キン肉マン第476話「投げ縄の名士‼︎の巻」感想・名探偵ペシミマンの事件簿

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彼はなぜ、そこまで頑なに正体を明かそうとしないのでしょうか。

どーも、たけGです。

クロエの姿となって時間超人五大刻の1人であるペシミマンと戦うウォーズマン。

1億パワーを誇るペシミマン。

しかしペシミマンはそれだけではなかった。

まさかの腕が伸びて飛び出すという言葉通りの離れ技で捉えられたクロエ。

強烈な一撃を喰らってしまう!

と、いうのが前回のお話でした!

今回は大きなネタバレに繋がるような内容はないと思うのですが…

ん?

とか

え?

とか思う事があって、例によって的外れかもしれない考察をいろいろとしております。

他にも人によっては先に見たくなかったなあということも書いているかもしれないので…

今回も未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

カッコええなあ〜

ピッ◯ロさんのようにビヨーンと伸ばした腕でクロエを引き寄せ、そのまますクロスアームスープレックスで投げ落としたペシミマン。

引き寄せられた際のGも加わったそれは、一撃でクロエが吐血するほどの衝撃だった!


…吐血?

ペシミマンに腕が伸びるギミックがあることを知ったクロエ。

ダメージもなんのそのすぐに脱出。


腕が飛ぶだと?

ならばそれをくわないようにするには…距離を詰めればいい!

ペシミマンの懐に入り込み、下顎のあたりに強烈なエルボーを打ち込む!

そしてそのまま正面からのチョークスラム、


ロシアン シックルチョーク‼︎

間合いを一気に詰めて懐に入り込む。

これはまさにガンダムでアムロがシャアのジオングに対してとった戦法!

アムロはこうする事によってシャアのジオングのサイコミュによる遠隔攻撃を封じました。

でも、あかん、あかんぞクロエ。

その戦法(タクティクス)はもはや既に通用しない!

なぜなら同じくサイコミュによる遠隔攻撃を行うハマーン様のキュベレイを封じようとしたシャアの百式が、キュベレイの背中に張り付きました。

しかしハマーン様は巧みにファンネルを操作し、背中に張り付いた百式の残された手足をもぎ取ったのです。

なのでこの戦略(タクティクス)はもう古いぞクロエ!

え?

そもそもそれはシャアに比べて、アムロやハマーン様のニュータイプ能力が高すぎる問題があると?


まだだ!

まだ終わらんよ!

そう、クロエに比べてペシミマンは超人強度が高すぎるわけで。

9900万のパワー差でもってクロエのチョークスラムをいとも簡単に外すペシミマン。

しかしクロエはその流れを予測していたのか如く、腕に飛びつき立ったままでの逆十字に移行!

ここで顔面に蹴りを入れていれば陸奥圓明流、飛燕十字蔓が完成しそうなくらいな強力な関節技ですね。

完璧に腕関節を極めて、その上で自身の体重でもって相手の腕関節と筋を伸ばして攻め上げる。


力があっても、関節だけは鍛えようがない!

かつてやはり圧倒的パワー差があった完璧超人ポーラマン相手に、関節攻めを続けた時を思い出すクロエの攻め。

しかしポーラマンには無くてペシミマンには有るものが‼︎


バカめ忘れたか!

オレにはこれがあることをーっ‼︎


ファイヤーバード・ガンスリンガー‼︎

極めているはずの関節部から腕がビヨーンと伸びて、クロエの体ごとロケットパーンチ!

おそらくはリングと同じく石で出来ていると思われるコーナーポストへ、脳天直撃セガサターンされてしまったクロエ。

うーん、ズルい。

これ関節どうなってんでショ?

ひょっとしたら肘だけでなく肩や膝、股関節もこんな感じでロープ状になってたとしたらサブミッション全般通用しないよなあ。

突き放したクロエの首に肘から伸ばしたロープを巻きつけるペシミマン。


オレは見てくれに違わず投げ縄が得意なのさ。

回想で馬に乗り、ロープで暴れ牛を捕らえているペシミマン。


ひょっとしたらテリーマンと実家がご近所さん?

