キン肉マン第499話「勝ち確キン肉バスター‼︎の巻」感想・

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キン肉マングレート3の正体は誰なのか?

未だ正解の見えないジグソーパズルのピースがまた1つ提示される⁉︎

あ、ちなみに、別にキラキラを通り抜けるような展開はありません。

どーも、たけGです。

攻勢に転じたインダストリアル・レボリューションズのツープラトン技を立て続けにくらってしまったグレート3。

その、あまりの大ダメージを見て、キン肉マンが交代を促すもグレートはそれを拒否!

チームリーダーであるキン肉マンが最高の一撃を繰り出せるように、手となり足となり試合を組み立てるのがサブであるオレの役目!

オレが合図をするまで絶対に入ってくるな!

グレートの決死の覚悟をキン肉マンが受け止める。

時間超人2人は追撃の手を緩めないも、グレートもやられっぱなしではなく反撃に転ずる!

ガストマンの背後から両足で挟み込んでのスープレックスに打って出た!

こ、この技はもしや“彼”の⁉︎

と、いうのが前回のお話でした!

今回もまたまたアツい展開が待っております。

グレート3の放つ技とは⁉︎

その狙いとは?

グレート3の正体を指し示すキーワードも飛び出すのか?

しっかりと本編を読まれてから記事を読むことをオススメします。

なので今回も、未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

キン肉マン 88 (ジャンプコミックスDIGITAL)

両足でガストマンを背中側がら挟み込んだキン肉マングレート


我われはこの技を知っている!

いや!

この体勢と、この流れを知っている!

「キン肉マンⅡ世」を読んでいたファンならご存知、某超人の必殺技


◯◯◯スフィアボトム
に違いない!

これはもう、グレートの中身があの人だと確定する流れなのか!

グレートが技名を叫ぶかと思った瞬間に口にしたのは、


今だキン肉マン!

あんたの最高の必殺技を!

いや、これはツープラトンへの流れなのか!

と、言うことはこの技はスフィアボトムではなく、“彼”があちらの世界でパートナーだったあの人の必殺技とドッキングするための


キング・ジャーマンスープレックス!

への流れなのか⁉︎

キン肉マンがリング上のエクサベーターをキン肉バスター、もしくはマッスルスパークで捉えて、グレートのキングジャーマンとドッキングする流れなのか⁉︎

グレート3の正体が確定するための展開はもう必至!

さぁ、心の準備は出来ましたよ!

2ページ目にはもう確定するでしょう。


お前、平…◯◯◯だろ!

ワクワクしながらページをめくった次の瞬間!


コイツにお見舞いしてやれーーーっ!


そのままガストマンを投げ捨てたーーーっ!

えええーーーっ!

前回、実況アナも摩訶不思議なスープレックスって、言ってたじゃんかー!

グレート個人の技に移行する流れじゃなかったんですかーーー!

誰だよ!


◯◯◯スフィアボトムだ!

だなんて自信満々に言ってたやつは!

お前、平…阿呆だろ!

予想外しについては定評のある、たけGさん。

今回もフルスロットルで外してきております!

ガストマンをボロ雑巾のように放り投げたグレート3。

キン肉マンも、それを見てすぐさまマリオジャンプ!


待ってたぜ、その言葉ーーーっ!

キン肉マンが落下してくるガストマンを逆さに捉えたその体勢、それは紛れもなく


キン肉バスター!

グレートから


あんたの最高の必殺技を!

と、リクエストされて繰り出したのが、キン肉ドライバーでも、マッスルスパークでも、キン肉スペシャルでもなく、キン肉バスターであるというのがまた胸アツですね!

やっぱりキン肉マンの代名詞的な技と言えばキン肉バスター。

他の超人たちによる派生技が多く登場し、今やウォーズマンでも普通に出せるキン肉バスターですが、やはりオリジナルの使い手であるキン肉マンにとっても特別な技!


大空翼にとってのドライブシュート!

ペガサス星矢にとってのペガサス流星拳!

鬼哭霊気にとっての神魔血破弾!

なんですよおおおお!

え?

知らない技がある?

そして、キン肉マンを初めて受けるガストマンは超焦る!


これが…、キン肉バスター!

デビューしたての新人としてはレジェンドの中のレジェンドの必殺技を受けて、恐怖しかないでしょう。

自分がデビューしたての新人レスラーだと想定してみてください。

対戦相手のレジェンド、前田日明選手からいきなり必殺技を仕掛けられる恐怖たるや!


これが…、キャプチュード!

いや、

対戦相手がアキラ兄さんってだけでもう恐怖しかないのですけども。

そんな、シャカに睨まれた一輝ヘビに睨まれたカエル状態に陥ったルーキー・ガストマンへ、頼り甲斐のあるパートナーにしてセコンド的な存在でもある先輩、エクサベーターが檄を飛ばす。


焦るな!落ち着けガストマン!

