連載再開にして新シリーズ開幕の回!
連載一発目の扉絵はカラーページ!
今シリーズでの活躍を期待できそうですよー!
そんな、カッコいいウォーズマンよりも、後方に陣取るサンシャインの描写が、ちょっと気になるところではありますが。
並んでる悪魔将軍はなんとなくわかりますよ。
今回の戦いで何を思うのか、その真意が不明な立ち位置の悪魔将軍!みたいな陰のある描写で。
それが、将軍様と並んでるサンシャインまでブラックな描写なのがなんとも。
新シリーズではどのような形で絡んでくるおつもりなのでしょうかねぇ。
どーも、たけGです。
オープニングはカラーでスタートしたキン肉マン」新シリーズ。
僕らのサタン様からはじまった最初のページの煽り文、『死闘となった、”オメガ・ケンタウリの六鎗客”との闘いもどこへやら…』という書き方からして、ひょっとしたら少し時間が過ぎてんのかと思いましたが、どうもそんな、しばしの休息みたいなことはなかったようで。
ま、そんなことは全くなく、前回の引きから神々は間髪入れず襲来されてきたようです。
自分たちが真に戦うべき相手だと判明した神々の一派。
むしろこの世から排除しなければならないと判断するほどに力をつけた超人たちを相手にするためには、超人たちが弱っている今このタイミングを逃さず狙ってくるのは道理と言えます。
相手が万全の時に戦って、それを打ち倒すことこそ至上の喜びといった人間的思想を神々は持ち合わせていないということでしょう。
「女神転生」をはじめとした、RPGにおける神々や悪魔は、長い長いダンジョンを踏破して疲弊しきった主人公パーティを「回復してやろう!」と、全快してくれるような慈悲を持ち合わせてくれている方々もおられますが、こちらの神々はそんな慈悲も情も持ち合わせてないようです。
思うに、今シリーズでは超人と神々の間の価値観や概念の違いに焦点が当てられそうですね。
ザ・マンが神々の最初の降臨を予想するその先。
って、だからなぜ空を飛ばない。
足をいったん止めてハアハア
ハアハア言いながら走るくらいなら、飛べばいいじゃない超人なんだから。
それとも、ギヤマスター戦で飛べなくなるぐらいに体力を消耗しているということなのでしょうか。
急がなければならない時に限って、空を飛ばずに己の足で走る超人たちの謎も、いつか解明してほしいもんです。
ともあれ、ビッグボディをターゲットに降りてきたということは、強力の神が本来持っているはずの、カピラリアの欠片(ピース)をビッグボディが所持しているということだと思われます。
ビッグボディ自身、恨み節を込めて空を見上げてますしね。
オレに渡さず、お前が持っておけよな、という感じかな。
しかし、この描写から見るに、やはりビッグボディも強力の神をその身に受け入れてはいない、つまりは神の1億パワーは得ていないということが伺えます。
なぜなら、強力の神をその身に宿しているのなら、空を見上げてボヤくなんてことはしないでしょう。
そんなビッグボディさん、意を決し、結局ランニングのまま始皇帝陵へ突入。
「スリャーッ!」から
傷ついた体のビッグボディと、相対する12人の神々。
見るからに無理ゲーな構図。
ビッグボディにとっては絶望感たっぷりな状況じゃないですか。
しかし、そんな逆境にも臆することなく調和の神を筆頭とする神々に思いのたけをぶつけるビッグボディ。
「テメーか⁉︎調和の神とか言うクソヤローはよー⁉︎」
対する調和の神曰く、神々は皆平等。
邪悪の神々と呼ばれている強力の神たちだが、そこに思惑があったとは言え超人を絶滅してしまおうと言うような無慈悲さは持ち合わせてはいなかった。
善悪の概念が、価値観そのものが人間や超人たちとは根本的に違う神々の思惑。
傲岸不遜なもの言いですが、それこそがまさに神。
人間(超人)の主張など意にも介さぬのでしょう。
そしてそれは水と油のように、決して相容れぬもの。
水と油の例えで表現するなら、正義超人も、悪魔超人も、完璧超人も、淡水や海水のように成分(属性)が違うのみで元を辿れば同じ水。
故に戦うことで.お互いのイデオロギーを乗り越えてわかり合うことに繋がってきた。
対して神とは、超人を水とするならばまさに油。
液体という似たような姿をしていても根本から異なる存在なのでしょう。
頭が悪いのでこんな例えしかできませんが、そんなとこかな。
