予想の遥か斜め上を行く今週のエピソードGレクイエム!
どーも、たけGです。
アテナも消失し、地上も業火に守るべきものがなくなったかに見えた最後の聖闘士、星矢。
しかしアテナはただ消失したのではなく、未だ戦っていることを知り、アテナの思いを継ぐ者として戦い続けることを決意した。
しかし神であるキュクロプスのアルゲースの攻撃は圧倒的で、遂には最後に残されていた天馬座の聖衣も粉砕されてしまった。
もはや星矢の身を守るものは何も無くなった。
無くなったはずなのに…
星矢の身に異変が起こる!
というのが前回までのお話しでした!
今回もまあすごいことになっておりまして。
何をどう書けばネタバレ防止になるのか見当もつきませぬ。
何より今回の出来事は抑えて書くのはちょっと無理!
なので例によって未読の方はご注意を!
まず本編を読みましょう!
単行本待ちの方もご注意を!
舞台は変わって中国・五老峰。
廬山の大滝も天乃業火に包まれている中、その前に座していたかつての黄金聖闘士、老師が立ち上がる。
あれ?
老師が老師としてこっちの世界に来ていたっけ?
ちょっと記憶が定かでないので今度、前シリーズをもう一回読み返してみよう。
世界の全ては業火に包まれ、人類の歴史が今、終わろうとしている。
全てのものに「永遠」などない。
始まりがあれば必ず終わりはくる。
人の滅びが運命ならば、受け入れなければならない。
しかし…その滅びが自然淘汰によるものではなく、(何者かによって)強制された「滅亡」であるならば、人類には抗う権利がある!
な、なんだか現代の社会的な背景を指しているかのような老師のお言葉でありますなぁ。
例えそれが”神”の意思であったとしても!
一瞬にして老人モードから青年モードへ移行する老師こと、元・天秤座の黄金聖闘士、童虎。
…そんなに体を入れ替えできるようなお方でしたっけ?
元々、童虎の体はアテナの秘法により時間の流れが遅くなっており、童虎にとっての200数十年は200数十日に過ぎなかったわけで。
老師と呼ばれる老人の姿はあくまで殻のような容れ物とでも呼ぶべきものであり、本来の童虎は青年期のまま200数十年の時を生きてきたわけなのですよ。
ではなぜ若い姿のまま生きてきた童虎が、老人の見た目で過ごさなければならなかったのか?
これは恐らく、大敵であるハーデス軍の目を欺くためだったのではないでしようか。
敵を騙すのならまず味方から。
教皇であるシオンと、その弟子のムウぐらいじゃないですかね、その事実を知っていたのは。
そんなハーデス軍との戦いが終わった今、童虎が老人の姿でいる必要はないはず。
なのになぜ未だ老人の姿でいたのでしょうか。
おそらくこの童虎は、この世界の住人ではなく、シュラやシオンと同様に別の次元、別の時間軸から来訪している存在だと思われます。
この世界の童虎は冥界の嘆きの門で消滅しているはずなので。
と、言うことでここにいるのは未だハーデスとの聖戦が勃発していない世界の童虎なのかもしれないですね。
だからまだアテナの秘術を解いてなかったのを今回の危機を前に解いたと言うことで。
もしくは春麗に手厚く介護してもらいたくて、もう一度老人モードに戻っていたとか?
まぁ童虎について思いを巡らせるのはこの辺にしておいて、童虎が行ったのはシオンが施していたクリスタルボルテックスの前。
絶対障壁クリスタルウォールの上位版とも呼べるクリスタルボルテックスが閉じていたのは別の次元への扉!
開かれた扉から童虎が呼びかけるのは別の次元で生きている黄金聖闘士たち。
僅かな光であろうとも、
一瞬だけの刻であろうとも、
ほんの一欠片の力であったとしても・・・
想いをとどけてくれまいか?
唯一人で戦い続けている最後の聖闘士、星矢へ!
「正義」の想いが「奇跡」を成す!
すべての次元の黄金聖闘士たちへよびかける童虎。
かくして次元の扉は開かれ、12個の黄金の光が彼方より出現。
業火の中、全てを失い倒れ伏している星矢の元へ降り注いだ。
それは星矢の身を包み込み、一つの姿に形成されてゆく。
それは、目の当たりにしているアルゲースが神話の時代より歴史の中を通じて、目にしたことも聞いたこともない、異形の姿。
結合(シナプス)黄金聖衣!
この世界における聖闘士と聖衣は、空の星たちと共に消失した。
それは、黄金聖衣も例外ではなく、全て消失しているはず。
アルゲースは瞬時に、目の前の星矢が纏う異形の黄金聖衣を構成するパーツたちがこの世界のものではなく、別の次元より飛来したものであるということを理解。
その姿を見て、嵌合体(キマイラ)と評するアルゲース。
なんとも醜い姿、それが人間の最後のあがきか、とも。
しかし星矢はそうではないと答える。
これは「想い」、そして「願い」。
人々の「希望」を集め生まれた、「正義」の結晶!
