おっす!オラ、たけG!
「ドラゴンボール超ブロリー」がAmazonプライムビデオで配信されてます。
「キン肉マン」の感想記事でもそうですが、過去の予想を読み返すと、ホントこっ恥ずかしくなっちゃいますな。
ブロリーの設定改変には様々な意見があるようですが、テンポよく息もつかせぬバトル中心の展開は何回見ても楽しめます。
Amazonプライムでは、この「ブロリー」と一緒に過去の劇場版も一通り配信されてます。
Amazonプライムやっぱりイイね!
1000円の値上げで早まって解約しなくて良かった…
改めて過去の劇場版の、いわゆるブロリー3部作も見てみました。
どれも20年近く昔の作品なので、古さを感じてしまうのは仕方がないとして、その辺を差っ引いても、今見る分にはキツく感じることも多かったですね。
元々が東映まんが祭りで上映されていたこともあり、子供向けと思われる要素がありすぎて、見ていてキツい。
特にトランクスと悟天中心で展開する2作「危険なふたり!超戦士はねむれない」と「超戦士撃破!!勝つのはオレだ」は本当にキツかった。
ただ、3部作1作目の「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」は、ところどころ見ていてキツい部分もあるものの、今見ても充分に鑑賞に耐えうるものでした。
最新作でのブロリーの性格や設定の変更に賛否あるようですが、旧ブロリーの理性的な破壊者である人物像は概ね「燃えつきろ‼︎〜」からのものからでしょうね。
あとの2作では「カカロットカカロット」しか言わないんだもの。(「超戦士撃破‼︎〜」のバイオブロリーなんて、もはや巨神兵みたいだし)
スーパーファミコンの名作「超武闘伝2」をはじめとした、様々なゲームにおけるブロリー像も「燃えつきろ‼︎〜」のブロリーが元なんでしょう。
今後に発売されるゲームでは新ブロリーが基準になるのかな…
純粋な強さでいったら“サイヤ人そのもの”な新ブロリーでしょうが、ゲーム的なラスボス敵存在感を持ち得ているのは“伝説の超サイヤ人”という謎な肩書の旧ブロリーだと思うんですよねぇ。
そんな昔のブロリーさんも登場するのが、今回のお題、「ドラゴンボールZ真武道会2」
かめはめ波などの技は簡単なコマンドで出すことが出来つつ、コンボとの組み合わせで繋げていくのが重要となる感じです。
これはあれだ。
PS2の「ドラゴンボールZ」〜「Z3」系列のゲームですな。
あの頃は据え置き型ゲーム機から離れつつあった時期なので、あまり遊び込まなかったのですが、初作の「Z」だけちょっと遊んだことがある程度です。
ただ、デモ必殺技などを駆使したコマンド入力重視の「ストⅡ」系の2D格闘ゲームだったスーファミの「超武闘伝」シリーズの進化系を期待していたら、コンボゲーだったので戸惑って、あまり馴染めなかった記憶があります。
ま、あまり遊びこまなかったのはそれが原因ではなく、僕がゲームそのものから離れていたというのもありますが。
もともと「バーチャファイター」や「鉄拳」といったコンボ重視の格闘ゲームも嫌いではありませんでしたしね。
とは言っても、コマンド入力のしにくいPSPで格闘ゲームを遊ぶなら、このタイプの格ゲーは意外に遊びやすいのは「鉄拳」で立証済み。
まずはアーケードモードからプレイしてみました。
プレイヤーキャラは、ちょっと少ない印象。
人造人間はセルの他には定番女性キャラの18号しかいないし、劇場版オリジナルキャラもブロリーとクウラしかいない。
人造人間17号やに16号、ギニュー特戦隊の面々まで揃っていたDSの「アルティメット武闘伝」と比べると、ちょっと寂しい印象。
でもきっとゲームを進めるうちに使用できるキャラが増えていくんだな。
「アルティメット武闘伝」もそうだったし。
とりあえず劇場版に関連してブロリーを使ってみることにしました。
生身のまま大猿の力を引き出した新ブロリーの、スーパーサイヤ人4みたいな力はさすがにないでしょうけどね。
とりあえず、伝説の超サイヤ人でいってみますか!
さっそくのバトル、デフォルトでの視点が斜め後方からの視点になっており、ちょっと戸惑う。
オプションで通常の対面表示に出来るので安心。

っていうか、この手のゲームならこの視点がデフォルトになっておくべきだと思うのですが。
パッケージ裏の画像もこちらで表示されてるんだから、それを見て買った人はいきなり斜め後方視点で戸惑うと思うんですけどねぇ。

