Switch「戦場のヴァルキリア」をいっせいトライアルで遊んでみた。

IMG_5621

人を見た目で判断してはいけない。

ゲームも見た目で判断してはいけない。

前にも同じようなことを書いたような気もしますが…そんなゲームのお話。

どーも、たけGです。

Nintendo Switch Online加入者限定のイベント、いっせいトライアルで「戦場のヴァルキュリア」を初めて遊びました。

※現在は終了しています。

いっせいトライアルとは約1週間限定で指定のソフトを無料で遊べるイベント。

ですが、これまでの「ポッ拳DX」や「ファイアーエムブレム無双」の時もそうでしたが、僕の生活の1週間程度では、体験版レベルぐらいしか遊べないんですよねぇ。

と、言うのもゲームを遊ぶ時間は1日1時間確保できればいい方で。

仕事で疲れ切って帰ってきた日には、飯食って風呂入ったら寝落ちする日も少なくありません。

休みの前の日に時間をとってまとめて遊ぼうとも思うのですが、だいたい遊びたい気持ちよりも眠たい気持ちの方が勝ってしまうんですね。

IMG_5669

ゲームを遊びたいのに眠気に全然勝てない。

仕事や家庭のことで忙しいのもあるだろうけど、やっぱりもう歳なんだろうなぁ。

若い頃のように寝るのを惜しんでゲームを遊ぶというのは、年々できなくなってきますねぇ。

今回の「戦場のヴァルキュリア」も同様で、第3章の序盤まで遊ぶのでいっぱいいっぱいでした。

今回も完全に体験版レベルの遊びしか出来ておりません。

モンハンでさえ満足に遊べていない現状、シミュレーションRPGの大作を1週間で詰めて遊びこむなんて今の僕にはとても無理というもの。

20代から30代にかけての独り身の頃なら頑張れたかもしれませんが、アラフィフの家族持ちにはなかなか難しいものがあります。

だからと言ってこの「戦場のヴァルキュリア」自体が厳しかったのかと言えばそんなことはなく。

その絵柄からもう少しライトでアニメチックなゲームかと想像していましたが、いざ遊んでみたら見た目に反して結構硬派でハードなゲーム内容。

IMG_5594

水彩画タッチで描かれたグラフィックのため、牧歌的な物語かと思いきや、大国と小国の戦争を背景に描かれた物語は、遊んだ序盤の段階からして結構ヘビーな内容でもありました。

主人公とヒロインのアリシア周りのやりとりはライトで緊迫感薄いなーみたいな展開もなくはないですが、それで世界観がおかしくなるような場違い感はないと思います。

IMG_5606

あくまで個人的感想ですが、非日常な戦火の中の若者たちの日常って感じでいいのではないでしょうか。

大枠は「ファイアーエムブレム」をはじめとするシミュレーションRPGですね。

物語を追いながらキャラクターを育成し、戦闘では戦略的なタクティカルコンバットを楽しめるというもの。

この「戦場のヴァルキュリア」が他の同ジャンルのゲームと一線を画している理由の一つが、所謂剣と魔法の世界ではなく、銃火器や戦車をユニットとして用いる、硝煙と鋼鉄の世界を描いているところでしょうか。

水彩画調の牧歌的なグラフィックが逆にこの世界観と非常にマッチしています。

IMG_5626

このグラフィックで描かれた立体的な戦車は、まるでジブリ映画から出てきたみたい。

IMG_5619

オープニングはちょっと火の七日間っぽい。

そしてこのグラフィックの中で描かれる世界、銃弾の飛び交う中を駆け抜けて土豪に身を隠して銃を撃ち合う。

IMG_5633

他のシミュレーションRPGにはない戦場感。

背後の風車の牧歌的な描かれ方と相まって、日常が戦争に巻き込まれた感じをうまく描き出していて、リアリティを醸し出しているようにも感じます。

IMG_5596

頭に銃撃喰らってもへっちゃらなのはいかがかと思いますが。

まぁゲームのお約束ではあるのですが、目の前で「うっ!」とか「キャッ!」とか言いながら頭撃たれてんの見てると、BB弾で戦争してんのか!とか思ってしまいます。

主人公のウェルキン君と、ヒロインのアリシアちゃんは一般歩兵と同様にヘルメットを被りなさい!

