絶体絶命のテリーマンのもとへ、あの超人が登場⁉︎
どーも、たけGです。
●前回の振り返りと、いつもの注意事項
テリーマンが心の奥底で思い描いていたという理想の肉体を具現化したというエンデマン。
テリーマンのお株を奪い、更にそれを上回るストロンゲスト・トゥホールドから辛くも脱出したものの、攻略の糸を見出せず。
パワー、テクニックだけでなく速度まで上回ってくるエンデマン。
テリーマンを捉えて全身をエビ反り状に締め上げる拷問関節技、
ナチュラル・ボーン・スクラップ
で完璧に極めた!
と、いうのが前回のお話でした。
絶体絶命の大ピンチなテリーマンにまさかの展開が!
テリーマンはどうなってしまうのか?
そのまさかの展開について、ネタバレに配慮することなく書いております。
こんな駄文で先に知ってしまうといけないので、未読の方はご注意を!
まず本編を読みましょう!
単行本待ちの方もご注意を!
●本編感想
ナチュラル・ボーンスクラップ!
エンデマン、その両腕でテリーマンのアゴと足を掴んでその体をエビ反り状態にし、自身の足をかけて真っ二つにせんとばかりに反り上げる拷問技!
その様はまさに、気に入らないオモチャの人形を真っ二つに破壊しようとする図にも見えます。
人間とオモチャの人形、それくらいの体格差でもって強烈な関節技をしかけているエンデマン。
このまま砕けろチビ公め!
更に力を加えるエンデマンに成す術がないテリーマン。
悲痛な叫び声をあげることしか出来ません。
そんなテリーを見てエンデマン。
どうしたテキサスブロンコとやら
貴様の得意な関節技も、我のような体躯とパワーがあればここまで出来る
貴様が憧れてやまぬ強靭な肉体があれば、こんな技を仕掛けること耐えることも出来たかもしれないが、そんな貧弱!貧弱ゥ!な身体では無駄無駄無駄ァ!
強烈なパワーに加えて精神面でも強烈な攻撃を加えてくるエンデマン。
いやらしい、実にいやらしい性格ですエンデマン。
ゆでたまご先生がずっと思っていた、読者に嫌われる敵役、ここに実現するのでしょうか。
一方で気になるのが、エンデマンが痛烈にテリーへ突き刺し続けるテリーの憧れの肉体、そのイメージ。
筋肉ムキムキのテリーが力強くポーズを決めているシーンですが…
このムキムキマッチョなテリー像見て、なんとなく思いません?
そう、このムキムキテリー、なんとなく、キン肉マンの体に見えませんか?
テリーが憧れの肉体を心に秘めていると言うことは、その肉体の持ち主が実は近くにいてもおかしくありません。
テリーの憧れの肉体の持ち主、それは自身のパートナーでもありライバルであるキン肉マンであったとしたなら…
心に秘めたキン肉マンへの憧れを認めることが出来るか否かも今後の勝敗のキーになっていきそうな気もしませんか?
ともあれ、エンデマンの精神攻撃へ言い返すことも出来ずに悲鳴を上げるテリーマン。
圧倒的なそのパワーの前に、ついにテリーマンの胸が避け始める。
実に脆い、悲しいなあ
自分の一本足で支えていたエンデマンがここでまさかのジャンプ。
テリーマンをエビ反り状に固めたまま、岩のリングへ落下する、まさに地獄のバックブリーカー!
これは強烈すぎる一撃!
テリーマン、大量吐血。
エンデマンが技を解くと、そのままリングに崩れ落ち、ダウンを喫してしまいます。
スカイマンや観客も見守る中、はじまるダウンカウント。
しかしテリーマン、からくも意識はあり、倒れ伏したままエンデマンの巨体を見上げる。
やはりデカいな…
ジャイアントハンターだなんで呼ばれて、いい気になっていたが…
いよいよヤキが回ってきたのかもしれない…
そんな自分をかえりみながら笑って立ち上がろうとするのかと思いきやテリーマン、そのままガクッとうなだれ、崩れ落ちかける。
このままテンカウントを聞いて終わってしまうのかテリーマン!
そんな中、突如会場内に高笑いとともに響き渡る声!
カーカカカ!
実に無様なことだなぁテリーマン!
試合を見守る観衆をかき分けてリングに近づく超人が1人。
お、お前は!
カーカカカと笑う超人と言えばそう!
ブラックホール!
なわけはなく、ここでまさかの悪魔騎士が1人、魔界のプリンスことアシュラマンが姿を現した!
ザ・マンを軸とした正義、悪魔、完璧超人の連合軍から袂をわかち、バッファローマン、ロビンマスクとともにザ・ワン陣営入りしたアシュラマン。
確かにザ・ワンからバッファローマンを鍛える間の時間稼ぎをしてほしいとのことでロビンと2人、それぞれ戦場へ赴いていたはずでした。
そしていずこの戦場に姿を現すなならば、一番因縁の深いテリーマンのもとへ現れる可能性が高いと、予想外しで有名なこの僕も予想していたのですが…
そのことをすっっっかり忘れておりました!
アシュラマンがここに来るというのは完全に失念していましたねえ。
これは風向き変わってくる兆候かなテリーマン?
リング上に倒れ、心も折れかけたテリーマンへアシュラマン。
ずいぶんと腑抜けたものだ
あのジャスティスマンに勝利したと聞いたときは感心したものだが、今のお前じゃジェロニモの方がよっぽどマシだ
強烈な一言とともにジェロニモの名前を加えるとテリーはそこに反応。
アシュラマンは自分が見たジェロニモの闘いぶりを語ります。
テリーマンの代わりをなんとか務めようと決死の覚悟で立派に闘っていたと。
今のお前なんかより、よっぽどお前らしくな!