キン肉マンなら神々が相手であっても当然、わかり合おうとすると思うのですが、根本からして概念や価値観が違う神という存在に対して、キン肉マンがこれまでのようにわかり合うことができるのか。
生まれ持つ価値観の違う者同士がわかり合えるか否か。
そして、その神々の最初のターゲットとなったのが、僕らのビッグボディ。
この無理ゲー構図もさることながら、どうにも勝つ要素が見えてきません。
ギヤマスターとの激戦を制した後で、まさに満身創痍のビッグボディ。
対して、下天したまんまで万全のコンディションと思われる神々。
加えて超人強度は1億パワー。(神々は超人を否定しているので、超人強度と呼んでいいものかどうかは難しいところですが)
ビッグボディの方はと言えば、先に書いたように、おそらく剛力の神を受け入れてないと思われるので、本来のストロングマンの100万パワーのみと予想されます。
更にキン肉マンとは戦っていないので、友情パワーこと火事場のクソ力も伝染していないとも思われます。
これだけでもビッグボディが勝つ要素が皆無にも思えますが、マンガという商用作品的な要素から見ても、
・強大な存在と鼓舞して描いている神々の、1人目からいきなり負けスタートは考えにくい。
・ビッグボディはギヤマスターに勝利した後の2戦目なので、さすがに2連勝は無さそう。
ということも勘ぐってしまいます。
しかし一方で、完璧始祖編以降のキン肉マンは予想もつかぬ展開で読者の予想を裏切ってきました。
完璧始祖vs.悪魔六騎士の団体戦で、いきなり初戦のジャンクマンがペインマンに勝利してます。
このジャンクマンの勝利は全然予想できなかったので、その展開と結末には度肝を抜かれました。
そして、その前の完璧無量大数軍との試合では悪魔超人ブラックホールがまさかの2連勝。
まぁこのブラックホールに関しては、対戦相手のジャック・チーが、続けて連戦するようなキャラには見えなかったので、BHにも勝機アリとは読んでいましたが、それでも両者KOの引き分けで終わるのではと思っていたので、まさかの2連勝はホント、ビックリしましたよ。
(同シリーズでの連勝は、キン肉マン、悪魔将軍、テリーマン、バッファローマン、ネメシスの壮々たる面々で、その中にBHが入っているというのがまさに異質)
その辺を踏まえると、ビッグボディにも微かな勝機があるのかもしれません。
超人でも、神に勝てるんだという希望を指し示しす道標になるのかもしれませんね。
そのビッグボディの前に立つは下天して、新たな肉体を得た神。
その名は“戒律の神”。
天界から降り、地上に適応した肉体を得て新たな存在へと生まれ変わった。
その姿こそ、新たなる神の姿!
“超神”ランペイジマン降臨!
元来が“戒律の神”で、新たに得た名前が“ランペイジマン”
戒律とは、いわゆる規律規範、守らなければならないルールや法律のようなものを意味します。
一方でランペイジとは、煽り文にもあるように暴れ回ることを意味します。
荒れ狂うとも言えるかな。
この、本来の名とは相反するような呼び名を名乗るあたりが、神々が人間や超人からは理解しがたい概念を持ち合わせているということを意味しているのかもしれませんね。
そして、一方でこの“超神”という括りが、“超人”と何がどう違うのか。
かつて慈悲の神と呼ばれた1人の神が下天し、“超人”ザ・マンとなった。
ザ・マンが超人となったのに対して、今回下天した神々が、超人ではなく超神と称しているのには何か違いがあるのか。
それとも神の傲慢ゆえに、自分たちが認めない超人となったことを否定するために、あえて自分たちだけ超神なんだと呼称しているのか。
ビッグボディさんと同じく、どうせ当たらぬ考察をいろいろと考え巡らせても頭痛くなるだけなので、今はただ、これからはじまるバトルを素直に楽しむとしましょう。
果たしてビッグボディは、神々という新たな勢力の最初の贄となってしまうのか。
それともまさかの勝利で神々との戦いに対する希望となってくれるのか。
まずはそのファーストコンタクトが気になりすぎる次回に続きます!
コメント
ビッグボディさん頑張ってほしいですね!
負けるんでしょうけど。
>janpaさん
コメありがとうございます!
ホント、ビッグボディさんには頑張ってほしいです。
できれば勝ってほしいけど、難しそうですよねぇ。