キン肉マン第380話「機械の善悪‼︎の巻」感想・名勝負をありがとう、ウォーズマンとオニキスマン!

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ウォーズマンとオニキスマン、機械の体を持つもの同士を繋いだものとは⁉︎

どーも、たけGです。

友情パワーによるフルブーストで一億パワースクリュードライバーを繰り出したウォーズマン。

真っ向勝負で受け止めたオニキスマンのガントレットとボディを破壊して、完全粉砕!

しかし全ての力を使い果たしたウォーズマンもそのまま立ち上がる事が出来ず、両者ノックダウンで決着!

ダメージにより亀裂が入るオニキスマンのマスク。

その素顔が露わになることを懸念したウォーズマンがすかさず布をかけて隠すも、オニキスマンはそれを払いのける。

露わになった素顔のオニキスマンは、ウォーズマンのヤサシサを理解して…

と、言うのが前回の流れでした。

いつものようにネタバレをしないように配慮して書いてますが、今回も例によって配慮になってないなぁ。

まぁ、重大なネタバレになるようなことはないと思いますが、勝利ではなく引き分けで終わったウォーズマンとオニキスマンがどうなったかは書いております。

なのでいつものごとく、未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

露わになったその素顔。

ウォーズマンの素顔と同様の、基盤や配線で構成された異形なその見た目。

機械の体であることを改めて実感させるその素顔ですが…


ウォーズマンの父親、ミハイルマンとはなんの関係もなかったようですね!

何より顔の構成が違ってるし。

明言こそ避けてきましたが、オニキスマンの正体はミハイルマンが転生したものではないか?と勘繰ってきたのですが…

全然ちゃいましたね。

ま、この辺については後半のまとめで書こうと思うので、まずは今回のお話の方へ。

ウォーズマンのヤサシサは理解したものの、ウォーズマンのその思考はよくわからないというオニキスマン。

オニキスマンは機械の体であることに誇りを持っており、それによって顔が醜かろうが関係ないと思っている。

しかし同じく機械の体を持つウォーズマンは、そのことを恥じている。

それは、ウォーズマンが機械の体を悪と感じているのではないか?と。

ウォーズマンのコンプレックスを見透かすかのように問いかけるオニキスマン。

機械についてどう思うかは人であっても神であってもそれはそれぞれ。

しかし機械の体を持って生まれ、それを使っていかなければならないウォーズマンは心に留めておかなければならないことがある。


機械そのものに善悪はない!

善悪かあるとすれば、それは使う者の心がけ次第。

使う者の心がけによって、機械は善にもなれば悪にでもなる。

機械の体であることを恥じるウォーズマン、お前の心がけが悪なのではないかと。

ウォーズマンは答える。

かつては悪だったと。

幼い頃から機械の体とその容姿故にひどい差別を受けて育ってきたウォーズマン。

そのために機械の体を使って復讐のために使ってきた。

しかしそれが間違いであったことを気づかせてくれたのが、かつてのキン肉マンとの戦い。

以来、正義超人として己を恥じるような戦いはしないと誓ったが、果たしてそれが出来ていたのか?

結局は戦いの中で機械の体を悪用する復讐の続きをしているだけではないのか。

拭えぬ機械の体へのコンプレックス。

生身の体への劣等感。

自分への自信がずっと持てなかった。

しかし、今日出会った機械の体を持つ超神オニキスマンの堂々とした立ち振る舞いに触れた。

その強さに畏怖する一方で、その姿勢に心が晴れ渡った。

格闘のイロハを師ロビンマスクに教わり、

人の心を親友のキン肉マンに教わり、

そして機械超人としての生き方を、敵であるオニキスマンに教わった。

ありがとう。

死闘を戦い抜いたオニキスマンへ礼を伝えるウォーズマン。

勝利することは出来なかった。

その結果、神の制裁がどのような形で降されるかはわからないが、そこに後悔などない。

悩めるマシン、ウォーズマンが精神的にアップデートした瞬間ですね!

もう涙、涙ですよ。

勝利は出来なかった。

ファンとしてその結果は残念ではあったけど、ウォーズマンがこの心境に至った経緯、今回の戦い。

試合後の、このオニキスマンとのやりとりまで含めて、間違いなくシリーズ屈指の名試合ですよ!

かつてのキン肉マンとの試合、バッファローマンとの試合に匹敵するベストバウト!

ウォーズマン、三大名勝負がここに成立しました!

ウォーズマンを好きでよかった。

ウォーズマンを好きでい続けて、ようやく報われた。

そんな瞬間です。

ホント…長かったなぁ…

しかしウォーズマンを待つのは神の制裁⁉︎

こんな、こんな素晴らしい戦いと成長を見せてくれたウォーズマンを、神は、ゆでたまご先生は制裁するというのか⁉︎

バベルの塔における超人サイド最初の脱落者にしてしまおうと言うのか⁉︎

「合格だ」

そんな読者である僕の不安を払拭するかのように告げるオニキスマン。

お前はまだ生かしておきたい。私が認めたのだ。

ならば調和の神も文句はあるまい。

今の精神状態を得たお前がこの先どんな未来を切り開くのか、興味が湧いてきたのだ。

ウォーズマンの思いが、ヤサシサが、超神の心を動かした!

戦いを通じてわかりあう、まさに正義超人魂!

今回の敵、オニキスマンもまた良かったですね!

