聖闘士星矢エピソードGレクイエム第52話「逼る神の目」感想・格闘少女にチャイナ服はやっぱりよく似合う

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サオリちゃんに服を選ぶセンスは一輝よりも紫龍の方が上手で、そしてマトモだと思います。

どーも、たけGです。

デスクイーン島でのポントス様との闘いの後、サオリちゃんは中国、五老峰にその身を置いていた。

紫龍の教えを受けながら、廬山の大滝の逆流を目指す。

この地でサオリちゃんが身につけるべく紫龍が伝えるものとは⁉︎

と、言うのが前回のお話でした。

うん、特筆すべき点も少なかったから書くことも少ない記事でしたねえ。

今回もそこまで大きく話は進展していませんが、大きく動くのは次回以降かも。

大きなネタバレになるようなこともなかったとは思いますが、それでも、読む前に知りたくなかった!みたいなことを書いてしまっているかもしれませんので…

今回もやっぱり未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

 地上に既に新たに降誕していた女神アテナ。

天上の神々の皆様はそれを感知出来ていなかった。

地上は既に神の支配下にあり、目の届かぬ場所はないはずなのに。

前回の話で出てきたおじいちゃんズのように、正規の聖闘士にこそなれなかったがその力を有する人たち。

彼らがその小宇宙でもって簡易的な聖域を作り出し、アテナの小宇宙を感知出来ないようにしている。

それだけでなく外観さえも偽装して、未だ業火に焼かれていない大地とそこに生きる生物たちを隠している。


神すら欺く術をもって!

城戸光政しかり、ポセイドン編のカノンしかり、LC冥王神話のアローンしかり。

結構神々を欺いてる人たち多そうです。

っていうか、騙されやすい神様の方が多いのかも。

しかしポントス様だけは気付いていた。

赤子のアテナが降誕した事に気づいており、成長するのを待っていた。

アテナの肉体を大地母神の器とするために!

そのアテナの肉体を我が物にしようとポントス様がアテナを強襲した時に、その他の神々もアテナの存在を知る事が出来た。

しかしまたもやアテナの小宇宙はかき消えてしまう。

やはり何者かが神をも欺く術をもって、神々の認知を遮っている。


しかし、どれだけ認知を歪めようとも、神の瞳が看破する!

逃れる事など出来はしない!

瞳で、と強調するので三眼のキュクロプスの、アルゲースかブロンテースのどちらかと思っていたらビジュアルをよくよく見ると、前々回でポントス様のおしおきに出てきてたメーティスのようですね。

おしおきは終わったのかな?

幼女なガイア様はどうなったんでショ?

地上ではサオリちゃんの眼前を黒い鎧、悪衣たちが炎で焼かれる地上を闊歩している。

しかし向こうにはこちら側が、サオリちゃんの事が認識出来てない様子。

これが神様たちの言う、神をも欺く術、簡易的な聖域(サンクチュアリ)を作り上げているということなのでしょう。

ほんの少しの視線の先は、業火に包まれた世界を黒き鎧達が闊歩している。

片やサオリちゃん達のいるこちらの世界では緑が溢れ、人間達の他の生き物達も平和に暮らしている。

どちらが幻でどちらが真実?

いや、どちらも真実。

神々の手が及んでない場所をこのように小宇宙の力によって偽装し、神々の目から護っているのでしょうね。

しかし戦女神であるサオリちゃんの小宇宙は、自分で思うよりも遥か強大で雄大。

境界線に近づくと相手の目にも見えてしまう。

紫龍はその小宇宙を鍛えたサオリ本人と、そこまで導いた一輝を評価するとともに、その強大さ故に神々の目から逃れるための結界を作ることも困難だと判断。

じーさんズの言うにはサオリちゃんの小宇宙は垂れ流し状態。

このままではいずれ神々に感知されてしまうのも時間の問題。

サオリ自身が、その巨大な小宇宙をコントロールできる術を身につけなければならない。

紫龍の言う、心を鍛えるとは、己の意思で小宇宙を自在に制御することのようです。

普段は普通の人間と同じく0状態に抑えておき、必要な時に必要なだけ放出出来るようにする。

思えば沙織お嬢様だった頃はそれが出来ていましたね。

小宇宙を抑えている時はただのお嬢様でした。

だから

烏座のジャミアンにやすやすとつかまってカラスたちに運ばれるわ

矢座のトレミーが放った黄金の矢を簡単に心臓近くに受けてしまうわ

ポセイドン軍の雑兵なんぞにあっさり攫われてしまうわ

格下の神様のはずのヒュプタナ兄弟神にとっ捕まってしまうわ

某ピーチ姫に匹敵する攫われ属性の持ち主でした。

ポセイドンやハーデスは聖闘士が放った技や矢などの武器を跳ね返していたのに。

人間が神に仇なすことは、天に唾はくのと同じく我が身に返ってくるという理屈でしたね。

沙織さんは小宇宙を抑えている時に攫われたりしてたのかな。

…ポセイドンやハーデスのように常に神の小宇宙全開でいてくれてたら、星矢たちがあんなに苦労することもなかったと思うのですが…

まぁそうやって小宇宙をコントロールできていたからこそ、長く教皇サガの目を逃れていたと言えるのかもしれませんね。


心を鍛える修行は、己の強さを知るための修行。

そのためにはまず、己を信じることから全ては始まる。

さすがは天秤座の老師から修行を受けた紫龍。

その教え方もなんだか禅問答のようになってきました。

しかし日に日に大きくなっていくサオリちゃんの小宇宙。

遂には廬山の大瀑布を逆流させることに成功。

まあ逆流した滝は龍となって天に昇って行かずにそのまま重力に引かれて戻ってきてしまったわけなので、まだまだ成功とは言えないか。

何より拳を振り上げて戦う少女にはチャイナ服がよく似合いますな!

