キン肉マン第469話「キン肉マングレートに背く者‼︎の巻」感想・初対面の人への自己紹介は順番を間違えたら大変

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突如現れた3人目のキン肉マングレート。

彼はいったい何者なのか?

ちょっといろいろ考察してみますか。

どーも、たけGです

エクサベーターの手によって、新たに生み出された時間超人ガストマン。


まずガストマンと戦い、勝つことが出来たら相手をしてやろう

エクサベーターの、その発言に対して怒りを表すキン肉マン。

そこで上空から同じく、高みの見物を決め込もうとするエクサベーターを糾弾する声が響き渡る。

突如上空に現れ、地上に降り立ったその超人の姿は…


キン肉マングレート‼︎

と言うのが前回のお話でした。

いやびっくりしましたね!

今回はまだグレートが誰なのか、その辺は明かされないので大きなネタバレはないかもしれませんが…

それでも話の流れは読む前に知りたくなかったなって人もおられると思います。

また、おそらく当たらぬ予想考察もしておりますし、これも人によっては読みたくない内容かもしれません。

いやだって当たらないかもしれなくても、僕が書いてしまったことに捉われてしまう場合もあるでしょ?

と、言うわけで今回もいつものように未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

登場するなり読者のド肝を抜いたキン肉マングレート


お前の思い通りにはいかんぞ!

時間超人"五大刻"エクサベーター!

のっけからアツい、アツいよ‼︎


ここでキン肉マンがガストマンと闘って勝ったところで、

大事な彼を無傷のお前と連戦させるわけにはいかない!


だからオレはやってきた!


アツい!

しかしそのアツさが空回りしてる感も否めない!

例えるなら転校生が自己紹介の時に


大切な高校生活、それをとびっきりのものにしたいんだ!

みんな!オレと一緒に青春しようぜ!

と、まだクラスにも打ち解けてないのにいきなり熱血アピールしてるかのよう。

昭和の青春学園ドラマなら、この後クラスメイト全員が彼のあとに続いて校庭へ走り出すところですが、実際にこんな事したらいつの時代でもクラス全員をドン引かせてしまうでしょう。

キン肉マン、そしてミートくんまで引いてしまってますよ。

1学期の終わる頃には友達なくしてるな、彼。

そんな空気の読めない転校生、もとい乱入者グレートくんをつまみ出そうとするガストマン。

なんだか彼も生意気な転校生にちょっかいかけるクラスの番長キャラみたいだな。

転校してきたK籐くんに足ひっかけて転ばせたM浦くんっぽくないですか。

切れ長の目あたりもなんだかM浦くんっぽく見えますし。

このままじゃK藤くんことグレートくんが大暴れしちゃいますよ。

え?さっきからなんの話してるかわからない?

また意味不明な昭和の話ししはじめたからカムバックしてきた?

そうですか…

若い読者さん置いてけぼりにするのはこの辺にしておきまして。

もし、もしも元ネタを知りたい方がおられましたら下記リンクをご参照にどうぞ。

K藤くんやM浦くんについて詳しく語っておられますよ〜

Gレートくん、もといキン肉マングレート。

部外者としてガストマンがつまみ出そうとしたところ逆にその手をとって捻りあげ、バランスを崩したガストマンへマーシャルアーツキック一閃!

ガストマンの脳天直撃セガサターン。

思わずよろめくガストマンへ、続けてローリングソバットを見舞うグレート。

しかしガストマンはなんとか寸前でかわします。

初代キン肉マングレートを思わせる体さばきに、若干引いてたキン肉マンも思わず


す…すごい!

と、感嘆の声を漏らします。


キン肉マンの力を甘く見ているのはお前の方だ新参め。

だが肝心の"五大刻"と闘う前からこの人に、お前ごときに体力を消耗させるわけにはいかんのだ。

だからオレは露払いにやってきた。

おっ、つまりはまず前哨戦としてガストマンと闘うということなのでしょうかキン肉マングレート。

それならまあアリか。

いきなりグレートの姿で登場してアツく語るもんだから、正体不明のグレートを目の前にして引きまくっているキン肉マンとミートくんの前でガストマンを打倒して実力を示して信頼を得る。

今の状況見る限り、それが最適の方法かもしれませんよ謎グレートさん。


この闘いの場になんとしても、あのエクサベーターを引きずり出してやる!