十二人の黄金聖闘士の想いを一つに、星矢の反撃のターンが始まるか⁉︎
今回は聖闘士星矢エピソードGレクイエム第26話の感想でした。
いやぁ…
そう来たか!
ってな展開でしたね。
前回のラストで星矢の身に何かしらの変化が起きたことは示唆されていました。
業火の中で目が怪しく輝き、背中には翼を背負ったかのようなその姿。
それを見て僕は、これは神聖衣かな?と思いました。
ただ、アルゲースが歴史に存在しない姿、と言っていたので、ただの神聖衣ではないとも思ったんですね。
このエピソードGレクイエムの世界の星矢の胸には、今も冥王ハーデスの剣は未だ刺さったまま。
だからこの神聖衣は、ハーデスの因子も混ざった黒い神聖衣なのでは?
とか予想しました。
前回のラストでの星矢のその姿は何だか禍々しかったですしね。
ま、毎度の僕の予想の例に漏れず、全然外れてはいたのですが、これは予想外にも程がある。
別次元の世界に生きる黄金聖闘士たちから送られた12の部位が合成され、1つの黄金聖衣を形作った結合(シナプス)黄金聖衣。
全シリーズのアサシンでは、一輝が獅子座の黄金聖衣と、鳳凰星座の青銅聖衣の特徴を併せ持った真(オーセンテック)聖衣を纏っていましたが、更に別ベクトルでの黄金聖衣の進化!
見た感じ、翼は射手座、マスクは獅子座、首周りのオブジェは牡羊座でしょうか。
あと、何とかわかるのは胸の辺りが蠍座っぽくて、腕が山羊座かな、太ももの辺りは天秤座っぽいんだけど…
難しいなぁ。
ともあれ、この世界の黄金聖衣は神々の策略によって聖闘士とともに消失しているところ、別次元の世界から召喚すると言うことでこの世界のコトワリからは干渉されずに存在できる、と言うところでしょうかね。
別の次元、並行世界の存在は前シリーズのアサシンの頃から言及されており、それこそアサシンでは別の時間軸の黄金聖闘士たちが今の時代に現れて、これまた別の世界から侵攻してくる黄金聖闘士らと戦うという話でした。
並行世界の存在というのは使いようによってはとても便利で、例えば「聖闘士星矢」で言えばNDとLC2つの冥王神話で全く別の展開になってしまっているのも並行世界の別次元における物語であるとすれば解決しやすいのですよね。
原作とアニメの設定もかなり乖離していますが、これも別次元の物語とすればどちらも真実と出来るわけですよ。
特に世界観やキャラクター設定が違いすぎるエピソードGシリーズにとっては免罪符とも言える設定なわけで。
「こんなの聖闘士星矢じゃない!」というのも、これが車田先生の原作の世界や時間と直接繋がっているわけではなく別次元の世界や時間の物語とすれば、「これも聖闘士星矢だ」と納得しやすくなるわけですよ。
ただ、この並行世界や別次元という設定を多用しすぎると収集がつかなくなる危険もあるわけで。
前シリーズのアサシンでは別次元に天馬座の聖闘士(星矢)が失われた世界が存在していて、その世界のアイオロスが神に互する力を持ってこちら側の世界へ侵攻していたわけですが、今シリーズにおいてシュラによって既に討たれたことが語られています。
となると、今回の結合黄金聖衣の翼を授けてくれた射手座の黄金聖闘士は、またまた別の次元の人ですか?と考えてしまいますねぇ。
例えばこの後の戦いで翼が破壊された!また別の次元のアイオロスさんHELP!も可能になりかねない展開。
ジョジョの奇妙な冒険Part7 SBRのヴァレンタイン大統領のように際限なく呼べちゃうともはや何でもアリになってきますよね。
ヴァレンタイン大統領のD4Cは、敵の、それもボスキャラだからこそ許されるのですけども。
まぁ今回の童虎の言い方からすれば時間制限とかありそうだから際限なく利用できるわけではなさそうですけどね…
ともあれ、これにて奇形とは言え黄金聖衣を纏った星矢。
これにてようやく。エピソード“G”になったと言うことかな。
圧倒的な力を持つ神に対し、黄金聖衣の力をもって強烈な反撃に転じることを期待したいものです。
なんてことにならないよな…
今回はこの辺で。
いつかまたここで会いましょう。
12の黄金聖衣を纏ったような星矢、それぞれ12人の黄金聖闘士の技も使えばかなり熱くなりそうな次回へ続きます!
コメント
ペガサスとサジタリウスの融合とか思ったら、黄金全部で超融合と来たか!
でもこの分だと、黄金に昇格した氷河とか紫龍とか一輝兄さんとかの出番はあるのか………あるのか?(大事なことなので二回)
てか、外伝では蛇使い座さんの出番はないのね………まあ、繋がりなんてほとんどないようなもんだし
>黄金聖衣の融合は想像しませんでした。
13番目の黄金聖闘士、蛇遣い座は参戦してないようですね。
車田先生の本編(ND)の方でも蛇遣い座はまだまだ全貌が明らかになってないから
使いづらいと言うのもあるかもしれませんね。
聖闘士星矢
三橋栄香