とか想像する前に、なんでも生まれたばかりらしい時間超人の皆さんですが、早々と別の一面も作って普段の生計を立てているのでしょうか。

大草原の小さな家で暮らしているのでしょうかペシミマン。

だとしたらエクサベーターはきっと工事現場の親方だな…

それとも、もしくは前世の記憶みたいなものが関係しているとか?

ファナティックがサイコマンの言動や使う技そのままなのと同じく、元となる超人がいて失われた記憶が関係しているとか?

気になる点ではありますね。

まあペシミマンがカウボーイしてる事に対して、そんなに深く頭悩ませる必要はないのかもですが。

クロエの首にロープを巻きつけてハンマー投げのように振り回すペシミマン。

四隅のコーナーポストに頭を撃ち続けられたクロエは脳天から大流血。


…流血?

流血?によって血の涙を流しているかのような形相のクロエですが…

さっきの吐血といい、その血はどこから?という疑問が。

ウォーズマンはロボ超人とはいえ、半分は生身。

母ナターシャから受け継いだ血も流れているとは思いますが、ウォーズマンってこれまでの戦いで出血の表現ってほぼ無くないですか?

思えばウォーズマンのダメージの表現って、大体は火花や煙といった機械的な表現ばかり。

修行で竹槍が刺さっていた時もほぼ出血が見られなかったし、ポーラマン戦でもオニキスマン戦でも、かの悪夢のごときネプ&マンモスマンにリンチの憂き目にあった時も、ベコボコでバチバチでギギーヒューでしたが、出血はほぼ見られてなかったような。

そう、機械超人であるウォーズマンは、血を流さないのです。

ではクロエになっている今、彼は一体どこから血を流しているというのか。

ひょっとしたらぺシミマンの攻撃がこれまでの誰よりも苛烈なため、普段は流れないはずの血が流れるほどのダメージを追っているのかも…

とも思いましたが、ちょっと過去を振り返ってみましょう。

過去、と言うか未来の話になるのかもですが、キン肉マンⅡ世究極のタッグ編において、クマちゃんの着ぐるみを着たウォーズマン。

(未来からタイムリープして過去に行ってるからややこしいな…)

そのクマちゃん超人ベルモンドになっていた時には、今回のクロエと同じくやはり出血してるんですよウォーズマンってば

鼻血まで出して、マイケルに扮していたマンモスマンにハンカチでふきふきしてもらってさえいたんですよ。

これは一体どう言うことなのか。

この現象を考察するとですね…

おそらくウォーズマン、コスプレしたらきっとその役になりきってしまう人なんですよ。

いわゆる役が憑依するタイプの俳優。

上手な俳優さんが役を演じる時は、その役である人物が憑依したんじゃないかってくらいになりきってしまいますよね。

それと同じ。

自分が機械超人ウォーズマンであると言うことも忘れてしまうくらいに別の超人になりきっているのですよきっと。

普段は流さない血まで体現して流してしまうほどに。

これはもう、海将軍リュムナデスのカーサのごときなりきりぶり。

え?

カーサ様知らない?

サラマンダーショック!

そんな憑依俳優のようなウォーズマン。

彼が超人レスラーではなく俳優になったらきっと、アカデミー賞を受賞してしまうような名優になること間違いなしですね!