デスクイーン島でサオリちゃんが着ていた服装に比べたら、やっぱり今着てる服装の方が格闘少女って感じがしていいですな。

前のこの服装、ちょっとメルヘン系じゃない?

更には防具なのかなんなのか、衣装を包むこの装飾具は少し◯甲縛りを連想させてほのかにエロティシズムまで感じさせるデザインじゃない?

一輝の趣味なんでしょうか?

見た目14歳、実年齢3歳の少女になんて格好させてたんでしょうか一輝ニーサンは。

紫龍はまともで良かった…

ちょっとまたあらぬ方向に暴走していっているのでこの辺にしておいて。

完全に成功したとは言えずとも、大滝を逆流させるほどに力を増してきたサオリちゃんの小宇宙。

じーちゃんズが小宇宙で結界を貼り続けて隠そうとしているにもかかわらず、遂に神の目に見えてしまう!


見…エ…タ…

じーちゃんズの1人の腕を奪ったこの神様?

やはりメーティスなのか?

それとも…?

今回は聖闘士星矢エピソードGレクイエム第52話の感想でした。

アテナを巡る神々の会議が、仮面ライダーや戦隊モノの悪の組織のノリに近くなってますね。

いや、毎度毎回そうだったな。

そして今回、廬山の大滝の大瀑布を逆流させることに成長したサオリちゃん。

それだけ強さも増してきているからこそでしょうが、一方で日に日に大きくなっていく小宇宙のせいで、神様に見つかってしまいましたね。

これはメーティス本人なのか?

それとも、ポントス様の前に一輝が倒したグリゴリのような使い魔的な存在なのか。

どちらにせよ、戦いとなったら天秤座の黄金聖衣を纏った紫龍が闘うことになりそうですね。

まずは紫龍に廬山昇龍覇一発かましてもらいたいので、まずは前座的な相手が欲しいとこだなぁ。

その戦いを通じてサオリちゃんが心の強さを身につけて、メーティスかどなたか大神との戦いに臨んで欲しいところですが果たして。

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

見…エ…タの絵面が、なんだか映画シャイニングの有名なあのシーンを思い出してしまった次回へ続きます!


 









コメント

  1. 名無し より:

    疑似聖域を作れるなんて、攻撃の聖闘士、守りの雑兵とゆう事でしょうか。
    紫龍の訓練で昇龍覇もどき、まで習得してますが、しかし、今更ながらですが
    戦神として覚醒すれば、小宇宙なり神力を使えるので、人間(?)の状態で
    訓練する意味はあるのでしょうか?
    さて、黒鎧に見つかりましたが、次回は紫龍が無双だとうれしいですね。

  2. たけG より:

    >名無しさん
    擬似聖域を作り出せる、シャカ並のことを行ってますがじーちゃんズ。
    正規の聖闘士になれずともその鍛え上げた小宇宙と年季、そして力を合わせることで可能にしているのかもですね。
    やっぱり先代?の沙織お嬢様は人間である時に聖闘士やポセイドンの雑兵に攫われてたので、人間時の基礎的な戦闘力を上げるための修行なのでしょうかね。
    次回は一輝がグリゴリと戦ったような紫龍無双を見てみたいものです。

  3. より:

    一回赤子に戻って無力化した女神自身を聖闘士見習いの立場に置いて、成長したかつての主人公達が戦闘技術や心構えを指導する側にまわるというのは新鮮でもあるし、ある意味『星矢Ω』の頃から公式が苦心していた女性メンバーのレギュラー化に対するひとつの解答だと思う。ちゃんと以前の沙織お嬢様や守られつつ女子校生をエンジョイしていた吉乃と差別化できるから一石二鳥かも。
    紫龍の活躍はもちろん期待しているけども、願わくば聖剣だけでなく盾を除く天秤座の武器にも何かしらの見せ場があってほしいな(盾を貸し出すのは容易に想像できるので。)

  4. より:

    一回赤子に戻って無力化した女神自身を聖闘士見習いの立場に置いて、成長したかつての主人公達が戦闘技術や心構えを指導する側にまわるというのは新鮮でもあるし、ある意味『星矢Ω』の頃から公式が苦心していた女性メンバーのレギュラー化に対するひとつの解答だと思う。ちゃんと以前の沙織お嬢様や守られつつ女子校生をエンジョイしていた吉乃と差別化できるから一石二鳥かも。
    紫龍の活躍はもちろん期待しているけども、願わくば聖剣だけでなく盾を除く天秤座の武器にも何かしらの見せ場があってほしいな(盾を貸し出すのは容易に想像できるので。)

  5. より:

    おっと、二重投稿しちゃった。すいません。

  6. たけG より:

    >響さん
    天秤座の武器、原作で戦闘では使用してないんですよね。
    Ωで玄武が使ったくらいかな?
    武器の使用をアテナが禁じているわけだから、今後、紫龍が大神と戦うことになった時にサオリちゃんが武器の使用を許可する流れになったら面白そうですね

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