そのためにオレからお前たちに提案したいのは…

タッグマッチ‼

え?

タッグマッチ?

いかん、いかんぞそれは。

まだキン肉マンとミートの2人の信頼をまるで得ていないこの状況、自分主導でタッグマッチを提案するのは悪手だぞ謎グレート!

やっぱ空気読めない人だこの人。

ちょっと彼の中にサダハル大叔父の香りも漂ってきましたよ。

勝手に思い込んでそのまま突っ走る。

サダハル大叔父の気性と同様の謎グレートさんの空気読めない1人舞台は続きます。


エクサベーターよ、コイツはお前の自慢の超人なんだろ?

だったら一緒のリングに立って使いこなしてみろよ!

オレとキン肉マンが組み、お前らふたりが組んで闘う

これなら文句はねぇだろ⁉


空気読んで空気!

特に後ろからの視線に気づいて!

パンパン手を叩いてる場合じゃないよ!


早くここまで来いよ!


"五大刻など"オレが全員蹴散らしてやるぜーーーっ‼

すごい1人突っ走り状態。

とにかくアツい。

そして周りが見えていない。

ちょっとキン骨マン、水いりだわさって入ってきてよ!

ここまでアツく突っ走りすぎると敵味方問わず誰にも相手してくれなくなりそうですが、一方でこちらもこちらで案外空気の読まなさそうなガストマンが反応しました。


イケすかねぇ野郎だが、実力はあると見た。

タッグマッチ、オレは構わねえがどうする?エクサベーターの旦那。


旦那!

ガストマン、産みの親であり組織的には上司にも値すると思われるエクサベーターを、いきなり旦那呼ばわり!

入社早々、いや生まれて早々に上司を旦那と呼ぶガストマン。

彼はゆとり世代なのか。 

一方で旦那呼ばわりされたエクサベーター。


旦那?

と、ザ・マンのように睨みをきかすわけでもなく至って冷静。

旦那だなんて呼ばれるのはザ・マンの旦那の他は、志那虎の旦那くらいのもの。

共通してるのはともにフケ顔。

まあザ・マンの旦那は年齢的にも確かにフケてますが、志那虎の旦那なんて中学生なのに旦那とか呼ばれて嫌ではなかったんでしょうか。

まあエクサベーター自身、自分で生み出したガストマンから旦那と呼ばれて何も動じてないのは、自分がフケ顔だということをよく理解しているのかもしれません。

普段から他の五大刻のメンバーも、エクサの旦那、なんてあだ名で呼ばれてるのかもですね。

そんなエクサの旦那、グレートの作り出している何とも言えない空気感を察知しております。


ザクザク確かにソイツが何者なのかは気になる

相手をしてやってもいいが、お前がよくても後ろの相手は果たしてどうかな?

と、旦那が指差した先にいるのはキン肉マン。

突然現れて一人舞台を演じ続けているキン肉マングレートに対して、1番の疑念を抱いているのはエクサベーターでもガストマンでもなく。

キン肉マングレートという存在を一番よく知っているはずのキン肉マンその人。

1人で勝手に話を進めていく謎グレートを前に完全に引いてしまってなかなか口を挟めなかったキン肉マンの方へ、グレートがようやく顔を向けます。


カメハメ師匠でもない、テリーでもない

それ以外のグレートなど…私は知らん

ではお前は一体何者で、どこの誰からそのマスクをもらったんだ⁉︎

初めて見る第3のグレートに激しく詰め寄るキン肉マン。

ミートくんも同じ思いだとばかりに、強い視線をグレートに向けてます。

ここにきてようやく話の流れの順番を間違えてたことに気づいたのか狼狽えるグレートへ、キン肉マンは追求の手を緩めない。


お前のつけているそのマスクは誰もがつけていいマスクではない!

もし悪趣味ならハッタリでそのマスクをつけていると言うなら…

そこで相変わらずザクキャノンのような立ち姿になってるエクサベーターを指差し、その指をグレートに向けて動かしながら、


アイツら以前にまずこの私が許さんぞ!