こんな縄ごときにくじけるオレではない‼︎

もはや魂まで別人になりきってるかのようなクロエさん

自分を絡めとるロープを力づくでふりほどきました。

その予期せぬ力にさしものペシミマンも驚く。


ニキニキ、なんだこの力は

クロエスーツの下でボワァ発光しているのでしょうかウォーズマン。

血は流してもボワァ発光を漏らさないのはその正体を悟られぬためか。


師と両親のためにも‼︎

ペシミマンの顔面へ強烈なドロップキックをお見舞いする。

しかしペシミマンはすぐに体勢を整える。


ファイヤーバード ゴーバック‼︎

伸びた腕を引っ込める時も、ポーズをしっかりとキメるペシミマン。

もちろん大事な帽子が飛ばないようにしっかりと抑えています。

ヘッドパーツすぐ外しがちの聖闘士の皆さんにも見習ってほしいところですね。

聖闘士ネタがしつこいってそろそろ言われそうだな…

1億パワー、伸縮自在の腕。

圧倒的戦闘力を有するペシミマンの攻撃を、ギリギリ致命傷を負わずにかわしているらしいクロエ。

やはりウォーズマンの時にはみられない顔面大流血状態ではありますが、これはかわしていると言えるのか?

ともあれ致命傷は逃れているらしいクロエ。

そんな芸当は圧倒的な場数を踏んでないと無理


お前、あの施設にいた似たような仲間どもとは別の誰かだろ?


お前、平田だろ!

とばかりに疑問を突きつけるペシミマン。

対するクロエ…ウォーズマンは無表情なクロエマスクなのに、その質問に対して強張っているのが伝わってくるかのよう。

そんな空気の変化を見逃さない名探偵ペシミマン。


ニキニキ、図星だな

そもそもあの地下で肌を合わせた時から違和感があった

ほかのヤツらとは技術のレベルが違いすぎる

かつて悪魔将軍が墓守鬼たちをフンフン薙ぎ倒したあとで


待ってもらおうかあんた!

と、かかってきた鬼をただの鬼ではないと即座に見抜いた時と同様ですね。

一流の超人がらどれだけ巧妙に変装しても、同じく一流の超人の目は誤魔化せない。

ペシミマンは最初からこの、他のサルダートたちと同じコンパチ顔のクロエが只者ではないと見抜いていた。

ペシミマンの名推理を突きつけられたクロエことウォーズマン


モガモガ、誤魔化せぬか

と、観念して正体を明かすかと思いきや


さあなんのことやら

オレにはよくわからん話だ

両手を広げるオーバーリアクションで否定‼︎

これ完全に、決定的な証拠を突きつけられる直前の犯人が行う、バレバレのオーバーリアクションじゃないですか。

こんな大根演技が出来るのはかのキン肉マン界隈における名(迷)俳優ビッグボディさんくらいしかいないと思ってましたが、まさかウォーズマンもこんな大根役者であったとは。

役が憑依するほどの名優違ったー!

前言撤回、これじゃアカデミー賞なんて無理!


むしろゴールデンラズベリー賞を受賞しちゃいますよ。

見ていて恥ずかしくなるくらいのバレバレの演技。

これはペシミマンならずとも見抜けると思うところですが、その前に…


なぜにウォーズマンは正体を明かさないのか?

ウォーズマンが今のクロエのスタイルに変装したのは、ペシミマンの侵入で混乱状態にあった狼の部屋に更なる混乱を起こさぬためでした。

かつて施設内で大暴れして脱走したウォーズマンがあの場にそのまま現れていたら、当時を知るコワルスキー長官他、施設関係者の面々の間に動揺が走り、更なる混乱を呼ぶことは目に見えていた。

だから適当なアンドロイドサルダートのスーツを拝借して変装した。

本来の標的であるペシミマンと一対一の状況を作り出す必要があったから。

かくしてその目論見は成功し、施設内からペシミマンを外に出して一対一の状況を作り上げたわけで。

当初の目的は達成してるわけですよ。

なので今ここでウォーズマンの正体を晒しても別に混乱がまた起こるわけでもない。

せいぜい試合状況をモニターしてるコワルスキー長官や、頭上の解説者マンリキさんがウォーズマンの姿を見て、


アワワ…

とか、


こ、こわい…

とか、ビビリあがるくらいじゃないですかね?