グラフィックはPS2版の初作以上、「Z2」「Z3」よりはちょっと下といった感じでしょうか。
PSPの格闘ゲームとしては「るろうに剣心」よりは確実に上だけど、「鉄拳」や「ソウルキャリバー」と比べると全然及ばずといった印象。
何よりもDSの「アルティメット武闘伝」が DSにしてはかなり美麗なグラフィックを実現できていたことを思うと、PSPなんだからもうちょっと頑張れなかったかなとも思います。
まぁ発売時期的に「アルティメット武闘伝」は今作より数年後っぽいので、制作技術力の経験値の差も、あるのでしょうけどね。
一方で操作感はなかなか良好。
簡単操作で技も出せるしコンビネーションも出せます。
PSPのゲームであるということを考慮したであろう操作体系のおかげで気軽に遊べるようになってますねぇ。
Rボタンで発動出来るオーラバーストのシステムも気力を開放して戦うドラゴンボールらしさを再現。
対戦前の掛け合いもキャラごとに個別のメッセージが用意されており、キャラゲーとしての楽しみの基本もしっかり出来ています。

贅沢を言えば決着後の勝利メッセージなどもキャラの組み合わせごとに用意してあれば良かったかなとも思いますが。
さて、今作のメインのモードと言えるストーリーモードの名は、「トランクス・アナザーストーリー」
もう一つの未来において、未来トランクス人造人間17号、18号とセルを倒したあとの世界を舞台にしています。
その世界において、悟飯たちが生き残った世界と同様に魔導師バビディと魔王ダーブラが現れ、魔人ブウ復活のために暗躍しはじめます。
この世界に残った超戦士はトランクスただ1人。
界王神やキビトの助力を得て、バビディの野望を止めようとするトランクスですが、バビディはトランクスの記憶を読み取り、その情報からフリーザやセルといったものたちを復活させ、自分の手駒として使いはじめます。

ダーブラに加え、セルやフリーザまで加わってはトランクス1人では対抗できない!
そこでタイムマシンを使って、もう1つの過去の世界へ行き、自分たちの世界へ悟空らZ戦士を連れてきて、チーム編成が出来るようになる…といったストーリー。
ま、ゲームですからね。
味方がトランクスに加えて界王神とキビトのみじゃ気持ちが盛り上がらないし、敵がダーブラにバビディ、加えてブウが1人追加されただけでは物語も盛り上がらない。
自分の世界を救うために過去の世界から戦士たちを連れてくるといった展開は理にかなっているとは思いますしね。
ま、トランクスのもう1つの未来のその後は、テレビアニメ「ドラゴンボール超」にて、ゴクウブラックが絡んでくる更に絶望的な未来へ繋がる展開が示されたので、今作のストーリーはあくまでゲームだけのオリジナルなパラレルワールドといったところでしょう。
劇場版のようなオリジナルな展開を楽しめるといった点ではアリかな。
重要なイベント時以外のキャラ同士の掛け合いがアーケードモードの使い回しなのはちょっと残念でしたが。
せっかくなんだから、ストーリーに即したセリフを用意してくれてたらまだ良かったかなとも思いますけどね。
それとストーリーモードではフィールド上を舞空術で飛び回って、ダーブラやセルといった敵を追いかけ回すようになってます。

接触したら戦闘開始。
時に敵キャラたちが西の都などの街を攻撃し、街の耐久値が0になる前に追いついて倒せ!みたいなミッションもあります。
時に複数の敵が同時にあちこちの街を攻撃するので、レーダーを見て敵の位置を確認、近くの敵とバトルし、勝利するとその敵は撤退し、次の街を攻撃し始める。
その敵を追いかけるか、もしくは別の敵から先に攻撃を受けている他の街を救いに行くか、レーダー上で街の耐久値を確認しつつ選択を迫られるといった、ファミコンの「スターラスター」のようなモードになってます。(この例え、若い人たちに通じるのかなぁ)
最初のうちは自キャラがトランクス1人だけなので、ダーブラ、セル、フリーザから同時に攻撃されると焦る気持ちが出てきます。
「オレ1人では無理だ!早く過去から悟空さんたちを連れてこなきゃ!」
というトランクスの気持ちと上手くリンクできます。
ですが、このフィールド上を舞空術で移動するのが、どうにも操作が固い気がするんですよねぇ。
どうせならもうちょっと軽快に舞空術で世界を飛び回りたいとは思いました。
まぁその動きの固さが、焦る気持ちを上手く盛り上げてくれるメリットもあるにはあるのですが…
まだストーリーモードもはじめたばかりなので、キャラもまだまだ少ないままですが、進めていけば追加されていくのかな。
前出のオーラバーストは本当にドラゴンボールらしいバトルの演出に1役買っているので、動かしていて楽しいゲームになってます。
まぁ、乱発すると気力があっという間になくなっちゃうんですけどね。
PSPという携帯機でドラゴンボールの格ゲーを気軽に楽しめる点ではオススメ出来るゲームです。
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