変身の極意を身につけられるかステカセキング!
どーも、たけGです。
キン肉マン ディープオブマッスル特別編ステカセキング&スニゲーター外伝。
今回はepisode.4です!
鬼教官スニゲーターから自身の変身の弱点を指摘されるステカセキング。
ウォーズマンへの変身は完璧!
ウォーズマンにしか出来ないと言われるパロスペシャルをも使いこなすほどに。
しかし、完璧さ故にウォーズマンに変身出来ることに酔ってしまっている!
そこにステカセの弱さがある事を諭し、パロスペシャルを使うだけでない、そこに至るまでのウォーズマンの戦略(タクティクス)までも使いこなしてこその完璧な変身であると熱く説くスニゲーター教官。
もう一度、ウォーズマンになってみろ。
再びステカセをリングに上げる。
今度こそ、完全なウォーズマンへと変身するかステカセキング!
しかしまたもや変身早々にパロスペシャルを繰り出し、あっさりかわされた挙句強烈なツッコミを喰らう事になった!
お前はバカなのか⁉︎
出川さんばりの大ツッコミがスニゲーター教官、編集、そして日本中の読者から同時に発せられ、それは地球を揺るがすほどの大きな木霊となったとか。
と、いうのが前回のお話でした。
いやー、面白いわー。
今回も見どころ満載の回になってます。
最後のアレ書いちゃうとネタバレかなあ。
ネタバレだよなあ。
と、言うわけでネタバレ、書いてしまっているのでご注意を!
まず本編を読みましょう!
単行本待ちの方もご注意を!
【週に一度のお楽しみ】WEB『キン肉マン』ディープオブマッスル!! 特別編「ステカセキング&ス二ゲーター外伝」episode4 無料ですので是非ご一読を。https://t.co/GKRAbVfRFG #週プレ #ゆでたまご嶋田入院のため #キン肉マン完璧超人始祖編アニメ化決定 #ステカセキング #スニゲーター— ゆでたまご嶋田 (@yude_shimada) November 5, 2023
バカは死んでも直らない!
天の声の煽り文が前回から容赦ないなあ。
強烈なネリチャギを喰らってダウンするステカセウォーズマン。
お前、バカだろ⁉︎
なんで今さっきと同じことやった⁉︎
納得いくようちゃんと説明しろ‼︎
ステカセにわかりやすく時間をかけて説明したスニゲーター。
本当のウォーズマンならいきなりパロスペシャルするような事はない。
完全なウォーズマンになりきってみせろ。
きっとステカセの心に響いていたはず。
なのにまたもや懲りずに開幕パロスペシャルを仕掛けてきたステカセキング。
しかしホラ、体に染みつく動きってあるじゃないですか。
ステカセはきっと、ウォーズマンに変身したらすぐにパロスペシャルしてしまうのがクセづいてしまってるんですよ。
まずそのクセを解消していかないといけないんですよ教官。
そんなステカセの言い分を、怒らずに聞いてあげましょうよ。
い、いやー、その…
さっきかわされたのは実はまぐれなんじゃねーかって…
まったく響いてませんでした。
怒りと呆れが同居しているような教官に同情します。
口だけコーホー言ってるだけで、中身はステカセのままだ!
頭の悪さも、弱さもな!
この"弱い" というキーワードにステカセが反応。
それだけはやめてくれ‼︎
この外伝シリーズが始まって以降、ステカセはとかく、"弱い"という言葉に過敏に反応しています。
鬼教官相手にキレる時も、弱さを指摘された時でした。
当然教官も、ステカセのそんな心情には気づいています。
それだ。お前は自分の弱さを指摘されるとすぐにムキになる。
あたりめーだ‼︎
侮辱の言葉は許さねぇ、取り消せ‼︎
出ました!
変身、カナディアンマン‼︎
弱体チームだと‼︎その言葉、とりけせーっ‼︎
テープを使わずとも再現完璧なの、さすがです‼︎
…実は根っこが同じ2人なかも?
カナディアンマンの野郎と一緒だとー⁉︎その言葉、取り消せー‼︎
とかステカセに言われる前に進めましょうか。
スニゲーターはステカセのそんな特性について洞察。
他にも悪口を言っているのに、なぜその"弱い"という言葉に特別反応する?
言葉に詰まるステカセ。
スニゲーター教官による、悪口の本質とは?
本人が心の奥底では認めているのに、表向きには否定している本人の弱点を突かれること。
それがその本人にとっての真の悪口であり、他にも何を言っても意に介さずともそれだけは突き刺さってしまう。
要は自分自身の絶対に譲れないプライドを否定されることが、真の悪口になるということですね。
スニゲーター教官、理論派です!
これは確かに本の一冊や二冊、執筆してもおかしくない!
それでも理解出来ないおバカな生徒へ、実践を含めて伝える名教官。
まず、"バカ"と言われたらどうする?