前回前半のへタれっぷりを記憶のはるか彼方へかき消してしまうぐらいの凄みをきかしてグレートを睨みつける。

ミートくんも無言の圧をグレートに向け続けてます。

キン肉マンだけでなくミートくんにとってもグレートのマスクについては特別な思いがある。

それをちょっとオシャレなファッション感覚で身につけていうのなら、初代や2代目のグレートに対する冒涜にも等しい行為。

キン肉マン同様、許せないという思いがミートくんの表情からも伝わってきます。

そしてキン肉マンの言った、


私が許さんぞ

には2つの意味が込められているようにも思いますね。

まずはグレートの乱入、タッグマッチの提案について対戦相手である時間超人の2人が許可するしないの前に私は許さない、という意味。

そして一方で軽い気持ちでそのマスクをつけているのなら、アイツら時間超人たち以前にお前の事が許せない、という意味も込められているように思います。

こういった場面でキン肉マンが拗れてしまうのはお約束の定番ではありますが、今回はいいですね。

大体にしてキン肉マンがパートナーになるべき相手に対して拗れる時は、今はそんな事で拗ねてる場合じゃないだろう!みたいにイライラさせられる事も多いのですが、今回に限ってはそれが全くない!

今回キン肉マンが拗れてるのは、ひねくれてるとか我儘いっているとかではなく自分の大切なものを冒涜されているのかもしれないという思いからきているもの。

まだ爆発しないように抑えてはいるようですがキン肉マンのこの怒りは本物でしょう。

答え方を間違えたらもはや取り返しのつかない状況と思われる中、グレートは必死に弁明しようとします。


ち、違うんだキン肉マン

このマスクは…!

キン肉マンやミートくんのみならず読者の誰もが知りたいグレートマスクの由来、それをグレート自身で説明しようとしてるんじゃないかというタイミングで、ビュンビュンビュンと入り込んでくるガストマン。

やっぱりこの方も空気読めない人だ。


何がタッグマッチか

仲間かと思えば初対面とは大概にしろ

やはり部外者ならこれ以上邪魔出来ぬよう吹き飛ばしてやるぜ

吸い込んだ時と同じく右足を高々とあげてファンを回転!


サーキュレーションイレイザーーーッ‼︎

両肩のファンを回すのに、イチイチ足を上げなきゃダメなのかな?

こんなに足を高々と上げるのは田原のトシちゃんか吉川の晃司さんか、星の飛雄馬さんぐらいなものじゃないでしょうか。


キン肉マン、確かにアンタにとって今日のオレは初対面だ

ガストマンの放つ風に抗いながらキン肉マンへ事情を話し始めます


このマスクにアンタがらどれほどの思いを抱いているのかも知っている

怒るのも無理はない


理解してたのなら、なぜ最初にそれを言わなかった


しかしこれだけは信じてほしい

オレは今日ここに…


ある男の代わりに来たのだ‼︎

ある男とはいったい⁉︎

今回はキン肉マン第469話の感想でした。

ある男、誰なんでしょうねえ。


今はまだ言えない

とか言いそうな気もしますけど。

グレートの中身が、あの “彼”だとして、その彼にグレートマスクを卓したある人物とは何者なのか。

後ろ姿だけで登場しただけの“彼”

その見た目は、Ⅱ世の究極のタッグ編で3代目グレートになっていた“彼”そのものですが果たして同一人物なのかどうか。

もしあの“彼”と同一人物なら、今回のグレートが言っている“ある男”とは誰かを想像すると、パートナーでありキン肉マンの息子である万太郎のことを指しているのか、もしくは“彼”を間隙の救世主と見込んだ究極のタッグ編におけるラーメンマンを指しているのかもしれません。

そうなってくると今のキン肉マンの未来がそのままⅡ世に繋がっていて、“彼”が究極のタッグ編で死亡したと思われた後で実は生きていて意識を取り戻し、未来へと戻っていった万太郎、あるいは試合で戦ったラーメンマンとの約束を思い出した…