その戦闘システムもまた他の同ジャンルのゲームと一線を画す独特なもの。

自軍と敵軍がお互いのターンごとに攻め合うのは、一般のシミュレーションと同様ですが、このゲームではユニットをアクティブに動かせるアクション仕様となっています。

IMG_5605

キャラクターそれぞれにAPゲージ(画面下のオレンジ色のゲージ)が設定されており、ゲージが続く範囲内で前後左右自在に走り回れることが可能です。

自在に走り回れると言っても、敵兵の射程距離に入ってしまったら相手は撃ってくるので、まさに銃弾の雨嵐の中を駆け抜ける事になり、最悪、ハチの巣にされて死にます。

また、時以来のマス目型やヘックス型のマップで移動先を選択するタイプのタクティカルSLGと違って、一度走り出せばキャンセルは効かず、減った分のAPは戻ってきません。

考えなしに走り回っていると、戦場のど真ん中で突っ立ったまんま行動終了なんてこともあり得るので、自由に動けると言ってもAPゲージを確認しながら考えて動く必要があります。

ターン制のバトルにリアルタイムの緊張感を取り入れた感じですかね。

なかなかに面白い。

攻撃はというとTPSのような後方視点のターゲットモードへシームレスに移行。

IMG_5618

自分で照準を合わせて攻撃するという、これまたアクティブな仕様になってます。

ですが、このターゲットモード中はリアルタイムではなく、敵の動きは止まっているし、時間制限があるわけではないので、焦らず狙いを定めていくことが出来ます。

本当のTPSやFPSのようにターゲットも自在に動き回るシューティングゲームのようにした方がより緊張感も高まっていいのではないかと思われるシューターな方もおられるかもしれませんが、1人を操作するシューティングならともかく、複数ユニットを動かす必要のあるシミュレーションRPGでそれをやっちゃうと疲れて精神を消耗させかねません。

なのでこの戦闘のシステムはジャンル的にピッタリだと思いましたねぇ。

それぞれの兵科(いわゆるジョブ)ごとに相性や得手不得手も設定されてあるので、やみくもに突っ込んで撃ちまくればいいようなゲームにはなっていません。

ターゲットモードに移行するまでにユニットをどのように動かし、配置するのがいいかが重要になってくきます。

戦闘よりもむしろこっちの方が難易度も高く、頭を使わないと勝てません。

戦略シミュレーションの醍醐味を味わえるので、このジャンルが好きな方なら見た目に騙されず遊んでほしいなぁと思える一品でした。

(僕自身が今まで見た目に騙されてましたからね)