そんな過去の遺物のような必殺技、お前のパワーがあればいくらでも脱出法はある!


むしろ今この瞬間こそが、お前の力の見せどころだーっ!

そう、キン肉マンの代名詞的な必殺技、キン肉バスターですが初登場したのはウォーズマンとの対戦時。

旧シリーズ9巻の出来事で、初期も初期なんですね。

その後数多くの超人たちに攻略されてきて、オリジナルのキン肉バスターで決着するシーンも少なくなりました。

そもそも1000万パワーのバッファローマンにも力で返されたこともある。

その7倍以上のパワーのあるガストマンに脱出できないわけがない!

実例を示してまずは安心を与えた上で、


むしろ今こそが力の見せどころだ!

と、お前ならやれる!やるんだジョー!とばかりに鼓舞します。

安心から自信へと繋げ、その後からやる気を引き出せるように鼓舞する。

エクサベーターとガストマンはタッグパートナーでもありながら師弟関係に近いものがありますが、弟子の自身とやる気を引き出すのに非常に長けているようです。

これは自信も付きますわガストマン。


自分の感情を優先させて弟子をみすみす窮地に立たせて死なせてしまったどこかの師匠
に、爪の垢を煎じて飲ませてあげたいぐらいです。

尊敬する旦那に鼓舞されて、やる気スイッチが再び入ったガストマン。

しっかりとホールドされたキン肉バスターを仕掛けられている最中に、サーキュレーターを落下していく方向に向ける。


フォワード・インジェクション・サーキュレーター!

落下していくキン肉バスターの速度に抗うように風を巻き起こす!

そのパワーはまさに7700万パワーの風圧!

キン肉マンの腕力を持ってしてもその風圧に抗しきれずに、クラッチが外れてしまった!

しかしそれを見ていたグレートが、今度はパートナーへ諦めないよう奮起を促す!


いやまだまだ!

まだやれるーっ!

こんなことで諦めるようなもんじゃないだろ

あんたの火事場のクソ力はーっ!

諦めないで!

と、メッセージを送りながら、キン肉バスターから脱出したガストマンの両足を掴んだグレート。

ガストマンを反転させ、再びキン肉マンへパス!

グレートの檄を受けて、キン肉マンの額のエンブレムが光り輝く!

裏返ったガストマンを掴んで、そのままキン肉バスターの姿勢へ!

前後逆の変形キン肉バスターが炸裂した!


へへへ、そうだ…

アンタの繰り出すその技が、オレは最高に見たかったんだ…


僕は幸せだなァ

とでも言い出しそうに鼻を擦って喜ぶグレート。

しかし技は完璧には決まっていなかった!

リング上に落下したはずのキン肉マンのお尻は、カットに入ったエクサの旦那のショベルにガポォと収まっていた!

…この右腕ショベル、クッションの役割果たせるのかな?

しかしキン肉マンは完璧に決まったと思った技がカットされたことではなく、自分で仕掛けたキン肉バスターの形に驚きを隠せない。


な、なんだ?

このキン肉バスターの形は?

一方、旦那に救われた形のガストマン。


だ、旦那、すまねぇ…

その信頼に対して、いいところを見せたかったのに救われる形になってしまった。

申し訳なさが言葉と表情に表れていますが、当のエクサの旦那。


ザクザク構やしない

間一髪だが…致命傷は避けられたのだから…な

優しい微笑みさえ浮かべてガストマンを労う旦那。

なんという情の深さ!

部下の危機に対して身を挺してそのダメージを軽減する姿。

この上ない理想の上司ですよエクサベーター。

部下に自信を与えて好きに戦わせ、ピンチになればすかさずフォローする。

タッグチームのチームリーダーかくあるべきという姿を見せてくれました。


自分の弟子に必殺技をかけて締め上げた上で、鉄砲玉のように投げ放ったどこかの師匠
に、爪の垢を煎じて飲ませたいぐらいです。

旦那の身を挺したフォローによって致命傷は免れたと思われるガストマンですが、しかしそれでも吐血してしまうほどのダメージは受けていた。

この変形キン肉バスター、かなりの破壊力があるようですが…


こ…こんな技は…

私は開発したことがないぞ

グレートに導かれる形で繰り出した変形キン肉バスター。

その驚きが収まらないキン肉マンへ、その形へと繋いだグレートが伝える。


この技に、アンタがこの先開いていく未来をオレは見た!


未来!

未来と出ましたよ、遂にグレートの口から!