に対しては、
そんなん屁でもねー。
だってオレはバカなんだからな、ケケケーッ
親友のスプリングマンと話していた時にも自分で自分をバカと言っていました。
そんな人に、「バーカ」と言っても暖簾に腕押し。
変なおじさんに対して、
このおじさん、変なんです!
と、言ってるようなものですね。
更に教官は続けます。
お前、音楽の趣味悪いよな?
ウォークマンの擬人化のようなステカセにとって音楽はアイデンティティ。
そこを貶されて火がつくかと思いきや、
アンタがそう思うなら別に構わねえけど、オレとアンタの趣味が合わねえだけだと思うぜ。
アンタは自分の好きなコンゴの部族音楽を聴いてりゃいいし、オレは他人の趣味を否定する気はねえよ。
と、ここは冷静に大人な対応。
自分の音楽の趣味を貶されたからと言って相手の音楽を、貶し返す事も否定する事もしない。
自分の好きなものをそれぞれ愛でていけばいい。
音楽に限らず自分の趣味に生きる人にとっての鑑のようなスタンス!
素晴らしいですね、ステカセキング。
ブログの他の記事やTwitterを見ている方ならご存知かと思いますが、僕はB’zが好きで長く聴いています。
B’zってファンも多いんですが、アンチもまた多いんですよ。
長くファンを続けている間でB’zが好きだということを、時に否定されたり、友人から心ないこと言われた事も数知れず。
若い頃にはカチンと来る事もありましたが、それでも反撃で相手の趣味を否定する事はしてきませんでした。
人間なんて十人十色、価値観は人それぞれ。
合う合わないは絶対にあるので、自分の価値観を相手に押し付けようとも思わないし、押し付けられたくもない。
お互いの好きなものを愛でていけばいいじゃないというのが僕のスタンスなので、それを堂々と、しかも教官であると同時に上司でもある相手に言えるステカセ、いいなあ。
しかしコンゴの民族音楽、気になるな…
今度Spotifyで聞いてみよう。
ステカセのそんな心のあり方を教官も高く評価。
お前は自分のセンスや考えに自信があるから、的外れな中傷を受けたところで意にも介さない。
そうやって冷静に自分の意見を述べることこそ、自信の表れだ。
鬼教官と恐れられるスニゲーターからここまで持ち上げられてステカセも内心嬉しいことでしょう。
しかしそこで不意に核心を突く一言。
そんなお前も弱いのだけはどうしようもないな?
この一言にステカセキング、カッチーンとすぐさま反応。
クリリンのことかーーーー!!
とばかりに怒り頂点なりステカセキング
いい加減にしやがれ!
オレは弱くねーって言ってんだろーが!
もはや教官の掌の上で転がされているステカセ。
なぜこうもわかりやすく反応する?
に対してぐうの音…は、ぐぅ~~~と言っておりますが反論に詰まるステカセキング。
そこでそこまで温和に話していたスニゲーターが一変。
聞けい!
変身とは弱き己を捨て、新たなる強き己を手にいれることなり!
聞けい!とは、いきなり男塾のノリになる鬼教官。
そのまま「男とはなんぞや⁉」と問いかけてきそうな勢いです。
独眼鉄先輩にいきなり変身してしまったかのような教官のノリに圧倒されるステカセ。
しかし今度はまたも理論派へと変身するスニゲーター。
一人称が"私"になっており、人格まで変身しているかのようです。
変身とは今の自分を完全に捨てて全く別の存在へと生まれ変わること。
そのためには自分の強さに対する自信を一度捨て去ることが肝要。
絶対的な強さを持つ者なら、わざわざ変身する理由などないからだ!
これ、自分の事も言ってますか教官?
完璧超人始祖編で対戦したガンマンがスニゲーターに対して言っていたことにも通じますなぁ。
自分の弱さを徹底的に知り、己に絶望することこそが返信の極意に近づく第一歩。
本物の変身とは、そんな屈辱から始まるものなのだ!
変身の極意について強く説く教官に対し、
弱いだなんて死んでも認められるか!
と答えるステカセですが、鬼教官はそんなことも承知のうえでのこと。
悪魔らしい笑みを浮かべながら、それをたっぷりと認めさせてやろうと覚悟を迫ります。
ここからが真の鬼教官モード。
2週間ものステカセキングを拉致監禁し、徹底的に痛めつけ、ブチのめします。
ここで注目すべきはステカセを痛めつけるのに蹴りばかりが使われているという事。
カカト落としによるツッコミといい、このシリーズでは確かに教官は足技しか使っていないように思います。
リンゴの差し入れからのアイアンクローはありましたが、それ以外はほぼ蹴りですね。
ステカセもアンタのキックは~~~!とスニゲーターのキックを恐れていたし、本当にキックの名手なのかも。
スニーカーの超人だけに足技が得意なのかなぁ。
蹴られ、ブチのめされて意識を失い、目を覚ましてはまた蹴られ、ブチのめされて意識を失い、目を覚まして…
地獄の特訓が14日間続いた後、ついに固い岩のように頑強だったステカセのプライドが、音を立てて崩れ去った。
いや、音は立ててないけど。
オレは…無力だ…
オレは…弱い…弱すぎる…
リングで大の字になるステカセ。
それを見下ろす鬼教官。
ステカセ、自分の弱さがわかったか?
