バラはくわえてないけど、潜ります氷河さん。
目指す先もマーマではないけれど。
どーも、たけGです。
⚫︎前回の振り返りと、いつもの注意事項
デスクイーン島で黄金聖衣の精錬を行う一輝。
水瓶座の暗黒聖衣が黄金の聖衣へと変化してゆく!
しかし、聖衣の精錬を行えても、その聖衣を本来の持ち主、氷河の元へ送り届けることは一輝でも困難。
古き神々が監視しているこの地上においてそれを可能にするには、大神の力が必要!
その大神の一人、戦女神アテナと共にいる氷河は、瞬を救うため冥界へ入ることを決断する!
と、いうのが前回のお話でした。
不安定な状態の冥界へ入ることを決意した氷河。
果たして瞬を救い出すことは出来るのか?
この先の本編感想で、今回のネタバレになるかもしれない内容について語ってしまうかもしれません。
なので今回も、未読の方はご注意を!
まず本編を読みましょう!
単行本待ちの方もご注意を!
⚫︎本編感想
冥界には生身では行けない。
しかし氷河は聖衣もないのに入ろうとするのを止めようとするアテナ、サオリちゃん。
その前に整理すると、死の世界、冥界はハーデスの加護がある冥闘士(スペクター)たち以外の生者の行き来を拒む。
それを可能とするには死を超越する感覚、第八感、エイトセンシズの発動が必要になるわけで。
氷河はハーデスとの戦いの際に、一度エイトセンシズを目覚めさせて冥界への侵入を成していますが、今では自在に発動することが可能になっているということでしょうか。
歴戦の勇者で、水瓶座の黄金聖闘士の位置に昇っている彼なので、セブンセンシズは常時発動して当たり前でしょうが、エイトセンシズもひょっとしたら朝飯前なのかもしれませんね。
まあ、このエピソードGシリーズではナインセンシズの域まで達していますし。
話を戻して、アテナの制止を抑える氷河。
君の、アテナの存在が我ら聖闘士のチカラになる
君が俺たちに力を与えてくれると信じている
だから、同じように君も俺を信じてくれ
必ず連れ戻す、君の聖闘士を
本当に連れ帰ってもいいのだろうかと思いつつ、氷河はその巨大な小宇宙でもって冥界への門を強引に抉じ開けた!
ハーデスの加護で冥闘士たちが行き来できたように、アテナが、サオリちゃんが信じることでそれが加護となり、氷河の冥界入りをサポートしているのかもしれません。
しかし、古き神々の地上侵攻の影響か、以前に訪れた時よりも更に生者を拒む力が強くなっている冥界。
氷河の体も溶け始めている。
かつてエリシオンの道で、ミーノスやシルフィードの体を霧散させた時のような現象でした。
しかし氷河は進む!
道標につたう鎖の、その先に求める者がいるのだから!

体を削られながら冥界を突き進み、堕ちていく氷河。
ついにその目が、冥界の宙を揺蕩う瞬の姿を捉えた!
瞬ーーーッ!!!
俺を見ろッ!!!
氷河の叫びに目を開く瞬。
その目は、瞬なのか、それともハーデスなのか?
⚫︎今回のまとめ
今回は「聖闘士星矢エピソードGレクイエム」第69話の感想でした。
感想云々の前に今回は見開き大ゴマばかりだったので、あっという間でしたが。
まあ見開き大ゴマは、原作者である車田正美先生のお家芸なので別に問題ないですが。
さて、冥界へと侵入を開始した氷河クンですが、アテナ同伴ではありませんでしたね。
アテナが信じてくれることで、それが不可能を可能にするとのことですが、アテナの加護がある事は間違いなさそうです。
で本気で瞬を救出するのかどうかというところですが。
必ず連れて帰る、との宣言からして氷河は本気なのでしょう。
でも、一方で瞬を解放してしまうとどうなるのか。
これまでの話からしてはっきりしているのは、このスピンオフ作品であるエピソードGシリーズは、車田正美先生オリジナルのND冥王神話よりも後の時代にも関わらず、ハーデスの剣、インビジブルソードがまだ胸に刺さったままのようです。
生と死の間にいる星矢の生を繋ぎ止めているのもまたそのインビジブルソード。
その剣が抜けぬよう、消えぬように絶妙のバランスで保たせているのがハーデスの肉体として再びその身を捧げた瞬だったのです。
その瞬を、地上に戻してしまったら、今、そのインビジブルソードによって死なない体になっていることで自ら人柱となり、地上に降り注ぐ業火を一身に集めている星矢はどうなってしまうのか。
またこれは氷河自身も語っていた事ですが、今の世界は古き神々によって本来なら崩壊してしまっていること。
それを崩壊寸前で繋ぎ止めているのもまた瞬であるという事です。
ハーデスとなった瞬が、その巨大な神の小宇宙でもって地上にネビュラチェーンを張り巡らし、地上を完全な崩壊から食い止めているようなのですよね。
それを氷河が瞬を連れて帰ってしまったらどうなってしまうのか。
あとはハーデスさん、よろしくお願いします!
と、いうわけにはいかないだろうからなあ。
最後の氷河の呼びかけに目を開けた瞬。
これが瞬なのか、それともハーデスなのか。
氷河と対話するのがどちらかで、その答えも見えてきそうですね。
今回はこの辺で。
いつかまたここで会いましょう。
しかし氷河はホント、潜るの好きだなと思いつつ次回へ続きます!



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