なんだか貶めているようで実は持ち上げているアシュラマン。
なかなかのツンデレっぷりを見せてくれていますな。
ともあれ、義足の問題で闘うことが出来なかったテリーに代わって懸命に闘って勝利し、更にその後で世界を守るための人柱としてその身を捧げたジェロニモ。
アシュラマンの檄は更に続く。
だが安心しろ!お前が倒れても、コイツは私が責任をもって葬ってやる!
もはや邪魔だ!とっとと負けて、消え失せろ!
怒り面で檄を飛ばすアシュラマン。
一度は心折れかけたテリーマンに対して、本当に怒っているのかもしれません。
いや、怒ってんだろうマジで。
しかし一方で、ここで思ったのはアシュラマンvs.エンデマン、それはそれで見てみたいということ。
ここまでの巨漢とアシュラマンが闘うのはかなり新鮮というのもありますが…
アシュラマンが相手だとエンデマン、やっぱり6本腕に彫られるんでしょうか?
み、見てみたい!
しかし、そんな僕個人の期待をよそに立ち上がろうとするテリーマン。
負け…られない…
これはオレだけの闘いではない
この世界を守るため…そしてジェロニモの思いに応えるための闘いでもあったのだ
そんなことも忘れ、心折れかけたオレは、アシュラマン、お前の言うとおり…
テリーの両肩のスターエンブレムが、ボワァと光り輝く!
最低の大バカ野郎だったぜーーーっ‼
そこまで言ってないィィィ‼
とはアシュラマン、言わないでしょうが、かつての強敵の檄とともにテリーマン立ち上がった!
果たして勝負の行方はどうなる?
●今回のまとめ
今回はキン肉マン第511話の感想でした。
アシュラマンの登場と、その檄がアツい回でしたね!
確かこの五大刻との同時開戦の時にアシュラマンがテリーマンのところにくるかも?と予想はしておりましたが、いざテリーの試合が始まったらしっかりとその事を失念しておりましたよ。
そのアシュラマン登場ですが、これがそのままテリーの勝ちフラグになるのかどうか。
テリーには既に勝ちフラグと呼べる要素が2つあるわけですが。
1つがキン骨マンの作ってくれたNEW義足。
もう1つが今回のアシュラマンの檄にもあった、自分の代わりに闘ったジェロニモへの思いですね。
そしてここにセコンドとしてアシュラマン登場という更なる加算で、一度は黄信号が灯ったテリー勝利フラグに再び青信号が灯ったようにも思えますが…
心折れかけてから再ブーストというのは、実はネメシスの時と同じ流れなんですよ。
ネメシスもファナティックの強烈な関節技の前に一度は心折れかけましたが、その際にファナティックが口にした兄サダハルの名前で再び火がついて逆襲してるんですよね。
シチュエーションこそ違えど、アシュラマンが口にしたジェロニモの名前で再び火が付いたテリーと同じ流れです。
皆さんご存じの通り、その後結局敗北したネメシスとは違ってこれが勝利に結びつくのか。
それともネメシスと同じ流れを繰り返してしまうのか。
同じような流れにはならないと思いますが、次に控えるアシュラマンが現れたのがプラスなのかマイナスなのかは気になるところです。
そしてそのアシュラマンがここに現れたということで、やはり気になるのはもう一方のロビンマスクの行方ですね。
ここで再び、僕が引きずり続けているウォーズマンが絡んできそうな予感がします。
ともにザ・ワンからの依頼で動いていたはずのロビンマスクとアシュラマン。
一緒に動いているとは考えにくいので、それぞれ別のとこへ行っていると思われます。
となると、既に勝利したキン肉マンやネプチューンマンのところへ現れるというのは考えにくいので…
可能性としては敗れてその安否が気になるウォーズマン、もしくはネメシスの元へ行くのが自然な流れでしょう。
とは言え、ネメシスとも闘ってリスペクトし合っているという背景はあるにせよ、ロビンが行く必然性はちょっと薄い。
何よりサグラダファミリアにはグレート3が向かっているのがもう明らかになっているので更にそこへロビンが現れるなんて事もないでしょう。
そんな消去法からもロビンは愛弟子ウォーズマンの元に現れるしかないと思うのですが…
今回のテリーマンのようにまだ勝負が決していないところへ現れるのならともかく、勝敗が決したあと、それもウォーズマンが負けた後で登場するのは、どうにも嫌な予感しかしません。
もし、ウォーズマンの仇討ちのような流れで次はロビンマスクがペシミマンと戦い、ロビンが勝利することになってしまったら…
それは、一番見たくない展開になるんですよー。
せめて傷の癒えたウォーズマン含むタッグマッチになるのなら、まだ救いはありますけども。
他の誰がウォーズマンの次に戦ってペシミマンに勝つ展開もなんかしっくり来ないんですが、ロビンだけは!ロビンマスクだけはダメなんです!
それはと言うと、ウォーズマンの仇を討つような形でロビンがペシミマンに勝ってしまうとですよ。
ウォーズマンが正義超人のリーダーをロビンから引き継いだということも、ロビンが「ウォーズマンは既に私を超えている」と言ってた事も、これまでのウォーズマンを取り巻いてきた全ての話が無駄になってしまうんですよーーー!
あああ、いかんいかん。
テリーの話なのにウォーズマンの話が絡んでくると熱を帯びすぎてしまう。
まだ見ぬ先の展開に不安を感じる前に、ここまでやられっぱなしだったテリーの、ジャイアントハンターの名に恥じぬ逆襲に期待しましょう。
今回はこの辺で。
いつかまたここで会いましょう。
でもやっぱり、アシュラマンと戦うことになっての6本腕のエンデマンも見てみたい次回に続きます!


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