スニゲーター先生の慕われる理由がわかってくるepisode.2!
どーも、たけGです。
ゆでたまご嶋田先生が膝の手術のために急遽入院。
それに伴う本編休載によって生じるファンの肉ロスを救うべく選ばれた間隙の救世主は、かつて存在したケータイ小説、
「ディープ オブ マッスル」収録の『ステカセキング&スニゲーター外伝』でした。
カセットテープを入れ替える事で多彩な超人に変身できるステカセキング。
脱皮を繰り返す事で様々な爬虫類に変身できるスニゲーター。
変身超人師弟による変身極意の伝授の物語になると思われます。
アトランティスとのスパーリング中、まさかのカナディアンマンに変身したステカセキング。
全国の肉ファン大喜びな展開の一方で、これを好機と捉えたアトランティスから反撃をくらうハメになってしまいます。
それを見ていた鬼教官のスニゲーターが一喝。
弱い超人に変身して、相手を喜ばせてどうするんだ!
喜んでいたのは全国の肉ファンだけではなく、対戦相手のアトランティスも同様だった!
自分が預かり知らぬところでディスられてるカナディアンマンだけ涙目な展開だったのが、前回のお話でした。
今回の話もなかなかに見どころ満載です。
それらを控えめに書くのもちょっと難しそうなので、今回もネタバレに繋がること書いてしまってるかもです。
なので未読の方はご注意を!
まず本編を読みましょう!
単行本待ちの方もご注意を!
【週に一度のお楽しみ】WEB『キン肉マン』はゆでたまご嶋田隆司の入院のためお休み 代わりに相棒中井義則描きおろし『ディープオブマッスル!! 特別編』ステカセキング&ス二ゲーター外伝」episode2 をお届けします。無料ですので是非ご一読をhttps://t.co/3WMdzScmBD #週プレ…
— ゆでたまご嶋田 (@yude_shimada) October 22, 2023
変身する目的はなんたるかを理解出来ないステカセキングへ、スニゲーターが脇の辺りへミドルキックを見舞ってのド根性指導!
昭和の頃ならともかく令和の現在なら関係各所から苦情の電話が殺到。
最高責任者である悪魔将軍サマが、
行き過ぎた指導が行われていたことに大変遺憾に思います。
と、報道陣を前に頭を下げる事態に発展しませんかね?
ちなみに前回のハイキックもそうですが、スニゲーターの指導方法は、拳ではなくキックによるもののようです。
鉄拳制裁とかよく言いますが、キックによる指導や制裁はなんと言うのでしょうかね。
鉄脚制裁とか、鉄蹴制裁とか言うんですかね。
ともあれ、キン肉マンやガンマンとの戦いではそこまで目立ったキックでの戦法は記憶にないですが、ステカセはキケンな蹴りと評しています。
ひょっとしたら魔界ではピーター・アーツばりのキックの名手なのかもしれません。
しかしそのあとはキックによる指導ではなく、お説教モードへ。
ここでのスニゲーターによるお説教はただダメ出しを行うのではなく、評価すべきとこは評価した上で今できていないポイントを指摘する、実に理にかなった指導方法です。
お前はもう少し頭を使えば恐るべき実力を開花できるだろう!
ここでしっかりと評価。
ステカセの才能と秘められた実力を持ち上げます。
豊富な変身技術を鼻にかけてすぐに調子に乗るからミスをして墓穴を掘る!
で、ここでステカセの問題点を指摘。
優れた才能に溺れて、それを活かせてないと伝える。
鬼教官スニゲーター、なかなか優秀な指導者です。
そのままじゃ一生弱小超人扱い!宝の持ち腐れだと知ることだ!
発破ともとれるスニゲーターの"弱小超人"発言にカチンと来たステカセキング。
弱小超人って言うのは聞き捨てならねえぜ!
オレにだって変身超人としてのプライドはある!
ん?
んんん?
なんだ、この既視感。
何かが、誰か達がこの頭の中をよぎっていきましたよ。
弱体チームだと!その言葉、取り消せーーっ!
