B’z「HOLY NIGHTにくちづけを」こんな時だからこそHappyなメリークリスマスを!

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ゆっくりと12月の灯りがともりはじめて、慌ただしく踊る街を誰もが好きになる今日この頃。

今年もB’zの冬の歌を紹介したい時期になりました。

どーも、たけGです。

今年ももう12月。

季節は冬、この時期が来ちゃいました。

B’zの冬の名曲を紹介する時期に。

最初はアルバム「FRIENDS」を紹介することから始まったんですよね。

なんでこの時期に紹介するのが例年の儀式になっちゃったんだろう?

2年目の冬には、冬の歌というわけではないけれど、なぜか冬を感じる名曲「ROSY」を紹介。

2年目だからここからか?ここから例年化しちゃったのか?

3年目だった去年の冬には「結晶」を紹介。

3年目で書くのが当たり前になっちゃったんでしょうか。

しかしそう考えると、去年の冬に「結晶」について書いてから早一年。

一年が過ぎるのが本当に早く感じるようになりました。

子供の頃は1年間なんて本当に永遠に続くように感じていたものですが、歳を重ねるたびにその速度がどんどん加速していっているように感じます。

そして、今年は4年目の冬。

このブログを始めてから4年になるんだと思うと、ちょっとだけ感慨深くもあります。

っていうか飽きっぽいこの僕がよく続けているもんだ。

こんな拙い文章のブログを読みに来て下さっている皆々様には本当に感謝感謝、感謝しかありません。

そして、4年目の冬となる今年はどの冬の曲を紹介するか。

そろそろ名曲揃いの「FRIENDⅡ」行っちゃうか、とも思ったのですが、今年の冬はこれまでの冬とは違っていて。

コロナ禍で出口のないトンネルを彷徨ってるような日本、いや世界全体。

これから来るクリスマスや年末年始もどうなるのか、来年はどうなってしまうのか、不安で仕方がない方々も多いことでしょう。

こんな時期だからこそ、気持ちがHAPPYになれる明るい曲を紹介したい!

というわけで今年の冬に紹介したい一曲は、アルバム「RISKY」収録の曲、


「HOLY NIGHTにくちづけを」

この曲は、B’zファン以外の方でも知っている名クリスマスソング「いつかのメリークリスマス」の影に隠れてしまっている感のある、B’zのもう一つのクリスマスソング。

切なく悲しい別れの情景を描いた「いつかのメリークリスマス」に対して、この曲は底抜けに明るいパーティソングになっています。

アルバム「RISKY」自体、日本がバブル華やかりし時代に発売された一枚。

日本がとても元気で、未来が明るかった時代を反映し、とても煌びやかな曲が揃ったアルバムです。

そして、B’zにとっても重要な時代の分岐点となる一枚。

「BAD COMMUNICATION」や「太陽のKOMACHI-ANGEL」でブレイクの兆しを掴んでいたB’zが満を辞して発売し、狙い通りに大ヒットとなりました。

B’zの2人がこの作品にかける思いも並々ならぬものがあったことでしょう。

それだけ熱い情熱が凝縮された初期の名盤。

そして、僕にとっても非常に思い入れのある一枚です。

なんと言っても予約して発売日に購入したB’zの初のアルバムなんですから。

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その時購入した、ブックレット付きの初回限定盤。

今でも大切に持っています。

このアルバムについても詳しく書きたくなってきましたが、そうなると本題の曲へ到達するのはいつになることやらとなってしまうので、この辺で。

「HOLY NIGHTにくちづけを」はアルバム6曲目に収録された曲。

アルバム同様、明るく元気だった日本を象徴するような明るい曲。

イメージするなら、トレンディドラマと呼ばれていた、この時代の夜9時や10時頃に放映されていたドラマをそのまま歌にしたような一曲です。

メロディラインはひたすらに明るくてポップ。

そして、歌詞も同様で、クリスマスに浮かれた恋人たちの情景が浮かんできます。


「出会ったばかりの北風の中、オンボロコートで君を包み」

のフレーズがとても好きで、そして憧れましたねぇ。

まだまだ彼女いない歴を誕生日の都度更新していたその頃の僕は、まだ見ぬ初めての彼女を自分のコートで包んで、ふりしきる雪の中を一緒に走る妄想に駆られてました。

そしてサビ一発目のフレーズが


「全てがNASTY! Yes,it’alright!」

全てがNASTY!ですよ。

意味わかりますか?

