「男坂〜昭和関ヶ原仁義九義兄弟〜」天下泰平編:第4話:超爆笑の巻
どーも、たけGです。
遂に南郷大作と向かい合った仁義。
南郷は背中向けてんだから、向かい合って、はまだ至ってないですね。
仁義曰く、同じデカキャラでも神威は大地に根を張った大木。
南郷は…
山!動かざるごと山の如し!
いくらどんなに巨大な大樹でも、大地に連なる山には敵いませんよね。
仁義の評価では、神威<南郷なのでしょうか。
相手にとって不足はなし、と一戦交えようとする仁義ですが、南郷は両手をつき、頭を下げて丁寧に挨拶。
思わず仁義も手をついて、挨拶のお返し。
仲間の皆が心配したように南郷に呑まれてしまうのだろうか。
でも、ここまではただ礼儀正しい御仁のような印象で、仁義をも呑み込むほどの器の深さはまだ見られませんが…
なかなか顔を挙げてくれません。
客より先に顔を上げることは出来ないとのことで、この礼儀正しさはどこからくるのでしょうか。
これも、幼い頃の不幸な出来事が一因となっているのでしょうか。
それならば、と仁義の提案で同時に顔を上げることになった2人。
では・・・と、顔を上げるタイミングで舞台は変わって高知へ。
キボウが土佐のお竜さんに会いに行ってました。
相変わらずカバンをぶちまけているキボウくん。
この新章におけるキボウのお約束ですね。
仁義を探して北から南へ。
前回は萩に行っていたのですが、いつも一歩遅れるキボウくん。
サマルトリアの王子を探すローレシアの王子のごとくです。
仁義についての話を聞く最中に、コンタクトを落としてしまうキボウくん。
僕はコンタクトをした経験がないのでよくわからないのですが、両目一緒にいきなり外れてしまうことってあるんでしょうか。
お竜さんも手伝ってコンタクトを探しますが、砂浜では見つけることが出来ずに止む無くメガネをかけることに。
今後はこれでいくつもりでしょうか。
よくよく考えてみれば、車田漫画のメガネキャラって、「リンかけ」のヘルガか「リンかけ2」のジャコビニくらいしか思いつかないなぁ。
新たなメガネキャラを確立させるつもりでしょうかね。
ここに来てキャラクターの軌道修正を確立させられそうなキボウくんの明日はどっちだ?
再び場面は鹿児島へ。
遂に南郷どんのお顔がご披露されます。
奥羽連合に混じっていてもおかしくなさそうなモブキャラ顔ですが、このお顔の南郷どんが、今後メインキャラに加わるとすれば車田漫画としては稀有なケースになりそうですね。
ちなみに車田漫画のデカキャラって、「風魔の小次郎」の劉邦しかり、「聖闘士星矢」のアルデバランしかりで、大体恵まれない末路を辿るのですが、南郷どん、仲間になったあとはちょっとその先が怖いです。(神威もですが)
仁義は一戦申し込みますが、争うことは好きではないと拒まれます。
それならばと、南郷を心から笑わせようとする仁義。
まぁしっかりと時代を感じさせるネタの数々ですが、そんなんで笑うなら小学生レベルだよ!と思う前に、仁義の親分、意外とテレビ見てらっしゃったんですね。
時既に遅しですが、天が地上に残した最後の硬派、の肩書きがこの頃全然見られなくなってきました。
とても1巻における本人と同一人物に思えません。
今の仁義なら普通に女子と混じって掃除もしてしまうでしょう。
まぁ、当然そんな小学生レベルのギャグでは南郷どんを笑わせることは出来ません。
界王様なら笑ってしまいそうなダジャレも彼には通用しません。
それならば、と体をくすぐったり顔を引っ張るなどして無理やり笑わせようともしますが、彼の表情は一切変わらず。
まぁ常に笑顔ではあるのですが。
その笑顔の状態のまま、顔の筋肉が固まってしまっている、そんな感じなのでしょうか。
これは手強いですね。
幼い頃の出来事が、彼の心を閉ざしているのかもしれません。
遂には仁義もお手上げといった感じで両手を上げて体を投げ出します。
その際にオナラを連発。
先程、サツマイモを食べ過ぎたとのことでオナラを連発する天が地上に残した最後の硬派。
とても1巻における本人
と…いや、もういいですね。
大体にして女の子や動物たちと雪合戦している時点で別人にすり替わっていたような気がしてきました。
ところが、天も呆れそうな仁義のオナラに反応したのが南郷どん。
「クッ、クッ、」と声を漏らした後、
大爆笑。
いや、タイトル通りの超爆笑。
屋敷にいる他の面々が、「地震か⁉︎」と驚くほどの超爆笑。
っていうか…
沸点低すぎ!
小学生レベルじゃないですか!
「桃太郎伝説」で遊んで爆笑する小学生レベルじゃないですか。
仁義が意識的に笑かそうとあの手この手で行っても笑わなかった南郷どんが、仁義の無意識の行為(オナラ)で笑ってしまった、というところに持って行ったのでしょうが、他にやりようありませんでしたか⁉︎
幼い頃の不幸な出来事が…というバックボーンまで尻すぼみする恐れもありますよこれ。
一瞬の気の緩みで南郷どんから1本とる、ってのはわかりますが、それがオナラっていうのはどうにもレベルが低すぎて。
剣崎順や一輝兄さんのように常に硬い表情で硬派一本気質の男が思わず出してしまったオナラで思わず赤面、とかならともかく、仁義は既に普通に人前でオナラが出来るレベルにキャラ崩壊していて、別に赤面もしてませんからねぇ。
それであっさり爆笑してしまった南郷どん。
あまりの展開で次回以降が不安でしょうがないですが、これが今の「男坂」。
単行本って、売れているんですか?
とか不謹慎なことを思ってしまいながら次回へ続きます。
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