これはボクたちの、超人としての名誉の問題だ!
おおう、さすが変身の名手ステカセキング。
超人大全集を使わずとも、1人でビッグボンバーズに完璧になりきっているじゃないですか。
オレの変身の本当の凄さを見せてやるから今すぐリングに上がりやがれ!
相手の挑発にのって、傍目から見て明らかに勝てそうにない相手に突っかかるところも再現完璧。
変身ビッグボンバーズ、堪能させていただきました。
かくして鬼教官スニゲーター相手にスパーリングを申し込んだステカセキング。
対するスニゲーター教官は、いいだろう、とその挑戦を承諾。
お前の思う自慢の強豪超人に変身して、殺すつもりで遠慮なくかかってくるがいい。
おおっ、なんでもいいから変身してかかってこいとの発言。
しかも、なんなら殺してくれてもかまわんぞぐらいの余裕の発言ではないですか。
このスニゲーターの言葉にステカセキングは誰を選ぶ?
時系列的にこの話が本編のどのエピソードの頃なのかは定かでないので、ステカセのカセットテープがどれだけ揃っているかはわかりませんが…
それを抜きにして考えたら、完璧超人やフェニックスチームの超人など強豪超人は盛りだくさん。
なんなら悪魔六騎士の誰かや悪魔将軍に変身してもいいのでは?
一緒に過ごしている悪魔超人なら時系列関係ないしね。
悪魔将軍ならスニゲーター相手でも一矢報える気もしますよー。
さぁ、ステカセキングはどの強豪超人を選ぶ?
傍観者と化していたアトランティスがさも楽しそうにゴングを打ち鳴らして試合が開始。
ケケケ、後悔しやがれーーーッ!
ステカセが選んだカセットテープは、
超人大全集第3巻!
変身ウォーズマーーーン‼︎
またか!
またウォーズマンか!
キン肉マン戦、ターボメン戦と必ず使用するウォーズマン。
これはステカセキング、ファンと言っても過言でないくらい相当なウォーズマン好きと見ました。
ストリートファイターシリーズで、いろんなキャラクターを使っても、結局はザンギエフを使うたけGさんと同じ。
いわゆる持ちキャラという奴ですな。
ステカセはどんなにカセットテープが増えてもランドセルには必ずウォーズマンを入れるようにしているのでしょう。
それでは、限られた数しか入らないランドセルの中に、なぜカナディアンマンを入れていたのか。
それは多分、対戦用のネタ枠だったのではないでしょうか。
ストリートファイターシリーズでも、持ちキャラの他にネタで選ぶキャラっているでしょう?
僕の場合はブランカとかダルシムあたりがそれなのですが。
(ブランカ使い、ダルシム使いの方すいません!)
友達と遊んでると、持ちキャラでガチ勝負する他にもネタキャラで楽しみたくなること、あるじゃないですか。
きっとステカセにとってカナディアンマンがそうなんでしょう。
カナディアンマンになってアトランティスと楽しくスパーしたかったのに、アトランティスがガチにウォーターマグナム使ってきたもんだから、
やってらんねぇ!
と怒ったのですよきっと。
しかしターボメン戦の時もそうでしたが、ここぞで自信満々に出す変身ウォーズマン。
実はウォーズマンファン的には結構不吉な組み合わせでもあるわけなのですが…
ステカセウォーズマン、早速パロスペシャルをスニゲーター教官に決めます。
個人的に好きなステカセキングが、個人的に大好きなウォーズマンの必殺パロスペシャルを決める。
見た目にはものすごく映えて燃える構図なはずなのですが…
な、なんだか猛烈に悪い予感がするのう…
となるのは何故なのでしょうか。
予想通り、スニゲーターはあっさりとステカセウォーズマンのパロスペシャルから脱出。
お前の変身技術は素晴らしい!
ステカセが完璧にウォーズマンに変身していることは認めているようです。
だが何度も言ったろう!