いや、それよりも逆にクロエになって正体隠している事で自分の陣営に混乱を呼んでますよ。

ハラボテ委員長だって、

あんな超人は知らんぞーっ!

って言ってましたし。

きっとウォーズマンを派遣したはずのザ・マンだって戸惑ってるんじゃないでしょうか。


ウォーズマンを行かせたはずのシベリアにいるあの超人は誰なのだ

私の超人閻魔帳にもクロエなどという超人は載っておらんぞ

だいたいにして連絡を絶ったウォーズマンはどうなったのだ

ピークよ、お前ちょっと行って見てこい

はっ!ただちに!

とかなって、ピーク・ア・ブーがスタコラッシュするような事態になっているかもしれません。

なのにどうしてウォーズマンは正体を明かそうとしないのか。

今更コワルスキー長官や他の面々に知られたくないというのはなさそうですし、ちょっと色々と考えを巡らせてみたのですが…

これはむしろウォーズマンの超人レスラーとしての、そして覆面(マスク)マンとしての矜持ではないのでしょうか。

いったんマスクを被って人前に立ったのなら、素顔を簡単に晒すわけにはいかない。

ウォーズマンからクロエになったのだからクロエという仮面(ペルソナ)を演じ続けなければならない。

キン肉マンをはじめとしたキン肉族に至っては、素顔を晒したら命を絶たなければならないという掟すらあるぐらいです。

たとえ咄嗟に身につけた衣装で咄嗟に名乗ったかりそめの姿でも、一度マスクを被った以上は正体を簡単に晒すわけにはいかないという覆面レスラーとしてのプライドがあるのかもですね。

たとえ正体を突きつけられても、


オレは平田じゃねえよ

とか


その男はリバプールの風になった

と言い続けた先達もいますからね。

きっと、ウォーズマンにとって覆面を被った以上は素顔を晒すわけにはいかない、それは死にも等しい行為。

みたいな思いがあるのかもしれません。

しかし正体がわからぬとなれば人はその正体を知りたくなるもの。

あくまでシラを切るクロエに対し、


力ずくで吐かせてやる!

ペシミマンは再びピッコロさんのように腕を伸ばしてクロエの体を捉えます。

そのまま頭上へクロエを引っ張り上げて自身も飛び上がって拘束したクロエをキャッチ。

クロエを高角度からリングへ叩きつける大技、


ゴールドラッシュドライバー!

やはりどこか西部劇をイメージさせる名前の落下技で、再び脳天直撃セガサターン!

クロエのマスクの左上部が破損し、ウォーズマンの黒い頭頂部が露わになった。

これが…!

ペシミマンは気づいたのか、それとも…?

今回はキン肉マン第476話の感想でした

2024年内最後の更新。

すっごい気になるところで終わっちゃいましたね。

頑なに正体を明かさぬウォーズマンの一部が露出した事でペシミマンは気づくのか?

ペシミマンがどこまでウォーズマンの事を知っているかどうかですね。

ウォーズマンのデータは持っているかもですが、黒い頭頂部を見ただけではまだ確信まではいかないかな?

頭上でマンリキさんが


あの頭はどこかで見たような…?

とか思ってるかもしれませんが。

ともあれ今年も1年、楽しませてもらいましたキン肉マン。

今年は現実でとても悲しく、落ち込むことがあったのですが、キン肉マンを読めばその悲しさを和らげることが出来ました。

毎週毎週の更新を楽しみに、日々を過ごすことが出来ました。

キン肉マンが無ければ冗談抜きに僕はもっと灰色の毎日を送っていたかもしれません。

本当にありがとう、キン肉マン!

新年早々にアニメ完璧超人始祖編season2もスタートしますね。

こちらもとても楽しみです。

2025年もキン肉マンで楽しませてもらえそうですね。

今回はこの辺で

いつかまたここで会いましょう。

それでは、ゆでたまご先生、キン肉マン好きの皆々様

良いお年を。

来年もよろしくお願いします。

屁の突っ張りはいらんですよ!














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