黄金聖闘士山羊座のシュラ参戦!
全てを焼き尽くす業火の中、1人戦い続ける星矢の前に現れし新たなるキュクロプス、ブロンテース。
何かしらの宿命を感じる星矢ではあったが、空間を跳躍しての零射程距離攻撃の嵐の前になすすべがない。
倒れ伏すしかない星矢と、そしてブロンテースの前に、次元を捻じ曲げて1人の男が姿を現す。
黄金聖闘士星矢、山羊座(カプリコーン)の修羅(シュラ)!
という熱い幕引きまでが前回の流れでしたッ!
あまりに熱い展開なので、今回も自重せずにネタバレしてしまってる可能性があります。
未読の方はご注意を!
ま、内容からして重大なネタバレになるものはないとは思いますが…
まず本編を読みましょう!
単行本待ちの方もご注意を!
人ならぬ力を持って、ブロンテースらが構築した世界を聖剣エクスカリバーでもって破壊しにかかるシュラ。
その存在を、アテナ神殿に陣取るアルゲースも感知します。
「刻(クロノス)すら使い、地上と人間を守るのか?」
アルゲースの言葉からすると、シュラを呼び寄せたのはアテナであり、この時代には存在しないはずの黄金聖闘士を刻(時)を超えて召喚したということなのでしょうかね。
ここでアルゲースの言う刻(クロノス)は、単純に時間のことを示しているのか、時の神クロノスを指しているのかは気になるところです。
神であるクロノスのことであるならば、無印エピソードGの大敵でもあったわけで、また車田先生のND冥王神話にも絡んでいる神様ではありますが、それ故になんの代償もなくアテナに助力するかどうかがありますねぇ。
今回のレクイエムの大敵であるウラノスとの神話時代からの因縁から、敵の敵は味方ってことで助力してるのかもらしれませんが…
そしてアテナの言葉。
“貴方たち”には永劫に続く果ての無い「修羅」の道を歩ませてしまった。
“貴方たち”が、今回登場したシュラとコクトー=サガを指しているのか、それとも、他の黄金聖闘士たちのことも指しているのか。
黄金聖闘士たちが再び登場するとなったら更に熱くなるんですけどね。
「エピソードG」のGはゴールドのGだと思っていますから。
この場に現れたシュラの姿をよく見ると、両腕と左足が自身のものでなく、影のような異質なものであることが見てとれます。
これはひょっとして…
シュラとサガの会話からすると、やはり何かしらの代替のものが結合したものである様子。
シュラの両腕と左足がこの状態ということは、「アサシン」のラストで、アイオリアに憑依した大伸ゼウスと戦った後のシュラで間違いなさそうです。
ゼウスを倒すべく、両腕と左足を犠牲にしたシュラ。
お顔の傷も、その時のものかな。
その後、他の黄金聖闘士たちとともに星矢たちが住む現代の世界から消滅していましたが、元の世界である過去に戻ったわけではなく、更に未来へと遡ってきたということなのでしょうか。
ただブロンテースはシュラのことを、“無限に存在する多次元を移動しながら、全ての人間と聖闘士たちの力となり、只管に神に抗い闘う「修羅」”と評しています。
無限に存在する多次元を、ってことはやっぱりこのレクイエムの世界も並行世界の一つであり、アサシンの世界とは地続きではない可能性もあるわけですよねぇ。
聖闘士星矢の世界観っていうのは、原作者である車田正美先生の描く本編と、アニメ版やスピンオフ作品が全くもってリンクしてないのは有名な話。
顕著なのが、前聖戦を描いた「冥王神話」の2作品。
同じ時代の同じ戦いを描いているはずなのに、車田先生の描く「ND」と、手代木史織先生が描いた「LC」では、一部を除いた登場人物たちと物語の背景が全く異なるものでした。
(忘れていた頃に「ND」の方でサーシャが登場したことには驚きましたが)
なので、いくつもの並行世界が存在するという設定は、車田先生の本編と、その他関連作品群の間で設定の齟齬がありすぎる点からも、とてもしっくりくるのですが…
一方で、このエピソードGにおいてはアサシンの時間軸で現代の星矢たちが住む世界と、もう1人のアイオロスが教皇となって支配する、英雄(ペガサスの聖闘士)が失われた世界の2つの並行世界が既に存在していたわけで。
ここでまた新たに別の並行世界がって言うのは流石に混乱しかねませんよねぇ。
なので流石にそれはないと思うので、このレクイエムの世界はアサシンの世界からの地続きであり、シュラと星矢にも面識がある!…と思いたい。
最後のページでは2人の面識があるっぽい話し方だし、これはもうアサシンの世界で邂逅しているシュラと星矢であると思いたいですね。
コクトー、いやいや、サガの言うには、この時間軸にシュラが止まっていられる時間帯は、およそ300秒!
分にしておよそ5分。
ウルトラマンよりは長く戦っていられるよ!
戦場では、ブロンテースによる次元を超越した全方位からの零射程距離攻撃がシュラを襲う!
その攻撃は黄金聖闘士の光速を持ってしても回避することは不可能!
光速を超える超光速度を発動ッ!
敵が自分よりも速いならば、更にその速さを上回ればいい!
うん、この辺はしっかり聖闘士星矢している。
理屈不要な聖闘士理論。
お前の速さは先ほど見せてもらった。
ならばそれを上回れば良いだけのこと!
まぁ兄さんの場合とちがって、シュラはナインセンシズを発動することで加速する、という理由づけはしておりますが。
しかし、相手がキュプロクスや冥界三巨頭であれば同じ理屈で行けるかもしれませんが、同レベルの聖闘士同士でこれをやり始めたらどうなるんでショ?
「お前のスピードは見せてもらった!ならばそれを上回ればいいだけのこと!」
↓
「オレを上回ったお前のスピードは見せてもらった!ならばそれを上回れば良いだけのこと!」
↓
「オレを更に上回ったお前のスピードは…(以下省略)」
↓
「オレを(以下省ry)」
うん、そりゃあ千日戦争になりますわな。
ともあれ、刻の暗殺者シュラと、キュプロクスのブロンテースの激闘開始!
神器発動からの、
神剣抜刀!
聖剣ではなく神剣!
大神ゼウスを一刀両断したエクスマキナ一閃!
と、言うことはシュラの両腕と左足を構成しているのは天叢雲剣なのでしょうか?
300秒の時間制限のあるシュラがこのまま戦い続けるのか。
もしくは他の黄金聖闘士たちも出てくるのか否か。(出てきて欲しい〜)
そして、シュラが出てきてアサシンの世界とも繋がっているのならば、決着がついていない並行世界のアイオロスの動向も気になってくる次回へ続きます!
コメント
感想読ませてもらいました。
今回限りのスポット参戦なのかわりとガッツリ絡んでくるのか展開が読めなくて面白いですよね。
>Gさん
ありがとうございます!
彼の参戦が継続的なものなのか、制限時間内の参戦なのか気になりますけど、今後の展開から目が離せないですね^ ^