どーも、たけGです。
Mr.Childrenの歌詞に魅了された芸能人、みたいな感じだったかな。
急がなきゃいけないのに、思わず手を止め足を止め、風間俊介さんや城田優さんのコメントを聞きながら、うんうん、ミスチルって曲もいいけど、歌詞もいいよねー、とか思いながら見入ってしまっていたところ、ある方のコメントが気になりまして。
その方とは広末涼子さん。
僕ら世代の方ならデビュー当初の美少女っぷりに虜になった方も多いと思いますが、今や大人の女優さんになられましたねえ。
そんな広末さんもミスチルが好きということで、もしも目の前でそんな話をされた日には、B’zが一番好きという事実を隠して、「いやー、僕も同じでミスチルが好きなんですよー」なんて言ってしまいそうな気がしますが、広末さんはブレイク前からミスチルが大好きだったとのこと。
きっかけは友達から借りたCDだったそうで、ああ、そうなんだーと思えるエピソードですが、そのあとに「ブレイク前から好きだったのは私とその友達だけ!みたいなことが自慢だった」みたいなことを言われていて思わず、ちょっと待ったー!と更に出勤準備の手を止めてしまったのですよ。
ミスチルのことをブレイク前から、とってもとってもとってもとっても大スキだったのは僕も同じですよおぉぉぉぉ!と思わず心で叫んだMajiでSyukkinする5分前の出来事でした。
広末さんとお近づきになれる機会があれば、仲良くなれるきっかけ作りになれたのにぃぃぃと勝手な妄想爆発させてしまい、やっぱりなんだか前置きが長くなりましたが、僕がMr.Childrenを知ったのも実はブレイク前。
そのキッカケになったのは「KIND OF LOVE」収録の「虹の彼方へ」という曲でした。
僕が特定のアーティストや曲を好きになるキッカケって、大体にしてラジオやバイト先の有線で聴いてからってのが殆どで、実際にB’zを好きになったキッカケもラジオで聴いた「BAD COMMUNICATION」からでした。
ですが、ミスチルの場合はちょっと違っていてそのキッカケはアニメだったんです。
そのアニメとは「湘南爆走族9 俺とお前のGOOD LUCK!」
僕は「ビー・バップ・ハイスクール」に関してはそれほどでもなかったのですが、「湘南爆走族」は大好きで、中高生の頃の少ない小遣いで全巻集めるくらい好きでした。
連載終了後も「湘爆」の流れで「湘南グラフィティー」を読み、同じ吉田聡先生の「鬼のヒデトラ」と「DADA!」も読んだけど「関東ドドンパ男」は大して読まないままスルー、その後の「湘爆」のリファインとも言うべき「荒くれKNIGHT」は「黒い残響完結編」まで読み切りましたが、それでもやっぱり「湘南爆走族」が一番好きだったなあって今でも思います。
「荒くれKNIGHT」は実写版もアニメも見ていませんが、「湘爆」は東京ラブストーリーのコンビが出演していた伝説の実写版も見てますし、OVAも全て見ています。
「湘南爆走族9 俺とお前のGOOD LUCK!」はOVAシリーズの中でもかなり好きな作品。
元々が原作の雰囲気を損なうことなく良質なアニメになっているシリーズなのですが、この「9」は原作を超えていると言っても過言ではない内容でした。
ま、その新興の暴走族“魔路苦淋”というのが、横須賀ハッスルジェットや横浜ブラディヒールのような恐竜たちと比べると、明らかに小物軍団だったので湘爆の3人行けばお釣りがくるぐらいだったのでしょうが、そこはやっぱり仲間として、ダチとして5人揃ってほしかったなーと思ったもんです。
それが、アニメ版では5人揃うんですよ。
内容自体もアレンジされていますが、違和感なく、原作をより良く仕上げた完全版とも言える内容に感動した記憶があります。
固有名詞を連発してしまってミスチルやヒロスエで検索して来られた方にはワケわかんなくなってしまってるかもしれず、申し訳ないです。(広末さんについては、元々そこまで語ってませんが…)
脱線ぷりがハンパなかったですが、そのOVA「湘南爆走族9 俺とお前のGOOD LUCK!」の主題歌が、Mr.Childrenの「虹の彼方へ」だったという元のレールに戻しましょう。
主題歌だったこの曲を、初めて聴いた時にはミスチルのミの字も知りませんでしたが、なんか心に響いたんですよね。
この時期の音楽シーンはまさにB’zをはじめとするビーイング系アーティストの全盛期。
ロックを下地としたB’zはもとより、ビーイング系のアーティストの楽曲も大体として歌謡ロックとも言えるメロディラインがほとんどでしたが、そんなビーイング系のサウンドとは対極に位置するような軽快で心地よいメロディライン。
なぜか心に響く桜井さんの歌声。