IMG_5632

このゲームに対する今までの僕の主なイメージ。

ただのシミュレーションではなく、シミュレーションRPGであるからには物語にも注目です。

主人公たちの住む国は大国に挟まれた小さいなれど資源が豊かな国。

しかしその豊富な資源を狙って、隣国の侵略にさらされる事になります。

そんな、戦火に巻き込まれた若者たちが祖国を守るために大国と戦う、というのが大きなバックボーンとなってます。

うん、なかなかに王道的な物語ですね。

まだまだ序盤も序盤しか遊べてないですが、キャラクターたちの織りなす物語もまさに王道と呼ぶにふさわしいものです。

スパイと間違われる主人公ウェルキンくん。

拘束したのはヒロインのアリシアちゃんですが、誤解が解けたらいい感じで距離が縮まっていきます。

IMG_5610

こんなこと一度でいいから言われてみたかった…

3章の段階では、お前ら付き合ってんの?とか思いたくなるぐらい。

普通に部屋に入ってくるんだもの。

IMG_5641

なんて羨ましい。

IMG_5586

主人公の妹イサラちゃん。

実は血が繋がらない義理の妹。

IMG_5640

これまたなんと王道のシチュエーション。

そしてこのおしとやかな義妹が戦車の操縦士なんだから、これがまたたまらない。

IMG_5583

戦車で敵の歩兵を轢き倒すことも出来るんですが、冷静に考えると操縦桿握って運転してるのはこの子なんですよね。

普段はすました顔していて、いざ戦車の操縦桿を握ったら躊躇いなく敵歩兵たちを轢いてまわってる時はどんな顔してんだろうとか思ってしまいます。

アムロでさえ生身のシャアに照準合わせた時はハァハァ言いながら躊躇ったというのに。

義理の妹というシチュエーションと、戦車で生身の兵隊轢き殺せるこの二面性からして、僕はヒロインのアリシアちゃんよりもイサラちゃんの方を推したくなりました。

メインキャラ以外にも舞台へ志願兵を配属することができるのですが、各ユニットそれぞれに性格や素質のようなものが設定されてます。

“都会育ち”なら舗装されたフィールドなら能力が上がるけど草原などの未舗装なフィールドだと能力が下がる、”田舎育ち”ならその逆みたいな。

IMG_5592

“男好き”なら男性ユニットの近くだと能力が上がり、”女好き”なら女性ユニットの近くで能力が上がるといった感じですね。

なので、新兵の補充の際はこのユニットスキルを吟味しながら行う必要があります。

“閉所恐怖症”や”金属アレルギー”などのネガティブな要素しかないスキルも存在するので、ネガティブスキルばかり揃えたユニットは隊に組み込まない…でいいはずなのですが、見た目がとても良くて悩ましくなる場合もあります。

また、個人的な嗜好が災いして頭を悩ます場合もあって困り物。

例えば、こんな顔して”女好き”か!オレの可愛いイサラちゃんを狙ってんじゃないだろうな!

お前なんぞウチの隊にはいらんわ!

みたいなね。

なので”女好き”スキル持ちは1人も隊には入れませんでしたよ。

イサラちゃんに変な虫をつけてはいけない!

IMG_5593

“男好き”…?

え?アナタ、殿方ですわよね…?

IMG_5591

採用ーーー♡

こんな楽しみ方も出来るわけで、自分好みの隊を編成することが出来るわけです。

うーーーん、楽しい。

これは面白いゲームだ。

ただ、毎日1時間程度の限られた時間にちょっと遊ぶようなゲームではなく、時間をとって腰を据えて遊ぶゲームですね。

普段からそんなにゲームの時間を確保出来ない僕にとって、たった1週間程度のいっせいトライアルで遊び込めるわけがない。

時間がある時にじっくりと遊んでいきたいゲームだなぁ。

今回のいっせいトライアル記念の期間限定で33%オフの1,466円か…

FullSizeRender

ニンテンドープリペイドカード1,500円で買える金額だなぁ。

でも今はメインで「モンハン」を遊んでいるし、年末には「真・女神転生Ⅴ」も出るので遊ぶヒマなさそうだし…

何より未だ手をつけていない積みゲーが山のようにあるというのに、これ以上増やしてどうすると言うのか!

なので、今回はさすがに見送り…

IMG_5673

しないで買っちゃいました。

33%オフのセールって魅力的すぎるんだもの。

今後、これ以上安いセールを打ち出されたら泣きますが。

IMG_5674

更に「2」と「3」も買っちゃいました。

ブックオフでどちらも1コイン以下で購入できました。

安すぎじゃない⁉︎

ブックオフ+PSPのタッグは最高だな!

しかし、PS3で出たソフトの続編がPSPで展開されるだなんて、不思議な売り方してたんですねぇ。

「4」は…いずれそのうち。

さぁて、終了期間を気にせず「戦場のヴァルキュリア」を楽しむとしますか!

FullSizeRender

マジかぁーーーーッ!

コメント

  1. yuu より:

    はじめまして!
    戦場のヴァルキュリアなかなか面白いですよね!私もSwitchのリマスターから始めてPSPの3も買っちゃいました。
    で、今4をセールでダウンロードしてやってます(^^;
    今のところストーリー&キャラが好きなのは3です。
    やっぱりマップとかは、Switchの方が断然良いですけど…
    3は1の影って感じの話しですね!
    でも、できれば3はエクストラエディション版を是非購入して欲しかった~
    ヒロインが2人攻略できます笑
    私、既婚子持ちの♀なんですけどね…( *´艸`)

  2. たけG より:

    >yuuさん
    はじめまして!
    コメント、ありがとうございます♪
    戦場のヴァルキュリア、面白いです!
    いい発見出来ました。
    3も面白いんですね!パッケージ見る限り、確かに1や2と比べると影のある感じがしますね。
    エクストラエディション⁉︎そんなのがあるんですか⁉︎
    ちょっと探してみます!
    僕も既婚者で奥さんいますが、オネエキャラを見るとなんだか燃えます。
    その気はないんですけど(ないはず…)なぜかなー(^^;;

タイトルとURLをコピーしました