普通に直訳すれば、「全てが汚らわしい」とか「全てが不快」になってしまうようなNASTYという単語。

ですが、どうやらここでいうNASTYとは、直訳しての意味合いではなくスラング的な意味合いが強いらしいです。

NASTYは英語圏ではスラングとして用いられる時に「ヤバい」という意味合いにも取られるんだとか。

危険とかの直接的な意味合いではなく、


「超ヤバくない?」

と日本語で使われる意味合いでの「ヤバい」らしいです。

言わば「最高!」みたいな感じなんだとか。

つまりは「今夜は全てが超ヤバいぜ!」と歌っているようなもんらしいです。

しまいには

「SHA BA DA BA NASTY!」

ですよ。

言葉の意味はわからんが、とにかくすごい自信だ!

大好きな彼女と2人きりの夜を迎えて、

「シャバダバ!超ヤッベぇよ今夜の俺!」

みたいな感じでしょうか、主人公の彼の気持ちが有頂天になっている様子がわかります。

彼自身だけでなく、愛し合う2人の気持ちはどんどん高まっていく描写も描かれているんですよね。

1番では


「この街は2人のため」

2番では


「世界は2人のため」

最後のサビになると


「宇宙は2人のため」

とみるみる発展していきます。

まさに恋する2人は無敵と歌いきっているような歌詞です。

ネオンで煌めく街を「さあ腕組んで歩こう」と光に包まれながら歩く2人。

自分たちだけの瞬間の魔法に包まれたまま、幸せ絶頂な夜に乾杯しているわけですよ。

いやぁ、当時はこの曲を聴くたびに、いつかこんなクリスマスを過ごすんだって思っていたもんですよ。

クリスマスの装飾で彩られた部屋の中で2人で乾杯して踊る。

そんなクリスマスに憧れてましたねぇ。


…初めて恋人と過ごしたクリスマスを経験したのって、この曲を聴いてから何年後だったっけな…

最後に歌い上げる「今夜はでかすぎる夢を語るよ」

誰にも話せないような恥ずかしいでかい夢を、大好きな君になら語れるんでしょうね。

まだ学生だったあの頃に語ってみたかったなあ。

一方で、そんなでかすぎる夢を追いかけているうちに、いつかすれ違う時間が多くなってしまって、


「いつまでも手をつないでいられるような気がしていた

何もかもがきらめいて、がむしゃらに(でかすぎる)夢を追いかけた」

なんて思いで、幸せだったあの頃を振り返るようなことになってしまったんじゃなかろうかとも邪推してしまいますが。

あれ?実はこの対照的すぎる2つのクリスマスソングって繋がっている?とか思ってしまってみたりもできるので、続けて聴いてみてもいいかもしれません。

ともあれ、この「HOLY NIGHTにくちづけを」は底抜けに明るい曲で、聴けば元気になれること間違いなしの一曲です。

クリスマスの日、家族や恋人と、もしくは友人たちとパーティをする時に聴いてほしい一曲ですね。

B’zのお二人によると、必ずしもクリスマスに限定した歌ではないらしいのですが、クリスマスの日に限りなくマッチした歌であると思います。

皆さんに明るく素敵なクリスマスを。


乾杯to you Holy night kiss!

さあ、腕組んで歩こう!

RISKY
B’z
1990-11-07


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