ってきて、ここに来て急にそろってダンマリなのは何故だよワンマンズ!

無から超人生み出したり、超人を一気に殲滅する装置作ったり出来るんだから、ジェロニモの体内から欠片(ピース)だけ取り出すくらい出来るだろおぉ!

ジェロニモの決断を聞いて、


「私は、いいと思う

とか思ってんじゃないよーーー!

ジェロニモの体に合わせて広がっていくカピラリアの欠片(ピース)。

完全に自身の体を覆ったカピラリアの欠片とともに、最後の欠けた箇所を目指す。


さあ…これで、完成ズラ〜〜〜ッ‼︎

ジェロニモの体とともに、カピラリア照射砲に収まる欠片。

その瞬間輝きを放ち始めた照射砲は、アポロンウインドウ状の穴の奥めがけて、カピラリア光線を照射した!

その後そのまま穴を塞ぎに向かう照射砲。


ウラララ〜ッ

これで、仕上げズラ〜〜〜ッ!

もはやカピラリア照射砲そのものを操作しているかのようなジェロニモがアツすぎる。

カピラリア照射砲が穴を覆い、穴からの吸引は完全に止まった!


やったぞジェロニモ!

しかし…

その身を人柱として捧げたジェロニモもまた、その中で沈黙してしまう…


ジェロニモ…!

最後のページは涙無くしては見られません!

ジェロニモーーーーーーッ!

っていうか、アレ?

本当にジェロニモの持ってた欠片が、最後の欠片(ピース)だったわけ…?

今回はキン肉マン第422話の感想でした。

なんという、意外すぎる、予想外の展開!

ジェロニモがプリズマンから譲り受けたカピラリアの欠片はジェロニモの体の一部となり、その力も授かることになった。

そのために欠片のみならずパワーアップの源になった力を奪われることになるかもしれなかった今回のザ・ワンの提案。

故にジェロニモは1人、反対するのでは?とか思っていましたが、よもやよもやだ!

ホント、ジェロニモに対して心から詫びたい!

一方、予想外と言えばカピラリアの欠片問題。

全ての神々に対して配布されているというのなら、渦中の人、いや渦中の神、刻の神サマも持っていて、これがないと照射砲は完成しないと思っていたのですが…

完成しちゃいましたね、あっさりと。

いや、ジェロニモが犠牲となっているわけだから、あっさりではないけれど、完成しちゃいましたよカピラリア照射砲。

つまりはここに108の欠片全てが揃ってるってことですよ。

ってことはですよ。

刻の神担当分の欠片も1枚、ここに集まっているわけで。

何故その1枚がここにあるのか。


①最初から刻の神サマには配布されてはいなかった。

天界では孤高の存在であったという刻の神サマ。

友達もきっと、いなかったんじゃないかな。

で、残り106人の神サマが一致して、

アイツはいいんじゃね?

と敢えて配らなかったと。

そりゃあ刻の神サマだって下天したくなるってもんですよ。


②下天する際、うっかり忘れてきてしまった。

もう、ここには戻らないつもりで地上へ下天した刻の神サマ。

下天した後で、忘れ物に気づいたものの、もう戻らぬつもりで下天したもんだから戻るに戻れなくなってしまった。

そんな可能性もあるかな?

さすがに、サマにならないけど。


③最初から所有を断っていた。

私はそんなものには興味がない。

お前たちの好きにするがいい。

と言って、最初から所有しようとせず、空白の座の神の分と共に調和の神が預かっていた、これが一番しっくり来るかなぁ。

12超神は元々はザ・マンの持つ欠片と、邪悪5神の持つ欠片を求めて下天してきたわけで、そう考えるとその時点で残り102枚の欠片は確保していたと考えるのが妥当ですね。

なんにせよ、刻の神担当分の1枚は、すでに調和の神の手の中にあったということでしょう。

ともあれ、ジェロニモの犠牲で持って完成したカピラリア照射砲によって、災いの元になっていた穴は塞がれました。

しかし、これは一時的措置に過ぎず、刻の神とその一党を放置したままだと穴の奥の力は更に活性化し、いずれは蓋として塞いでいる照射砲が限界に達して崩壊してしまう。

その一部となっているジェロニモの命を伴って。

世界の命運だけでなく、ジェロニモの命をも賭けた戦いになってきましたね。

期限内に刻の神を倒さなければジェロニモの命が!

という、かつての7人の悪魔超人編におけるミートくん的ポジションにジェロニモがおさまったわけですよ。

そしてこと、ここに至り、キン肉マンたち超人勢とザ・ワンたち超神が争う理由はほぼ無くなり、共闘するというのがかなり濃厚になってきました。

もはや対立的な構図は皆無に等しいかと。

と、なるとですよ、バッファローマン、もはや裏切り者的な扱いはされなくともよくないですか?

ザ・ワンの指導を受けることになるバッファローマンを、お前は裏切り者だ!と見る理由はなくないですか?

ロビンマスクだって、ザ・ワンの同志にって推薦されている立ち位置ですがそうなってもキン肉マンたちにとってはそこまで大きな問題にはならないような気もしてきましたが…

何よりもジェロニモの命がかかってしまったことで、敢えてロビンやバッファローマンが距離を置いて動く必要ななさそうなんですよねぇ。

ザ・マンを筆頭とする超人たち。

ザ・ワンを筆頭とする超神と、そこに与したバッファローマン、与するかもしれないロビンマスク。

そして、刻の神と時間超人。

どのような展開になっていくのか、読めなくなってきましたね!

毎度のことではありますが、今後の展開が楽しみで仕方ありません!

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

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問題の穴が塞がり、超人たちとザ・ワンの対立構図がなくなったことで、そろそろ刻の神がなんらかの形で姿を現すんじゃないかと思える次回へ続きます!


 







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