「DESTINY鎌倉ものがたり」を観てきました。

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どーも、たけGです。

正月三が日の最終日に、奥さんと一緒に映画を観に行ってきました。

そこはもちろん、スターウォーズ!

ではなく、「DESTINY 鎌倉ものがたり」を観ました。

まず一つの感想として、一昨年に観た「シンゴジラ」でも同じく感じた、邦画でもここまでの映像表現が可能になってきたんだなあってことでした。

まあ、意地悪く言えば、まだまだハリウッド映画には全然及ばないというのも「シンゴジラ」と同様ですが、正直、かかっているお金の桁も全然及ばないわけなんで、逆に限られた予算で作られたであろう日本の映画で、ここまでの映像表現が出来たということに素直に感心しました。

かつての日本映画での、SF、ファンタジー映画と言えば、ミニチュアや着ぐるみがメインの特撮映画が主流で、日本独自の進歩を遂げてきていたと思うのですが、こうやって、CG中心の製作に切り替わっていくのでしょうね。

少し寂しくもありますが、いつかはハリウッドレベルに近い日本のファンタジー映画が観られる未来も楽しみではありますね。

それだけに残念だったことが、フルCGで描かれていた世界でのシーンが短かったこと。

物語終盤で、堺雅人演じる主人公が、異世界である◯◯の国に赴くのですが、この◯◯の国の映像表現こそ、「ほーっ」と感嘆させられたほどの出来で、「千と千尋の神隠し」の世界を実写とCGで表現したらこんな感じじゃないかなーって思ってしまったほどでした。

元々、この映画を観たいと思ったのも、たまたま見た予告編でのシーンが印象に残っており、実際に観た時に、最初の期待に違わぬ出来に感動したのですが、その感動した世界での冒険が短くて、映画全体の4分の1程度…いや、それよりも少なかったように思いました。

◯◯の国へ行った後の展開がかなり駆け足で、この国へ行った目的があるのですが、特に迷うことも悩むことも、壁にぶつかることもなく、すぐに辿り着き、あっという間に物語が展開しはじめ、そのままクライマックスへ。

もう少し、この◯◯の国での冒険を観たかったというのが正直な感想です。

そこに至るまでは鎌倉の街での物語が淡々と描かれ、決してそれが冗長だとか退屈だとかではなく、上映時間をもう少し伸ばしてもいいので、この素晴らしくCGで作り上げられた世界の物語を堪能したかったのです。(もう少し端折っても良かったのでは、と感じたエピソードもありましたが)

例えるなら、ハリー・ポッターで、最初のロンドンでの生活が淡々と、長々と描かれ、終盤になってようやくハリーの出生が明らかとなって、ホグワーツに赴き、物語が駆け足で展開して、あっという間にクライマックス、みたいな感じと言えばご理解いただけるでしょうか。

まあハリー・ポッターで、それやっちゃったら、物語そのものが成立しなくなるとは思いますが…

今回の「DESTINY 鎌倉ものがたり」の物語構成上によるものなのかもしれませが、やっぱり邦画の予算的限界なのかなとも思っちゃうわけで。

それでも、映像技術が少しずつ進歩して、いつかは最初から最後までフルCGで描かれた世界を冒険する和製ファンタジー映画が実現する日を、夢見てしまうわけなんですよ。

最後に物語についてですが、はっきりと言ってしまえばベタな物語です。

それだけに安心して観れます。

奥さんと一緒に観に行って、良かったなと思える映画でした。

夫婦やカップルで、家族で一緒に観てもオススメできる映画だと思います。

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