変身の極意は相手の予想を超えることにあると!
手の内がバレバレでは相手を欺き倒すことはできん!
カミツキガメに変身したスニゲーター教官の強烈なセントーンを喰らってステカセウォーズマン、ノックダウン!
普段はキック使いのピーター・アーツで、亀に変身したらファイトスタイルもヒロ斎藤に変身するわけか…
とりあえず、あっさりと勝敗は決しました。
ウォーズマンへ変身することは完璧。
しかしそのあとですぐにパロスペシャルをかけてくる流れが最初からバレバレだったということなのかな。
そうくるとわかっていれば必殺のパロスペシャルから脱出することなど容易い!
と、いったところでしょうか。
しかし、ウォーズマンのパロスペシャル成功率の低さにステカセウォーズマンによるものがカウントされているような気がしないでもない…
ステカセが気がつくとそこはベッドの上。
目の前には親友スプリングマンの姿が。
どうやら医務室ぽいここへ意識を失ったステカセを運んだのはスプリングマンのようです。
…アトランティスはどうした?
自分から挑んでいったのに意識を失うほどにこっぴどくやられたことを嘆くステカセキング。
しかしスプリングマンは、その場の勢いとはいえ六騎士相手に自分から挑戦していった根性を讃えます。
そしてここで衝撃の事実がステカセキングの口から語られます。
スプリングマンは六騎士相手のスパーリングで、そこそこいい成績を残している!
対して自分は六騎士相手となると連敗街道まっしぐら。
どうやらスプリングマンは、練習としてのスパーリングとはいえ六騎士相手に勝つこともある⁉︎
しかもそこそこのいい結果で。
なかなかにこれは興味深い。
スパーリングなので六騎士が本気ではないのかもしれませんが、スプリングマンが勝てる可能性のある六騎士は誰でしょうか?
デビルトムボーイで相手を締め上げて勝利する構図を想像すると…
サンシャインは絶対に相性悪そうですね。
そのでかい体に巻き付けられるかも怪しいものだし、上手くいっても砂になって逃げられる絵しか思い浮かびません。
何よりスプリングマンにとって砂は相性悪すぎ。
ザ・ニンジャも順逆自在の術をはじめ、忍術ですぐに逃げられそう。
プラネットマンも体バラバラにして脱出できそうだし。
鬼教官スニゲーターは言わずもがな。
蛇に変化してスルスルっと抜けられそうですね。
となると、残るはジャンクマンとアシュラマンですか。
ジャンクマンは捉えることに成功したら脱出するのは難しそうですね。
ジャンククラッシュをかいくぐることができれば、スプリングマンにもワンチャンありそうです。
むしろバネの体のスプリングマンはジャンクマンにとって相性が悪そう。
アシュラマンは多彩な技を持っているので捉えること自体大変そうですが、捉えてしまったらジャンクマン以上に完璧に極まりそうな気がしますねえ。
あの6本腕にスプリングマンの体がからみついて完璧に極まったら、脱出は不可能っぽいし。
でもなぁ、アシュラマン、突然顔を縮めてスカーフェイスのアルティメットスカーバスターから抜け出たことあるからなあ。
クモの化身らしいし、チート能力隠してそうだし読めないなあ。
スプリングマンが勝てそうなのは、やっぱり脳筋ぽいジャンクマンか。
おっと、脱線しすぎましたな。
話を戻してステカセキング。
スプリングマンに自分の何が悪いのか、ヒントを求めます。
スプリングマンから見てもステカセキングの変身は完璧。
それがスプリングマンだけではなく仲間の誰もが認めている。
しかしスニゲーターは手の内がバレバレだと言っていた。
それはつまり変身そのものに問題があるのではなく、ステカセとしての策に難があるのでは?