お前は、悔しくないのか⁉
涙を流し始めるステカセ。
悔しいです!
おっ、またもや脳内でBGMが流れ始めましたよ。
ダーンダーンダダーン、ダ、ダーンダーンダダーン♪
フーッフーッフーーー♪フーッフーッフーーー♪
アーッ アーッ♪
…さすがにしつこいと苦情が来そうなのでこれ以上はやめときましょうか。
泣いて自分の弱さを認め、自分の弱さを、無力さに絶望するステカセとともにスニゲーターも一緒に泣きながら、
オレはこれからお前を殴る!
だなんてことは現在だと間違いなくコンプライアンス的にNGなので言いませんでした。
代わりに(?)一本のカセットテープをステカセのボディのデッキにセット。
今のお前なら、このテープの真価を引き出せるに違いない。
それは一本の超人大全集のテープ。
巻き戻しなのかな?ボタンを押すスニゲーター。
それはウォーズマンのテープなのかな?他の超人のテープなのかな?と思う前に…
超人大全集のテープって、ステカセ以外でも編集できるものなの?
超人大全集のテープが巻き戻しをを完了させて止まる。
ステカセよ、お前は弱い!
オレはとてつもなく弱い。
今のままでは誰にも勝てない!
ああ、オレは史上最弱超人。
だから勝てる超人に生まれ変わる!
オレは今から生まれ変わる!
暗示にも似た掛け合いで落ちるだけ落ちたステカセに発破をかける教官。
教官がセットしたカセットテープとは…
いいですか?
ネタバレをかましますよ?
いくぞ新・超人大全集!
変身!マンモスマーーーン!
ステカセが自分の手で再生ボタンを押す。
一瞬で変わる目つき。
ここまではウォーズマンの時と同じ。
しかしそのあと両頬からビッグタスクが、顔の中央からパワフルノーズが浮かび上がり、形をなしていく。
更には二の腕、太ももも太くなり、毛皮まで生えてくる!
パオオーーーンッ!!
なんということでしょう。
完全なるマンモスマンがここに出現しました!
ちょっと背は低いのかな?
今回はキン肉マン ディープオブマッスル特別編episode.4の感想でした。
今回はスニゲーター教官の名指導っぷりが良かったですね〜。
ステカセの成長の足枷になっているプライドを炙り出し、それを徹底的に打ち砕いてステカセの秘めた可能性を引き出す事に成功した。
ともすれば、ステカセの精神をボロボロにしかねないところをやる気スイッチを引き出したその手腕は見事としか言いようがありません。
そして今回、可能性を引き出して変身した超人はマンモスマン!
ビッグタスクやパワフルノーズ、毛皮まで再現しただけでなく腕や足の太さまで再現!
後にターボメン戦で見せた変身マンモスマンよりも変身の完璧さが増しているようにも見えますが…
ここでマンモスマンのテープが出てきたという事は、時系列的に王位争奪編以後の話ということになりますね。
正義超人との戦いに敗れた後、ブラックホールやザ・ニンジャは生存が確認されましたがこの二人は確実に死んでいたようで。
ステカセキングは超人墓場をふらふら浮遊してましたし、スニゲーターはオメガマン(ディクシア)の指コレクションに加わっていました。
そして今のお話ですが、おそらくはその王位争奪編の最中かその後で超人墓場でのお務めを終えて復活したのでしょう。
で、今回の修行で見事マンモスマンになり切るまでの変身の極意を身につけた。
そして更にその後の完璧超人始祖編へと繋がっていったと言うことになりますか。
完璧超人始祖編でのターボメン戦、マンモスマンのままで戦っていれば良かったんじゃ?と思うこともありましたが、ステカセが最後にウォーズマンにこだわったのもこの外伝で頷けるようになってきましたね。
マンモスマンを極めても、キン肉マンゼブラやネプチューンマンに変身できるようになっても、ステカセ一番のお気に入りはやっぱりウォーズマンだったと言うことで。
ベアークローも備えるようになった完全なるウォーズマンをやっぱり決め手のカードにとっておいたんでしょうねぇ。
でも待てよ?
ターボメン相手にもいきなり開幕パロスペシャルやってたよなステカセ…
それで結局負けて殺されて…
あの世で教官から、
バカかオメーはーーー‼︎
とまた怒られたかもですね。
そしてそれを見ているスプリングマンが、あの世のリンゴをガブとかじって…
今回はこの辺で。
いつかまたここで会いましょう。
流れ的に次回ぐらいで終わりかな?
それも寂しいけれど。
スニゲーターvsマンモスマンの夢の対決が見られるかなと思う次回へ続きます!
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