やはりグレートの正体は、未来を見てきた人なのか⁉︎

“彼”で確定なのか⁉︎


まだ試合は終わっちゃいないんだが、なんだか泣けてきて仕方ない…

なんだろうな、こいつは…

キン肉マンのその技を見るグレートの目から溢れる涙。

その涙の理由とは?

色々と気になりますが、その前に…


長々と感傷に浸る前に、ガストマンを早いとこ解放してあげませんか?

吐血したまま肩に乗せられ固められてるのに、その横で涙流しながらお話始められてしまって、遠目に見たら不憫すぎるよガストマン!

今回はキン肉マン第499話の感想でした。

グレート3登場以来、少しずつ少しずつⅡ世とのリンクが小出しにされてきていますが、今回はキン肉マンが出した変形キン肉バスターが新たなピースでしたね。

キン肉マンが意識的に出したものではなく、グレートがその形に行けるようにアシストしてから繋がった技の形でした。

キン肉マンは、こんな形は開発したことがないと言っていましたが、「キン肉マンⅡ世」を読んでいた人ならすぐに分かったのではないでしょうか。

かけられている側の体勢が前後逆になるこの変形キン肉バスター、これはキン肉マンの息子であるキン肉万太郎が開発した、


ターンオーバー・キン肉バスター

そのものではないですか!

仕掛けの段階で前回予想した◯◯◯・スフィア・ボトムのように、まるで違っていることもないでしょう。

これだけ形になっているのであれば。

これで、Ⅱ世で出てきた技が遂に明確に出てきましたね。

そして更にその先にキン肉バスター究極の形態、マッスル・グラヴィティに繋がっていくのではないかと否応なしに期待が高まります。

一方で、今回のエピソードで少し紐解けたようで、でもやっぱり絡まりっぱなしの謎。

キン肉マングレートⅢの正体と思われる“彼”について。

今のキン肉マンから続いていく未来が、Ⅱ世の未来ではないというのはこれまでも示唆されてきましたし、完璧超人始祖編から続く今の話の流れからもⅡ世の未来にならないというのはもはや明白でしょう。

Ⅱ世で万太郎が開発して初お披露目となったはずのターンオーバー・キン肉バスターを、今回父親であるキン肉マンが先行する形で披露したことも更にその裏付けとなったわけです。

ここから続いていく未来では、ターンオーバー・キン肉バスターは、父から子へと受け継がれる技になることでしょう。

となるとグレート3が見た未来とは?

キン肉マンが開いていく未来とは?

流した涙の意味とは?

前回の話でⅡ世の究極のタッグ編でテリーマンが“彼”に諭した事を、そっくりそのまま口にした現在のグレート3。

異なる次元を通り越してやってきたⅡ世の世界の“彼”かとも思いましたが、今回グレート3が流した涙の意味を考えるとですね。

Ⅱ世の世界の“彼”は、老害ネプチューンマンを救うために全ての力を使い果たして命を落としてしまったわけですが、その後異世界転生のような形でこの時代にやってきて、親友である万太郎の父親を救いに来た、と考えてもみましたが、どうにもしっくり来ないんですよね。

もはや会うことの叶わない親友の技を目にして、感動して涙しているとも思われますが。

今回、3代目キン肉マングレートとして登場した時に、五大刻エクサベーターの名前を口にしていましたよね。

以前から知っていた、とでも言わんばかりに。

そして今回未来を見た、という発言。

となると“彼”は“彼”でも、Ⅱ世の世界から次元を飛び越えてきた“彼”ではなく、今の時間軸における“彼”なのかもしれませんね。

そして“彼”は今の時間軸から続く未来からやってきた。

親友であるキン肉万太郎から希望を託されて。

もしかすると“彼”が来た未来は、時間超人によって壊滅寸前の未来なのかもしれません。

そして、親友である万太郎の父、キン肉マンはその未来ではすでに命を落としていて。

だから万太郎は、映画「ターミネーター」で機械によって支配された未来から、母親を救うために信頼する部下を過去へ送り込んだジョン・コナーのように、万太時間を移動出来る親友に父親の命運を託した。

そんな可能性も考えてしまえますよねえ。

で、今回、グレートが涙を流したのは、ターンオーバー・キン肉バスターを見たことで、万太郎の技を父親であるキン肉マンに伝えることが出来たから絶望的な未来を変えることができるかもしれない。

そう思えたからこその、涙の理由なのかも?

ま、例によって99.9%当たらない僕の予想なんで、適当に読み流してもらってもいいです…よ?

絶対に当たっていないし。

少しずつピースを提示されても全然埋まる気配のないジグソーパズルのような、キン肉マングレート3の正体。

次回は遂に連載500回。

記念すべき回に、何かサプライズはあるのでしょうか?

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

彼彼彼言ってると、カレーが食べたくなってくるような2週後の次回、連載500回へ続きます!















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