この頃僕が聴いていた音楽と言えば、B’zの他には氷室京介やBUCK-TICK、T-BOLANといったロック寄りのアーティストがほとんどだったので、それまでの僕が好きになってきた楽曲とはタイプの違う曲が何故だが初めて聴いて気に入ってしまい、ビデオのレンタル期間中は何度も巻き戻しては聴いていました。
近かったと言えば、マッキーこと槇原敬之さんくらいだったかな、僕が好きだったアーティストの中では。
「Walkin’ on the rainbow」ではじまる歌詞。
「虹の彼方へ」という曲名。
全てが「湘南爆走族」という作品のイメージにピッタリな曲だなあって最初は思いながら聴いていて、そのうち曲そのものが好きになっていったのです。
そうなると、ちゃんと曲そのものを聴きたくなるのが人情。
行きつけのCDショップに行って探してみても見つからず、おばちゃんに聴いてもMr.Childrenの「虹の彼方へ」のCDはわかりませんでした。
まあ見つからなくても、店長のおばちゃんが知らなくてもそれは当然のことであって、Mr.Childrenの「虹の彼方へ」なんてシングルCDは存在しないのですから。
この曲はアルバム「Kind of Love」収録曲だったのですよねぇ。
このことは大学の友人の、そのまた友人がレンタルショップでアルバイトしており、その伝手で調べてもらいました。
あの頃はネットなんてものはなく、検索すればすぐにわかる時代ではなかったので、1つのことを調べるのも本当に大変だったんですよ。
そうしてアルバム名を知った僕は、改めて行きつけのショップのおばちゃんにCDを取り寄せてもらい、購入することが出来ました。
このアルバムは今でも好きで、時々よく聴くのですが、当時もすごい好きでしたねえ。
B’zが「RUN」や「FRIENDS」といった傑作を連発していなかったら僕の中の歴史が改変されていたかもしれません。
目的だった「虹の彼方へ」もしっかり聴いて、改めて名曲だと実感。
ブレイク後に一気に一般層に知れ渡る人気曲となったシングル曲の「抱きしめたい」
ベストアルバムにも選出された名曲「星になれたら」
このアルバムの中では比較的重めのメロディラインで、後々のブレイク後のミスチルっぽさが顔を出している「All by myself」など名曲揃い。
今となってはレアな、桜井さん以外のメンバーがボーカルを担当している「思春期の夏」も聴けます。
そんな名曲揃いのアルバムの中で、僕が当初の目当てであった「虹の彼方へ」以上に好きになった曲が、今でもミスチルの隠れた名曲として名高い「車の中でかくれてキスをしよう」です。
とても静かで、繊細で、切ないバラード。
こんなに儚くて、なんだか物悲しいくらいに切ないバラード、聴いたことないって思いました。
今でも聴くたびに心が締めつけられるような一曲です。
ま、この曲のように車の中でかくれてチューするような体験、したことないんですが。
最新アルバム、「重力と呼吸 」とかと比べてしまうと、とても初々しい曲や桜井さんの歌声ですが、古くささなどは特に感じず今でも充分に聴けるアルバムです。
Mr.Childrenが好きな人には是非、聴いてほしいアルバムです。
その後シングル「Innocent World」からアルバム「Atomic Heart」で大ブレイクを果たし、シングル「Tomorrow never knows」を経て社会現象になるまでのビッグ・バンドへと成長を遂げたのは周知の事実。
当然僕もその後の楽曲を耳にするようになり、好きなアーティストの中に入り、今でも聴き続けています。
ですが、ブレイク後のミスチルにはどちらかというと弟の方がハマりまして、「Atomic Heart」以降のアルバムは弟か購入するようになり、別々に離れて住む直前の時期に出た「Q」までは弟が買ったものを聴いていました。
そう、兄がブレイク前にミスチルのアルバムを1枚買っていたなんて知る由もなく、当然、「Kind of Love」も購入してしまっていたのですよ。
それも新品で。
あの頃、僕ら兄弟がそれぞれの部屋に引きこもらず、音楽のことなど、お互いのことをもっと話していれば。
いや、まぁ別に仲が悪かったわけではなく、弟がミスチルを好きだと知った時に「俺、1枚持ってるぜ!」ということを言わなかった僕のコミュニケーション能力の低さが災いしただけなんですけどね。
いつか、弟と酒でも一緒に飲む機会があった時にでも、この「Kind of Love」が実は我が家には2枚存在していたという事実を告白してみようかな。
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