オニキスマンが良かったからこそ、ウォーズマンの良さがまた際立った。

かつてウォーズマンとの名勝負を生んだ、キン肉マンやバッファローマンにも匹敵する魅力的な敵でした。

いやぁ、今回のシリーズの超神の中で一番好きになりましたよオニキスマン!

目玉がカタツムリのようにウィーンと伸びて光を放出させたシーンはちょっと笑っちゃいましたが。

オニキスマンの放った光に包まれるウォーズマン。

そしてオニキスマンが先に消滅し始めた。

この判断、間違ってはいないと信じたい。

超人が良き維新を起こすことを期待している。

未来のために…

胸のパーツのみを残してオニキスマン消滅!

オニキスマーーーーーーン‼︎

最後まで、漢であったぞーーー‼︎

オニキスマンの残した胸当てを手に取るウォーズマン。

これ、装着するのかな?

見た目もアップデートするのかな?

そして光と共に消えるウォーズマン。

向かうべき場所はバベルの塔最上階。

キン肉マン、バッファローマンの2人と再会を約束して一足先にウォーズマンは向かいました。

一方その頃、先にそのバベルの塔の最上階にたどり着いていたジェロニモとネプチューンマンは驚くべきものを目にしていた!

今回はキン肉マン第380話の感想でした。

いやぁ…良かった!

本当に良かった、今回のウォーズマンの試合は。

バッファローマンとの試合以来、ようやくウォーズマンの試合で良かったと思える内容でした。

ここまで長かったなぁ。

ホント、バッファローマン戦の後のウォーズマンは茨の道を歩き続けてましたから。

前回も書きましたが、完璧超人始祖編でのポーラマン戦は勝つには勝ったけど、もうちょっとな内容だったんですよねぇ。

今回はウォーズマンが精神的に成長できた点も良かったですね。

機械超人としての生きるべき在り方を知ったウォーズマン、きっと更に強くなったことでしょう。

そんなウォーズマンを導いたオニキスマン。

このオニキスマンが良かったからこそ、この試合がベストバウトと言える内容になったとも言えるのですが…

当初、僕はこのオニキスマンがウォーズマンの父親ミハイルマンが生まれ変わった姿ではないかと予想してたんですよ。

まぁ冷静に考えれば超人だったオニキスマンが神に生まれ変わっていただなんてあり得るわけないのですけど。

先週に露わになった素顔がミハイルマンとはやっぱり違うという事実を見せられるまでは、その可能性があるんじゃないかって思っていたのですよね。

だって、結構匂わせてたというか、かなり思わせぶりじゃなかったですか?オニキスマンって。

試合開始前、ウォーズマンを含めた超人3人組を見て“面白い組み合わせ”だと評したオニキスマン。

なんだか3人のうちの誰かと面識のありそうな物言いでしたよね。

そしてその見た目、肌の色や身を包むパーツの色がウォーズマンと似通っていて。

っていうかボディのパーツや体型などは、ウォーズマンよりもむしろ父親であるミハイルマンのものと似ているんですよ。

試合が開始し、ウォーズマンの感じる戦いにくさ、バッファローマンの感じた奇妙な感覚。

今はまだわからないが、これにはきっと何か理由がある。

同じ機械の体を持つもの同士以外の何かがあるような言い回しじゃないですか?

で、技ですよ。

ベアークローと同じ手甲に装着するタイプの武器、オニキス・ガントレット。

スクリュードライバーのような回転突進形の技、オニキス・パルバライザー。

パロスペシャルと酷似した固め技、ブラッケンド・オーバーライダー。

どれもウォーズマンのものの上位互換とでも言うべき技でした。

ここまで出されたら、ウォーズマンの何らかの系譜にあたる存在では?とか思っちゃうじゃないですか。

他にもウォーズマンが負傷したり自分で自分を傷つけたりした時などにほんの一瞬、戸惑ったり怯んだりする場面も見られたのですよ。

何だか戦いながらも我が子を案じる父親のように。

そして先の戦いでネプチューンマンと対戦したリヴァイアサンが言っていた驚きの事実。

神の総数はマックスになることはないが、増減している、と。

増減があるってことは何かしらの理由で神の補充が行われていると言うことですね。

となると、その神の候補はどこで選出されるのか。

ひょっとして死んだ超人が生前の行いによって神になることもあり得る…?

とか想像してたんですけどね。

なかったか。

いやまぁホント、冷静に考えればないような話ではあるんですけどね。

この匂わせ方は確信犯であるような気もするのですが、どうなんでしょ。

オニキスマンについてはここまでにして、最後のシーンも注目。

ジェロニモとネプチューンマンの2人が目にしたものが気になりますね。

これは神も動くわけだ。

2人が目にしたものは一体何なのか?

バベルの塔の後の戦いに繋がる何かなのでしょうか?

ただまぁバベルの塔の戦いだけで全て完結させてしまったら、後々の参戦を約束していたオメガの面々の活躍の場もないし、リアル・ディールズに名を連ねなかったソルジャーなどの出番もなくなるのでその先もきっと何かがあるはず。

ですが、そのは不明のまま、次回更新は2週間先となります。

長いっ、長いなぁ、待ち長いなぁ。

待ち長いけど、ゆでたまご先生も無理をなさらず体調面や健康面に気をつけながらゆっくりと進めてほしいものです。

次の話は5月に入ってから。

待ってますよーーー!

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

精神面ではバージョンアップを果たしたウォーズマン。

そろそろ試合開始30分でショートし始めるシステム面でもバージョンアップしてほしい次回へ続きます!




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