と、明確なヒントを示しますが、ステカセさん、自分は頭が悪いから早く変身することしか考えてないと頭を抱えます。
続けて、この場にはいないと思っているスニゲーター教官への文句や悪口を述べ始めるステカセキング。
そこへ絶妙なタイミングでスニゲーターがステカセキングの背後から部屋に入ってきます。
静かに後ずさるスプリングマンがまた可愛い。
この光景が有観客で演じられているステージならば、
志村、うしろーーーー!
もとい、
ステカセーー!うしろーーー!
と、子供達が絶叫していることでしょう。
スプリングマンも含めて、よくできたコント劇場だなぁ。
しかし長さん、もといスニゲーター教官、ステカセの陰口に対して怒りながらも実は採れたての魔界のリンゴを持ってステカセの見舞いに来ていたのです。
魔界のリンゴ…
ルシファーがアダムとイブを誘惑するのに用いた知恵のリンゴじゃあるまいな…
しかしこうやってアメと鞭を上手に使い分ける、これは間違いなく生徒から慕われるいい教官ですね。
泣きそうな顔でリンゴをかじるステカセを見る教官の目は、本当に弟子思いな、優しい教官の顔になってます。
ああ、いいなあスニゲーター教官。
鬼教官言われながらも仏のような面も持ち合わせているのがたまらんですね。
しかし教官、その座ったパイプ椅子には将軍様の胸のエンブレムと同じ模様が描かれてますが…
これ、踏み絵的なやつじゃない?
足で踏むのではなく背中で敷くのは大丈夫なのかな?
さて、ここでスニゲーター教官はステカセに対してレクチャーの続きをします。
なぜお前がパロスペシャルを出す前に、オレに防御されたかわかったか?
おや?
しっかりとパロスペシャル、極まっていたと思ってましたが完全には極まってなかったのか。
両手両足をとっただけで、まだ力が入り切ってなかった状態だったのかもですね。
ステカセウォーズマンが力を込める直前に、脱出したということなのでしょうか。
この問いかけにステカセキングは頭を抱えます。
技に入るオレの動きには、一瞬のスキすらなかったはず…
ここでクワッと目を見開くスニゲーター教官。
教官が指摘する、ステカセキングの弱点とは…
それは、お前が完全なるウォーズマンになりきれていないからだ!
お前の変身は完璧なように見えて、実は大きな穴がある!
こ、これはアツい展開になってきましたよー!
悪魔超人スニゲーターの語る、完全なるウォーズマンとは⁉︎
今回はキン肉マン ディープオブマッスル‼︎特別編episode.2の感想でした。
いやぁー、面白いですね!
ステカセキング&スニゲーター外伝!
今回は変身超人のなんとも微笑ましい師弟関係を見ることができました。
しかしステカセキングは本当にここぞでウォーズマンを使ってくるんですよねぇ。
ターボメン戦でも最後の決め手としてウォーズマンを選んでましたし。
悪魔と正義で属性は違えど、同じ機械超人。
ここまで来ると、ステカセキングは同じ機械超人としてウォーズマンのことをリスペクトしているんじゃないのかなぁとも思えますね。
一方で、多彩な変身能力を持っているにも関わらず、これまで悪魔超人には全然変身してないんですよねぇ。
それこそ悪魔将軍に変身でもすればかなり強いだろうと思われるのに。
そこはやはり、将軍様は恐れ多くて変身できないというのがあるのかな。
そして他の悪魔超人に関していえば、仲間である悪魔超人には変身しないという自分ルールがあるのかもしれませんね。
プリプリマンに変身したら、見た目どうなるのかもまた気になるところですが…
気になるといえば、やっぱりスニゲーターの言う、完全なるウォーズマンですよね。
悪魔超人であるスニゲーターが、お前の変身しているそれは完全なるウォーズマンではない!
と、いうのがまたアツいなぁ。
スニゲーターが考えるところの、完全なるウォーズマン像とは一体どんなものなのか…
早く講義を聞きたいですよスニゲーター先生!
今回はこの辺で。
いつかまたここで会いましょう。
ところでこの話にミスターカーメンは出てこないのかな?
なんてことも気になる次回へ続きます!
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