という可能性を考えてしまうのですが…

(究極のタッグ編の時間軸は、夢の超人タッグ編と王位争奪編の間の出来事なので、“彼”が存命ならば今のキン肉マンの時代にも生きているはず)

これはあまり考えにくい。

と、言うのもキン肉マン完璧超人始祖編以降の流れを考えるとⅡ世の未来には繋がらないと思うんですよねえ。

どうしてもⅡ世については否定的に思ってしまう部分もあるので(もちろん好きな部分も多いですが)、今の完璧超人始祖編からあの未来へ続いてほしくないと言う個人的感情もあるのですが、それを抜きにしても、

・時間超人の定義が既に違っている

・完璧超人界も現在とⅡ世の未来では既に違っている

・Ⅱ世に繋がる世界では王位争奪編の後には大きな戦いは起こっていないことになっている。

など、他にもⅡ世の未来へと繋がる要素の設定が全て変化してしまってるんですよね。

まあ何より原作者である ゆでたまご嶋田先生がX上で


今のシリーズはⅡ世には繋がらない

と公言しちゃってるから、もう公式に認定しているようなもんなんですけど。

かと言ってⅡ世について否定してたり黒歴史化してたりしてるわけでもないので、現在の完璧超人始祖編以降のシリーズと、Ⅱ世の未来、他にもマッスルリターンズなどのアフターストーリーは、それぞれ王位争奪編の後で分岐した並行世界の未来の物語だと思うんですよ。

「ドラゴンボール」でトランクスが言ってた、ほんの些細なことで未来はいくつにも分岐していくと言っていたことに近いものだと思うのです。

この辺を考察し始めると話がめちゃくちゃ長くなってしまうのでこの辺にしておいて、今回3代目グレートになっている“彼”はあの“彼”で間違いないと思うんだけど、Ⅱ世における“彼“ではなくてその並行世界である“彼”であると思うんです。

まあ僕の考察なんで例によって的外れなこと言ってるかもしれませんが、

Ⅱ世の世界から次元を飛び越えてきた“彼”ではなく、

この世界で生を受けた“彼”だと思うわけなんですよ。

さっきから彼彼彼彼言って書いてる僕自身、わけがわからなくなりそうですが。

で、的外れかもしれない僕の考察を続けると、まず彼の正体について。

ヒントはいくつか出ていると思います。

初登場時の、


約束を果たす時がきたようだね。今度こそは必ず。

前回登場した時の


間に合った

今回の


キン肉マン、アンタにとって今日のオレは初対面だ

そしてエクサベーターに対しては初対面ではないような物言いしてるし、五大刻などのキーワードも知っているようだし。

これらのヒントから、99.9999…%予想を外すことで有名?な、たけGさんの考える彼の正体、そして、ある人物とは!


・“彼”は刻の神、もしくは五大刻の誰かが生み出した時間超人である

・それがファナティックがネメシスを元に生み出したものなら更に胸アツ(まあこれはオマケ予想)


・しかしなんらかの理由で、仮面ライダー的に正義超人の心を持つ時間超人として生まれてきた。


・その彼が少し未来の世界でキン肉マンと出会う。


・そのキン肉マンは既に戦えない体になっていた。


・その原因とは新たに生まれたらしい時間超人の1人と戦い、勝利したものの負傷したまま五大刻エクサベーターと戦い、敗れたため


・キン肉マンに教えを受けて、戦えない自分に代わって世界を救う事を託される。


・しかし結果、自分の力だけではかなわず、刻の神によって世界は崩壊してしまった。


・世界を守るためにはキン肉マンを救わなければならない事を痛感。魔時角を追って過去へと戻る。キン肉マンから託された、グレートのマスクをもって。


・そうして連戦する直前のキン肉マンの元にタイムリープしてくることに成功した!

と、いう考察なのですが、書いててちょっと安易かな?とも思いますねえ。

多分、おそらく、きっと、いつものように、


的外れです。

今回はこの辺で

いつかまたここで会いましょう。

Ⅱ世とは直接繋がってないと言いつつも、某ライサンコンビの登場も見てみたいと思ってしまう次回へ続きます!













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